期間が空いてしまいましたが、下記記事の続きです。




①Charlotte Casiraghi(34)
②Princess Charlotte of Cambridge(5)

①シャルロット・カシラギ
Charlotte Casiraghi
フランス語圏ではシャルロットと読みます。
モナコ公国のカロリーヌ公女の長女で、グレース・ケリーの孫にあたります。曾祖母のシャルロット公女(レーニエ3世の母)にちなんで名付けられました。
シャルロット・カシラギの曾祖母、ヴァランティノワ公爵夫人シャルロット公女

カロリーヌ公女とシャルロット・カシラギはグレース・ケリーよりもヴァランティノワ公爵夫人シャルロット公女の遺伝子が強いようです。
シャルロットのモナコ公継承順位は弟ピエールの次男フランチェスコに次いで第11位。モナコではプリンス・プリンセスの称号は父親から受け継がれる為、公女の称号は持っていません。
GUCCI等のモデルとして活動していましたが、2021年1月からCHANELのアンバサダーおよびスポークスパーソンに就任しました。プライベートでは、未婚で2013年と2018年に男の子を出産。次男の父親と2019年に結婚しています。




②シャーロット王女(イギリス王室・ケンブリッジ公爵家)
Princess Charlotte of Cambridge
シャーロット・オブ・ケンブリッジ王女
ウィリアム王子とキャサリン妃の長女(第二子)。
英語圏ではシャーロットと読みます。イギリス王室では、国王ジョージ3世の王妃、ジョージ3世の長女、ジョージ4世の一人娘がシャーロットという名前でした。
ちなみに父親のウィリアム王子が即位するとウィリアム5世、兄のジョージ王子が即位するとジョージ7世となります。ウィリアム王子とキャサリン妃は、将来国王の妹という立場になる王女にもイギリス王室の伝統に沿った名前を付けたようです。





①Prince Louis of Luxembourg(34)
②Prince Louis of Cambridge(2)



①ルイ大公子
Prince Louis of Luxembourg
ルクセンブルク公国アンリ大公の三男です。
Louis(ルイ)はフランス語圏に多い男性の名前で、元々は「名高き戦士」の意味があります。ルイ大公子は10代で授かり婚というロイヤルらしからぬ経歴の持ち主で、大公位継承権を放棄しています。

②ルイ王子(イギリス王室・ケンブリッジ公爵家)
ルイ・オブ・ケンブリッジ王子
Prince Louis of Cambridge
イギリス王室のウィリアム王子とキャサリン妃の第三子です。兄ジョージ王子、姉シャーロット王女とは異なり、イギリス王室では珍しい名前が付けられました。
正確な由来はわかりませんが、エディンバラ公フィリップ殿下(エリザベス女王の夫)の伯父であり、ヴィクトリア女王の曾孫にあたる、ビルマの初代マウントバッテン伯爵ルイス・マウントバッテン(Louis Mountbatten)が由来として考えられます。
エリザベス女王とルイス・マウントバッテン

ルイス・マウントバッテンは東南アジア地域連合軍の総司令官、インド総督、イギリス国防参謀長等を歴任、チャールズ皇太子が幼少時代から慕っていたそうです。




①Queen Sofia of Spain(82)
②Princess Sofia, Duchess of Värmland(36)

①ソフィア前王妃(スペイン王室)
Queen Sofia of Spain
前国王フアン・カルロス1世の妻で、現国王のフェリペ6世の母です。
ギリシャ王室出身でギリシャ最後の国王コンスタンティノス2世は弟にあたります。近年では少ないケースとなった生まれながらの王女から王妃となった人物です。名前については、ソフィア王妃の祖母でコンスタンティノス1世の妻、ソフィア王妃ににちなんだ名前ではないでしょうか。


・夫フアン・カルロス1世が在位中の称号
Su Majestad la Reina de España(スペイン語)
スペインの女王陛下

・夫フアン・カルロス1世が譲位した後の称号
Su Majestad la reina doña Sofía(スペイン語)
ソフィア女王陛下

※オランダのベアトリクス女王もウィレム=アレクサンダー国王に譲位しましたが、譲位後はqueenからprincessの称号に戻っています。国によって退位後の国王・王妃の称号は様々です。



②ソフィア妃(スウェーデン王室、ヴェルムランド公爵夫人)
Princess Sofia, Duchess of Värmland
スウェーデン王室のソフィア妃はガール=グスタフ国王の第二子で長男のカール=フィリップ王子のお妃。数日前に第三子ジュリアン王子を出産したばかりです。夫のカール=フィリップ王子は出生時は皇太子として誕生しましたが、法改正で生後7ヶ月で姉のヴィクトリア王女に第一継承権が移りました。法改正が無かったら、ソフィア妃が将来のスウェーデン王妃だったかも?
それとも、過去の経歴(モデル時代のヌード写真、リアリティ番組出演)により結婚が認められなかった可能性もあります。






③Infanta Sofía of Spain(13)
スペインのソフィア前王妃の孫(フェリペ6世とレティシア王妃の次女)の名前もソフィアです。
日本ではソフィア王女と呼ばれていますが、姉で王位継承者のレオノール王女はPrincess Leonor、妹のソフィア王女はInfanta Sofia と呼ばれています。王位を継がない王女はInfantaという称号のようで、フェリペ6世の姉もInfantaという称号でした。また、姉のレオノール王女も父フェリペ6世の即位前は妹と同じくInfantaという称号でした。


ソフィアという名前は古代ギリシア語で、智慧・叡智を意味するソピアーより派生した名前です。(現代ギリシア語ではソフィア)
ラテン語ではソフィア(Sophia、Sofia)、フランス語ではソフィー (Sophie)、ドイツ語ではゾフィー (Sophie) となり、ソニア (Sonia) も同起源です。

左からイギリス王室ウェセックス伯爵夫人ソフィー妃、ノルウェー王室ソニア王妃、リヒテンシュタインのゾフィー公世子妃


同起源の似た名前も含めると6名もいらっしゃいます!



③に続く予定です。


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以上です。
最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。