2nd STREETで購入した、中古の「謎のリーバイス502」(※パッチからLEVI STRAUSS & CO.の文字が“削り取られ”、なおかつポケット横のLEVISのレッドタブが無残に切り取られたイレギュラー品)を10ヵ月洗わずに穿き続けたことは、以前のブログに記した。
その仕上がりが、まあまあ悪くない感じになったことに味を占めた私は、いよいよ人生初の「生デニム」(リジッドデニム)に挑戦することを決意!
新品から穿き込みをスタートするのは、今回が初となる。
生デニムとは「洗って縮める」ことを前提としたジーンズのこと(=SHRINK TO FIT)。
ノンウォッシュ&糊付きのバリッとした状態のデニムを購入し、水を通して(あるいは洗濯して)ジーンズを縮め、自分の体に合わせつつ、アタリ(=色落ちを伴ったシワ)を刻み込みながらジーンズを「育てて」いく。
生デニムの育て方には、いくつか方法があり、売っている状態で糊を落とさずにそのまま穿き込む猛者から、ワンウォッシュして縮めたあとに再度糊づけする派(その後、穿きこむ)、ワンウォッシュ後、そのまま穿きこむ派の大きく3つに別れるようだ。
いずれもアタリを深く入れるために、できるだけ洗濯せずに穿き込んでいくわけだが、そこまでアタリにこだわらないのであれば、適度に洗濯するのももちろんOK。
このあたりは、完全に「好み」の話となる。
そして、生デニムの難しさは、ほぼ「購入時」に集中している。
なにしろ「縮ませる」ことが前提であるわけだから、購入の際には、実際の自分のサイズよりも大きめのジーンズを購入しなくてはならない。
ところが、これがどれくらい大きめのものを購入すればよいのかの判断が難しい。
私が、これまで生デニムの購入に二の足を踏んできたいちばんの理由は、この不確実性にある。
現行の「アメリカ流通モデル」の501の商品タグには「they'll shrink roughly two inches in the waist and two inches in the length if washed, so buy two sizes up in each(※抜粋)」の記述があり、要するに、ウエストもレングス(股下)も2インチ縮むから、2インチ大きめのサイズの商品を買ってね、ということなのだが「roughly(おおよそ、大ざっぱに)」とあるように、非常にアバウトである。

少し前の501に付いていたフラッシャーには「ウエストは1インチ大き目を選ぶ(※サイズが27~36インチの場合)」「レングスは3インチ長めを選ぶ(※27~34インチの場合)」の記載があり、リーバイス側の表記も揺れている(布地や縫製が変わった可能性もあるが)。
※参考画像
しかも、モデルごとに縮み方に結構な違いがあり、さらに同一モデル内でも個体差がある(!)というのだから、正解はあってないようなもの。
さらにやっかいなことに「生デニムのウエストはもともと大きめにつくられており、表記サイズは縮んだあとのサイズである」「ウエストは穿いているうちに伸びてくるのでジャストサイズでOK」(=いずれも、大きめのサイズを購入する必要ナシ説)などの都市伝説めいた情報も飛び交っている。
これはもう、失敗もまた楽しみのひとつ、ということで、エイヤッ! と購入するしかなさそうだ。
そして、意を決して、上野アメ横の老舗ショップへ。

私が購入を決めたのは、前述のリーバイス501の「アメリカ流通モデル」という、現行のリーバイスの中では比較的安価なベーシックモデル。
デニム生地(12.5オンス?)に関しては、もう少しヘヴィなほうが好みだが、ペラペラというわけでもない。
縫製はそれなり…か。


そして、肝心のサイズだが、お店に行く前に「アメリカ流通モデル」で検索しまくり、最も多く目撃した<ウエストは1インチ縮む、レングスは2インチ縮む>という情報を信じることにした。
普段、30〜31インチ程度のジーパンを穿いている私だが、上記の情報に従えば、31インチ〜32インチの製品を購入して縮めればOKということになる。
ところが、ショップで目標サイズとなる30インチのアメリカ流通モデルをまず試着してみたところ、想定以上にユルユル。
思わず「生デニムのウエストは大きめにつくられている」という都市伝説が頭をよぎったが、いずれにしても、ここまでのユルユルはいただけない。
そこで、試しに29インチ表示のジーパンを試着してみたところ、なんとこれが最高のサイズ感だった。
最終目標が29インチになったということで、購入するのはプラス1インチ、つまり30インチのジーパンというとになる。
30インチは、私の通常サイズなので、まさかの都市伝説どおり???
こうして、30インチの「アメリカ流通モデル」を購入して、帰宅。
「1インチ以上縮んだらどうしよう…」という不安に震えつつ、次回「糊落とし編」に続きます!















だろう























































そこが『エイリアン:ロムルス』とは決定的に違う。※追記