中国茶に行って来ました


場所は天津市和平区升安大街34
タクシーなら
『南門外大街』『升安大街』
バスなら『升安大街』下車

南側にある道『升安大街』を
東に歩くと有ります
今日は春
春節明けの今 飲まれるお茶を
紹介して頂きました

最初のお茶は
菊

菊茶にはランクが色々あり
大きな1個入りの特級は100元

1級1個入りが50元
2級2個入りが25元
こちらの大袋は45元

菊は毎年11月
秋に収穫され
新しい物がよいそうです。
今回は江西省の2015年11月の
1級の菊
『暁起皇菊』を使用
(これは菊の品種名では無い)

『婺源』である
婺江は江西省にある川の名前
安徽省の『黄山貢菊』は
硫黄で菊の花色を鮮やかに
保っているそうです
湯の温度は100度
湯の量は250cc前後
鑑賞性の高いガラスポット使用
時間は5分程
4回ほど入れる事ができます

洗う必要は無いそうですが
花を開き易くするために
今回は1回湯通ししました
湯色は かすかな黄色
澄んでいる

香が高く
味もしっかりします

2回目

菊の花弁は落ちないそうです。
(新鮮なうちに加工された物は散らない)
3回目

だんだん球状に
開いていくのが分かります

菊は茶として飲んだ後
食べる事が出来るそうで
散らして粥などに
入れても良そうです
余談ですが
このガラスポットは35元
可愛いからGet

今日のおやつはこちら

クッキーと

ドライ山査子
美味しかったです

次のお茶は
普洱茶 生茶 古树茶の散茶

普洱茶 生茶 古树茶の散茶
と言われても
お茶をされている人は
これで分かりますが
良くわからない人のために説明しますと・・・
普洱茶は『生茶』と『熟茶』に分かれます
これは古い新しいではなく
加工工程が異なります。
どちらかと言うと
生茶の方が歴史が長く
渋みが多く本来の普洱茶の味ですが
飲み慣れていない方は
美味しくないと感じる事が多いようです。
熟茶の方が現代人に飲みやすく
開発された製法ともいえ
どなたでも美味しく飲むことが出来ます。
次に『古树茶』とは
古くから有る木を意味し
本物の自然の古い木は当然貴重で
高価でとても買えません。
この古い木に似せて
人口の木を栽培
茶葉をブレンドして
美味しく安く一般に飲まれるよう
改良されている様です。
今回は普洱茶のブレンドに定評のある
石先生監修の茶葉です。
最後の『散茶』とは
『餅茶』は円盤状に固めた茶葉の事
『散茶』は茶葉がバラバラになってる状態の物です。
他にもレンガの形や南瓜の様な形の物もあります。
これらをまとめると
今回のお茶は
普洱茶 生茶 古树茶の散茶
というわけです。
春節までは寒く
濃い 普洱茶を飲んでいましたが
飲みすぎると骨が弱くなり
内臓に負担もかかるため
この時期は少し軽めの
散茶のお茶を飲むそうです。
普洱茶の最初のお茶は
雲南省 普洱茶 生茶
『布朗山古树』
50g40元

茶葉が大きいので
大き目の蓋碗で煎れてくれました

茶葉の量は6g
1回湯通しして洗い
湯の量は220cc程
2015年秋の茶葉で新芽が多い為
湯の温度は低めの90度~95度
湯は低めの場所から
ゆっくり碗のヘリを使って注ぐ
時間は短く20秒程

生茶とは思えないほど
渋みや 喉への引っかかりがなく
まろやかで 芳醇 甘味があり
飲みやすいお茶です
普洱茶 生茶とは言われなければ
わからないほどまろやかでした

2回目

茶がら


綺麗な茶殻でした
次のお茶は
雲南省 普洱茶 生茶
『景迈山古树』
50g48元

茶葉の量は6g
1回湯通しして洗い
湯の量は220cc程
2015年秋の茶葉で先ほどのお茶より
更に新芽が多い為
湯の温度は低めの90度~95度
湯は低めの場所から
ゆっくり碗のヘリを使って注ぐ
時間は短く20秒程

先ほどと同じ条件で煎れてくれました

産毛が多く濁った湯色が素晴らしい
茶葉の香り
湯の色
味
全てが違い
こちらは味が濃く 芳醇さが増しており

普洱茶らしい味と香りが
楽しめました
私はこちらの方が美味しく頂けました


茶殻はこんな感じ
次のお茶は
『茉莉精針王』
50g70元

天津では
この時期よく
茉莉茶が飲まれます

小さ目の蓋碗で煎れてくれました
茶葉の量は4~5g
湯の量は110cc~120cc
湯の温度は95度

湯色は薄いですが
産毛が多い
香りの高い美味しいお茶でした
最後のお茶は
『茉莉茶王』
50g95元の高級茶

茶葉もふっくら
新芽が多く
香も高く
甘味が喉から口の中に広がり

残り香がいつまでも残る
贅沢なお茶でした

今日も贅沢で楽しい
お茶の時間を堪能しました


おわり