新宿にIMAX（アイマックス）！

このニュースより。

都心初のIMAXシアターが新宿にオープン
12.1chの新サウンドシステムもアジア初

「新宿最大」とは、あくまでも収容総人数のことで、上映館サイズのことではなく、

ニュースでも「音響が最新」とビミョーな言い回しなところに疑問符が…。

私は1982年の初の海外旅行で、
ワシントンＤＣのスミソニアン宇宙航空博物館内の、
IMAX上映館で“To Fly”を見て衝撃を受け、



その後つくば科学万博（1985）で
サントリー館の日本テーマの作品で、
３年ぶりにIMAXに再会。

※世界初のアイマックス 3D作品「ザ・ユニバース」が、
同万博の富士通パビリオンで上映されたそうですが、
そちらは未見です。

以後、1997年、2002年等々、

人生の節目節目で
IMAXとの出会いと別れをくり返して来た。



そんな自称IMAXフリークの身としては、
2009年再開以来の、109や

ユナイテッドの、

デジタルなんちゃってIMAX（館とスクリーンが小さい）では満足できず、

2012年からは、
かつての高島屋、
品川や軽井沢のメルシャン級の、
本来の大きさの

成田ヒューマックスまで、
はるばる埼玉から足を運んだ。

一方でTOHOシネマズは、


既存シネコン、ヴァージンの施設を譲り受け、

名義変更で自社シネコンに改編後、
新設館はのきなみ箱形の小型に終始。

他シネコンとの差別化をはかり、
入場料を値下げ名目で全体的には値上げに踏み切り、
結局うまくいかずに取りやめるなど、
近年は迷走が続いていた。

さすがにケチくさいやり方では、
華々しい興行とは逆向きとようやく気づき、
今年3／20にオープンしたTOHOシネマズ日本橋は、
独自規格によるラージスクリーン
「ＴＣＸ（TOHO CINEMAS EXTRA LARGE SCREEN）」と、
都内初導入の音響ドルビーアトモスを「アナ雪」とセット売りし、
それなりの成果を収めた。

アナと雪の女王 MovieNEX [ブルーレイ+DVD+デジタルコピー(クラウド対応)+MovieNEXワールド] [Blu-ray]

posted with amazlet at 14.11.16

ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社 (2014-07-16)
売り上げランキング: 13

Amazon.co.jpで詳細を見る

今回の新宿シネコンにIMAX館併設のアナウンスは、
この豪華路線に続くもの。

新宿といえば、
東映系シネコン、T・ジョイと共同経営の

バルト９が、2007年2月9日に開業、
立地条件が良く、常に好況の松竹系シネコン、新宿ピカデリーが、
2008年7月19日に続いてオープンしたため、
シネコンはとっくに飽和状態。

おまけに、
この２大シネコンのあおりを喰らって、 2008年11月7日に閉館した、
新宿プラザ

の跡地に､天下の東宝が建てるんだから、
ますますもって、ありきたりのシネコンなんて、
意地でも建てられっこない。

何か、他にはマネできない特色で勝負しなければ。

ならば新宿にはかつて、
高島屋タイムズスクエア内に、
立派なIMAX館もあったことだし、
IMAXも併設するべ、
ってことなんだろう。

ただし、「天井から床まで、壁の左右ギリギリまでスクリーン」
とアナウンスされてるし、しょせんは同じビル内のシネコンの一館だから、

↓音響図（左）はともかく、館内図（右）から見る限り、たいしてデカくなさそう。そもそも図が小さいのもアヤシイ。

結局、109やユナイテッド同様の既存シネコン改修で対応できる、IMAX MPX（マルチプレックス）ってやつなんじゃ？
（成田のIMAXは、それだけに別棟を建てた）
規模的には、109／ユナイテッドと同サイズという可能性が高い。

それなら都内に､木場の109がある。


ま、「新宿でIMAXが観れる」ってのがポイントなのと、
新宿プラザは『スター・ウォーズ』全６エピソードをすべて上映した

国内唯一の劇場だった伝統を受け継ぎ、
IMAXカメラで撮影されている、
2015年12月公開の
『エピソード７』（The Force Awakens）を、

都心で唯一、IMAX上映を視野に入れてのことでしょうけどね。

とっておきの一本は、やっぱり成田で見よっかなあ。

Imax Earth Collection [Blu-ray] [Import]

posted with amazlet at 14.11.16

Inception (2012-04-10)
売り上げランキング: 297,133

Amazon.co.jpで詳細を見る