驚愕のマッドハウス傑作『若おかみは小学生!』【臨時】シネコンウォーズ・8 | アディクトリポート

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『若おかみは小学生!』

TOHOシネマズ錦糸町 2018/10/2 スクリーン4 C−15

↓錦糸町駅北口、ショッピングモールオリナス内にある。

2018/7/13にトイザらス、ベビーザらスは8/31オープン!

2018/9/13、オリナス錦糸町がリニューアルグランドオープンを宣言!

オリナスの外観が最新かは、2018/9/27オープンのH&Mからも判別できる。

ここで映画を観るのは、実に久しぶり。

 

『ニンゲン観察バラエティ モニタリング』で、

ショッピングモール オリナス内のフードコートで瑛太がロケしてたのが、

2016/6/16だから、2年前のような気がするが、

映画を観たのは、もしかしたら、『アルゴ』(2012/11/22)以来かも。
作家集団Addictoe オフィシャルブログ-あくしゅ

それから、他になんか観たかなあ…。

 

前は、オリナスに向かう途中でスカイツリーなんて見えなかったよ。

スカイツリーは2012/2/29に新築工事が完了、2012/5/22オープンだが、『アルゴ』を観たのは夜で、間に合わなそうで急いでいたため気づかず。

 

それなのにTOHOシネマズ錦糸町について、けっこう記憶が新しいのは、

トホシネマズの陰謀録/シネコンウォーズ(3)

2017/5/14で取りあげたから。

 

以下に要約、転載(一部再編集)。

 

TOHOシネマズ錦糸町が、

駅からかなり離れた立地(駅の北口・錦糸町ショッピングモール オリナス内)に開館(2006/4/20)当初は、駅前・南口に以前よりあった楽天地シネマズ錦糸町(錦糸町シネマ8楽天地)と上映作品を棲み分けていた。

 

老舗(しにせ)に遠慮してのことかと思い、

改めて調べてみたら、

 

駅前の映画館は、1937年に建設された江東楽天地の、

江東劇場・本所映画館・リッツ劇場・キンゲキの映画館4館が出発点。

 

「駅ビルきんし町」時代の映画館内訳。実に10館を数える。

 

1972/3/12公開の「東宝チャンピオンまつり」上映時の江東劇場周辺。

 

1981年から1986年にかけて再開発を行い全面改築。

 

1999年7月、それまで運営していた映画館「江東劇場」「本所映画」「リッツ劇場」「キンゲキ」「錦糸町スカラ座1・2」を8スクリーンのシネマコンプレックス方式に改装し「錦糸町シネマ8楽天地」としてリニューアルオープン。

2006年4月、TOHOシネマズ錦糸町のオープンに伴い、楽天地シネマズ錦糸町に改称。

4スクリーンに縮小して現在に至る。

 

でもって、TOHOシネマズ錦糸町の方も、

経営と運営は、駅前シネコン4スクリーンと同じ、

株式会社東京楽天地なんだとか。

 

***************

 

ここからが新記事で

シネコンウォーズ・8

 

今回、2018/10/2には、

楽天地ビルは改装中で、そちらの映画館は閉館中。

ビル自体は以前のまま、外壁塗装と内部改築にとどまる。

 

映画館が2箇所に分散するのも面倒なので、

楽天地新館からは映画館が撤退し、

オリナスに一本化するんだろう…と思ってた。

 

しかし錦糸町は、同じTOHOシネマズでも、

新宿等とは本編前のプロモ映像が少し異なり、

お約束の東宝ガール山崎紘菜(やまざき・ひろな)、

山崎は身長171センチ。

この写真からすると、公称168センチの長澤まさみもほぼ同じ。

そう、

おそらく本物は超絶小顔で、

抜群のプロポーションでキュートなはずが、

あまりにも巨大なスクリーンに大映しになるため、少しグロ目に映ったり

まだ本歌の♪ポップ、ポップ、ポップコーン♪の歌詞が始まってないのに、

楽器前奏すかさずのタイミングで、

「あっ、聞こえて来ましたね。ポップコーンソング!」

なんて、先走っているお粗末な映像の代わりに、

こんなアナウンスが!

 

2館分散もなんのその、

楽天地ビル内にも、

新・TOHOシネマズ錦糸町の名を冠する映画館がついに誕生!

 

 

このページより。

 

楽天地シネマズ錦糸町は、7月1日(日)で営業を終了し、今後は、南口「TOHOシネマズ錦糸町 楽天地」・北口「TOHOシネマズ錦糸町 オリナス」の2館体制で「新・TOHOシネマズ錦糸町」となります。 

 

都内最大の全12スクリーン!約2,300席、全席指定・完全入替制。 

 

オリナスが8スクリーン、1457席なので、

楽天地は4スクリーン、約800席となる。

 

ウワサは本当だった!

 

さて、ようやく本題で、

鑑賞したアニメ『若おかみは小学生!』だが、

『クワイエット・プレイス』でも観ればいいのに、

同日に鑑賞。近日にレビュー予定

 

なんでわざわざ錦糸町まで、

こんなふざけた題名のアニメなんぞを観に行ったのか?

 

 

それはなんといっても、

Yahoo!映画レビューの異様な高評価。

いや、同サイトの評価が鵜呑みにできないアヤシサはわかってて、

今年はその実態にさらに迫れはしたが、

姑息な不当操作ごときでは、とてもこれほどの高評価にはならない。

 

 

なのでそのうち観ようと思っているうちに、

TVのスポット広告で、

“あの”木下優樹菜が

左はミシェル・ファイファー

しっかりちゃっかり出てるではないか!

 

だんなのフジモンFUJIWARAの

『MEG ザ・モンスター』(未見)のリアクションは、


 

本人がビビリだからこそで、

額面通りには受け取れないし、

スポットCMのオススメ役というと、

『猿の惑星:創世記(ジェネシス)』(2011)の澤穂希(さわ・ほまれ)とか、

『スチームボーイ』(2004)のプロサッカー選手稲本潤一のように、

映画文化と無関係のスポーツ選手が宣伝役に起用された場合は、

まずあてにならないが、

ユッキーナはウソのない生き方をしてきたので、

信用できる。

 

ユッキーナの証言

 

中一の頃、
パンイチ(パンツ一丁)で二段ベッドで寝てたら、
宇宙人に拉致られて、
地球環境についてあれこれ警告されたんで、
「マジうぜえから、帰して!」
と要求。

無事にもどってきたら,
宇宙人に触れられた肩口が、
手の形に赤く変色していて、
それを打ち明けた同室の姉に、
「マジっぽくね?」
と驚かれた。

 

ユッキーナの実像

 

木下組。というファン組織があり、

メンバーの覚えが良く、

気心の知れた交流が続いている。

 

『若おかみは小学生!』

 

映画が良作

 

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佳作
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傑作の場合、

 

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ブログでどう評すべきかが悩ましい。

 

自分と同じく、作品自体が初体験であるべきなので、

ブログごときで予備情報を与えたくない。

 

なので具体的な内容には触れずに、

私の『若おかみは小学生!』への反応を記すにとどめるが、

なぜか今頃(11)『スリー・ビルボード』(2017)の時に触れたように、

 

感動はオドロキだ

 

映画の成功作には、感動や感情のゆさぶりが必ずある。

そしてその感動の源は、つきつめてみれば驚きだ。

 

驚きを誘うのは意外性。

「どうせこうなるんだろ」と先読みできるパターン化や予定調和がまるでなく、

まったく予測不能なドラマ展開が続けば、たちまち高く評価する。

 

そういう映画は、

「この先どうなるんだろう」と興味関心が持続するから、

アクビも出ないし眠くならない。

 

——に見事にあてはまった。

 

いやね、途中までは、

「たしかに悪くはないけど、かといってそんなにいいかな」

「これはさすがにどうなのよ」

と思わないでもなかった。

 

だがしかし、

東京03の角田 晃広(かくた・あきひろ)に

よく似たキャラ木瀬文太(声は山寺宏一)が出てきたあたりから急展開。

 

(以下。念のために白抜き文字/パソコンでカーソルをあてて、できれば鑑賞後にご覧ください)

 

衝撃・驚愕の展開に、

その後最後まで口はポカンと開きまくり、

途中で激しく感情の波に揺さぶられ、

嗚咽(おえつ)を必死にこらえて号泣!

 

(白抜き終了)

 

個人的には、

『デッド・ゾーン』(1983)以来の衝撃作。

個別のイベントはおもしろくても、

話はあっちにフラフラ、こっちにフラフラ。

いつ収束するのか、おぼつかない思いでいるが、

とある場面を契機に、

一挙に進展!

——というところが、『デッド・ゾーン』と『若おかみは小学生!』の通じるところ。

 

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子供には完全に理解できず、

大人でも人生経験如何(いかん)で、

わかる人とわからない人がいるが、そこがまたいい。

 

原作の為せる技かも知れないが、

 

若おかみは小学生!』は、令丈ヒロ子による児童文学シリーズ。講談社青い鳥文庫から刊行されており、300万部以上の売り上げを記録している。

2013年7月までに全20巻が刊行されて、完結している。イラストは亜沙美。サブタイトルは「花の湯温泉ストーリー」。

 

青い鳥文庫「若おかみは小学生」セット 既23巻 (講談社青い鳥文庫)

どこにこんな優秀な集団が潜んでいたのかと

エンドクレジットで確認すると、

本作はマッドハウスの制作で、

テレビアニメもあったとか。

 

2018/4/8から9/23にかけて、テレビ東京系列にて15分枠で放送された。全24話。

 

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マッドハウスと言えば、

映画では

『時をかける少女』(2006)

『パプリカ』(2006)

『ピアノの森』(2007)

『サマーウォーズ』(2009)

『おおかみこどもの雨と雪』(2012)

でその名をしょっちゅう見かけながら、

そのたびに古株のアニメ知識しかない私は、

「マッドハウスって、杉野昭夫の?」と思うだけでやり過ごしていたが、

今回さすがに調査してみた。

 

1970年代 - 1980年代

東映動画のテレビシリーズに参加するとともに、出崎統と杉野昭夫のコンビによる東京ムービーのテレビシリーズを中心にした。これは東京ムービー社長の藤岡豊がマッドハウス設立にあたって資金援助した関係によるもの。出崎と杉野がスタジオあんなぷるを設立して独立し、丸山正雄が社長に就いた1980年代には主にりんたろうが監督する角川書店製作の劇場向け作品やオリジナルビデオアニメ(OVA)を中心に制作していた。

 

その後の軌跡は、ざっと以下のとおり。

 

1990年代
テレビアニメは元請スタジオの外注というスタンスで制作した作品が多かったが、1989年の『YAWARA!』を皮切りとして、1990年代からはテレビ作品に本格的に進出し、自社元請制作も行なうようになった。このほか1991年には韓国の制作プロダクション、DR MOVIEと提携。仕上工程の下請けを皮切りに、グロス請けを任せるまでになった。

 

1998年から放映開始された『カードキャプターさくら』(浅香守生監督作品)は、原作を見事に昇華した脚本、演出、作画、音楽に魅せられたファンを獲得。それまでOVAや映画の仕事を中心とし“ 一般向け ”や“ アニメ通好み ”という評価を得ていたマッドハウスの名を、ライトなアニメファンに周知させる同社の代表的な作品となった。

1999年12月、『D・N・A² 〜何処かで失くしたあいつのアイツ〜』『Bビーダマン爆外伝』等の制作に関わった同業の株式会社パオハウスを吸収。有限会社マッド・ハウスは業務をパオハウスに移管し、パオハウスは「株式会社マッド・ハウス」に商号変更した。パオハウスは『YAWARA!』を製作したキティ・フィルムの落合茂一が1993年に独立創業した会社で、1999/4の落合死去後、キティグループ出身の増田弘道が一年のみ代表を引き継いだ。なお増田は2005年まで株式会社マッドハウスの代表取締役を務めた。有限会社マッド・ハウスはその後二度の商号変更を経て「有限会社マッドボックス」となった。

 

 

2000年代

世界的に評価の高い川尻、今敏らを監督陣に擁し、『アニマトリックス』など芸術性の高い作品から『ギャラクシーエンジェル』のようなマニアックな娯楽作品まで、幅広い作品を手がけ、会社としては円熟期に入った。また、『千と千尋の神隠し』などのスタジオジブリ作品に作画協力などで参加した。2017年現在では、他社制作のアニメーション映画においても、制作協力としてクレジットされることが多い。

2001年にはDR MOVIEに資本出資。同年、DR MOVIEと共同制作した『爆転シュート ベイブレード』よりデジタルペイント・コンポジットを導入。以降各作品順次デジタル制作に移行した。1990年代末期から業界全体で導入が進んでいた中、当初デジタル制作には慎重で、2001年まではセル画とフィルム撮影による作品制作を続けてきたが、この時期に至りアニメ業界全体で急速なデジタル制作化が進展し、導入に踏み切った。

2004年2月、携帯電話向けコンテンツ制作供給大手の株式会社インデックスが第三者割当増資を引き受け、同社の子会社となる。同年11月、作品のクレジット等での表記と統一するため、「株式会社マッド・ハウス」を「株式会社マッドハウス」に商号変更。当時インデックス傘下にあったタカラトミー、インターチャネル・ホロン、インデックスミュージック、アトラス(旧社)、当時タカラトミー傘下にあった竜の子プロダクション、タカラトミーと業務提携したガンホー・オンライン・エンターテイメント、その子会社となったブロッコリーなどとのメディアミックスや協業の可能性を模索した。

2005年に深夜枠作品等でかねてより取引関係にあった日本テレビ放送網とバップ、電通の3社、2006年にはWOWOWが第三者割当増資を引き受けた。また、従来あまり重視してこなかったCGの作品への導入に関しても、同じくインデックス傘下となったCG制作会社のダイナモピクチャーズとの協力関係を構築するなど従来の作画とCGとの融合に挑戦しており、他社の制作アニメとは異なる立体感のある作品を志向している。

 

 

2010年代

2010年、次回作として『夢見る機械』の制作に着手していた今敏が膵癌により同年8/24に46歳で死去。同年9/10には日本振興銀行が経営破綻、振興銀と融資や債権購入などで繋がりが深かった親会社のインデックスは大きな経済的損失を被り、その余波がインデックスグループ各社にも波及する。またマッドハウス自身も二期連続で赤字に追い込まれるなど、苦しい出来事が続いた。

2011/2/8、日本テレビ放送網により子会社化が発表され、同月18日に実施された。これにより、マッドハウスが同日付けで実施する第三者割当増資の全額約10億円を日本テレビ放送網が引き受け、インデックスに代わって所有株式割合84.5%の筆頭株主となった。同時に日本テレビ放送網出身の岡田浩行が社長に就任した。また、有限会社マッドボックスについても2012年3月に株式会社に登記変更し、日本テレビ放送網のグループ企業となった。日本のアニメ制作産業ならびに制作会社の経済力の弱さと低迷が指摘されており、マッドハウスは日本テレビ放送網が持つコンテンツ管理能力のノウハウの導入を受けて、経営を改善し立て直しを目指すこととなった。

上記の経緯を受け、2011年以降しばらくは日本テレビ系列で放送する深夜アニメを多数制作していたが、2015年9月『俺物語!!』の終了以降、再び他系列局で放送する作品が多数を占めるようになった。

近年では、漫画原作作品のアニメ制作を担当しながら、『魔法科高校の劣等生』や『ノーゲーム・ノーライフ』のような小説原作作品のアニメ制作も担当している。

 

『若おかみは小学生!』は驚愕のマッドハウス傑作

 

見て損はありません。

自信を持ってオススメします!