はい。阿部秀之です! -227ページ目

フランスで食べる各国料理 その1

はい。阿部秀之です! 僕はフランス料理が大好きだ。でも、3回続けて食べたら、4回目はちょっと勘弁してほしいと思う。いまはフランス料理も軽めなのが流行といっても、やっはり重たい。それにパンだけでなく、ご飯が食べたい。麺もいいな。そんなときフランスって国は、実にさまざまな料理があるんで助かる。


ご飯といえば、まずはパエリャ。ご存じ、スペイン料理だけど、フランスでもポピュラーだ。デパートのお総菜売り場なら必ずといっていいほど、パエリャがある。ただしこれは、電子レンジを持っていないと暖められない。レストランやカフェでは、週末にパエリャを日替わりの1品としてつくる店がある。見つけたらランチに最高だね。

パエリャ


ほらね。サフランがいい色出している。具もいろいろ入って感じいい。ただ、ちょっと注意したいのは、5~6種類のパエリャのポスターをドーンと貼ってある店。これは冷凍食品だ。フランスだけでなくスペインでもこの手の店が増えつつある。なんでわざわざ旅行して冷凍食品を食べなきゃいけないんだよ(笑) イタリアのパスタにも同じような冷凍食品があるんで注意しよう。ポスターとか綺麗な張り紙に誘われないことだ!

パエリャ


さてつぎはカレー。インド料理もひとつの街に1軒はあるなぁ。プライスも安価。これはチキンのカレーとエビカレーね。

カレー


インド料理屋のご飯はすごいよ。本当にパラパラ。お皿に盛ると乾いた音がするほど(笑) こういうご飯がイヤな人は、ナンを追加するといい。

カレー


あとチャイニーズのメニューからもう1品紹介したい。チャイニーズは、たいていどこの店でも鴨麺とか、焼鴨麺とかがある。はい。これ。チャーシュー麺ならぬ鴨麺だ。鴨好きにはたまらない。ただし、麺の当たりはずれが大きい。この店は当たりで固い麺だったけど、麺がぐちゃぐちゃに柔らかい店もあるので、そのときはごめん。

鴨麺


同じ理由で、スパゲティはオススメしない。フランスのスパゲティは最悪だ。どうしてあんなに茹でちゃうんだろうか? ドイツ人よりはまだいいけど。給食で懐かしいソフト麺のようだ(笑) イタリア人もちょっと教えてやればいいのに、と常々思っている。とかいって、イタリアでも柔らかいやつあるよね。イタリアの場合はただの手抜き。観光客用に作り置きをするからだけど。



プロヴァンスふう その3

はい。阿部秀之です! プロヴァンスに限らず、フランス料理にあきたときに逃げ込むのは、チャイニーズだ。フランス語ではシノワという。シノワは小さな街でも1軒はある。これまでになくてビックリしたのは、バイヨンヌぐらいかな。ニームでは、旨い、安い、感じいいの三拍子揃った店を見つけた。「LES TROIS BONHEURS 福禄寿」というチャイニーズ&ベトナム。4日間の滞在中。2回も行っちゃった(笑) 

ニームのチャイニーズ


15ユーロも出せば、お腹がいっぱいになる店なのに、とっても綺麗なテーブル。いろいろ食べたけど、特に美味しかったものだけ写真をアップするね。

ニームのチャイニーズ


これは春雨のスープ。パクチー好きな方に超オススメ。

ニームのチャイニーズ


こっちはホワイトアスパラのスープ、カニ入り。とろみがたまらない。

ニームのチャイニーズ


ブタともやしの炒めもの。日本にいたらなんとも思わない料理かも。でも、新鮮なもやしとしょうゆの味付けで感動。

ニームのチャイニーズ


エビともやしのカレー風味。意外な取り合わせだけど美味しかった。もやしのしゃきしゃき感が最高!

ニームのチャイニーズ


酢豚なんだけど、野菜はなし。これとよく似た酢豚を神楽坂の「龍公亭」で食べたことがある。黒酢だね。すっげー旨かった。

ニームのチャイニーズ


チャーハン登場。あっ、もちもちとしたお米だ。フランス人はパラパラのお米が好き。取り分けると、ご飯がビーズのように散らばっていくことが多い。いくらパラパラのチャーハンが好きでも、度を超えるとキツイ。これは美味しかったなー

ニームのチャイニーズ


デザートはいろいろあったけど、ライチを選択。缶詰でもなんとなく有り難い(笑) 大満足♪

ニームのチャイニーズ


プロヴァンスでご飯が恋ししくなったらぜひどうぞ。繁華街の入り口から近くてわかりやすいっすよ。


●「LES TROIS BONHEURS 福禄寿」

5,rue des Greffes 30000 NIMES

Tel 04 66 67 34 84


プロヴァンスふう その2

はい。阿部秀之です! プロヴァンスに泊まるならニームがいい。百歩譲ってアビニョン。アルルは街が小さいからすぐにあきちゃう。それにアルルの夏はいいけど、冬なんかものすごい寒いよ。閑散としているしね。ニームに泊まって、日帰りでアビニョンやアルルに行くのがオススメだ。


さて、プロヴァンスふうはしばらく遠慮したいってんで、ニームのピッツェリアに入ってみた。イタリアンレストランほど本格的ではないけど、ピザやパスタがあるのがピッツェリアだ。ただ、一般的なブラッスリー料理もあることが多い。

ニームのピッツェリア


前菜はシシリーふうのパン。おっ、いいね。プロヴァンスふうじゃない。それだけでもいい♪

ニームのピッツェリア


日本でいうピザトーストみたいなやつね。合格!

ニームのピッツェリア


メインはトゥールーズふうのソーセージ。トゥールーズって、ワールドカップで日本が試合をした街だ。トゥールーズふうのソーセージがどんなのかしらないけど、いいじゃん。これにしよう。

ニームのピッツェリア


トゥールーズふうのソーセージ。想像以上に旨そう。でも、ちょっと待てよ。味付けがケチャップとオリーブオイルとハーブで、まんまプロヴァンスふうじゃん(涙) それともトゥールーズふうも似ているのかなあ?

ニームのピッツェリア


このトマトの付け合わせは、まちがいなくプロヴァンスふうだね。うーん、なかなかプロヴァンスふうから逃れられない(笑)

ニームのピッツェリア


またまたエスプレッソで口直し。

ニームのピッツェリア


ガオー 恐るべしプロヴァンスふう 。苦いエスプレッソがますます美味しくなっちゃう。




プロヴァンスふう

はい。阿部秀之です! フランス料理って、~ふうってのが多い。ノルマンディふう、ブルゴーニュふうなんてね。~ってのは、その土地の特産品で味付けしてあるのが普通だ。プロヴァンスふうってのもある。プロヴァンスってのは、アビニョン、ニーム、アルルあたりをいうのだけれど、なんとなく可愛らしいイメージで日本人には人気だ。田舎で素朴でって感じかな。

プロヴァンスふう


実際に行ってみても、その通り。レストランなんかでも可愛らしいもの。ほら、窓だってプロヴァンスふうは可愛い。

プロヴァンスふう


では料理のプロヴァンスふうが、具体的にどんなかっていうと、オリーブごろごろ、オリーブオイルどばどばで、けっこうハード。たとえばプロヴァンスふうのサラダは、かなりのオリーブ攻めにあう。

プロヴァンスふう


ただ、サラダぐらいならぜんぜんOK。問題はメインでプロヴァンス料理を頼んだとき。すごいよ。これは子羊のプロバンスふう。トマトケチャップとオリーブオイルでしっかり煮てある。

プロヴァンスふう


そのくどいこと、くどいこと。全部食べたら(食べるけど)、しばらくプロヴァンスふうは勘弁という気持ちになる。

プロヴァンスふう


しかもデザートも食べる。その甘いこと!

プロヴァンスふう


口に直しにエスプレッソを飲む。その苦いこと! 

プロヴァンスふう


プロヴァンスふうを楽しむには、強じんな胃袋が必要っす(笑) 食後にプロヴァンスふうの窓からのぞいているネコを発見。いつも遊びに来ているらしい。

プロヴァンスふう


勘定を済ませて外に出ると待っていてくれた。しばしゴシゴシしてから別れた。いまごろどうしているかなー




フランス人とワイン、そして水

はい。阿部秀之です! またまたフランスネタなんだけど、今日はワインと水の話。昔は、フランス人って、毎晩すごく良いワインを飲んでいるんだろうなーって信じていた。僕の勝手なイメージでね。実際にワイン屋に行くと、こんなにごっそり並んでいるしさ。ほら。

ワインと水


でもフランスに度々行くようになって、なんだ、そうでもないじゃん、ってことがわかった(笑) 考えてみたら、日本人だからって、毎晩、そんなにすごい日本酒で晩酌はしていない。それと同じだね。


どんなワインを飲むかは店で決まる。僕はフランスのレストランを3種類に分けている。20ユーロか、それ以下で前菜、メイン、デザートが食べられる庶民的な店。50ユーロ前後のちょっと洒落た店。100ユーロ以上する☆つきだ。ワインは料理のプライスとほぼ同じというのが相場だ。


僕が旅行中にもっとも多く行く庶民的な店では、パッと見は豪華そうでも、ちゃんと安いワインが用意されている。

ワインと水


庶民的な店でのオススメは、カラフェ(とっくりのようなもの)に入ったお徳用のワイン。ちゃんと白、赤、ロゼが用意してあって、サイズによるけど、5~10ユーロぐらい。ボトルのワインを頼んでいる人のほうが少ない。感覚的にいうと、居酒屋で、熱燗ねとか、冷酒ねといっているのと似ている。

ワインと水


庶民な的なレストランで、このユーロ高のときに中途半端に高いボトルのワインなんか頼まなくてもいいんだよ。みんなと一緒にカラフェでOK! 味はというとだいたい軽め。でも、まずいわけじゃない。いいレストランにいったときは、バリッとしたのを頼もうよ。

ワインと水



ところで海外旅行というとミネラルウォーターがつき物だ。売ってなくて探し回った経験がある人も多いのでは(笑) フランスでは、店でミネラルウォーターを頼む人は減った(高級店は別だけど)。実はフランスの水道水は飲める。ツアーの添乗員や現地ガイドがミネラルウォーターをすすめるのは、「水道水が飲めますよ」といって、もしものことがあったら困るからだ。僕も撮影ツアーに同行することがあるけど、参加者にはミネラルウォーターをすすめるもの(笑) ただし、古い建物に住んでいる人は、配管の古さを気にして、家ではミネラルウォーターという人も多い。僕もホテルの水は飲まない。

ワインと水


売り上げが頭打ちとなっているからか、ミネラルウォーターの会社は、新商品を開発した。なんと味付きの水だ。清涼飲料やジュースほど味はなく、飲むと水なんだけけど、確かにフルーツの味と香りがするって感じだ。これはヴォルヴィックのイチゴ味。持ち歩ける小さいサイズと1.5Lがある。

ワインと水


日本で売っているかどうかは、チェックしていないんでしらない。かなりクセになりそうな味わい。旨いんだよ。グビグビ飲んじゃう。う~ たまらん! 飲みたくなってきた。