アクティブエイジング アンチエイジング -41ページ目

[小学生から医薬品教育を]

(共同通信医療新世紀  2015年9月8日)


「交通ルールは小学生でもしっかり教わる。医薬品についても、正しい
使い方の基礎は小学生から身に付けさせたい」
こう話すのは斎藤百枝美・帝京大薬学部准教授だ。
同じ問題意識を持つ宮本法子・東京薬科大教授とともに、小学生向けの本
「くすりを使う時の12の約束」をまとめ、今年出版した。


義務教育での医薬品教育は、2012年度から全国の中学校で行われている。

だが「それでは遅い」と考える。
薬についての子ども向け出前授業を長く続けてきた経験などから「薬の
教育は、健康への良い習慣をつくる土台になる。時期は小学3~4年生が
望ましいのでは」と言う。

本の題名でもある12の約束は、
  ・薬を飲む量や時間を守る
  ・薬を誰かにあげたりもらったりしない
  ・コップ1杯の水かぬるま湯で飲む
  ・治ったと思っても勝手にやめない
など、基本的だが大切なこと。


内容は、斎藤さんが福島県立医大病院で薬剤師として働いていた1990年代に
病院内学級の子どもたち向けにフランスの教材を参考に自作したテキストが
基になっている。

今年8月上旬には、本の内容に沿って小学3~4年生向けの「わくわく
おくすり教室」を帝京大で開催した。
子どもと保護者の双方から好評を得たため、今後も開催することになったと
いう。


本は書店販売はしていない。
発行元の東京薬科大学出版会に申し込む。





http://www.47news.jp/feature/medical/2015/09/post-1358.html




 

 

 

 

 

 

 

 

 

[ビタミンD欠乏症が増加 背景に母乳栄養や日光不足]

(共同通信医療新世紀  2014年5月7日)


<放射線への懸念も影響>
ビタミンDの欠乏による乳幼児の低カルシウム血症やくる病が増えている。
「くる病なんて貧しく栄養状態が悪かった時代の病気」と考えられていた
のに、なぜなのか。

背景には母乳栄養の推奨や日光浴の不足、食事の偏りがあるという。

日本では東日本大震災以降、原発事故による放射線への懸念から屋外活動を
避ける傾向もある。
日光浴不足に拍車が掛かり、患者がさらに増えることを専門家は心配して
いる。



<カルシウム低下>
「以前はビタミンD欠乏症の患者さんを診ることはほとんどありません
でした。ところが2000年ごろから増え始め、最近は毎年数人が受診します。
他施設からの相談も年間10例ほどあります」と東大病院 小児科の北中幸子
准教授は話す。

全国的な調査データはないが、増加傾向は東大病院に限った話ではない
ようだ。

大阪大病院 小児科の大薗恵一教授も「くる病とはっきり診断できる患者
さんは年間5~6人。それ以外にも、体内のビタミンD量の指標となる
血液中の『25水酸化ビタミンD』の数値が低い患者さんがかなりいます」と
解説する。

海外でも2000年代に入り、学術誌に掲載される欠乏症の論文数が右肩
上がり。
世界的な患者の増加がうかがえる。


ビタミンDは、食事で摂取したカルシウムが小腸で吸収されるのを促進する。
さらに、いったん腎臓を通過したカルシウムの再吸収も促す。
このため、ビタミンDの欠乏は血液中のカルシウム濃度の低下を招く。



<皮膚で合成>
1歳未満の乳児では、全身性のけいれんや、頭蓋骨の軟化などの症状が現れる
「ビタミンD欠乏性低カルシウム血症」の発症につながる。

一方、歩行が始まる1歳すぎの幼児では、O脚や低身長などが特徴の
「ビタミンD欠乏性くる病」を発症することが多い。


患者増加の背景として3つの要因が指摘されている。

1つ目は母乳栄養の過度の推奨。
免疫機能を高めたり、母子の絆を強めたり、母乳には優れた点が多い半面、
ビタミンDの含有量が人工のミルクに比べ格段に少ないという短所もある。
「欠乏症を発症する子どもの大半は母乳栄養児です」と北中さんは指摘する。

2つ目は日光浴不足。
ビタミンDは食事からの摂取以外に、日光を浴びることにより皮膚で合成
される。
しかし最近は、皮膚がんやしみ、しわの予防を理由に紫外線対策が勧められ、
赤ちゃん用の日焼け止めクリームまで販売されている。
緯度によっても異なるが、関東などでは夏は1日10~15分、冬は1時間
程度を目安に日光浴を行うことが望ましい。



<予防は可能>
3つ目は食事制限や偏食。
特に食物アレルギーやアトピー性皮膚炎で、卵や魚を制限している子どもは
注意が必要だ。

北中さんは2年前、都内の病院からこんな患者の相談を受けた。
歩行異常を訴えて受診した2歳女児。
O脚と低身長の症状があり、くる病と診断された。
女児は完全母乳栄養で、2011年の震災後、放射線を心配して魚やキノコの
摂取を制限し、外出も控えていたという。

「福島の病院からも類似の相談がありました。極端な制限にならないよう
注意が必要です」と北中さんは話す。


この病気は適度な日光浴や食事、人工ミルクからの積極的なビタミンD摂取を
心掛ければ予防できる。
そのためには妊婦や赤ちゃんの親を啓発しなければならない。


また、日本には現在、欧米で予防のために使われている乳児用天然ビタミンD
製剤がない。
さらに診断に不可欠な血液中の「25水酸化ビタミンD」測定に保険が適用
されない。
今後の大きな課題だ。




(共同通信 赤坂達也)





http://www.47news.jp/feature/medical/2014/05/post-1083.html

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

[認知症リスクに地域格差]

(共同通信医療新世紀  2016年2月9日)


認知症になるリスクが高い高齢者の割合を市町村間で比べると約3倍の格差が
あったと、平成医療短大(岐阜市)の加藤清人教授らが発表した。


加藤さんらは、認知症の初期に買い物などの活動能力(IADL)が落ちる
ことに注目。
(1)外出 (2)買い物 (3)食事の用意・・・など5項目ができるか
どうかを点数化して認知症リスクの指標とし、日本老年学的評価研究
プロジェクトで集めた、

要介護認定を受けていない全国53市町村の約8万8千人のデータを分析した。

前期高齢者(65~74歳)でIADL低下者の割合を比べると、最多の自治体は
23.2%で最少(7.9%)の約3倍。

低下者は郊外や農村に多く都市部は少なかった。





http://www.47news.jp/feature/medical/2016/02/post-1444.html



 

 

 

 

 

 

 

 

 

[虚弱予防は口から 食べこぼし、むせに注意]

(共同通信医療新世紀  2015年9月15日)


<歯科医師会が運動提唱>
ちょっとした滑舌の悪さや食べこぼし、飲み物にむせるといった口周りの
トラブルは、高齢者の体が弱っていく最も早いサインだ。

日本歯科医師会 は、そうした不調をまとめて「オーラル・フレイル
(口腔機能の低下)」と呼んで、早い段階での対処を、虚弱を予防するための
国民運動にしようと提唱。
効果的な普及啓発の在り方を検討している。



<ささいなうちに>
口周りの健康と全身の状態との関係には科学的な裏付けがある。

東京大高齢社会総合研究機構 の飯島勝矢准教授(老年医学)らのグループは
千葉県柏市の協力を得て、市内の65歳以上の高齢者1900人余りで口腔や
全身の健康状態、食生活、生活の質など224項目を3年にわたって調査した。

すると「歯の本数」や「食べこぼし、むせ」「かむ力」「食事の量」など
多くの項目が、全身の筋肉量や筋力の低下、運動機能の低下などと強く関連
していた。

飯島さんらは項目ごとの関係を解析し、想定される虚弱の進み方を4段階の
流れ図で表現。

そのうち、筋力や運動機能の低下の前段階に当たる口周りの不調を、新しい
概念として「オーラル・フレイル」と位置付けた。

「軽微な口の弱りは、全身の虚弱の"上流"に当たる。この段階で対策を
講じれば『ささいなトラブル』だからこそ元に戻したり、機能を維持したり
できるはずだ」と強調する。



<悪循環>
飯島さんはさらに、高齢者の社会的な活動性に着目する。
家族や知人と食卓を囲む人は、独りで食べる人に比べて不調も少ないという。
「皆と一緒なら多様な食品を食べるし、会話も弾み、唾液も出る」からだ。

また、自分の健康への興味、関心も大事。口の状態を気にする人は歯科医に
かかる機会も多く、機能がより長く維持できる。


では、どうやって不調に気づき、対応をしたらいいのか。
東京都健康長寿医療センター 専門副部長で歯科医の平野浩彦さんは、
兆候として「硬い物が食べにくい」「液体でむせる」「口が渇く」の3つを
挙げ、「体の筋肉と同じ。食べる力も意識して使わないと衰える」と自助
努力の必要性を指摘する。
「かめない」「軟らかい食べ物を選ぶ」「さらに衰え、いっそうかめない」
・・・という悪循環が典型的な始まり。
食欲の低下を経て、栄養状態の悪化を生む。



<パ、タ、カ>
自分がしっかり食べ物をかめているのか、簡単に分かる方法がある。
奥歯でしっかりかむとあごも大きく動き、頬に手を当てると大きな筋肉の
動きが伝わってくるはずだ。
前歯だけをかみ合わせても筋肉はあまり動かない。

平野さんによると、軟らかい物を食べる際は主に前歯しか使わず、この
かみしめるための大きな筋肉が衰えてしまう。
いつの間にか、好き嫌いより食べやすさで食べ物を選ぶようになることも、
かむ力の衰えを示す要注意のサインだ。


口の動きを測る簡単なテストもある。
「パパパパ...」「タタタタ...」「カカカカ...」。パ、タ、カの3音を短時間で
どれだけ細かく発音できるか。
医学的にも確立した試験で、唇や舌の機能を示す。
特に「カ」は舌の根元を使うため、のみ込む力と密接な関係があるという。


口周りのちょっとしたトラブルへの対策は、まずはかかりつけの歯科で相談
して指導を受けるのが一番。
各地の歯科医師会が高齢者向けのセミナーや相談会を催したり、自治体が
筋力強化や栄養指導と併せて教室を開いたりしている。




(共同通信 由藤庸二郎)



http://www.47news.jp/feature/medical/2015/09/post-1361.html

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

[運動だけでは不十分 筋肉強化に栄養が大切]

(共同通信医療新世紀  2015年9月1日)


<介護予防へ取り組み進む>
「介護予防には筋肉強化が大事」との認識が広まり、熱心に体を動かす
高齢者が増えてきた。
しかし、栄養不足のまま運動しても十分な効果は得られない上、かえって
有害な場合もある。
そこで正しい知識に基づき体づくりの効果を高めようと、スポーツクラブが
高齢会員向けに勉強会を開いたり、リハビリテーションの現場でも栄養摂取が
重視されたりと、新たな取り組みが進んでいる。



<体操してるのに>
「筋肉をつけるには、運動だけでは駄目ですよ。タンパク質やビタミンDなど
十分に栄養を取ることが必要です」
7月、スポーツクラブ「メガロス」が横浜市で開いた年配の会員向け健康
セミナー。
講師の山田実筑波大准教授の話に、参加した約130人が真剣に聞き入った。

山田准教授は、放置すると要介護に進む可能性が高い「フレイル」や、筋肉が
減って弱る「サルコペニア」など、高齢者の心身をめぐる新しい用語も紹介。
「85歳を超えると介護の要因は衰弱がトップ。ただフレイルの状態なら、
運動と栄養で元気になれます」

参加者は講演前に体のチェックを受けていた。
筋肉量が少ないと判定された女性(81)は「週4日も体操に通っているのに。
魚や肉が嫌いなせいかしら」と少しショックを受けた様子。
別の女性(67)は「新しい言葉はよく知らなかったが、今日の話を参考に、
できるだけ元気で過ごしたい」と話した。



<戻る可能性>
フレイルは、日本老年医学会 が昨年、従来「虚弱」と訳されてきた英語の
FRAILTYの新たな訳語として提唱した。
筋力が落ちて転倒しやすくなるといった体の問題に加え、認知機能の低下など
精神面や社会的問題も含む概念。
虚弱との違いは「適切な対応によって再び健常な状態に戻る可能性がある」
との意味がこもっている点だ。

一方、サルコペニアは1989年に米国の研究者が提案した言葉で、加齢などに
伴う筋肉量と筋力の低下を意味する。

フレイルとサルコペニアはいずれも、高齢期の介護予防に筋肉が大切である
ことに着目しており、老年医学の専門家らが概念を積極的に広めようとして
いる。



<効果上がる>
筋肉をつくるには、運動と適切な栄養の両方が大切。
しかし「栄養は運動に比べ軽視されがちだった。医療者も例外ではない」と、
横浜市立大市民総合医療センターリハビリテーション科の若林秀隆医師は
指摘する。
その理由を「これまではメタボなど栄養過剰の方が注目を浴びていたためでは
ないか」とみる。


一般に高齢者は栄養不足になりやすい。
栄養が足りない状態で運動すると、不足した栄養素を自分の体から補うしか
ないため、筋肉や脂肪の分解が進んでしまい逆効果になる。
若林医師らはこのため、高齢患者のリハビリの際、筋肉が減らないよう摂取
カロリーを増やして取り組んでいる。


肺がんの手術後、飲み込みが難しく、日常生活に戻れるかどうか心配された
70代の男性の場合、摂取カロリーを通常の1日1500キロカロリーから2000
キロカロリー余りまで増やした。
その結果、体重が回復してリハビリの効果が上がり、1人で外出もできる
ようになった。
若林医師は「栄養の大切さは、リハビリの現場で認知度が上がってきた
ところ。成果も出始めている」と話す。


日本サルコペニア・フレイル研究会 の世話人代表を務める国立長寿医療研究
センターの荒井秀典副院長は「高齢者の寝たきり予防には筋肉やバランス
感覚の維持が重要。新たな言葉の認知度を上げ、正しい知識を浸透させたい」
と話している。




(共同通信 尾原佐和子)



http://www.47news.jp/feature/medical/2015/09/post-1353.html



 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

[「食塊」もっと意識して]

(共同通信医療新世紀  2014年9月2日)


のみ込む機能が低下した人の食事は、のみ込みやすい食べ物の塊(食塊)を
口の中で作れるようにするのが基本。
しかし、介護に当たる家族はあまり意識していないことが日清オイリオ
グループ の調査で分かった。


対象は60歳以上の要介護者を在宅で介護し、食事も作っている100人。
食事で最も重視していることとして「軟らかく煮込む」「細かく刻む・
つぶす」を挙げた人が多く、食塊を作るのに必要な「とろみをつける・
あんをかける」を挙げた人はその半分以下だった。


菊谷武・日本歯科大教授は「食塊を作るには歯の存在も欠かせない。歯の
手入れも忘れないで」とコメントしている。




http://www.47news.jp/feature/medical/2014/09/post-1148.html




 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

[飲まなくても痛風…お酒強い人はご注意 防衛医大発表]

(朝日新聞デジタル  2017年6月29日)


お酒に強い体質の人は痛風になりやすいことが、防衛医大などのチームの
研究でわかった。
普段お酒を飲まなくても、アルコールの分解にかかわる遺伝子の違いによって
発症のリスクが高まるという。

英科学誌「サイエンティフィック・リポーツ」に研究成果を発表した。


激しい関節痛を引き起こす痛風は、血中の尿酸値が高い状態が続くと発症
する。
中高年の男性に多く、国内患者は約100万人、予備軍の高尿酸血症は
約1千万人に上るとされる。


防衛医大の松尾洋孝講師と崎山真幸医官らは、アルコールの分解過程で働く
遺伝子「ALDH2」の違いに着目した。
この遺伝子の働きが生まれつき弱い人はお酒に弱くなる。

痛風の男性患者1048人と、正常な尿酸値の痛風ではない男性1334人の
遺伝子を比較し、ALDH2遺伝子の違いが痛風の発症リスクにも関係する
ことを突き止めた。
この遺伝子の働きがよく、お酒に強い人の痛風の発症リスクはお酒に弱い人の
2.27倍になることを明らかにした。

ただお酒に強い人は飲酒量が増えて痛風になっている可能性がある。
このため、飲酒習慣のない男性で比較した。
飲酒が月に1回未満の痛風患者118人と痛風ではない313人では、お酒に
強い人の痛風発症リスクは1.93倍高かった。


松尾さんは「お酒に強い人はお酒を飲まなくても痛風になりやすい。尿酸値を
意識しつつ、痛風の原因になる肥満には特に気をつけてほしい」と話して
いる。



(川村剛志)



http://news.livedoor.com/article/detail/13266568/
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

[おねしょ(夜尿症)がある高齢女性の特徴は?]

(MEDLEY  2015年12月17日)


夜尿症は、睡眠中に無意識に排尿する症状です。
高齢者では女性の方が不安に考えられている方も多いのではないでしょうか。

今回の研究では、夜尿症と身体機能にどのような関連があるか検証しました。




<転倒に夜尿症が関連?>
今回の研究では、夜尿症の患者37人を対象に、夜間尿漏れの回数と転倒の
関連性を検証しました。

 

<夜間尿漏れの回数が多いほど転びやすいかもしれない>
以下の結果が得られました。

転倒リスクの増大には、夜尿症の頻度が増えること(p=0.04)、下肢の
機能が悪いこと(p<0.001)、上肢の機能が悪いこと(p<0.0001)、筋力や
歩行、バランスの身体パフォーマンスが含まれるパフォーマンスが悪いこと
(p=0.02)が関連していた。


転倒の数が多い人では、夜尿症の頻度が多いという結果でした。

 

今回の研究から因果関係は述べられませんが、夜間尿漏れがある人では、
歩く能力の悪化をともなっている場合があり、転倒に注意する必要があるかも
しれません。




http://medley.life/news/item/566fa8cad6f496760b650fae



 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

[白髪の生える位置からわかる!? あなたの「内臓の不調」]

(スキンケア大学  2016年1月20日)


年齢や若々しさを左右してしまう「白髪」。
その原因は老化が全てだと思いがちです。
でも、白髪を抜いてもまた同じ位置から白髪が生えてきたり、1か所に集中
して白髪が生えてきたり・・・という経験はありませんか。
実はこれは、体が発信する内臓不調のサインなのです。



<白髪は内臓の鏡? 白髪からわかる体の不調>
果たして、白髪の原因は老化だけなのでしょうか。
年齢は同じなのに白髪の量が全然違うというケースもあることから、白髪の
原因は老化以外にも考えられることが推測できます。

漢方理論で髪と関係しているのは「腎・肝・胃」の3つの内臓です。
この3つが不調になると、白髪が出やすくなり、白髪が生える位置も異なって
きます。
白髪を予防・改善する手掛かりにすべく、白髪と内臓の関係を見ていき
ましょう。



<腎と白髪の関係>
白髪をはじめ、肌のシミやシワなど老化の全般と深く関係する“腎”(腎臓・
生殖器・泌尿系)。
東洋医学では、「髪は腎の華(花=外観)」という定説があります。
生命力をつかさどる腎は、精というエネルギーを貯蔵するところであり、
精が不足すると腎の機能が低下し、白髪が増えやすくなるのです。
また、腎は腎臓や足腰の健康とも直接的に関係する器官です。



<肝と白髪の関係>
肝の主な役割は血を貯蔵し、内臓をはじめ全身に血を届けることです。
血は各臓器に対し、栄養を供給するので、肌や髪の毛に対しても栄養を補い
ます。
漢方では「髪は血の余り」と説くので、血が余れば(養分が豊富にあれば)
髪にまで栄養が行き渡り、黒く、健康な髪になります。逆に血が足りなく
なると、白髪や抜け毛などのトラブルを引き起こしやすくなります。



<胃と白髪の関係>
食事をして胃に入った飲食物をエネルギーに変換できなければ役に立ち
ません。
このエネルギーは「血」となり、その後に肝の働きで栄養分となって全身に
運ばれます。
胃が不調になると飲食物を十分に消化できず、髪を含め、体に必要な栄養
物質が不足してしまうのです。



<生える位置別の白髪対応策>
さて、内臓の不調は白髪の原因にもなりますが、裏を返して言えば、白髪の
生える位置によって、どの内臓が不調なのかがわかります。
白髪のある方は、ご自分の白髪の位置と照らし合わせてみてください。

前頭部・・・【胃の不調】暴飲暴食に気をつけ、冷たいものは極力摂らない
            ようにする。
側頭部・・・【肝の不調】怒りや疲れを溜めこまず、リラックスできる時間を
            つくるよう心がける。
            また、早めの睡眠がおすすめ。
後頭部・・・【腎の不調】足腰の筋力を鍛え、毎日軽い運動を継続的に行う。


内臓の不調は白髪の原因になりえて、白髪の生える位置を見ることでどの
内臓が不調なのかがわかるという話をしました。
白髪は体調のバロメーター。体のサインを見逃さず、健康面にも気をつけ
ましょう。



(薬学博士 / 鄭 権)




http://news.livedoor.com/article/detail/11085054/

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

[歯周病で悪化も 自覚症状ない新たな国民病「慢性腎臓病」とは?]

(dot.  2016年1月22日)


腎臓の主な働きは、血液をろ過して老廃物や塩分を尿として出したり、血圧の
調整をしたりすることなどだ。
その機能が高血圧や糖尿病などさまざまな原因で低下し、慢性的に進行する
病態を総称してCKD(Chronic Kidney Disease)という。
自覚症状はほとんどないため、進行して腎不全になることも多く、末期には
人工的に血液の老廃物を取り除く透析治療や腎臓移植が必要になる。



茨城県在住の高林和宏さん(仮名・83歳、無職)は50歳のころから高血圧が
あり、74歳で不整脈の一種である心房細動を発症。
筑波大学病院で治療を受けていた。

ある日の検査で、腎機能障害の指標である血清クレアチニンの値がそれまで
1.3mg/dlほどだったのが、1.77mg/dlに上昇していた。
血清クレアチニンは筋肉で作られる老廃物で、正常値は男性1.1mg/dl以下、
女性は0.8mg/dl以下だ。
腎機能障害の進行を指摘された高林さんは同院腎臓内科の山縣邦弘医師へ紹介
された。

山縣医師が診察したところ、腎硬化症による腎機能障害と考えられた。
腎臓のろ過装置を糸球体というが、腎硬化症とは高血圧が長く続いた結果、
糸球体硬化、腎組織の線維化が起こるものだ。虚血性腎症や末期腎不全の
原因になる。

「CRP血液検査」という、人体内で炎症性の刺激や細胞の破壊が生じると
急激に増加してくるたんぱく質の成分を測る検査で、高林さんは軽度陽性で
あったものの、全身には発熱などの炎症所見はなかった。


「高林さんは右下顎と歯ぐきの違和感があったため、口腔外科も受診して
もらいました。そこで全顎の歯周病と数本のむし歯があったので、治療を開始
しました」(山縣医師)

歯周病があると体内に入った歯周病菌が腎臓から排出されずに、血液を循環
することで腎臓病が悪化するといわれている。
さらに歯周病は、糖尿病などの腎臓病を悪化させる原因となる病気とも関係が
あり、治療することが大切だという。


歯周病の治療をするとCRP検査の値が陰性化し、血清クレアチニンも以前の
1.3mg/dl前後に改善した。

「その後、食事指導やカリウム値正常化などの工夫を並行しておこない、
腎機能は安定しました」(同)


CKDは、末期腎不全の直前まで自覚症状が乏しい。
人工透析が必要な末期の患者でも、6人に1人ほどは、病院を受診して初めて
腎不全が判明するのだという。

「多くの患者さんは、学校、職場、地域の健診などで、たんぱく尿や腎機能
障害などを過去に指摘されたことがありますが、自覚症状がまったくないため
軽視してしまいます。しかし放置していると、20〜30年という長い年月を
経て末期腎不全へ進んだり、心血管疾患を引き起こしたりすることがあ
ため、注意が必要なのです」(同)



(週刊朝日  2016年1月29日号より抜粋)




http://news.goo.ne.jp/article/dot/life/medical/dot-2016012200044.html