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[膀胱癌(膀胱がん)と喫煙]

(がん情報センター)



膀胱がんの確立されたリスク要因は喫煙であり、男性の50%以上、女性の
約30%の膀胱がんは、喫煙のために発生するとの試算があります。




 

 

 

 

 

[アイスティーは40歳以上の男性の腎結石リスクを高める]

(HealthDay News  2008年7月25日)


海外ニュース画像専門家によると、40歳以上の男性が腎結石のリスクを低減
するには、アイスティーをやめてレモネードを飲むべきであるという。

腎結石は、腎臓や尿管内に形成される結晶で、米国人の10%に認められ、
発現リスクは女性に比べ男性で4倍であり、40歳以降に腎結石のできる確率が
急増する。


シュウ酸塩は腎結石を形成する主要な化学物質であるが、アイスティーには
これが高濃度に含まれている。
米ロヨラLoyola大学シカゴストリッチ医学校泌尿器科のJohn Milner氏は
「アイスティーは、腎結石ができやすい人にとっては間違いなく最も悪い
飲料の1つである」と述べている。


腎結石の一般的な原因は、水分補給状態を保てないことである。
夏の暑さと湿気は過度の発汗と脱水症状を引き起こすとともに、米国では
アイスティーの消費量も著しく増加し、腎結石のリスクが高まる。
米国紅茶協会によれば、米国では、アイスティーは炭酸飲料やビールよりも
健康的であると考えられており、年間約19億1,000万ガロン(約717万キロ
リットル)が消費される。


Milner氏は「適切な水分補給状態を保つには、水を飲むのが最も良いが、
腎結石ができやすい人は、レモンを多量に入れたレモン水やレモネードが
有用。
レモンには腎結石の成長を阻害するクエン酸が高濃度に含まれている。
実際に、腎結石ができやすい人に人工的に風味を付けたレモネードを投与
すると、腎結石の発現が遅くなることが示されている」としている。


また、腎結石ができやすい人は、シュウ酸塩を高濃度に含むホウレンソウや
チョコレート、ダイオウ(大黄)、ナッツなどを避けたほうがよい。
シュウ酸塩の吸収を抑えるため、塩分を控えめにする、肉の摂取量を減らす、
1日に何杯か水を飲む、カルシウム含有量の多い食品を摂取することも有用で
ある。




http://www.healthdayjapan.com/



 

 

 

 

 

 

 

[「肉フェス」でカンピロバクター食中毒 鶏肉はしっかり加熱を]

(産経新聞  2016年5月31日)


ゴールデンウイークに、東京都や福岡市で行われたイベント「肉フェス」で、
軽く湯通ししたり、表面をあぶったりした半生の鶏肉を食べた約600人
以上が、カンピロバクターによる食中毒となった。
生の鶏肉の提供は法律で禁止されているわけではないが、カンピロバクターに
よる食中毒となるリスクがある。内閣府食品安全委員会は、鶏肉は中心部まで
十分加熱するよう呼びかけている。
(平沢裕子)


<新鮮でも汚染>
「肉フェス」は、日本や世界のさまざまな肉料理を販売するイベントで、
各地で行われ、人気を呼んでいる。

今回の食中毒の原因とみられるのは、軽く湯通しした鶏のささ身や表面を
火であぶった鶏のむね肉をのせたすし。

東京都の会場では464人が発症、364人が医療機関を受診し、うち12人が入院
した。
福岡市の会場では食べた175人中108人が下痢や発熱などの食中毒症状を
訴え、69人が医療機関を受診した。

検査の結果、いずれもカンピロバクターによる食中毒と判明。
半生の鶏肉を食べたことが原因の可能性が高い。
イベントのホームページでは、「新鮮だからこそできる鶏ささみ寿司」などと
アピールしていた。


カンピロバクターは、鶏や牛、豚など家畜の腸管内に生息する細菌。
特に鶏の腸管内にいる確率が高く、加工直後の鶏肉の60%以上が汚染されて
いるという調査もある。

食品衛生コンサルタントの笈川和男さんは「カンピロバクターは空気を嫌う
嫌気性の細菌で、処理したばかりの新鮮な鶏肉の方が、処理後時間がたった
ものよりも汚染度が高い場合がある」と指摘する。

厚生労働科学研究によると、40%の汚染率だった市販の鶏ひき肉が、冷凍した
ことによって1日目は24%、7日目は12%に汚染率が減少していた。
このため、アイスランドやデンマークなどでは食中毒対策として、販売前の
鶏肉を冷凍することを義務化している。
冷凍しても汚染はゼロにはならないが、細菌の数が少なくなれば、食中毒の
リスクはかなり軽減されるからだ。



<牛豚の生は禁止>
肉フェスで食事を提供するに当たり、出店した店舗は食品衛生法に基づいた
飲食店の営業許可を取っていたという。
この場合、施設の衛生面やメニューなどを保健所がチェックする。
食中毒が発生した肉フェスの2カ所の会場では、いずれも保健所の担当者が
肉を十分加熱するよう指導していた。


肉の生食をめぐっては、食品衛生法で牛レバーと豚の肉・レバーを生食用に
提供することが禁止されている。
感染すると死に至ることもある腸管出血性大腸菌やE型肝炎ウイルスに汚染
されている可能性があるためだ。

一方、鶏肉はカンピロバクターによる汚染の可能性は高いものの、生食による
死亡のリスクが低いことなどを理由に法律の規制はない。
また、食中毒は刺し身などの生食だけでなく、焼き鳥やバーベキューなど
加熱調理が不十分な場合にも発生しており、厚生労働省の担当者は「生食は
勧められないが、生食だけを禁じても十分な対策にはならない」とする。



<難病の引き金に>
厚労省によると、カンピロバクターによる昨年の食中毒の発生件数は318件。
患者数は2089人に上り、細菌による食中毒のトップだった。
カンピロバクターが原因の食中毒は、食後1〜7日(平均2〜3日)たって
から発症するのが特徴。
主な症状は腹痛や下痢、発熱、嘔吐など。


腸管出血性大腸菌による食中毒のように重篤化して死亡することはほとんど
ないが、症状が治まってから1〜2週間後にギランバレー症候群を併発する
ことがある。
主に筋肉を動かす運動神経が障害され、手や脚に力が入らなくなる難病だ。
約7割は回復するが、後遺症のため一生車いすでの生活を余儀なくされる人も
いる。
この病気の3〜4割はカンピロバクターが原因とみられている。


食安委はカンピロバクターによる食中毒予防のため、
 (1)肉は十分に加熱(65度以上で数分)
 (2)肉と他の食品と調理器具などを分ける
 (3)肉を扱った後は手を洗ってから他の食材を扱う
 (4)食肉に触れた調理器具は使用後に洗浄・殺菌を行う
などが大事としている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

[睡眠薬を処方された人の死亡リスク5.3倍、がんも増加 米研究]

(あなたの健康百科  2012年3月7日)


米スクリップス研究所のDaniel F. Kripke氏らは、睡眠薬を処方された
1万人を平均2.5年間追跡したところ、処方用量が増えるに従って死亡
リスクとがんリスクが上昇していたことを、2月27日付の英医学誌「BMJ
Open」(2012; 2: e000850)に発表した。
処方量によって3段階に分けたうち最も多いグループの死亡リスクは5.3倍、
主要ながんのリスクも1.4倍に上昇していた。
合併症を考慮して解析しても、結果は変わらなかったという。



<年間18錠未満でも死亡率上昇>
Kripke氏らは、米ペンシルベニア州に住む250万人を対象とした米国最大の
総合健康システムthe Geisinger Health System(GHS)のデータから、
2002~2006年に睡眠薬を処方されていた1万529人(睡眠薬群、平均年齢
54歳)を抽出。
性や年齢、喫煙状況などを一致させた処方されていなかった2万3,676人を
対照群とし、平均2.5年追跡した。

年齢、性、喫煙、BMI(肥満指数)、人種、婚姻状況、飲酒、がんの既往など
調整して解析。
さらに、睡眠薬の処方は健康状態の影響を受けることから、12に分類した
合併症の最大116の組み合わせ、あるいは慢性疾患の分類別でも解析を
行った。

2002~06年に最も多く処方された睡眠薬はゾルピデム(商品名マイスリー)
で、次いでtemazepam(国内未承認)だった。
両群の基本データは類似していたが、認知症以外の合併症が睡眠薬群で多
かった。
認知症の割合は同等だった。

追跡中の死亡は睡眠薬群で638人(6.1%)、対照群で295人(1.2%)
だった。
1年当たりの処方量別に死亡リスクをみると、0.4~18錠で3.6倍、18~132錠
で4.43倍、132錠超で5.32倍と、処方量が増えるごとに上昇していた。

薬剤別の検討でも処方量が増えるごとに死亡リスクが上昇し、処方量で3つに
分けたうちの最も少ないグループでゾルピデムは3.93倍、 temazepamは
3.71倍、中等度のグループではともに4~5倍、最も多いグループで5~6倍
だった。
これはeszopiclone(国内未承認)、zaleplon(国内未承認)、その他の
ベンゾジアゼピン系睡眠薬(商品名ハルシオンなど)、バルビツール酸系
睡眠薬(商品名ラボナなど)、鎮静性抗ヒスタミン薬でも同様で、一般的な
睡眠薬、新規の短時間作用型睡眠薬を問わずリスクの上昇が認められた。



<リスク超過を説明しきれない>
合併症や慢性疾患の分類別で解析しても死亡リスクとの関連は一貫しており、
合併症の階層で調整後も対照群と比べた睡眠薬群の死亡リスクは4.56倍で、
リスク上昇は健康状態によるものではないことが示された。
ただし、解析対象は小規模だったという。


なお、主要ながんのリスクは、0.4~18錠で0.86倍、18~132錠で1.20倍、
132錠超で1.35倍だった。
temazepamは、処方量によって3つに分けたうちの最も多いグループで
1.99倍と、睡眠薬全体と比べてリスクが高かった。


今回の研究には、排除できない要素や調査の不均衡の存在といった限界が
あるが、Kripke氏らは年間18錠未満の処方でも死亡リスクが3.6倍に上った
ことに注目。
睡眠薬が健康状態の悪い患者に選択的に処方されている可能性を考慮しても
リスク超過を説明しきれないと考察している。




http://kenko100.jp/news/2012/03/07/01



 

 

 

 

 

 

 

 

 

[口腔内の細菌叢の変動が早期膵癌のシグナル?]

(HealthDay News  2011年10月12日)


口腔内の細菌叢の変動が膵癌(がん)発症のシグナル(合図)である
可能性が、予備的研究で明らかにされた。
特定の細菌の有無によってリスクの高さがわかると考えられることから、
いずれは患者の唾液を分析することで膵癌のスクリーニングが可能になる
ことも考えられる。


「膵癌が口腔内の細菌叢に変化をもたらすのか、あるいは細菌叢の変動が
膵癌を発症させるのかについてはまだわかっていない」と、研究報告を行った
米カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)膵臓疾患センター准教授の
Jamaes J. Farrell氏は述べている。


膵癌は診断後の5年生存率がわずか5%と浸潤性の高い致死的な癌である。
手術が可能な段階で診断される患者はわずか15%で、ほとんどの場合は
奏効率の極めて低い化学療法しか選択肢がないことから、癌の早期発見が強く
求められている。


この研究は、医学誌「Gut(腸)」オンライン版に10月12日掲載された。


研究チームは、癌の拡大がみられない癌患者10人の唾液を、年齢および性別の
類似する健康な被験者 10人と比較することによって、口腔と膵癌の関連を
調べた。
口腔内には700種を超える細菌が棲息しており、その一部は歯周疾患に関連
している。
癌患者には、健康な被験者の口腔内にはみられない31種の細菌がみられると
同時に、健康な人にみられた25種の細菌が欠如していた。


次に膵癌患者 28人、慢性膵炎患者(癌リスクが高い)27人、健康な被験者
28人を比較したところ、健常者の口腔内にはナイセリア・エロンガータ
(グラム陰性球菌)およびストレプトコッカス・ミチス(連鎖球菌)の2種の
細菌が高い確率で認められた。
この2種の値を調べることにより、4分の3を超える確率(80%)で、
癌患者と健康な被験者を区別することができた。

癌患者では、逆にグラニュリカテラ・アドジャセンス(連鎖球菌関連属)と
呼ばれる細菌種の値が高かった。
また、慢性膵炎患者と健常者との間にも細菌組成の差が認められた。


「口腔内細菌と細胞との相互作用によって疾患が引き起こされることが多数の
データから示されており、この考えから全く新しい癌治療の標的が見つかる
可能性がある」とFarrell氏は述べている。

別の専門家は、「このような細菌叢の変動が癌発症の早期段階で起こるのか
どうかは明らかにされておらず、疾患の後期に生じるものであれば、早期
診断の役には立たない可能性もある」と指摘しながらも、「研究を重ねる
価値があるのは確かだ」と述べている。





http://www.healthdayjapan.com/

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

[小児での睡眠時無呼吸の徴候]

(HealthDay News  2011年7月29日)


閉塞性睡眠時無呼吸(OSA)は一般的に、腫脹した扁桃やアデノイドが
睡眠中に気道をふさぐことで発症する。

米国の非営利団体Nemours Foundation (デラウエア州、フロリダ州)に
よると、就学前児童の3%もがOSAを発症している。


OSAの小児には、以下のような症状が共通して見られるという:

・いびき:通常は、息苦しそうな音と一時的な呼吸停止を伴う。

・睡眠時の呼吸が荒い。

・睡眠中に絶え間なく動く。不自然な格好で寝る。

・皮膚の色が変化する。

・日中に眠気を催す。




 

http://www.healthdayjapan.com/

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

[鶏の胸肉成分、記憶に効果? =中高年3カ月摂取で—東大など]

(時事通信  2014年3月29日)


鶏の胸肉に多い成分を中高年のボランティアに3カ月間、朝晩の食事の際に
取ってもらったところ、脳の記憶機能に関連する部位が年齢とともに萎縮
する傾向が抑えられたとの研究成果を、東京大と国立精神・神経医療研究
センターのチームがまとめた。

川崎市で開催中の日本農芸化学会で30日に報告する。


この成分はアミノ酸で構成される「イミダゾールジペプチド」。

肉類では鶏の胸肉に100グラム当たり1.2グラム程度と多く含まれ、豚肉や
マグロ・カツオの赤身にも比較的多いという。


東大大学院新領域創成科学研究科の久恒辰博准教授は「実験では1回の食事で
有効成分0.5グラムの顆粒を摂取した。
胸肉を日常のメニューに取り入れた場合の効果を調べるのは今後の課題」と
説明。

脳に影響する仕組みを調べるため、マウスの実験に取り組んでいるという。 





http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140329-00000006-jij-soci

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

[ぜんそくの画期的治療法? 「あの薬」が効果]

(東洋経済オンライン  2015年05月06日)


<ほかの呼吸器系炎症性疾患の治療にも光>
筆者は小児ぜんそくだった。
さいわい現在はほぼ完治しているが、ぜんそくの苦しみはいまでも忘れない。

あわせて、運動をすると発作が出やすいため運動があまりできず、精神的な
ストレスやコンプレックスも少なくなかった。

そんなこともあって、今でもぜんそくの効果的な治療法が確立することを
願っている。
だから、こんなニュースがあるとうれしい。

カーディフ大学の研究者が、ぜんそくを引き起こす潜在的な原因と画期的な
治療法を発見したというのだ。



<カルシウム受容体がカギだった>
カーディフ大学の研究者が、キングスカレッジロンドン、メイヨークリニック
(米)の科学者と共同で行った研究に基づいた論文を『Science Translational
Medicine』誌に発表した。
それによれば、カルシウム感知受容体がぜんそくを引き起こす、これまで知
られていなかった役割がわかったという。

その論文は、あわせてカルシリティック(カルシウム感知受容体に作用する
化合物)を使った既存の薬が、気道狭窄や気道過敏、気道の炎症によって
起こる呼吸困難(つまりぜんそくの症状)の治療に効果的だということも
強調している。

「この発見は、信じられないほどすばらしいものです。私たちは、アレルギー
性ぜんそくにおいて、アレルゲンやたばこの煙や排気ガスによって起こる
気道の炎症と、気道の過敏性を結びつけるものをはじめて発見したのです」と
ダニエラ・リカルディ教授は語る。
さらに、「私たちの論文は、どのようにしてそれらのアレルギーの原因が、
気道の組織上でカルシウム感知受容体を活性化させる化学物質を放出し、
ぜんそくの諸症状を引き起こすのかを説明しています。またカルシリティック
薬を直接呼吸器系に噴霧することで、カルシウム感知受容体を不活性化
させて、ぜんそくの諸症状を防ぐことができる」ということも説明して
います。


この研究に協力している英国ぜんそく協会(Asthma UK)のサマンサ・
ウォーカー医師はこう説明する。


<骨そしょう症薬の転用に期待>
「この研究が成功すれば、数年のうちにはぜんそくの新しい治療法ができる
でしょう。私たちは臨床試験を行うために、急いで資金を集めないといけ
ません。これまでぜんそくの研究は慢性的に資金不足でした。そのため、
この50年間でわずかな新しい治療法しか開発されてきませんでした。
このような研究の成功のためには、資金調達も重要なのです」


ぜんそくは、投薬などによってうまくコントロールできている患者もいるが、
現在の治療法が効果を示さない患者も約12人にひとり程度いるという。
この研究に基づいた治療法は、そういった一部の深刻なぜんそく患者への
効果が大いに期待できる。


リカルディ教授らは現在、耐ステロイド性のぜんそくやインフルエンザが悪化
したぜんそくなど、特に対処が困難なぜんそくのためのカルシリティック薬の
開発のための資金を集めている。

カルシリティック薬は、約15年前に骨そしょう症の治療のために開発された
もので、カルシウム感知受容体にアナボリックホルモンの分泌をうながす
ことで骨を強くする作用があるとされた。
ところが、臨床的に安全ではあるが、骨そしょう症の治療法としてあまり
成功したとはいえないという。

しかし、今回のぜんそく治療の研究は、別の目的とはいえ、すでに存在する
このカルシリティック薬が使えるというメリットがある。
研究グループは資金が集まれば、この薬をぜんそく患者に使う試験を2年
以内に行うことを目指している。
そして、安全性が証明されれば5年以内に治療法として確立できる見込みが
あるのだそうだ。

また、このカルシウム感知受容体の研究は、ぜんそくにとどまらず、ほかの
呼吸器系の炎症性疾患の治療法の確立にも期待できるという。
現在効果的な治療法がない慢性閉塞性肺疾患(COPD)や、慢性気管支炎な
どだ。



筆者が小学校高学年のころからは、吸入式の薬ですぐにぜんそくの発作が
治まるようになったが、それまではロクに効かない錠剤しか処方されず、
本当につらい思いをした。
この新しい治療法がすべてのぜんそく患者に効果的なものになることを願い
たい。



http://toyokeizai.net/articles/-/68413




 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

[アトピー:皮膚の炎症、カビが原因 広島大]

(毎日新聞  2013年06月06日)


アトピー性皮膚炎の患者が汗をかくと炎症を引き起こすことについて、広島
大大学院の秀道広教授(皮膚科学)らの研究グループは6日、人間の皮膚に
存在するカビが作り出すたんぱく質が原因であると発表した。

このカビは「マラセチアグロボーザ」で、作り出されたたんぱく質が汗に
溶け込んで体内に入ることでアレルギー反応を起こすとしている。

研究グループは、原因物質が解明されたことで、より効果的な治療法や
スキンケア方法の開発が期待できると説明。

研究グループの論文は先月31日(日本時間今月1日)、米医学専門誌の
オンライン版に掲載された。



汗がアレルギーを引き起こすことは分かっていたが、具体的にどの物質が
原因かは分かっていなかった。

研究グループが人間の汗に含まれる物質を分析したところ、かゆみを起こす
物質「ヒスタミン」が放出される際、カビの一種の「マラセチアグロボーザ」が

作り出すたんぱく質が炎症に関わっていたことが分かった。
このカビは、健康な人間の皮膚にも存在し、作り出されたたんぱく質は、
ごく微量でもアレルギー反応を引き起こすという。

秀教授は「今後、たんぱく質だけを取り除く製品などを開発することで、
患者のアトピー性皮膚炎を和らげることが期待できる」と話している。




【吉村周平】




http://mainichi.jp/select/news/20130607k0000m040098000c.html

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

[「舌がピリピリ」はドライマウスの兆候?]

(dot.‎   2013年12月20日)


舌がピリピリする、辛いものや酸っぱいものを食べるとしみる――
こんな舌の痛みを訴える人が、近年増えているという。

「舌がピリピリしたり、刺激物がしみたりする人は、ドライマウスの危険性が
あります」
こう言うのは鶴見大学歯学部教授・斎藤一郎氏だ。

鶴見大学歯学部附属病院では、2002年から「ドライマウス外来」を開設。
累計初診者数は約5200人。
平均で年間500人超ということから、相当数の人が口の乾きに悩まされている
ことがわかる。


ドライマウスとは、唾液の分泌量が減少して口の中が乾燥し、会話や食事
などに支障が出る病気だ。
原因は、加齢やストレス、薬の副作用などさまざまである。

その患者の多くが、舌の痛みを訴えるのだと斎藤氏は言う。
「舌が痛いと言って来られる患者さんを調べると、6〜7割の人からカンジダ
菌が見つかります。カンジダ菌は誰の口の中にもいる常在菌ですが、ある
きっかけで異常に増えると、舌にピリピリとした痛みをもたらしたり、口角が
切れたりする『カンジダ症』を引き起こすのです」

カンジダ病の原因のひとつは、免疫力の低下だ。
風邪をひいたりストレスを抱えたりすると、口腔内のカンジダ菌が増殖し、
痛みがもたらされることがある。
しかし、通常この症状は一過性のもので、免疫力の回復とともに自然と治る。

問題は、ドライマウスに起因するカンジダ病だ。
「唾液には抗菌作用や自浄作用があり、口腔内の細菌のバランスを保つ役割を
果たしています。口の中に傷ができたとしても、手足の傷と違って、すぐに
治るでしょう? あれは唾液のおかげなんです。しかし、唾液が不足すると、
カンジダ菌をはじめとする細菌類の増殖が抑えられなくなるんです」
(斎藤氏)

細菌類が特に増えるのは、舌の上だ。
舌の表面には「舌乳頭」という絨毯の目のような突起物がびっしりと生えて
いて、食べカスがたまりやすい。
また、適温なので、細菌がすみつきやすい。
これがドライマウスになると舌が痛くなる理由だ。

一過性のカンジダ病と違い、ドライマウスの場合、治るまでずっと痛みが
続く。
口の中の細菌が増えることにより、口臭にも悩まされる。
それだけではない。
「誤嚥性肺炎」になって死に至る恐れすらあるのだ。



(週刊朝日  2013年12月27日号)



http://dot.asahi.com/wa/2013121800070.html