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[歯が抜けると記憶力が悪くなる!?:調査結果]

(IRORIO  2013年06月21日)


年をとると、歯が抜けて記憶力が悪くなるが、実はこの2つは相伴っていると
いう。
新たな研究により、歯を失うと記憶力が弱まることが明らかになった。


学術誌European Journal of Oral Sciencesに掲載された研究によると、
55~80歳の被験者273人を対象におこなわれた調査の結果、維持している
歯の本数は、過去の出来事を思い出す「エピソード記憶」と実際の情報などを
覚えておく「意味記憶」に深く関係していることが判明。

年をとっても自分の歯をしっかり維持している人は、歯がない人よりも平均で
4%記憶力が勝っていることが明らかになった。
また、天然歯の数は、過去の記憶の回想、認識にそれぞれ20%、15%、
意味記憶に14%の不一致をもたらすこともわかったという。


歯と記憶は一見関係ないように思えるが、研究者らによれば、実は歯と顎の
動きにより発生する知覚インパルスが記憶を司る脳の部位「海馬」に送られて
おり、脳の働きを活性化しているそう。
そのため、歯がなかったり少なかったりすると、送られる信号が少なくなり、
記憶力が衰えてしまうのだそうだ。


なお、昨年おこなわれた調査では、虫歯のない美しい歯が認知症の防止に
つながるとの結果も出ており、歯磨きをする回数が1日1回以下の人は、
1日3回磨いている人よりも認知症を発症する確率が65%高いことがわかって
いる。



http://irorio.jp/asteroid-b-612/20130621/65019/


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

[奥歯全て失うと、動脈硬化リスク2倍・・・高齢者調査]

(読売新聞  2015年8月13日)


奥歯を全て失った高齢者は、全部ある高齢者に比べて動脈硬化になるリスクが
約2倍に高まることが、厚生労働省研究班(研究代表者=前田芳信・大阪大
歯学部付属病院長)の調査でわかった。

研究班は「奥歯がない人は、かみにくい緑黄色野菜などの摂取量が減るため
ではないか」としている。


研究班は、大阪大や東京都健康長寿医療センターなどの研究者らで構成。
高齢者の歯と健康との関係を明らかにするため、2010年から各地の
70歳~100歳以上の2300人を追跡調査している。

今回、兵庫県内の70歳代の男女約500人について上下左右に4本ずつ計16本の
奥歯の状態と動脈硬化との関係を調べた。
奥歯が全部ある265人で動脈硬化が見つかった割合は約4割だったのに対し、
全て失った121人では約6割だった。
喫煙や歯周病などの要因を除外した上で比較したところ、奥歯がない人は、
ある人に比べて1.87倍、動脈硬化になりやすいとの結果が出た。

一方、食事状況を尋ねた別の調査では、奥歯が全てない人は、ある人より
緑黄色野菜と魚介類の摂取量がそれぞれ15%と12%少なかった。
これらは動脈硬化の原因となる血液中の活性酸素や脂質を除去する成分を
豊富に含んでいる。


研究班の池辺一典・大阪大准教授(高齢者歯科学)は「奥歯がない人は、
繊維質が多い野菜や、貝類、干物などを避けてしまうのだろう。入れ歯を使う
などして、しっかりと食べてほしい」と話している。




http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=122580




 

 

 

 

 

 

 

 

[目からウロコの歯の話
      病気や体調不良の原因は「歯」? 歯と体と脳の怖すぎる関係]

(Business Journal  2015年12月29日)(文=林晋哉/歯科医師)


咀嚼システムは成長段階に応じて学習・発達していくものです。
3歳を過ぎて乳歯が生えそろうと、食べ物を噛み砕いたり、すりつぶすための
歯という道具を使いこなせるようになり、しっかり咀嚼という行為ができる
ようになります。
この頃から本格的な咀嚼システムの発達段階に入るといえるでしょう。

そして、乳歯から永久歯への生え替わりの混合歯列期(6~15歳位)を経て、
すべての永久歯が咬合する状態となり、以後成熟期を迎え、その後は
ゆるやかに衰退するという身体のどの部分とも共通した生物のたどる自然な
流れに変わりはありません。

この間に、さまざまな咀嚼をはじめとする口の機能を経験し、その情報を基に
その人オリジナルの咀嚼システムを構築し、修正を適応的に経て成熟させて
いくのです。



<咀嚼システムのオリジナリティー>
筆者が歯学部の学生だった約30年前は、咀嚼運動は咀嚼筋の中に存在する
筋紡錘というセンサーが伸展されることによって起こる反射の連続であると
いう程度に考えられていました。

しかし現実にヒトが行う咀嚼は、無意識のうちに食べ物によって咀嚼の仕方を
変えながらスムーズでリズミカルに行われており、この多様性を説明する
には、画一的な反射の連続ということでは成り立ちません。

たとえば、自覚している人は少ないでしょうが、咀嚼するときにピーナッツは
左側で、肉類は右側で食べるなど、食べ物に応じて決まった噛み方があると
いうことがかなりの確率で起こり得ます。
試しにポイッとピーナッツを口の中に放り込んでみてください。
必ずといっていいほど、決まった歯でポリッと噛み砕きます。
何回やっても意識して変えない限り、その位置に運びその歯で噛みます。
これがあなたの咀嚼システムのオリジナリティーということになります。

つまり、人は胎生期から乳幼児期、幼少期の成長期とその後の成熟期を通して
現在に至るまでの間の咀嚼に関するその人独自の経験の蓄積によって、
このような咀嚼システムが獲得されたということです

この経験を左右する要素は、感覚の入力系の状態(歯、舌、口腔粘膜、
かみ合わせなど)や出力系の状態(筋肉状態、神経系の状態など)を
はじめとし、さらには属する国、気候、風土などであり、このそれぞれに
関する情報が咀嚼行動を通して入力され、その都度、入力された要素同士が
相互に複雑に適応的に作用し合い、その結果をもれなく盛り込んだ、その人
特有の咀嚼システムが形成、獲得されます。

だからこそ、ピーナッツを口の中に放り込んだときには、どの人も奥歯で
噛み始めるという基本的機能運動形態は各人同じくする顎・口腔系ですが、
どの奥歯で噛むかが違ってくるという細かい機能運動形態間では、決して
小さくない差異が存在し、これが顎・口腔系における個人差といえるで
しょう。



<咀嚼システムとかみ合わせ>
咀嚼システムを形成・構築する際に、そのよりどころとなる情報は咀嚼を
はじめとする口の働きからもたらされ、それに応じたオリジナリティーを持つ
咀嚼システムへ成熟していくことがおわかりいただけたと思います。

その咀嚼行為を行うときに最も重要なのが、どの歯がどのように噛み合って
いるかという情報を正確に脳が把握していることです。

カチカチと噛んだときに、一定の位置で安定した顎位(上下の顎の位置
関係)が再現されること、これにより顎機能運動を始める際のスタート
ポイントが確立し、そこからさまざまな咀嚼運動を行い、そしてまた安定した
顎の位置に戻るという咀嚼の基本的な行為となります。

つまり、常にこの歯がここに、このようにあり、そして動かしたときには
このように擦り合うといった情報が、いつ何時もしっかりと歯が触れあう
たびに脳へ送られる状況そのものが最も重要なのです。
つまり、それは一本一本の歯そのものが単独の情報源として担うものでは
なく、歯列全体の上下の歯の接触情報の総体である「かみ合わせ」としての
情報が、咀嚼システムの形成・構築に影響を与えているのです。
 





 

http://biz-journal.jp/2015/12/post_13090.html

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

[歯の本数維持が転倒防ぐ]

(毎日新聞  2016年2月6日)


高齢になって歯を失うと認知症や骨折を起こしやすいことが歯科医師らの
大規模調査で分かった。
義歯でも歯がないよりは予防効果がある。
歯のない人はぜひ、義歯を入れ、健康的に過ごしたい。



<認知症予防に効果>
記憶や判断力などに障害が起きる認知症の患者は約460万人(2012年、
厚生労働省調べ)。

歯と認知症の関連を調べるため、山本龍生・神奈川歯科大教授(社会歯科学)
らは愛知県内に住む65歳以上の高齢者4425人を対象に4年間追跡した国の
研究班の調査結果を分析した。

その結果、歯がほとんど残っていない人(0〜9本で、義歯の使用なし)は、
歯が20本以上残っている人に比べ、認知症の発症リスクが1.85倍も高かった。
食べ物をかむ能力で見ると、あまりかめない人の発症リスクは、なんでも
かめる人に比べ、1.25倍と高かった。

一方、歯がほとんどなくても義歯を使用している人の発症リスクは1.09倍と
低く、義歯を使って、かむことがとても重要だと分かった。

「歯を失うとかむことが少なくなって、脳への刺激が減り、脳の機能が低下
して認知症になりやすくなるのではないか」と山本さんは説明する。


さらに、対象者を絞って3年間追跡し、3年後に「過去1年間に2回以上、
転倒したか」を尋ね、歯の本数と転倒との関連も調べた。
歯が19本以下で義歯もない人は、歯が20本以上ある人に比べ、転倒する
リスクが2.5倍と高くなることが分かった。


転倒と歯の関係については、若井建志・名古屋大教授(予防医学)らが日本の
50歳以上の歯科医師9992人を平均6年間追跡した調査結果もある。
追跡期間中、大腿骨を骨折した歯科医師は20人いた。
歯の本数が0〜8本の人は、19〜28本の人に比べ、骨折リスクは約5倍も
高かった。
若井さんは「詳しい因果関係は分からないが、歯を失う人は骨自体が
弱かったり、歯がなくなって体力が落ちたり、体のバランスが悪くなったり
して、転びやすくなるのでは」と推定する。



<まず歯周病対策を>
歯は上下合わせて32本ある。
国は80歳で20本を残す目標を掲げ、「8020」運動を展開している。
しかし、80歳で20本を達成している人の割合は過去より改善されている
ものの、約38%(2011年、厚労省調べ)と少ない。

70歳以上の歯の平均本数は、10〜15本程度なのが現実だ。


歯の数は、細菌などで炎症が起きて生じる歯周病になると減りやすい。
歯を残すには歯周病の予防も必要だ。


厚労省の国民生活基礎調査によると、要介護の原因は脳卒中、認知症、
転倒・骨折、関節の疾患が約6割を占める。
こうした疾患の半分近くが歯の喪失と関係していると見る山本さんは
「フッ素が含まれた歯磨き粉を使った歯磨き、歯と歯の間のブラッシングを
毎日続けること。そして定期的にかかりつけ歯科医に歯を診てもらうことが
大切だ」と歯を残すためのアドバイスをする。




【小島正美】



http://mainichi.jp/articles/20160206/ddm/013/040/005000c




 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

子どもの注射に「嘘だけはつかないで」と呼びかけ Twitterで反響

(トピックニュース  2017年6月28日)


26日、あるTwitterユーザーが、子どもの注射に注意を促し、反響を呼んで
いる。

育児中の医師だというこのユーザーは、小児科研修中に上司から言われた
教訓を明かした。
それは「注射は痛くないなんて嘘はついたら駄目」というもの。
「痛いけど痛いのはすぐ終わる事、体のために注射が必要だって事を、小さい
子供でもきちんと話し合う。そうしないと、信頼関係を失うよ」と教えられた
そうだ。

この教訓を守り、ユーザーは自身の娘に対しても、きちんと説明した上で
予防接種を受けさせているという。


さらにユーザーは「注射をうたない」と子どもにウソをつく親に対し、
「だまし討ちをすると、子供は賢いので親との信頼関係も、病院との信頼
関係も損ないます」と悲しむ。

子どもに「病院嫌い」「医者嫌い」が刷り込まれると、「なかなか払拭
できず、次の受診が更に辛いものになる事も」「嘘だけはつかないで
欲しいな」と呼びかけた。


このツイートは、28日12時の時点で5400件以上のリツイートと、6100件
以上の「いいね」を集めるなど、ネット上で話題となっている。



http://news.livedoor.com/article/detail/13263237/



 

 

 

 

 

 

 

 

 

[言語文化と肩こり]

(Wikipedia)


「肩が凝る」という言葉は、夏目漱石による造語との説がある。
それ以前はいわゆる肩こりの症状を特に指す用語は日本語になく、肩こりと
いう言葉が生まれたことで、多くの日本人が肩の筋肉が固くなる症状について
自覚するようになったとの言説がある。

しかしながら、『門』の発表とほぼ同時期には、「肩が凝る」を現代語と同じ
用法で使用している例は見られる。
それ以前より、「痃癖の凝り」といった表現が見られるため、この表現の
源流を漱石のみに帰するのは疑問がある。

また、『さらに、それ以前はいわゆる肩こりの症状を特に指す用語は日本語に
なく』なる説は、『門』以前にも樋口一葉が「肩が張る」と言う表現を用いている。
そもそも、1686年には、当時の医学書『病名彙解』において「痃癖」として
紹介されており、その俗語が「うちかた」であるとの記述がある。
妥当とはいえない。

「肩こり」と言う言葉が生まれたゆえ、その症状を自覚するようになったと
言説は、正確性を欠く。



このような言語文化に特有の症状の例として、フランス以外ではまれにしか
報告されない重い足(jambes lourdes)が有名である。
フランスでは日本での肩こりと同じように重い足を治すための民間療法なども
多く存在している。


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

[突然走る電撃痛・・・冷たい風で顔が痛む「三叉神経痛」とは?]

(日刊ゲンダイ  2015年2月3日)


冷たい風があたった時、顔を洗った時、ひげをそった時、歯を磨いた時、
物を噛んだ時──。
何げない瞬間に突然、顔の半分に痛みが走ったら、「三叉神経痛」が
疑われる。
原因の9割は加齢による血管の蛇行で、顔の感覚を脳に伝える三叉神経が
血管に触れてショートし、痛みが生じる。
冷たい刺激がきっかけになることも多い。日本医科大学付属病院脳神経外科・
森田明夫教授に詳しく聞いた。


顔が痛む疾患には、虫歯、顎関節症、副鼻腔炎、帯状疱疹、群発頭痛など
さまざま。
三叉神経痛もそのひとつだが、ほかの疾患と違う典型的な症状が、「顔の
半分に」「突然起こる」「電撃痛」だ。

電撃痛とは、虫歯などの時に感じる、キーンと脳まで突き抜けるような痛み。
痛みの持続時間は数秒で、1回で治ることもあれば、キーンキーンキーンと
連続することもある。
冒頭に挙げた「冷たい風があたる」「顔を洗う」「ひげをそる」「歯を磨く」
「物を食べる」時に起こる。

「激痛ですが、治ると何の痛みも残らない。しびれなどもありません。それも
三叉神経痛の特徴です。歯や鼻の病気では、顔の痛みが続いたり、激痛が
治まってもしびれなどが残ったりすることがよく見られます」


とはいえ、症状からでは判断しづらい三叉神経痛もある。
最初に受診したのが歯科で、抜歯したが痛みが治まらず、三叉神経痛の治療で
痛みが消えた、というケースも珍しくない。

「だから、“顔の半分”“突然”“電撃痛”があるなら、MRI検査も受けるべき。
三叉神経が血管に触れているか画像で確認できる。特に若い人は、脳腫瘍や
脳梗塞で三叉神経や血管が圧迫されて起こっていることもあり、それを
いち早く見つけられます」



<薬物治療で7~8割改善>
三叉神経痛の治療は、まず抗けいれん薬などによる薬物治療だ。
「これで7~8割の患者さんが良くなります。効果が出るのも早く、服用の
翌日か翌々日には痛みが消えます。ただ、毎日服用する必要がある。中には
数カ月だけ服用し、その後は薬を飲まなくても痛みが治まる人もいますが、
ほとんどは数年後、早ければ1年後に痛みが出てくるので、その都度薬を使う
ことになります」

薬物治療で効果を得られなかったり、副作用が強く服用ができない人は、
神経ブロック注射になる。

「それでもダメなら、微小血管減圧術という手術が検討されます。ここまで
いくのは患者さんの1割くらい。全身麻酔で頭蓋骨に穴を開け、顕微鏡で
観察して三叉神経に血管が当たらないようにします。手術を受けた人の9割は
症状が改善します。また、高線量の放射線で痛みを感じる神経を壊すガンマ
ナイフという選択肢もあります。ただ、健康保険が適用されず、効果も手術に
劣ります」



実は、三叉神経痛には、典型的な症状を伴わず、MRI検査でもはっきり診断
できない上、鼻や歯などさまざまな疾患のすべての可能性も否定される
ケースがある。
「非定型三叉神経痛といい、三叉神経痛と同じく薬物治療を行います。痛みが
消えれば、三叉神経に問題があったと判断します」

残念ながら、症状が改善されなければ、三叉神経によるものではないとされ、
内科やペインクリニック、精神科など複数の科とともに治療にあたるという。





http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/156881


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

[舌の先端にしびれるような痛み・・・ストレスで「舌痛症」]

(ZAKZAK  2013年07月31日)(今日のストレス 明日の病気)


舌の先がピリピリ痛む。
「口内炎?」と思って鏡を見ても何もない。
実はこれ、「舌痛症」という症状の可能性がある。
精神的な抑圧のかかった人に出やすいこの症状。
心当たりがある人は歯科か口腔外科へ−。 


Hさん(29)は口内炎ができやすいタイプ。
唇の裏などに口内炎ができるたび、奇妙なしゃべり方になる。
それを頻繁に繰り返すので、最近では奇妙なしゃべり方がすっかり板について
きたほどだ。
神経質で小さなことを気にするのでストレスは多い。
繰り返す口内炎もそのせいだろうと、自分で半ばあきらめていた。

そんな彼が異変に気付いたのは2週間前のこと。
舌の先にピリピリっとしびれるような弱い痛みを感じたのだ。
これまで舌にできる口内炎のほとんどが“側面” だった。
「珍しいことがあるもんだ」と、早くも奇妙なしゃべり方モードに移行しつつ
鏡を見ると、異常はない。
翌日も翌々日も、「ピリピリ感」はあるのに、見た目の異常が現れないのだ。

「すわ、舌がん!」
あわてて病院の口腔外科を受診したHさん。
いろいろと検査をしたが、診断は「異常なし」。

一体これは何なのか。
「舌痛症と思われます」と答えるのは、東京医科大学口腔外科主任教授の近津
大地医師。
続けてこう解説する。
「名前の通り、舌に痛みが出る疾患。多くは検査をしても異常は認められ
ません。亜鉛不足や電解質異常が原因の場合もありますが、メンタルの問題が
誘因となって起きることもあります」

口の中は胃や腸と同様、粘膜に覆われている。
ストレスで胃腸が荒れるなら、口の中が荒れても一向におかしくない道理だ。
Hさんのケースも、何らかのストレスが症状を引き起こしていたと考えるのが
妥当だろうと近津医師は推測する。

「多くは医師に『異常なし』と言われると安心して軽快しますが、精神
安定剤を処方することもある。神経質な人ほど症状は消えにくい傾向があり
ます」(近津医師)


トイレの鏡の前で、「これ、舌がんじゃないのかな・・・」と舌を引っ張って
眺めているHさん。
そんな心配してるヒマがあるなら仕事しなさい。




(長田昭二)




http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20130731/dms1307310724006-n1.htm

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

[気づきにくい誤嚥性肺炎]

(家庭の医学  2017年6月27日)


<日ごろのケアが大切>
誤嚥を原因とした肺炎で亡くなる高齢者が多いことをご存じですか?
誤って気管に入ってしまった異物を、咳などで吐き出す力が弱いことが肺炎に
つながります。
肺炎にかかっていても気づかない場合もあるので要注意です。

誤嚥性肺炎は、細菌が唾液や胃液と共に肺に流れ込んで起きる肺炎です。
誤嚥とは食べ物や飲み物、唾液や胃液が誤って気管や気管支に入ることを
いいます。
食べ物だけでなく、嘔吐などで胃液が食道を逆流することが原因となる
ケースもあります。

健康な人でもふとした拍子に食べ物や飲み物が気管に入って、むせることは
あります。
その場合、咳をすることで、気管に入った異物を吐き出すのですが、体力の
衰えた高齢者は、吐き出す力が弱く、気管に入ったものをうまく出せない
ことがあります。

咳をしたり飲み込んだりする力が低下する原因として、脳血管障害の可能性も
指摘されています。
自分では気づかずに、たまたま人間ドックなどで見つかる無症候性脳梗塞
でも、脳梗塞がまったくない人よりも肺炎のリスクが高いといわれます。


誤嚥性肺炎は、主に嫌気性菌(酸素のないところで発育する菌)を含む
口腔内の常在菌が肺の中で増殖することで生じます。
寝ている間に口腔内の細菌が唾液とともに肺に流れ込み、発症している例も
少なくありません。

注意したいのは、通常の肺炎であれば、発熱や咳、痰が出るなどの自覚症状が
現れますが、高齢者の場合ははっきりとした症状が出ないことも多いのです。
しかし、高齢者にとって誤嚥性肺炎は、ときに命取りにもなる危険な病気
です。

食事中のむせこみ、唾液が飲み込めないなどの症状がある場合は、誤嚥性
肺炎を疑ってみる必要があります。

また予防策として、日ごろから誤嚥の予防と、口の中を清潔に保つ口腔ケアが
重要です。

まずは誤嚥を防止するために、その人の飲み込む力に合わせた固さや形の
食事を用意することから始めましょう。
食事はよく噛んでゆっくり食べる、慌てて飲み物を飲まない、食後はすぐに
横にならず、2時間くらいは座った状態を保つなどの習慣も大切です。

就寝中に胃液が逆流しないよう、上半身を少し高くして寝ることも有効な
対策とされています。

口の中を清潔に保つことで、口腔内の雑菌を減らすことができます。
口腔ケアもぜひ意識してください。


なんとなく元気がない、倦怠感を訴える、食事中にむせこむ、喉がゴロゴロ
鳴る、唾液が飲み込めない、食事に時間がかかる、痰が汚いなど、いつもと
違う様子があったら、誤嚥性肺炎の可能性があります。
早めに医療機関を受診するようにしましょう。




(監修:目黒西口クリニック院長 南雲久美子)




http://sp.kateinoigaku.ne.jp/kiji/124513/

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

[睡眠障害が危険な不整脈のリスクに関連]

(HealthDay News 2016年11月14日)


夜間に十分な睡眠を取るべき理由がまた1つ増えそうだ。
新たな2件の研究で、睡眠障害があると心房細動リスクが上昇する可能性が
あることが示唆された。

心房細動はよくみられる不整脈の一種で、血液凝固や脳卒中のリスクの高さ
との強い関連が認められている。

いずれの研究でも因果関係は明らかにされていないが、睡眠サイクルの妨害に
よる生理機能の変化が心房細動の発症や再発をもたらす可能性があると、
研究をレビューした米ウィンスロップ大学病院(ニューヨーク州ミネオラ)の
Jianqing Li氏は述べている。


米カリフォルニア大学サンフランシスコ校(UCSF)のGregory Marcus氏
率いる研究チームは、数百万人の患者のデータを追跡して睡眠不足と心房細動
との関連を評価した。
その結果、不眠症をはじめとする睡眠の乱れと不整脈との独立した関連が
認められた。
夜間に頻繁に覚醒していた人は、そうでない人に比べ、心房細動リスクが
26%高かった。
また、不眠症と診断された人は、十分に睡眠を取れていた人に比べ、リスクが
29%高かった。

同じ研究チームによる個別分析では、レム睡眠と呼ばれる睡眠相が他の
睡眠相に比べて少ない人は、心房細動リスクが高いことが判明した。

この2件の研究は、米ニューオーリンズで開催された米国心臓協会(AHA)
年次集会で11月14日に発表された。


Marcus氏は、「睡眠不足が心房細動リスクを上昇させる理由はわかって
いないが、原因となる機序が明らかにされていなくても、睡眠衛生を改善
する既知の技術の導入など、睡眠の質を向上させる戦略が心房細動の予防に
役立つと考えている」と述べている。
睡眠不足は高血圧、肥満、脳卒中などの心疾患危険因子に関連することも
わかっていると、同氏は指摘している。

米ハンティントン病院(ニューヨーク州)のPaul Maccaro氏は、「夜間に
よく眠れず、次の日に影響が及ぶという経験は誰にでもある。疲労感や
倦怠感があり、生産性が低下する」と指摘し、「今回の2つの発表は
いずれも、心房細動の誘因に関する理解を深め、心房細動を低減する戦略に
関する新たな洞察をもたらすものであり、さらに、心房細動の原因を明らかに
する新たな研究への道を示している」と述べている。


なお、学会発表された知見は一般に査読を受けて医学誌に掲載されるまでは
予備的なものとみなされる。
 




http://healthdayjapan.com/2016/11/21/14231/