本日のおつとめ
2020/7/11
ここからが今日の本記事。
まずは私の最近の誤認について。
【誤認その1】
先日久々に、
イオンシネマ市川妙典を通りすがり、
『もののけ姫』(1997)
『千と千尋の神隠し』(2001)
『ゲド戦記』(2006)
のポスターが並んでいるのを見て、
「ここはアニメ専門館に鞍替えか」
と勘違い。
だが今では(6/29より)全国のシネコンで一斉に上映されている。
【誤認その2】
2020/6/19からIMAX館がお目見えになった、
TOHOシネマズ流山おおたかの森で
『ダークナイト』(2008)のIMAX上映告知があったため、
「オープン記念で、この館独自の上映かあ」
と勝手に勘違いしていたが、
7月10日から、全国のIMAX館で上映されている。
〈教訓〉
シネコンでリバイバル(回顧)上映の場合、
単館独占上映はよほどの例外で、
たいていはチェーン全館で同時に上映される。
というわけで、おおたかの森で独占上映だと勘違いしていた
『ダークナイト』が、
他館のIMAXレーザーももちろん、
純正の四角いスタンダード比率(1.33:1≒1.43:1)の、
ホンモノIMAX館でも上映があると知り、
「だったらおおたかの森みたいな、
なんちゃってIMAXで済ませるわけないじゃん!」
と、
初公開時から実に12年を経ての悲願、
グランドシネマサンシャインにて、
2019年7月19日オープンでまもなく1周年!
公開当日の初回上映に馳せ参じましたよ。
国内最大となる18.9m×25.8m(高さ×横幅)のスクリーン
『ダークナイト』IMAX
2020/7/10 池袋グランドシネマサンシャイン シアター12 F-27
まずは前段として、
この記事(『ドクター・ドリトル』IMAX/シネコン・ウォーズ・13)
にいただいたコメント。
チャッP
コレを手掛けた20世紀フォックスが、ディズニーの傘下になって“20世紀スタジオ”に改称されたのは、何か不思議な気が・・・(汗)。
ディズニーがマーベルを買い(これは正解成功)、
次にSWを買い(今のところ失敗)、
次にフォックスを買ったわけですが、
『Xメン』をMCUに巻き込むためで、手に余る『エイリアン』や『プレデター』を製作中止にするとか、
フォックスは手放すしかないと、よろしくない噂しか聞こえてこない。
作品は会社や会計士が作るんじゃなく、
脚本家や監督などのクリエーターが作るんだと、
ごくごくあたりまえの結論に至るだけのことですが。
でもって今回の本題は、
このコメント。
hitac
IMAXの長編化は、フィルム式の時代は映写室のフィルムマガジンを大型化してしのいだものの、
2時間越えの作品はきついらしく、
『スーパーマン リターンズ』(2006)で、
約20分の3D映像が含まれた
『Superman Returns: An IMAX 3D Experience』は、
エンディングクレジットが短縮されていた。
通常版:2時間34分
The final theatrical time length ran at 154 minutes.
IMAX版:?(記述が見つからず)
フィルム式IMAXの上映限界は、2時間38分(158分)とのこと。
Using a 70.2" platter the most is 158 minutes.
それと事情通にIMAXの話をすると、
「ああ、あのうるさいヤツね」と言うので訊き返すと、
フィルム式の時は撮影現場でフィルムも回すため、
その駆動音がすさまじかったらしい。
『ダンケルク』(2017)も、
IMAX好きなクリストファー・ノーラン作だけに、
いつもながらのIMAXだったが、
うるさいフィルム式の撮影機材では絶対出来ない、
機上や機内からのIMAX映像もあるため、
カメラ/画像記録部分だけに小型化された、
最新デジタル式IMAXカメラを使用したのがよくわかる。
さて、
こうしたノーランIMAX路線の走りになった、
『ダークナイト』IMAX上映だが、
日本ではフィルム式IMAX上映館が2007年でほぼ全滅。
メルシャン品川IMAXシアター
(16m×22m/スタンダードサイズ1:1.43)
2002年4月25日〜2007年3月31日
ノーラン監督は、当時日本で唯一の純正IMAX上映館、
※世界最大級のIMAX、
サントリーミュージアムIMAXシアター
1994年11月3日〜2010年12月26日
(スタンダードサイズ20m×28m=1:1.43)
でわざわざ上映。
2009年6月19日の109シネマズ3館以来、
デジタルIMAX(MPX)を開始。
ただしスクリーン比率はビスタのため、
高さ=天地の全画面情報は映写されない。
↓シネスコ画面比率と
↑ビスタ比率の違い
でもって、このMPX版疑似IMAXでなら、
2009年9/12から1週間限定、全国でわずか3館(川崎・菖蒲・箕面の109シネマズ)で公開された
「ダークナイト」IMAX版なら、
たしか川崎109で
今回それから11年を経てようやく、
縦方向の高さが存分にある、
正真正銘の完全画像情報/音声情報の『ダークナイト』を、
ようやくにして鑑賞しました。
あれこれ感想を述べても、
鑑賞体験には遠く及びません。
IMAXレーザーはビスタ比率なので、
関東首都圏の人なら池袋、
関西の人ならエキスポシティ一択です。
大阪市吹田の、
109シネマズ大阪エキスポシティ
2015年11月19日から、4kツインレーザー、スクリーン縦18m×横26m(スタンダード1:1.43=真性IMAX)、次世代音響12.1chを導入。
ご体験あれ!
IMAXヒストリー2020-7