こういうと、なにかサプリか健康器具の宣伝なのかと疑問視され、誤解されるのが昨今の健康ブーム。
いやいや、私はそんなせこいことは一切したくない。
健康は人に頼るものでもないし、金で買える健康なんてありえない、と信じて疑わない。自分の身は自分で護るのが本当ではないかと確信しているからである。
来年はオリンピックもあるのに何故運動しようとしないのか。
運動なんてかったるい、TV見てた方が楽。
と思っているあなた、確実に生活習慣病に向かっていますよ。それで、人生終わりでしょう、そのままの延長線上には、G線上のアリアはいません。
諸君は、ステキな恋も、軽やかな自分の躰に、思い描くだけの素適なドレスを着せる夢も、旅行に出かけて素適な想い出を共有したり、また人々の生き方を変えるようなドラマティックな生き方を演じて、多くの人の心に残る金字塔を打ち立てたりしようとは思いませんか。
もうどうせ、と諦めるのはまだ早い。散歩から始めればいいのです。コツコツと。
飽食の時代に選手だけが運動して競い、オリンピックに出ればいい。そういう人たちに任せてTV観戦すればいいという考え方は、一見利口そうにも思えますが、楽をしたい愚人の陥りやすい罠です。運動しなければ退化して生活習慣病になり、不健康だとは解っていても治せない。で、不老長寿の本を読んでみる。
確かに、江戸時代の医薬学者・貝原益軒の残した「養生訓」には、「なにごともほどほどがいい。老後は楽しみが待っているから、辛抱して」などと養生のススメが書かれています。
確かにあの頃の食生活だとそれで良かったでしょう。だが、今は肉を食ったり、酒池肉林の戒めも忘れたかのような飽食の時代。
かつてのハングリー精神はどこにいったのでしょう。
太ってた方が健康的な時代なのでしょうか、今は。
それでオリンピックに出られなくとも、いや津波が来たら高台まで逃げられますか。
いやいやもっと現実的にハードルを下げましょう。
各地のウォーキング大会で健康のために、或いは金メダルの為に10km前後完歩できますか?
運動が億劫になったりで肥満ぎみに……。など私も経験しました。健康器具も試してみました。がサプリはやりませんし勧めません。食事療法と運動と、それにちょっぴり恋愛を加えた健康意識習慣をお薦めします。タダです。完歩する方法を、人生がひらける道を見つけてください。
この、活性酸素についての説明が不充分でしたのであらためて解説します。
人間は60兆個の細胞でできています。だから、単細胞の人はいないはずです。
で、そのそれぞれの細胞が細胞分裂して新陳代謝を繰り返し、生命活動を続けている訳です。
ただ、その際に細胞から有害な活性酸素を出すのです。これは廃棄物で排出しなければ、酸化鉄(屑鉄)のようにボロボロになってしまいます。いわゆる老化現象です。
これを排出するには、ビタミンが必要なのですが、それは人間の体内ではつくれません。
前にもお話しましたが、人間の歴史には大航海時代というのがあり、その過程で船乗りたちの健康には、果実などの新鮮なビタミンが欠かせないという調査結果が出て、今ではトマトなどのリコピンやビタミン類が、その有害な活性酸素を体外へ排出させる栄養素としてよく知られています。またこれまでの五大栄養素(ミネラル、ビタミン、炭水化物、タンパク質、脂質)に加えて最近では食物繊維が挙げられています。
健康体であることが若さの条件であるとするならば、それを維持する為には、運動と上記の栄養、そして規則正しい生活は欠かせません。その上で自己の可能性に挑戦するのもいいでしょう。
が、先ず先のある方は、長期の健康体、健康長寿を見据えた、自分に合ったワークライフバランスを考えてみてはいかがでしょう。
私の場合は、ウォーク・ライフ・バランスです。ウォーキング大会に参加して完歩し、達成感と自信が第7の栄養素にもなっています。
病は気からと申しますが、自信が無ければ勝算も他人任せでしょう。
いざという時、それがとことん信じられればいいのですが、夜間、祝祭日など他人の勝手に割り込むわけにはいきません。
自分の心身は自分でコントロールしなければ、誰が親身に解ってくれますか。
先ずは、簡単な自分コントロールの基礎からやってみましょう。
あと、「恋どっせ」を覚えておけばいい。これはリラクゼーション法だが効果がある。
私の愛する女性が、「どうも人前に出ると緊張して無駄な力が入るの。自己解放したいのだけれど……そのしかたが分からなくて」
という若い女性の悩みに応えるには、じゃこの「恋どっせ」を実践してみればいい。と言っている。勿論愛する女性にはタダだ。
こ…呼吸法(bless)。深呼吸し、ゆっくりと吐く、細胞の隅々に行きわたるように。
い…イメージ法(imagenation)。安心できる楽しいイメージを思い浮かべる。
ど…動作法(action)。動くことによって心身調和安定。
ぜ…漸進的筋弛緩法(concentration)。体の一部にギュッと力を入れ、一気に力を抜く
(脱力する)ことで集中度に応じて後のリラックスも大。
以上、「こいどぜ」だが、恋のようにきれいに覚えたいもの。ただしこの4原則は日頃のエクササイズ次第。俳優修業でもこれはある、自分という楽器が自由自在に演じられなければ、どこか詰まってるか、何かが足りないので、チューニングする自己診断も必要。
ここで、標題の「”若さ”とは、好奇心と恋心と、ほんのちょっぴりの……」について触れておきましょう。
……は各自今、自分を燃え上がらせるモノを挿入してください。
そうすれば、ここでの……は”きっかけ”となるでしょう。