今回は土星外惑星についてまずお話しし、その後、水瓶座の時代について考察します。女性性が男性性の横暴を止めるのがこの時代の特徴だという点に、迫りたいと思っています。

 

ではまず、土星外惑星についてです。

 

土星外惑星とは、土星よりも太陽から見て先にある惑星のことで、3つあります。天王星、海王星、そして冥王星です。でも、土星外惑星を使うことができる人はごく少数だといわれています。もし、利用できれば、色々な面で目立った存在になるでしょう。天才や世の中を変革する人は、これらの惑星を味方につけているとされています。

 

まず、太陽から最も遠いところにある冥王星についてです。イメージしてみてください。今、あなたはエベレスト登頂を前人未到の経路で行っています。ほぼ直角の氷壁を上っている最中です。しかも、地上に引き返すことは困難です。上に行くか、それとも諦め身を投げるか、、、。という状態です。

 

一歩間違えば本当に死んでしまうという状況下で発動するのが、冥王星です。おそらく、登山家の人の多くはこの惑星を使っていると思います。アドレナリンやノルアドレナリンが極度に分泌されると、この「冥王星意識」が発動するかもしれません。とはいうものの、日常生活でこの冥王星を使うことは、一般的にはほぼないと思います。

 

次は、海王星です。海王星は夢を見ている状態として説明されることがあります。夢を見ている時、それが明晰夢のようにそれを夢だと認識できる状態であったとしても、そこには明確な主体は存在しないでしょう。

 

シャーマンは自分を意識的に喪失させ、いわゆるトランス状態になり、神霊などに心身を明け渡します。そして、この霊に語らせ、人々を導いてきたのです。トランス状態の時の言動は記憶に残らないといわれています。「海王星意識」は我々が意識できない意識だと思います。だから、海王星を使っている人は、自分がそうだとは分からないはずです。

 

そして、天王星です。天王星は水瓶座の支配星なので、水瓶座の時代においてとても重要な意味を持つでしょう。天王星は土星的な性質を持つといわれています。つまり、きちっとしているのです。物事の秩序を重んじる意識をもたらします。ただ、土星は既存の社会における秩序と関わりますが、天王星は既存の社会の秩序を壊す別の「秩序」を強制してくる星です。批判性、非常識、突拍子のない変化というキーワードが度々当てられますが、新たな社会の構築を促す星であるといえるでしょう。「天王星意識」が芽生えるのは、まさに今の世界だと思います。

 

水瓶座の時代は新しい文明の始まりだといえるでしょう。ただ、この時代は男性性の横暴が女性性によって矯められるという特徴を持つのではないかと思います。この点を論証するために、ギリシア・ローマ神話を踏まえた考察をしたいと思います。何故なら、西洋占星術にはこれらの神話が強く影響を与えているからです。

 

天王星はウラノスというギリシア神話の神と関わります。この神は、子供に優しくないという特徴があります。タルタロスという地下の世界、いわゆる地獄に閉じ込めてしまいます。虐待したと思ってください。でも、この子供の一人のクロノス(星占いでは土星と関わります)は復讐をし、ウラノスの男性器を切り落し、海に捨てます。ここから生まれたのが、金星と関わるアフロディーテです。

 

加えて、本題から少し逸れますが、クロノスも子供に優しくありません。そのため恨まれ、その子のゼウス(星占いでは木星と関わります)により成敗され、再びタルタロスに閉じ込められてしまいます。

 

天王星に話を戻しますが、この星が力を持つ水瓶座の時代は、確かに民主主義や自由平等といった前向きな要素も持ちますが、「子を育てる」という意味合いは薄いと考えるべきかもしれません。でも大丈夫です。神話はここでは終わりません。ウラノスがクロノスに倒されたという物語を思い出してください。クロノスがウラノスに復讐をしたきっかけは、ウラノスの配偶神であるガイアという女神です。ウラノスへの復讐を唱えた張本人は、彼女なのです。

 

(ガイアは大地の神、すなわち地母神です。ちなみに、クロノスに対する復讐にはレアーという女神(この神も地母神)が関わっています。また、ゼウスを育てたのはガイアです。)

 

水瓶座の時代は、神話を踏まえると、男性性が女性性に負ける時代になると思います。女性性はジェンダー区分としての女性を意味するのでなく、男女という性別に関係なく存在する、いわゆる「女性的」な性質の事です。ガイアは子を守る神様です。旦那であるウラノスよりも子を優先していました。この、子を最優先にするという意識が、水瓶座の時代の特徴になるでしょう。

 

このイメージを更に少しオカルト的に解釈して(笑)、このポストを終わりにしたいと思います。まずガイアは大地、すなわち地球を表します。ウラノスは空を表します。この空には宇宙も含まれるでしょう。

 

水瓶座の時代では、空は我々を「タルタロス」へ幽閉します。闇の世界に閉じ込めるということなので、日光に変化が生じるのです。おそらく、今は想像できませんが、いわゆる(小)氷河期の到来があるのではないでしょうか。でも、人々は大地の恵みに助けられます。地球に感謝する時代がこの新しい時代だと思います。だから、我々は大地を大切にしないといけないと思います。水瓶座の時代は風の時代ですが、土が鍵を握ると個人的に思っています。

 

これは、これから約2000年後に来る、山羊座の時代を暗示していると思います。山羊座の支配星は土星です。ウラノスを倒したのは、クロノス(=土星)でした。更に言うと、山羊座の時代の次は射手座の時代ですが、その支配星は木星(=ゼウス)です。ゼウスはクロノス(土星)を倒しました。クロノスとゼウスをガイアやレアーといった地母神たちが支援していた点も重要です。

 

合計して、今後約4000年間続く水瓶座の時代と山羊座の時代には、共に地母神がある男性の神を助け、横暴な男性の神を倒す手はずを整えるという神話的イメージがあります。これが、新しい世界を理解する鍵となるでしょう。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

そろそろ1年も半ばに差し掛かります。夏至も近くなってきました。星占いでは、太陽が活動宮と呼ばれる星座、牡羊座(春分)、蟹座(夏至)、天秤座(秋分)、山羊座(冬至)に入る時を重要なタイミングとして解釈します。

 

星占い的に一年の始まりは春分で、この時の星模様が1年間の基本的な社会の流れを表すとされています。私も春分の星模様を前に分析しました。

 

 

とはいえ、春分以外の時も大切です。今回は6月21日の夏至の星模様から、次の秋分(9月22日)までの社会の流れを予想してみたいと思います。

 

まず、我々庶民についてですが、健康に変化があるかもしれません。悪い方面に出れば、病気がちの人が増えてしまう可能性があります。もしくは、これが精神的な方向に発露すると、庶民が不満を抱く状況になるでしょう。

 

社会的な文脈を見ると、議会の変化が暗示されています。闘争的な雰囲気があります。あと、急激な変動も示唆されています。また、民主主義が拡大するというイメージもあります。それが、インターネットの影響によりもたらされるという解釈ができるのです。

 

ちょうど東京では、7月7日に都知事選があります。この選挙は非常に重要だと思います。民主主義のために、庶民は選挙に行かなくてはならないと思います。もちろん、議会はその結果を巡り大変なことになるかもしれませんし、世論の動向が一見すると過激になってしまうかもしれません。でも、これは良い方向へと向かう過程だと思います。ただし条件としては、庶民の側が積極的に動くことです。要は選挙に行くという選択をするかしないかで良い方向へ進むかどうかが決まります。

 

いずれにしても、ネットの動向が選挙の行方を支配する気配があるので、立候補者は特にネットにおける広報に力を入れることになるでしょう。だからこそ、我々は情報を正しく理解する必要があります。例えば、立候補者が過去に何をしていたかをリサーチするといいかもしれません。

 

あと、権力者に対するスキャンダルがどんどん出てくるかもしれません。総理大臣や社会の指導者層の人々は苦労する可能性があります。厚生労働分野におけるものと星の配置では出ています。庶民の健康に対する問題と重なるかもしれませんね。

 

加えて、外交もしんどくなるかもしれません。一歩間違えば命を失うという、あたかも断崖絶壁をクライミングしているようなイメージです。でも死にたくない、絶対に生きるんだという相当のパワーが存在しているので、外交面では日本政府はしぶとく自分に有利な方向へと進むのではないかと思います。

 

星占いで予想される社会状況は必ずしもマスコミュニケーションによって報道されるわけではないので、外れているように見えるものもありますが、数年後にもしかして当たっていたかもということがあるかもしれません。参考程度にご理解いただけるとありがたいです。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

参考文献

The Annotated Raphael's Mundane Astrology (2013 Edition) by Anthony Louis

今の日本について語ろう

今の日本は、大きな変革の下にあります。水瓶座の時代が始まっているからです。しかも、これから約2000年超続く新時代です。

 

これまでは、魚座の時代でした。この時代は、I believe(私は信じる)という態度で生きることが重要でした。権威の言葉に従うことが、いわゆる成功のコツだったのです。

 

一方、水瓶座の時代は、I know(私は知る)という態度に重きが置かれるようになります。「知る」とは観察と調査を通し、情報の精査をし、現実を自ら理解することです。魚座の時代は信じることが大切でした。考える必要が無かったのです。でも今は、自分で調べ、考え、情報の真偽を自分で突き止めることが、不可欠なのです。

 

つまり、納得できないことは実行しない。そして、納得できないことには従わない。これが当たり前になります。だから、今は惰性で行われてきた慣習が真っ先に崩壊するでしょう。

 

マスメディアは海王星という惑星が象徴します。海王星は魚座の支配星です。海王星は虚構の星、主観的イメージの星、そして詐欺の星です。芸術には重要ですが、真実を伝える媒体にはそぐわないと思います。でも、星占いの世界では、メディアをこの星と結びつけます。

 

例えば、マスコミで「この商品が売れています」と報道される時、どれくらい他の商品に比べ、当該の品が売れているのでしょうか。売るために「売れている」と嘘をついているだけではないのでしょうか。というのは、SNSの時代であっても、マスコミで取り上げられない限り、「爆売れ」という現象は起こらないと思うからです(個人的見解です)。

 

そもそもマスコミはすべて宣伝です。そして、宣伝は売るために行います。すでに十分売れているものには、当然行いません。よって、現段階では売りたいけれど結果が出ていない商品やサービスについて、宣伝をします。だから、マスコミに取り上げられる「爆売れ」商品は、そこまで売れていないものである可能性が高いのです。こういう建設的な疑い深さが、I knowへの道の一つだと思います。

 

これからは水瓶座の支配星である、天王星に注目する必要があるでしょう。天王星は突発的な変化を表します。革命の星です。そして、自由平等という意味合いを持つ水瓶座をサポートしています。まずは、世の中の大きな変化に驚かないこと、そしてこの変化を受け入れることが大切だと思います。あと、天から授かった自分の才能を受け入れることです。天王星は天才の星だからです。

 

これまで、ごく一部の人だけが天才であるというイメージを、我々は教育を通じ植え付けられてきました。例えば、松井秀喜氏、イチロー氏、そして今では大谷翔平氏といった人だけが天才だと思い込まされて来ていませんか。これも海王星の業です。本当は、我々と彼らは同レベルなのです。

 

そもそも、マスメディアが作り上げる「タレント(才能がある人)」は、宣伝のため、世論操作のためです。自分でものを考えず、自分で物事を知ろうとせず、I believeという姿勢で誰かの言葉を鵜吞みにする人達をコントロールするための、「駒」です。こうした、権威志向性を、魚座の時代は約2000年かけて作りました。この「駒」に従って物事を判断してきた多数の人(=普通の常識的な人)は、これから大変だと思います。でも、これが自立の道、成長の道、です。

 

天王星がもたらす変化の一つが、これまでの権威がただの詐欺であったことの暴露です。科学、政治、経済、教育、宗教、文化、スポーツなどのありとあらゆる領域で、多くがひっくり返るでしょう。事実、もう始まっています。

 

今の日本は(実際は全世界ですが)、大きな変化に直面しています。でも、変化していることに気が付くことができない人も多いでしょう。逆に、変化に気が付き、これからどう生きるべきか考えている人もいるのではないかと思います。

 

まさに現在の日本は、二極化が進んでいます。

 

 

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劣等意識(いわゆるコンプレックス)は知らず知らずの内に我々を支配します。そして、卑屈になっている自分を正しいと思い込むようになります。否定的な感情や思考を生み出すのが劣等意識ですが、ここにこうした自己肯定が起きるのが厄介なのです。

 

ネガティブな自分を肯定することで、怒り、憎しみ、嫉妬心といった感情を抱いている自分に正義を感じてしまったり、明らかに自分が悪いのにひたすら自己肯定をし、周囲に責任を押し付けたりしてしまいます。結果、ドツボにはまることになります。

 

劣等意識が生じるのは、多くの場合、他者との関わりにおいてです。例えば、ある人に対し嫌悪を感じる時、多くの場合劣等意識の仕業です。問題なのが、劣等意識の共有という現象です。同じ劣等意識を持つ人が集まることで、村八分やいじめ等が生じるからです。

 

劣等意識は自分が苦手だと思っている事に現れます。苦手意識を持つ事柄をいとも簡単に行うことができる人に対し、劣等意識は道徳的、倫理的な問題があると我々に思い込ませます。そして、苦手な自分、できない自分を肯定します。

 

実は、劣等意識の対象こそ、我々が得意になることができることなのです。長所は劣等意識によって隠されています。だから、自分の劣等意識を突き止めることができれば、大きく進歩できるはずです。ただ、劣等意識には不思議な説得力があるので、よほど強く意識しなくては流されてしまいます。でも、我々には星占いがあります!

 

ハウスを見る必要があるので、生年月日と出生地に加え、自分の生まれた時間をご用意ください。

 

ハウスのカスプサイン(ハウスの始まりに来る星座)に着目します。今回は、山羊座です。山羊座から始まるハウスに自分の劣等意識が存在します。

 

1. 第1ハウスのカスプサインが山羊座の場合

劣等意識:自分は不細工だ、格好悪い

→美男美女は悪、自己主張する人は悪という判断をする。

 

自分らしく振舞っている人を悪だと思い込む傾向にあります。容姿が優れている人は性格が悪い、と思っていませんか。あと、自己主張を積極的にする人はダメな人だと、思い込んでいませんか?でも、本当はこうした「嫌な人」があなた自身です。本来は、自己主張をしたいはずです。みんなから注目されたいはずです。あなたには、その資質があります。

 

2. 第2ハウスのカスプサインが山羊座の場合

劣等意識:自分は貧乏だ

→金持ちは悪という判断をする。

 

お金持ちを悪だと思う傾向があります。たくさん物を持てない自分が嫌なのに、その「貧しい」自分を肯定してしまいます。でも、あなたはお金持ちになる才能があります。欲しいものを獲得する能力があるのです。この才能を開花するためには、お金持ちに対し否定的な感情を抱くことはやめましょう。この否定している対象こそ、あなた自身の姿ですから。

 

3. 第3ハウスのカスプサインが山羊座の場合

劣等意識:自分は言葉をうまく使うことができない、頭が悪い

→言葉巧みな人は悪、テストが出来る人は悪い人、という判断をする。

 

饒舌な人が嫌いですね。コミュニケーションをとることが苦手だと思っているからです。でも、本当は、コミュニケーション上手なのがあなたです。あと、勉強ができる人にも嫌悪を抱くかもしれません。でも、あなたこそ、勉強ができます。嫌だなと思う人は、本当のあなたの姿の映し絵です。嫌だという感情の裏には向上心があります。遠慮せず、言葉を使って意見を言ってください、勉強して、学んだ内容を周囲に伝えてください。あと、難しい資格にも挑戦しましょう。これこそ、あなたの才能です。

 

4. 第4ハウスのカスプサインが山羊座の場合

劣等意識:自分の居場所は家庭にない

→恵まれた家の人は悪、という判断をする。

 

幸せな家庭を持つ人が嫌いでしょう。仲睦まじい両親を持つ知り合いに対し、否定的な感情を抱いていませんか。そして、家庭環境に恵まれない人とつるんでいませんか。もし自分が結婚し家庭を持っても、幸せになると不安を感じ、すべてを台無しにしようとしていませんか。幸せな家庭で育った人はそうでない人よりも、人に冷たいと思っていませんか。知らず知らずのうちに、家庭的に不幸な人を肯定する勝手な妄想をしていませんか。これが劣等意識なのです。家庭こそすべての幸せの源泉です。家庭に恵まれてこそ、人格が完成するのです。そして、あなたは、家庭生活を誰よりも満喫することができる存在です。自分で良き家庭を作ってください。

 

5. 第5ハウスのカスプサインが山羊座の場合

劣等意識:自分は人生を楽しむことができない

→遊んでいる人は悪、という判断をする。

 

楽しんでいる人が嫌いですね。恋愛をしたり、子供と遊んだりしている人に、どうも否定的な印象を抱く傾向がありそうです。しかし、あなたはこの世で一番の「遊び人」です。人生を一番楽しむことができる人です。遊びの天才です。もったいないです。今から楽しむことに尽力しましょう。

 

6. 第6ハウスのカスプサインが山羊座の場合

劣等意識:自分は規則正しく生きることができない、仕事ができない

→まじめな人、仕事ができる人は悪、という判断をする。

 

仕事をきちっとする人が嫌いかもしれません。毎日同じ時間に出勤し、規則に従い、間違わないように仕事をすることに、嫌悪感を抱いていないでしょうか。自分はもっと自由が欲しい、規則は嫌いだという自己意識は、劣等感から来ています。まじめな人が嫌いでしょう。性格が悪い、つまらない人、というレッテルを、しっかりとした同僚や知り合いに貼っていませんか。でも、あなたこそ、きっちりした人です。健康管理に余念なく、毎日規則正しく行動することが、一番得意なのです。ここを勘違いして、自堕落な生活を送ることを肯定すると、もったいないです。長所を抑えているからです。

 

7. 第7ハウスのカスプサインが山羊座の場合

劣等意識:自分は人間関係を構築することができない。

→協調性のある人は悪、と判断する。

 

あなたは、協調性を持つ人に対し嫌悪を感じるでしょう。自分の主張を抑え、周りと歩調を合わせる人はダメな人間だと、勝手に考えていませんか。あなたは一匹狼こそ、人格者だと思っていませんか。しかし、あなたには人々と調和する才能があるのです。自己主張をするのでなく、周囲と協調し、和を保つこと。これこそあなたの才能です。周りに合わせることに苦手意識があるかもしれません。でも、本当はできます(余裕です)。そうすれば、今の悩みが解決するはずです。

 

8. 第8ハウスのカスプサインが山羊座の場合

劣等意識:自分は幼稚である。

→大人びた人は悪、と判断する。

 

あなたは、ウェットなタイプの人が嫌いかもしれません。深く物事と関わることが、苦手だと思っているかもしれません。深刻さやまじめさでなく、軽さを良しとする傾向があるでしょう。表面的で良いのではないか。美味しいものを食べて、心地よく日々を過ごし、人と深いつながりを持つのでなく、広く浅く関わるべきだと思っているでしょう。でもあなたは、あらゆるものと深くかかわる才能を持っているのです。物事の深さを知り、人が本当に心から求めるべきものを求めることができる人なのです。表面的には見えない真理を自分のものにできるタイプです。確かに、自分を軽い人間として思い込みたいのは分かります。しかし、それでは長所を台無しにするだけです。あなたは、物事の裏表を知り、対人関係の最も深いところを味わうことができる、感情的な深みを持つ人間だからです。

 

9. 第9ハウスのカスプサインが山羊座の場合

劣等意識:自分はどこにも属することができない。

→自由な人は悪、と判断する。

 

あなたは、異質な人が嫌いです。語弊を恐れずにいうと、外国人や新参者に嫌悪感を抱くかもしれません。もしくは、様々な場所に行くような、フットワークの軽い人も嫌いかもしれないですね。でも、これがあなたです。あなたは「異邦人」として生きる才能があります。自由をうまくエンジョイできるのです。そして、様々な知見を深める能力があります。同じ場所にいると、人は習慣の魔力に絡めとられ、視野が知らず知らずのうちに狭くなります。でも、「異邦人」として様々な場所に行くと、人はどんどん新しい世界に触れることになるので、精神的に成長するのです。あなたには異質なものを学び、異質なことを理解する才能、最高度の適応性が存在しています。

 

10. 第10ハウスのカスプサインが山羊座の場合

劣等意識:自分は社会でやっていくことができない。

→キャリアを追求する人は悪、と判断する。

 

あなたは家の外で活躍する積極的な人に嫌悪を抱くでしょう。でも、それはあなたの本来の姿なのです。社会的な地位を高めるためにガツガツできる才能をお持ちです。でも、そう思っていないかもしれません。むしろ、社会で活躍している人、活躍しようとしている人に対し、嫌気を感じるかもしれません。しかし、それはあなたの劣等感に相違ありません。あなたにこそ、社会で活躍する場が用意されているのですから。あと、結婚することに対し否定的になっている方もいるかもしれません。でも、あなたにはできます。あなたは実家で静かに人生を送るようなタイプではないのです。どんどん外へ出るパワーを持っています。

 

11. 第11ハウスのカスプサインが山羊座の場合

劣等意識:自分の居場所が社会にはない。

→社会活動にいそしむ社交的な人は悪、と判断する。

 

サークルやクラブ活動に積極的な人が嫌いでしょう。社会的な集まりに対し、嫌悪感を抱く傾向があるからです。集団の中に自分を位置づける、簡単にいえば、なじむことが苦手だと思っているはずです。部活動やクラブ活動を避けてきたかもしれませんね。その分、すぐに新しい場所になじみむ人に対し、図々しい人だとか、生意気な人だとか思いがちです。遠慮気味に、よそよそしくしていることが、正しいのだと思い込んでいるかもしれません。でも、あなたは社交の人です。集団の中でこそ、光ります。人の集まりに足を踏み入れることに二の足を踏んでいるのは、あなたの本来の姿ではありません。サークル活動を楽しむタイプが自分であると、自己認識を改めてみましょう。そうすると、肩の荷がすっと軽くなると思います。

 

12. 第12ハウスのカスプサインが山羊座の場合

劣等意識:自分は社会で働くことができない、生きることができない。

→「無職」の人は悪、と判断する。

 

あなたは仕事をしていない人が嫌いだと思います。「働かざる者、食うべからず」という哲学を持っているかもしれません。しかし、働く必要がないという意味ではないですが、社会は労働者だけで成り立っている訳でなく、何かの支援を受けて生きている人もいます。このような人達に対し嫌悪感を抱く傾向にあるかもしれませんね。でも、世の中のリアルを知っているのは、どこかの会社に属し、規則正しく仕事をしている人たちではありません。彼らは世の中の上澄みの中で生きているだけだからです。本当は、その底に現実があるのです。この現実に触れ、この現実を生きるにはある強さが必要です。それが、あなたにはあるのです。

 

 

それぞれのハウスは12星座と関わっています。なぜ、山羊座に注目をしているのかといえば、山羊座の支配星が土星だからです。土星は苦手意識や劣等感を授けます。でも、これらは成功の種なのです。

 

自分の劣等意識に負けず、長所を伸ばし、本当の自分を人生で発揮したいですね!お互い頑張りましょう。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

占いのテーマで重要なものの一つが、仕事運です。仕事運を見る方法は数多くあるのですが、まず大切なことは、仕事の種類を見極めることだと思います。以下、私なりに仕事を分類してみました。

 

1. 適職

就職活動の時に、「やりたいこと」でなく「できること」を探しましょうとアドバイスされたことがある方もいるのではないでしょうか。適職はこの「できること」です。必ずしも得意だと思わないかもしれませんが、日々、それなりにこなすことができる事が、適職です。ほとんどの人は、適職に出会い、日々の生活の糧を得ています。

 

しかし、適職では完全に他者による評価に左右されるので、基本的に心身には良くないと思います(笑)。だから個人的に、一心を傾けるほどのことではないと思います。

 

適職を星占い的に知る方法はありますが、私はあえて適職は占いで探さない方が良いと思います。というのは、受け身になってしまうからです。適材適所というように、星は自然と我々を適職に導いてくれています。適職が分からない方は、おそらくどこかで他者の介入があったのではないかと思います。自分以外の誰かのアドバイスで仕事を選んだことはないでしょうか。

 

適職にはそこまで強い思いがないので、これだ!と閃くこともありません。だから、適職に気が付くことがない場合もあります。惰性で行っている仕事が案外超適職の場合もありますし、文句を言いながら続けている事が、自分の適材適所かもしれないです。適職に期待するのは禁物です。だからこそ、自分で見つけないとずっと右往左往してしまいます。

 

適職に迷う場合は、まず他者の意見を捨てることです。そうすれば、意欲次第で見つかるはずです。あえて自分ができないことを探せば、できることは自然と浮かび上がってくるでしょう。あと、そこまでこだわる必要もありません。適職はお金を稼ぐだけの時間なので、楽しくなくても良いのです。むしろ、「嫌だなという気持ち」から始まり、それで終わるという姿勢が基本だと個人的には思います。もちろん、充実感を得ることはできますが、この仕事の本質は他者からの評価なので、自分のやりがいや楽しさを求めると、日々悩みが尽きなくなると思います。

 

もちろん、ハラスメントや長時間労働といった法に触れる様な問題を抱える会社や、自分の気質に合わない社風の会社を避けるべきなのは、当然です。自分のお金を稼ぐというエネルギーを上手く働かせることができないからです。

 

2. 趣味の延長の仕事

まさに「自分がやりたいこと」です。趣味の延長なので、何時間も続けることができます。遊びですから、ストレスも適職に比べると断然弱いです。

 

でも、これでお金を稼ぐことができるかは未知数です。あくまでも自分が好きなだけで、そこから生まれるものが、他者に受け入れられるかどうかは分からないからです。

 

しかし、後述しますが、水瓶座の時代はこの種類の仕事が重要になると思います。

 

この仕事を見極めるには、第5ハウスを見ると良いでしょう。第5ハウスに惑星が入っていない方は、カスプ・サインに注目です。カスプ・サインとはハウスの始まりの部分にある、星座のことです。この星座が持つイメージに象徴される活動が、趣味の延長にある仕事に当てはまると思います。

 

3. 天職

これも「自分がやりたいこと」です。しかし、趣味レベルではありません。師匠や先人の薫陶を受ける必要もあります。徹底的に追及したいという気持ちが働きます。趣味の延長の仕事の場合はあくまでも自己満足ですが、天職の場合は、必ず他者の存在があります。

 

この仕事は非常に強い喜びを人に与えます。ちょうど、片思いの人に告白しそれが実った時の感激に近い、深い高揚感に包まれるものです。この仕事はまさに命の表現です。自分そのものなのです。

 

ただし、つらいです。「やりたいこと」なのに、できればやりたくないものでもあります。この矛盾があるかどうかが、趣味の延長にある仕事をしているか、天職をしているかを見分けるコツです。

 

でも、この仕事はその人の命そのものなので、避けたいけど、やっていないと元気がなくなってしまいます。だから、嫌々ながらも始め、七転八倒します。もうだめだ、もうやめたいと思いつつ懸命に追及していくと、不思議な恍惚に包まれます。だから止められないのです、どんなに苦しくても、、、。

 

この仕事は占いを超えていると思います。おそらく、すべての惑星を生かすことで発揮される才能を使うのが、天職ではないかと思います。

 

ただ、ほとんどの人は天職に出会わないと思います。この仕事はいわゆる芸術をはじめとする創造的な仕事です。わざわざ占いで探さないでも、天職を生きる人はその道へと歩みを進めるはずです。

 

したがって、個人的にですが、以上の3つの仕事の中で唯一占いが効果的なのは、「2」の趣味の延長の仕事だと思います。今は水瓶座の時代です。個が重視される時期なので、趣味の延長の仕事が、これまで以上に実現しやすくなっていると思います。素人が専門家を凌駕することも、十分起こりうるでしょう。

 

もちろん、趣味の延長の仕事だけでは多くの場合は生きていけないので、適職をすることになります。適職はあくまでも楽しく生きることを支える方法の一つにすぎません。適職は一時の時間&金稼ぎです。本番は、趣味の延長にある仕事です。

 

天職がある方の多くは、適職を持っていると思います。適職との向き合い方が難しいですが、天職だけではほとんどの場合生きていけないので、適職は不可避でしょう。でも、これがすべてではありません。天職を支えるために、適職に従事しているという感覚を持つ必要があります。この感覚を抱くことができるようになる修行が、天職を生きる人の宿命の一つかもしれません。というのは、天職は厳しいので、適職に逃げてしまうことがあるからです。

 

天職がある方の中には適職を持たず、天職だけで生きている人もいます。この場合は、適職がある人よりもしんどいと思います。この苦しさを緩和させるには、趣味の延長の仕事を見つけることだと思います。これは、天職と適職をしている方にもいえることですが、趣味の延長で稼ぐことができれば、少し金銭的にも楽になりますし、それ以上に天職の幅が広がります。人脈も、スキルも、知見もです。

 

そもそも天職がある方は、天職に必要な技能を身に付ける過程で様々な能力を手に入れる機会に恵まれるので、基本的にマルチ・タレントです。ここに趣味の延長にある仕事が加われば、可能性はさらに広まると思います。

 

複数の仕事をすると悩みも減るのではないかと思います。もし、「好きなことがない」と思う人は、ホロスコープを書きましょう!上記しましたが、第5ハウスに注目してください。惑星が入っている場合も、ピンと来ない時は、カスプ・サインに象徴されることが好きなはずです(しっかり心に問いかけてみてください)。これが趣味の延長として、「仕事」にできる資質です。

 

残念なことに、生活をするのに不可欠な社会保障が、日本では適職に該当する様な働き方の仕事にのみ適応されているので、一歩を踏み出すことが難しいことも事実です。あと、適職にほとんどの時間を費やさなくてはならない状況も、ここにあると思います。その結果、きつい仕事ばかりで人生を無駄にしてしまう人も多くいます。

 

今回は仕事についての話なので、親としての生き方については別の機会にお話ししたいと思います。

 

最後に、一番重要な事として、お金を儲けることが人生の目的ではないという点だけは、考慮に入れておいてほしいです。趣味の延長の仕事を適職や天職と同時に行う生き方には、収入を(ある程度)度外視することが不可欠だからです。つまり、お金を稼ぐことよりも大切なことがあるという「哲学」を、心から理解できない限り実践は厳しいでしょう。本当の意味で、脱資本主義の生き方です。

 

しかし、水瓶座の時代の風が吹いてきています。少しずつ自分の資質を伸ばし、いろいろな生き方に挑戦し、楽しく日々を過ごせるようになりたいものです。お互い、前向きに頑張りましょう。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

気まぐれ占いです!2024年5月6日から5月12日の運勢を、太陽星座別に占ってみます。

 

牡羊座・・・ちょっと、一息入れたいなと思っていませんか。ご安心ください、諸々のイベントが(ひとまず)一段落するかもしれません。ただ、心の中では、やりたいことが沢山でしょう。今週は一休みして、元気を蓄え、さらなる飛躍に向かいましょう。

 

牡牛座・・・初めて行く場所にいる自分を想像してみてください。不安な自分とワクワクしている自分がいるでしょう。今は、ワクワクしている自分がしっくりくるのではないでしょうか。恋愛や人間関係に変化が起こる兆しがあります。このワクワクが想像以上に大きな変化をもたらすかもしれません。

 

双子座・・・挑戦したいという気持ちに溢れていませんか?もし競技イベントがあれば、参加してみてください。苦手な人や苦手だと思っていた事柄にトライしたいという思いがあれば、その気持ちに忠実に。いい変化が起こりそうです。

 

蟹座・・・本格的には12日の週の前半ですが、新しい変化が待っています。野心的な自分を受け入れてください。何かを形にすることを第一にしましょう。リラックスには芸術鑑賞がお勧め。感性が高まっています。

 

獅子座・・・豊かさを実感したいという自分の思いを見つけてください。美味しいものを食べたり、心地良さを味わったり、買い物をしたり、モノを通して幸せを感じる時間を作ってみてください。獅子座の方は、情熱重視。モノでなく心の躍動感に幸せを感じます。でも、この世界に生きているのですから、物質的な悦びも享受しましょう。

 

乙女座・・・(比喩的に言えば)ジェットコースターに乗りたい気分でしょう。アップダウンを楽しむことができるかどうかが鍵の1週間だからです。基本的に、星のポジティブなエネルギーに恵まれていますが、ちょっと違和感に悩まされる1週間かもしれません。でも、この違和感が新しい自分に出会うきっかけなので、心配ありません。

 

天秤座・・・週の後半にかけて状況が変わる可能性があります。おそらく、天秤座の方は今、人生の模索状態。いろいろ心が落ち着かないのではないかと思います。でも、ここから成長するきっかけを得ることができるので、ぜひ前向きに。

 

蠍座・・・いろいろな出来事が目白押し。変化を嫌う蠍座の方には少し大変かもしれませんが、心の中では新しい展開を期待している方も多いのではないでしょうか。週の前半頃にそのきっかけが起こるかもしれません。楽しみです。

 

射手座・・・週の後半にかけて、どこか遠くに行きたいと、思う方もいるかもしれません。射手座の方の行動力が光る集です。ただ、何かが違うと思っている方もいるのではないでしょうか。というのは、今は堅実に金銭を管理することが求められているからです。結構、射手座の方は金銭面に無頓着な時もあります。この欠点を少し改めるとさらに開運するでしょう。

 

山羊座・・・週の前半にかけて、変化の兆しがあります。特に、金銭面です。お金をどう貯めるか、そしてお金をどう使うかを意識するといいでしょう。あと、スピリチュアルなことが幸運の鍵です。瞑想をするのもおすすめです。

 

水瓶座・・・週の後半にかけて、いろいろな人と話をしたいと思うでしょう。ここしばらくの間、ちょっとプレッシャーに悩まされてきた方も多いと思います。自分を抑える場面が多かったでしょう。水瓶座の方はまじめななので、そのまじめさがやや「きつく」なっているかもしれないですね。リラックスをしてください。

 

魚座・・・今、魚座の方は生真面目モード。堅実かつ慎重です。この生真面目さがプラスに働きやすくなります。これまでの努力の結果が出るかもしれません。大きな事ではないですが、小さな喜びに出会えるかもしれません。

現在、日本には様々な形態の試験があります。幼稚園受験から大学受験、そして就職採用試験があり、資格試験などを加えると、試験と生活がどれほど密接に関わっているか気が付くと思います。

 

今回は幼稚園受験です。幼稚園受験をしない場合でも、星占い流の教育哲学について語るので、お読みくださると嬉しいです。

 

私は幼児教育の専門家ではないので、あくまでも占い的な見解として御覧くだされば幸いです。あと、星占いについても個人的な見解です。一意見として、参考程度にお読みいただきたく存じます。

 

幼稚園受験の対象となる子は、月の影響下のみにあります。月とは本能であり、外界の物事に反応するためのものです。この時期の受験は、親や予備校の先生といった大人がすべてを握っていると考えられます。なぜなら、完全に子は受け身だからです。また、月は適応力を司ります。よって、幼稚園受験では、子の周囲の環境への適応性も鍵になるでしょう。

 

しかし、受け身だからといって、子をコントロールしようとしてはなりません。実際、支配することは容易ですが、支配する道を選ぶと、子の意識には月の影響が強く残ってしまいます。月は必要不可欠な要素ですが、その影響が強くなってしまうと、主体性とは縁がない生き方になってしまいます。周りに染まりやすく、悪の誘惑にも負けてしまいがちになるでしょう。あと、人生の目的を持つことも不可能になり、周囲の良いなりになるので、もし失敗すると、自分の過ちを認められず、いつも他人のせいにしてしまう様になってしまうかもしれません。

 

もし、大人が無理やり自分たちの意思に子を沿わせようとしたり、こうあってほしいという形に押し込めたりすると、この時期の子は月が支配的なので、すぐに適応してしまいます。

 

太陽が、大切なのです。太陽が強く出てくるのは25歳~35歳位でかなり先ですが、0歳~7歳の頃の親子関係で、青年期の生き方に変化が現れると思います。子のためを思うのなら、中に眠る太陽の種を芽生えさせ成長させることを意識することが重要だと、個人的に思っています。

 

そもそも、幼稚園の理念は月とは関わらないものです。幼稚園はいわゆるロマン主義的な人間観を基礎にしています。すなわち、子には神から与えられた才能が宿っています。親ができることは、この才能を、植物を育てるように、大切に育むことです。植物の生育を促す環境を整えるのが親の「仕事」であり、それ以上でもないということです(もちろん様々な解釈があります)。子には主体性があります。積極的に芽生える自我の存在を前提にするのです。よって、受け身の月とは別の領域の場が、幼稚園なのです。

 

重要なのは子の中に種のように内在する才能がまず先にあり、親の努力はその補足であるという点です。そして、この才能が表すのが、太陽です。太陽は自我や主体性を表すからです。

 

ところで、保育所は別の理念を基礎に持ちます。保育所は先に大人の介入が来ます。環境を整えることは幼稚園と共通しますが、保育所は環境がすべての人格を決定するという思想を基礎に持ちます(当然所説あります)。これは、イギリスの経験主義という思想に遡るものです。人には生まれ持った才能はない、人の才を伸ばすのは、環境次第であるという発想です。つまり、月を基礎にしたものです。外界の刺激に反応することで人格が決定するという思想だからです。

 

したがって、もし幼稚園受験を考えるなら、太陽を意識すると良いと思います。これは幼稚園受験をしない場合でも、すべての親に理解してほしいことです。子の太陽はまだ種です。この種を生かすために親が何をするべきか。放任ではだめです。種をアスファルトの上に捨てることになりかねません。良い土と適度な水、そして「光合成」のための日光を適切にあててあげる。これが児童教育の要だと思います。

 

一番、月が強く働く0歳~7歳の間に、将来開花する太陽という大きな花の種子をはぐくむことが、私は重要だと思います。親は家庭環境という土壌を整え、社会との関わりという支柱を幼稚園等を通して提供し、親、親以外の大人、そして同世代の友達との関わりという水分を、適度に与える必要があるでしょう。そして、欠かすことができない「日光」は、まさに「母」です。太陽としていつも子を見守ることが、どんなに時代が変わっても、必要だと思います。

 

また、基本が家庭教育であるという点も、幼稚園の思想の一つです。だから、預かる時間が保育所よりも短いのです。あと、幼稚園はその教育を親に教える親の教育の場でもあります。だから、子の幼稚園を選ぶ時、自分も「入園」するつもりで取り組むと良いと思います。その時には自分が太陽を生かしているかどうか、つまり、周囲の声に流されていないか、主体的に子のためを思っているかどうか、顧みてください。

 

最後までお読みくださり、ありがとうございました。

ポジティブな気持ちは前向きなことを実現させ、逆にネガティブだと否定的なことを引き寄せてしまうとよく言われます。つまり、もし完全にポジティブな思考を実現することができたら、目の前に現れる現象がすべて良いことばかりになります。

 

しかし、このようなものの考え方は、西洋占星術とは矛盾するものです。悪いことも良いことも星の意志においてすべての人に起こるというのが占星術です。近年は、吉凶という判断はしませんが、この違いが明確に分かれていることを意識することは、星占いを理解するだけでなく、人生を生き抜くためにも大切だと思います。

 

吉は、月、金星、太陽、木星といった星、そして60度、120度といった座相(アスペクト)です。

 

凶は、火星、土星、天王星、海王星、冥王星といった星と90度と180といった座相です。

 

そして、吉凶両面を持つものが、水星と0度という座相です。

 

星占いの世界では、吉の運気もあれば凶の運気もあるということを前提にしており、引き寄せの法則のような考え方ひとつで人生が変わるという発想は基本的にはしません。凶運に悩まされる覚悟と良い運気を生かす積極性を常に持つための道具が星占いです。自分のホロスコープを眺めると、必ず吉凶の両面の運気を見て取れます。

 

結局のところ、嫌なことは起こります。面倒なことは発生します。人生に絶望するタイミングは繰り返し訪れます。同時に、良いことも繰り返されます。

 

大切なことは、自分が悪い運気にいるのか、それとも良い運気にいるのか客観的に知ることです。日々の生活に流されていると、運勢における自分の位置を見失いがちです。

 

良いことが起きてもホロスコープ上では凶運期だと、この良いことは後の問題の種かもしれません。喜んでいてはだめなのです。何か人から恨みを買っているかもしれません。あと、実際に良いことの場合もありますが、これまでの行為の結果にすぎない場合もあります。ですから、安心してはいけません。収穫の時期の後に来る、たくわえを意識するべき時期であり、使うのでなく、貯めるべき季節です。新しいことをするのでなく、現状をできるだけ維持することが重要になります。この時期に新しい環境に移らなければならない場合、自分の意志でなければ大丈夫です。自分から新しいことをしようとしてはなりません。不本意だ、やりたくない、という思いを意識的に抱くこと。あえて、ネガティブ思考をし、ネガティブな感情を味わうことが、この時期を生き抜くコツだと思います。

 

一方、悪いことが起きても、ホロスコープ上では幸運期だったら、これは一種の厄払いであり、これから良いことが起きる兆しかもしれません。もしくは、何かしらの調整のタイミングであることもあります。いずれにせよ、種まき~収穫の時期なので、多くを刈り取ることを意識しないとなりません。言い換えれば、行動あるのみです。ここで行動をしておかないと収穫量が減ってしまうため、後々大変なことになります。いずれ来る凶運の季節が、より一層厳しくなってしまいます。ポジティブな気持ちを受け入れ、前向きにワクワクして生きることを心がけましょう。この時期にはポジティブ・シンキングが重要になります。

 

いずれの場合も、現実と向き合うことが大切だと思います。凶運の時は苦しむことが正解です。嫌になることが正しいのです。幸運の時は楽しむことが正しく、うきうきする気持ちを抱くことが適切なのです。

 

あと、吉凶両面を持つ運気というものもあります。この時が一番人生で大きな変化が起きるのではないかと思いますが、環境次第で凶にも吉にもなるので、一筋縄では行きません。一番油断できない時期でもあります。でも、人生的には面白いかもしれませんね。

 

ホロスコープを確認することで、客観的に自分の運気を知ることができます。現在の星の運行と生まれた時の星の配置を照らし合わせてみましょう。特に、木星、土星、天王星、海王星、そして冥王星といった大惑星の運行(トランシット)に注目します。自分の生まれた時の太陽と月とこうした大惑星がどのような角度を作っているのかまず調べるのです。簡単にできます。あと、生まれた時のホロスコープで月と太陽と座相を作っている惑星が、トランシットの惑星として座相を作る時は、より効果が出るのではないかと思います。

 

生まれた時の月に対してトランシット惑星が作る座相はプライベートに関わる運気です。一方、生まれた時の太陽に対する座相は仕事運です。専業主婦(主夫)の方は、家庭が職場なので、常に太陽を意識する必要があります。ただ、いつも太陽意識だと疲れてしまうので、意識的にプライベートの時間を作ることを忘れないようにしてほしいです。

 

(少し話題がそれてしまいますが、共働きだと家庭が月に支配されてしまう確率が高くなります。専業主婦が多かった時代は家庭にも「太陽」がいました。少なくとも、その余地が今よりはありました。でも、今は共働きがメインなので、家庭から「太陽」が事実上追い出されてしまっている状況です。近年の子供に関する問題の原因の一つは、ここにあると個人的に思います。)

 

私事ですが、これから私は吉凶両面の運気に襲われます!しかも長期間に渡ります。人生において最初で最後の最大級の動乱期の予感がします、、、(笑)。しかも、その余波がすでに始まっている気も、、、。

 

まとめますと、気分でなく、客観的に自分の運勢におけるポジションを探ることで、的確な行動を意識的にとることができるはずです。西洋占星術はその一つの手段になるでしょう。ぜひ、ホロスコープを作ってみてください。

 

最後までお読みくださり、ありがとうございました。

これから、惑星と星座の関係性について考察し、自分を特定の制約から自由にすることについてお話したいと思います。ただ、まずは前置きの議論をさせていただきます。

 

外国語や国語の授業で、品詞を習ったことがあると思います。名詞、形容詞、動詞、副詞などです。我々は一つの傾向として、名詞に意識を向けがちです。「何が」そして「何を」という動作の主体もしくは受け手に、フォーカスをすることが多いのではないでしょうか。

 

でも、一番大切なのは行為です。先に主体があるのでなく、動作が最初にあるのです。行為があって、主体やその受け手が初めて生じるのです。言い換えると、先に動詞があり、動詞が作用する中で主体が決まり、行為の受け手が決定する、もしくは、動作が作用する中で、その受け手が決まり、主体が浮き出てくるのではないかと思います。言い換えると、動作にすべての原因があり、その動作主と動作の受け手は結果なのです。

 

動作が自分になるので、以上の様に考えると、自己認識がダイナミックになります。例えば、「仕事をしている私」、「遊んでいる私」という感じで自分を普通は意識します。でも、動作そのものが自分だとしたらどうでしょうか。「仕事をする」という動作が先で、「私」が後に登場します。「仕事をしているのは私」という発想が全く働かなくなります。

 

そうなと、人はどんどん自由になります。「私」という束縛に苦しまなくて良くなるからです。「私」という存在はほぼすべてこれまでの人生において恣意的に意味づけされているものです。だから、占いや心理学をベースにする性格判断が機能するのです。人はシステムの中に生きるので、知らず知らずのうちに、システム化されてしまいます。内向的な私、外向的な私、繊細な私といった条件付けはその例です。

 

でも、動詞を自分だとする、すなわち行動が自分だとしたら、この束縛から少しは自由になると思います。前置きが長くなってしまいました。ここから星占いの話です。

 

基本的に、西洋占星術では星座(サイン)と惑星を使って占います。星座というのは牡羊座、牡牛座、双子座といったおなじみのものです。惑星は月(星占いでは惑星扱い)、水星、金星といった星です。

 

星座と惑星の違いをはっきりと理解すると、占いが面白くなるのですが、中々難しいのも事実です。でも、上記の分析を当てはめると少し分かりやすくなるかもしれません。

 

星座は「名詞」、惑星は「動詞」だと考えてください。先にあるのが惑星ですが、多くの場合は、星座が先にあると思ってしまいがちです。そのため、特定の性格付けに翻弄されてしまうのです。

 

でも、惑星を自分だと考えるとどうでしょうか。例えば、月という感情的な反応、本能的(反射的)な行動が先にあり、この行動に伴って、星座が生かされてくると考えましょう。すると、条件付けのプロセスを客観視することができます。

本当は自由に月は働くことができるのに、特定の星座に行動が制限されている様子が浮かび上がってきます。星座を自分だと考えていたら、この制約に無自覚になり、自分の可能性を抑えてしまうことになります。

 

太陽について考えてみましょう。太陽は公の場での行動を示すものです。だから、仕事と結び付けられます。例えば蠍座の人は、この社会における行動を蠍座に制約されてしまっているということになります。でも、主体は動作だと考えると、蠍座に抑え込まれる太陽を意識できるのではないでしょうか。

 

実は、星座というのは決定的なものでなく、乗り越えるべきものです。生まれた時に人はなぜか自分をある特定の条件に押さえ込んでしまっているのです。しかし、惑星を自分だと考えると、星座の中に閉じ込められている自分の姿を発見し、そこから解放することができます。

 

人は、自分をある特定のシステムの中に閉じ込める傾向があります。この傾向を使って、占いや心理学では性格判断をします。でも、この性格は「牢獄」に閉じ込められている自分の姿です。ここから逃れる道を、探らなくてはいけません。これが占いの目的だと思います。この脱出作戦を、恋愛、仕事、趣味といった場で行うことができるのは、占いだけでしょう。

 

ぜひ、動詞=「私」という発想の転換をしてみてください。そうすれば面白い変化が起こると思います!

 

最後までお読みいただきありがとうございました。