[パーキンソン病の原因は殺虫剤?]
殺虫剤をシュッとやっただけでゴキブリが死ぬのに、人間は大丈夫だって
みんな思います?
絶対悪いに決まっています。
匂いを嗅いだだけでウッてなりますよね。
そこで、調べてみるとある殺虫剤の会社のなかにパーキンソン病の人が
たくさんいたのです。
[出典]遺伝子が明かす脳と心のからくり
(横山歯科医院 2007年)
[パーキンソン病の原因は殺虫剤?]
殺虫剤をシュッとやっただけでゴキブリが死ぬのに、人間は大丈夫だって
みんな思います?
絶対悪いに決まっています。
匂いを嗅いだだけでウッてなりますよね。
そこで、調べてみるとある殺虫剤の会社のなかにパーキンソン病の人が
たくさんいたのです。
[出典]遺伝子が明かす脳と心のからくり
(横山歯科医院 2007年)
[殺虫剤と小児白血病に関連か 米研究]
(AFPBB News 2009年7月30日)
発信地:ワシントンD.C./米国
【7月30日 AFP】
小児白血病患者の尿に含まれる家庭用殺虫剤の濃度は高いという新研究の
結果を、米ジョージタウン大学のロンバルディ包括がんセンターのチームが、
学会誌「治療薬物モニタリング」8月号で報告した。
同センターの伝染病学者で、研究を率いたオフィー・ソルディン氏は、この
研究で「ALL(急性リンパ性白血病)の子どもとその母親たち、また健康な
親子から集めた尿サンプルを比較したところ、ALLにかかっている親子で、
一般的な家庭用殺虫剤の濃度が高いことを発見した」と述べた。
ソルディン氏は、これによって殺虫剤ががんを引き起こしていると仮定すべき
ではないとしながらも、今回の発見で、この分野に対する研究の強化が必要
だという点は明らかに裏付けられたと強調した。
研究は2005年1月から2008年1月の期間に、ALL患者の子どもとその母親
41組と、健康な子どもとその母親41組を比較実験した。
殺虫剤は被験者全体の半数以上の尿から検出されたが、2種類の有機リン酸
エステル(OP)代謝物、ジエチルチオホスフェート(DETP)とジエチル
ジチオホスフェート(DEDTP)の濃度が「ALLの子どもの尿では高かった」
という。
殺虫剤は、皮膚や呼吸器を通して体内に容易に吸収される。
ALL患者の子どもをもつ女性の約33%が、自宅で殺虫剤を使ったと回答した
一方で、子どもが健康な母親で同じ回答をしたのは14%にとどまった。
ソルディン氏は、「少なくとも85%の家庭には殺虫剤がある。だが当然、
こうした家庭の子どもすべてががんを引き起こすわけではない」と指摘する。
小児白血病は通常、3~7歳の子どもがかかることが多い。
http://www.afpbb.com/article/life-culture/health/2626277/4410219
[殺虫剤、パーキンソン病の発症を早める!]
(健康トレンディー 2007年)
低レベル濃度の殺虫剤であっても、過去に殺虫剤に照射されていると、
パーキンソン病の発症を早めることが実験によって確認された。
<正常者の脳よりも3倍の農薬が発見される>
アメリカでは、レイチェル・カーソンの『沈黙の春』による警告に端を発し、
ディルドリンやDDTなどの殺虫剤は1970年代に使用禁止になっているが、
まだ土壌にはそれらの低濃度の残留物が滞留している。
アメリカ化学協会(the American Chemical Society)の研究者らは、過去に
DDTやディルドリンに照射されていることと、パーキンソン病の発症との
関係を次のような実験によって確認した。
パーキンソン病の患者14人とパーキンソン病にかかっていない12人から採取
した脳の組織を調べたところ、前者には後者の3倍以上のディルドリンと
DDTの分解成分が含まれていることがわかった。
さらに研究者らは、微量のディルドリンを実験用のマウスに与えたところ、
わずか1ヵ月後に遊離基によってもたらされる脳の損傷の程度が増加したとの
こと。
遊離基は化学合成物やストレスなどによって生成され、細胞に悪さをする
物質である。
以上の研究結果は、ハーバード大学の公衆衛生学部のAlberto Ascherioさんが
以前に行なった研究をさらに補強するものである。
Alberto Ascherioさんは、143,000人を調べ、殺虫剤に照射されている人は
パーキンソン病にかかる危険性が70%高いことを発見している。
この研究結果を踏まえて、研究者たちは、低レベル濃度の農薬でも、継続的に
照射されるとパーキンソン病の発症を早める可能性があるという。
つまり、本来なら70代で発症するはずのものが60代で発症する可能性が
あるというのである。
<予防法>
DDTなどはかつては夢の農薬と言われていた。
筆者も小学校時代に教室で白いDDTが散布されるのを経験している。
したがって、団塊の世代の人はパーキンソン病を発症させる危険性が高い
ので、今までわかっているパーキンソン病の予防法を紹介しておく。
(1)毎日1杯コーヒーを飲むこと。
コーヒーに含まれるカフェインが脳の損傷を防止する働きがある
からだ。
(2)定期的に運動すること。
定期的に運動する人はパーキンソン病の発症の確率を低くできると
考えられている。
(3)抗酸化物質をとること。
濃い色の野菜やブルーベリー、オレンジなどの抗酸化物資をとることは
脳への損傷を防止すると考えられている。
http://www.kenko-trendy.com/nakazawa/001629.html
[歯のぐらぐらに再生医療の可能性、歯周炎の損傷回復か]
(Medエッジ 2014年10月23日)
<活用可能な「間葉系幹細胞」の分離に成功>
歯がぐらぐらになるのはいやなものだ。
歯周炎が起きて、歯を悪くする人は少なくないはず。
再生医療が注目されているが、歯のぐらぐらに使える可能性が浮上している。
中国・西安の第4軍医大学歯科保存・歯内治療学部を中心とした研究
グループが、歯科分野の国際誌であるバイオマテリアルズ誌2014年11月号で
報告しているもの。
<歯の組織を形成する力もある>
歯の周りの炎症の部分から、細胞を取ってきて、それを増やして歯の周りの
再生に使おうという発想だ。
取ってくる場所は、歯ぐきの炎症(歯肉炎)の部分のほか、骨まで溶けた
歯周炎の歯の神経(歯髄)の辺りになる。
骨や血管の細胞になれるような幹細胞で、「間葉系幹細胞」と呼ばれるものを
取ってくる。
研究グループは、若い人で起きる歯周炎で、炎症が起きている部分の歯から
取ってきた幹細胞がうまく再生医療につかえるかを検証した。
正常な奥歯の周囲の細胞と比べるという研究となる。
結果として、悪化した歯周炎であっても、炎症があるところから細胞を取って
きて、活用可能であると分かった。
間葉系幹細胞が存在しており、細胞を増やしていくことが可能だった。
歯の根元に細胞を移植すると、歯を形作る象牙質、歯髄の特徴を持つ組織が
作られて、正常な歯から取った細胞とやや劣るものの、再生医療に使える
可能性を確認できた。
自分の細胞を使った歯の再生医療には前向きな結果といえる。
http://www.mededge.jp/a/eeee/3532
[統合失調症は生まれる前の頭の中の出血と関連、
日本を含めた研究グループが新発見]
(Medエッジ 2015年4月14日)
<病気につながる脳内の分子を突き止める、動物実験で>
妄想や幻聴などの症状が出てくる統合失調症。
その行動、脳の変化、広範囲の遺伝子の活性化を引き起こす脳内の分子を
同定した。
米国のスクリプス研究所と日本の製薬企業である田辺三菱製薬の研究
グループが、トランスレーショナル・サイカイアトリー誌2015年4月号で
報告した。
<遺伝的要因だけではない>
世界保健機関(WHO)によると、世界では2100万人以上が統合失調症に
かかっている。
統合失調症などの精神障害は、遺伝的要因のほかに、胎児期の出血、母体の
低酸素や低栄養などとも関連が深いと分かっている。
研究グループは、胎児のときの頭の中で起こる出血について関連性を研究
した。
注目したのは「リゾホスファチジン酸(LPA)」と呼ばれる脂質だ。
頭の中で出血すると作られるもの。
これまでの研究では、リゾホスファチジン酸の影響が広がると、胎児の脳の
構造が変化したり、頭の中で水がたまる水頭症が発症したりすると分かって
いる。
結果として、精神障害のリスクが高まる。
<脂質と統合失調症に関連か>
研究グループは、ネズミの動物実験で、リゾホスファチジン酸が増えると
統合失調症の症状が起こってくるかを検討した。
出生後10週目のネズミでは、リゾホスファチジン酸の投与によって刺激に
対して活動が高まり、不安症状を示すと確認した。
脳内麻薬と呼ばれるドーパミンを作る神経細胞が増えて、統合失調症や
その他の精神障害の特徴にもつながると見られた。
音に対する反応でも、統合失調症と似た症状を示した。
脳内の変化についても、神経伝達を担う物質を作る細胞に、統合失調症と
同じような変化が見られた。
今回の研究では、メスを対象としたが、今後は、オスに関する研究も進める
必要があるという。
生まれる前の問題が関係するという証拠が固まりつつある。
統合失調症への対策につながりそうだ。
http://www.mededge.jp/a/psyc/11609
[イケメンは臭わない!?]
(読売新聞 2017年12月5日)
(五味院長の「スッキリ!体臭で悩まなくなる話」)
<体臭は「ビジネスに影響」>
「強い体臭はビジネスシーンにおいて身だしなみの印象に影響しますか?」
ある企業が1000人のビジネスパーソンを対象として実施したアンケートで、
9割近くが「影響する」と答えています。
目に見えないニオイが、視覚的な「身だしなみ」に対する印象を左右するの
ですね。
一般的に第一印象とは、服装の清潔感や笑顔、声のトーンなど、視覚や聴覚に
訴えるものですが、どうやら「第一嗅覚印象」といったものもあるようです。
嗅覚は、脳の記憶や感情をつかさどる大脳辺縁系と深く結びついてます。
そのために、ニオイの印象が、そのまま好き嫌いなどの感情に直結する傾向が
あるといいます。
前々回で、体臭で悩む人は、まじめで思いやりの気持ちがある人が多いと
書きました。
しかし、誠実な心よりもニオイのほうが第一印象に影響するとなれば、
「たかが体臭」とたかをくくっていられません。
ニオイを上手にコントロールして、「くさいニオイ」を「いい匂い」に変える
ことは、ビジネスに限らず、良好な人間関係を築くうえで有効なスキルに
なるでしょう。
<「中高年がクサい」は見た目のせい?>
これとは逆方向の実験も行われています。
中高年の男性が穿(は)いた靴下と20代の男性の穿いた靴下のそれぞれを
示して女性に嗅(か)いでもらい、どちらが臭うかを判定してもらったの
です。
結果、ほとんどの女性が、中高年男性の穿いた靴下を「クサい」とジャッジ
しました。
ところが……。
実際にセンサーで測定すると、なんと20代男性が穿いた靴下のニオイ数値の
ほうが高かったのです。
さらに別の実験では、同人数の中高年男性グループと若い男性グループに、
別々の部屋に入ってもらい、目隠しをした女性に部屋のニオイを嗅いでもらい
ました。
すると、若い男性の部屋を中高年の男性の部屋だと思った人の方が多かったの
です。
どうやら、見かけの印象が、嗅覚を左右することもあるようなのです。
<肥満とスリム画像の拡大>
そもそも嗅覚は、聴覚や視覚より曖昧です。
ニオイにはカラーチャートも音階もありません。
AのニオイとBのニオイを区切る境目がないのです。
そのためにニオイ以外の感覚の影響を被りやすいのです。
つまり、ある人の体臭への印象は、その人の体臭以外のイメージで決まる
ことも多い。
このことを私は「イメージ臭」と呼んでいます。
ですからニオイの好感度を上げて印象を良くしようと思うならば、ニオイ
以外でも自分のイメージを高めることが必要なのです。
そこで今回の表題は「イケメンは臭わない!?」としてみましたが、
イケメンの定義に個人差がありますので、これはまだ未検証。
皆さんの周りをご覧になってみて、いかがでしょうか?
<ニオイは夫婦関係も映す>
イメージ臭を左右するものは視覚だけではありません。人間関係にも影響
されるのです。
「夫の加齢臭がどうしても気になる」と、ご夫婦で来院されたケース。
診察しても、特別なニオイはありません。
奥さまにうかがうと、ご主人が現役でバリバリ働いていた頃は何も感じ
なかったのが、定年退職してご自宅で過ごすようになってからニオイが
気になり始めたのだそうです。
おそらく奥さまにとって、夫が家でぶらぶらしていること自体が、例えは
悪いのですが、粗大ごみのように鼻についたのかもしれません。
読者の皆さんも、奥さまからニオイを指摘されたら、それは夫婦関係を見直す
よい機会と前向きにとらえましょう。
体臭は、生きている限り誰にもあるもの、避けられないものです。
お互いさまの「生活臭」です。
ことさら気にするのではなく、無頓着にもならず、良好な人間関係を築き
ながら、バランスよく「ニオイのエチケット」を心がけることです。
次回からは、さまざまなニオイについて説明しながら、生活の中でできる
対処法をお話ししましょう。
(五味常明 五味クリニック院長)
https://yomidr.yomiuri.co.jp/article/20171205-OYTEW235733/?catname=column_nioi
[子どもの目の健康を守る…斜視・弱視を早期発見するためには]
(読売新聞 2018年1月18日)(心療眼科医・若倉雅登のひとりごと)
<乳幼児期や学童期…二度と獲得できない機能>
私は小学校の校医、認定こども園の園医を15年以上務めています。
そこでの最も大切な役割は、斜視や弱視(眼鏡をかけても視力が出にくい
状態)の発見だと思っています。
それは、乳幼児期や学童期が、ものを見る「視機能」の発達にとって重要な
時期だからです。
視力や、両目で見て距離や奥行きを測定する「両眼視」機能は、この時期に
急速に育ちます。
この時を逃すと、二度と獲得できないのです。
距離や奥行きを測定する感覚は、両方の目が必要です。
3歳児健診が特に重視されるのは、こうした理由があるからです。
小学校、こども園での検査は、次年度に就学・就園する子どもを含めた全員を
対象にします。
まず養護教諭らが大体の視力を測定するので、眼科医としての私は、目の
位置のずれがないかどうかに最も注意しながら、一人一人をチェックします。
一般に「斜視」と聞くと、明らかに目の位置がずれた外見を思い浮かべる
でしょう。
しかし、1回見ただけではわからない潜伏(隠れ)斜視もあり、慎重に確認
しなければなりません。
また、子どもが自然と首を曲げて位置のズレを修正している「眼性 斜頸 」の
ケースもあるので、その点にも注意します。
<1学級に1人程度…1秒で「斜視」判定>
ところで、小児の斜視はどのくらいの頻度で発生していると思いますか。
日本人の頻度を正確に調べた研究はありません。
両眼視機能が不十分なものを斜視とすると、人口の30%近くいる、とする
意見があります。
ただ、世界的には、各国に2~3%前後とする研究が多いようです。
これだと、1学級に1人程度になります。
日本には、眼科の学校医が配置されていない地域がまだ多くあります。
たとえ配置されていたとしても、必ずしも斜視や小児眼科を専門とする
医師とは限りません。
そこで、非常に進化した最新機器の助けを借りることが、斜視や弱視を早く
見つけるための有力な選択肢となってきます。
例えば、米国生まれの「ビジョンスクリーナー」というコンパクトな機器は、
約1メートル先から画面をのぞきこむと、わずか1秒で、近視や遠視などの
両目の屈折や、斜視、瞳孔の検査ができる優れものです。
小児科医でも扱える可能性があり、既に導入している自治体もあるそうで、
今後利用が広がることを期待しています。
https://yomidr.yomiuri.co.jp/article/20180117-OYTET50037/
[予想外、男女では痛みの感じ方が違うようだ、根本的に異なる可能性]
(Medエッジ 2015年7月16日)
<これまでオスの実験に基づいていたが>
驚くべきことに、オスとメスのネズミでは、痛みを感じるシステムが異なって
いると分かった。
<痛いと感じるメカニズム>
カナダ、マギル大学のジェフリー・モギル氏らの研究グループが、神経学の
専門誌ネイチャー・ニューロサイエンス誌において2015年6月29日に報告
している。
これまでの研究では、男性と女性では痛みに対する感受性が異なっていて、
女性の方が男性よりも慢性的な痛みを経験していることが多いと言われて
きた。
しかし、これは痛みを感じるメカニズムが男女でいつも同じであるという
仮定に基づいていた。
<同じ痛みを感じていない?>
ケガや炎症での痛みは、「ミクログリア細胞」という免疫細胞によると
見られていた。
研究グループはミクログリア細胞の機能をさまざまな方法で妨げる実験を
行って痛みのメカニズムを調べた。
驚くべきことに、ミクログリア細胞の機能をいくら変えても、メスのネズミの
痛みには影響が見られなかった。
オスだけに通じる仕組みだった。
<鎮痛薬も男女別か>
研究者によると、メスのネズミの場合、ミクログリア細胞ではなく、
「T細胞」というまったく異なる免疫細胞が痛みを伝える役割を果たしている
可能性がある。
この研究はネズミでの結果ではあるが、ネズミは人間ととても似ている神経
システムをもっている。
人間の鎮痛薬でも男女差があるかもしれない。
今後の研究では、男女を分ける必要があると研究グループは見る。
痛みと男女差が注目されそうだ。
https://www.mededge.jp/a/psyc/16131
[歯:若い女性の歯退化 鶴見大教授ら学生調査、
7~8割が親知らず欠如 /神奈川]
(毎日新聞 2011年6月1日)
<あなたは大丈夫?「乳児期に固い食べ物を」
鶴見大教授ら学生124人調査>
鶴見大短期大学部(横浜市鶴見区)の後藤仁敏教授と田中宣子講師が、女子
学生124人の歯型を調べた結果、若い女性の噛む力が弱くなり、親知らず
(第3大臼歯)の退化が進んでいることが分かった。
後藤教授は「乳児期にもっと固い食べ物をかむ習慣が必要」と指摘する。
【網谷利一郎】
対象は歯科衛生科で学ぶ学生で、18~20歳。
咋春、上下の顎の石こう模型を採取し、歯の特徴を調べた。
歯数は24~32本で平均28.2本。
基本の32本は6人だった。
上顎の親知らずの欠如が82.2%。
その前の第2大臼歯も退化が進み、三角形に変形傾向が見られる。
第1大臼歯への影響も出ている。
下顎の親知らずの欠如は71.8%だった。
後藤教授は「人類の歯の退化予測」を新人・現代人段階(抜歯も含め32本)と
未来型現代人段階(28本)に分類。
調査では未来型が57.3%で、新人・現代人は12.1%、中間(29~31本)が
24.2%だった。
2005年から女子学生の歯の調査を続ける後藤教授は「若い女性は、噛む力が
年々弱くなっている。歯の退化を防ぐのは、人類史的な重要課題」。
田中講師も「ソフトな食品が人気だが、乳児期にしっかり噛む習慣が大切。
今年も歯型を調べ、データを積み上げたい」と意欲を示した。
http://mainichi.jp/area/kanagawa/news/20110601ddlk14040195000c.html
[両目『テトリス』プレイで成人の弱視が治る可能性
— マギル大学研究者らが発表]
(インサイド 2013年4月23日)
カナダはモントリオールのマギル大学とマギル大学医療センター研究所の
研究者らが、世界的パズルゲーム『テトリス』にて成人の弱視 を治療できる
可能性があると発表しました。
ゲームで弱視治療といえば3年ほど前の類似した事例あります。
<『テトリス』は誰でも簡単に遊べるパズルゲームとして最も有名>
今回の研究成果で特徴的なのは、通常の治療法が片目にアイパッチを着けて
もう片方の目に負荷をかけるものだったのに対し、高速なパズルゲームである
『テトリス』を使うことにより両目へ働きかけたという点。
マギル大学医療センター研究所とマギル大学で眼科研究部のディレクター
などを務めるRobert Hess博士は、「現状では成人の視力を回復させる方法は
現状存在しないが、手がかりとなるのは2つの目を同時に特定のタスクを
動かすコンディションにすることだ」としています。
また、成人の脳は有意な可塑性を持ちあわせており、それは幼年期に受けた
問題で失われた視力を取り戻すための土台となりうると強調しました。
具体的な研究内容として、まず被験者は18名。
9名を正常な目にアイパッチをあてて弱視の目でゲームをプレイさせました(monocularly)。
残る9名には同じゲームを両目でプレイさせました(dichoptically)。
2週間後、両目でゲームをプレイしたグループには3次元的な知覚において
劇的な改善がみられました。
また、わずかな改善しかみられなかったmonocularly群も、両目での
トレーニングにスイッチしたところ、同様の効果があったとのこと。
Hess博士は「両目を同時に働かせるよう強制することが弱視を改善すると
信じている」としています。
ただし、子どもに対して同様の結果が得られるかどうかは不透明。
同研究は今年末に北米での臨床試験で審査される予定です。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130423-00000031-isd-game