[鶏の胸肉成分、記憶に効果? =中高年3カ月摂取で—東大など]
(時事通信 2014年3月29日)
鶏の胸肉に多い成分を中高年のボランティアに3カ月間、朝晩の食事の際に
取ってもらったところ、脳の記憶機能に関連する部位が年齢とともに萎縮
する傾向が抑えられたとの研究成果を、東京大と国立精神・神経医療研究
センターのチームがまとめた。
川崎市で開催中の日本農芸化学会で30日に報告する。
この成分はアミノ酸で構成される「イミダゾールジペプチド」。
肉類では鶏の胸肉に100グラム当たり1.2グラム程度と多く含まれ、豚肉や
マグロ・カツオの赤身にも比較的多いという。
東大大学院新領域創成科学研究科の久恒辰博准教授は「実験では1回の食事で
有効成分0.5グラムの顆粒を摂取した。
胸肉を日常のメニューに取り入れた場合の効果を調べるのは今後の課題」と
説明。
脳に影響する仕組みを調べるため、マウスの実験に取り組んでいるという。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140329-00000006-jij-soci