コロナ対応シネコンの誕生/シネコンウォーズ⑯ | アディクトリポート

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ここから本題。

 

この記事、

THX劇場の行方/シネコンウォーズ・15

2020年11月01日以来の、

シネコンウォーズ⑯

は、題して、

コロナ対応シネコンの誕生

 

まずは、この動画をご覧ください。

 

 

 

2021/01/06公開の動画で、

「先日リニューアル」と謳(うた)っているが、

動画後半のアナウンスにもあるとおり、

2020年11月20日、6番スクリーンの新装オープンを皮切りに、

2021年1月下旬(1月23日)、全9スクリーンを順次リニューアルオープン。

———とのこと。

 

空気清浄化や殺菌/滅菌の予防策はともかく、

観客席の40%削減、

つまり以前の6割の座席数で今後営業するとは、

ずいぶんと思い切った断行をしたものである。

 

動画コメントには、

 

家の近くなら絶対行きたい‼️🤩

 

という、まさにイオンシネマが目論んだとおりの反応を示す人もいる。

 

しかし実際にイオンシネマ市川妙典を知っている人なら、

この席数激減が、

実はきわめて現実的な変更だなと気づくはず。

 

このシネコンは、

1999年4月1日に、千葉県最大のシネコン(9スクリーン、2211席)として、

ワーナー・マイカル・シネマズ市川妙典としてオープン。

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2013年7月1日からはイオンシネマに名称変更。

 

ところが千葉県の幕張/市川/船橋にはシネコンが、2000年までに乱立。


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(※以下、地図との兼ね合いもあり、順不同)
* ワーナー・マイカル・シネマズユーカリが丘(1999年)→シネマサンシャイン

ワーナーマイカルユーカリが丘

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1999年3月6日に開館

2018年5月31日をもって営業終了。

シネマサンシャインと

2018年6月15日開業。2019年9月撮影

3つ名前が変わったユーカリが丘シネコン。

* TOHOシネマズ市川コルトンプラザ(1999年/ヴァージン)

↓ヴァージンシネマズ市川コルトンプラザ(1999年11月27日〜2004年2月27日)

ごりり
↑TOHOシネマズ市川コルトンプラザ(2004年2月28日〜)
A 京成ローザ

京成グループのイウォレ京成が運営するシネマコンプレックス京成ローザ⑩は、

B シネプレックス幕張(2002年)
2013年から経営母体が角川からユナイテッド
ヘラルド(Herald)の文字列を撤去

C TOHOシネマズ八千代緑が丘(2006年)

2006年3月17日オープン。

D シネマックスちはら台(2007年)

2007年9月8日開館
2015年11月28日のUSシネマへの館名変更と同時に4DX/IMAXを導入。

E TOHOシネマズ船橋ららぽーと(2006年)

F 成田HUMAXシネマズ8(2002年)
せりだし

G ワーナー・マイカル・シネマズ市川妙典(1999年)

H シネマイクスピアリ(2000年/AMC)

2005年9月1日に、AMCからオリエンタルランドに10億円で営業譲渡され、
しょうさん
後に「シネマイクスピアリ」に改称された。
I TOHOシネマズ流山おおたかの森(2007年)
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13年後の IMAXレーザーの導入

当初の2020年4/24オープンはコロナ禍で延期に。

6/19からに変更された。
 

*MOVIX柏の葉(2006年)

かす
2006年11月22日オープン
77457874

【追記】

シネリーブル千葉ニュータウン

2005年8月6日に日活が経営、運営するシネマコンプレックスとして開館。

2009年4月1日より日活が東京テアトルと業務提携し、他のシネリーブルブランドの劇場と共に東京テアトルの運営となる。

2011年3月11日の東日本大震災でシアター7の天井が崩落するなどの大幅な損傷を受けた。復旧には多大なコストを必要とするため、東京テアトルは運営再開を断念。

運営を引き継いだ千葉興行が「シネマックス千葉ニュータウン」と改称した上で、同年7月9日よりシネマ1〜6の運営を再開し、同年11月26日に全シネマが再開した。

2015年6月26日より、「USシネマ千葉ニュータウン」に館名変更。体感型上映システム『4DX』を導入しリニューアルオープンした。

TOHOシネマズ市原

2013年11月28日オープン

 

【さらに追記】

イオンシネマ幕張新都心

2013年12月20日オープン

 

10スクリーン 1569席 ULTIRA、D-BOX DOLBY ATMOS導入劇場

 

とにかくなにしろ、

1999年4月1日オープンの、

ワーナーマイカル/イオンシネマ市川妙典の9スクリーン、2211席は、

近所に7ヶ月後の1999年11月27日オープンした、

9スクリーン、2134席の、

ヴァージン

va-jinn

だいめいうし

TOHOコルトンプラザにも、

規模(席数)では負けなかった。

 

しかしそれから早いもので実に21〜22年。

 

今やシネコン新設の感動はなく、

館ごとの特色や差別化も薄れたため、

誰もが近場で済ませるようになると、

東西線の妙典駅しかアクセスのないイオンシネマ市川妙典に、

えれれwsw

わざわざ足を運ぶのは地元住民ぐらいのもので、

JR/都営新宿/京成の3線駅(本八幡・鬼越駅)のあるTOHOコルトンプラザの方が、

圧倒的に需要があるはず。

 

コロナ対策で一席ずつ開けての上映、

つまり客席稼働率50%になっても、

イオン市川妙典の席は埋まらず、

だからこその今回のリニューアル、

座席数の大幅削減に至ったに違いない。

 

果たしてこのリニューアルを持ってして、

「だったらTOHOのコルトンもららぽーとも幕張シネプレックスも舞浜イクスピアリやイオン幕張新都心も選ばず、あえてイオンにしようっと」

という千葉住民がどれほどいるのか?

 

私は今でも妙典駅下車はありますが、

ラーメン店の華風伝めあてにすぎず、

イオン妙典で最後に映画を観たのは、

2019年12月19日の『アナと雪の女王2』だった。

 

 

 

 

 

あれから5年…。

 

今回のリニューアルに惹かれて、

わざわざイオンシネマが、

いおん

レイクタウンと

浦和美園にあるのに、

 

みその

その

misono

妙典まで行くかどうかは大いにアヤシイ。

 

というところまでで、更新します!