九代目七右衛門の徒然日記 -8941ページ目

カナダBC州 ウッディーライフビレッジログハウス造り2日目

2日目はラックルジューンリゾートのスキー場のロッジの集合して自己紹介をしました。メインインストラクターのマイルスポーターさん。引率はウッディーライフ誌の編集社でFG武蔵の峯さん。スタッフのリーダーは㈲ログホームプランニング社長の関根さん、通訳は関根さんの奥さんの千代子さん。日本側のログビルダーは4名で、ログホームプランニングの丸山さんと田上さん、倉本聡さんの富良野塾から鬼塚さんと森田さんです。関根さんと丸山さんはCLBに勤めていましたが、二人で独立してログホームプランニングをつくったそうです。丸山さんは農大の先輩でした。参加者は学生が私含めて5名、その他には金物やさん、うどん屋さん、ペンションオーナー、スキーインストラクター、中村屋の「じゃがまるくん」の開発者など多種多様な方々でした。参加者の中には、このために会社を辞めて参加したという方が2人もいてびっくりしました。私と同じ白馬村でペンション「はじめの一歩」を営む近田信敬さんもいました。マイルスさんは、疲れた我々を笑顔で迎えてくれ、期待と不安が交錯した顔つきのメンバーにジョークを飛ばし、少しでもなごませようと気を遣ってくれました。

自己紹介後は、みんなでこれからログハウスを建てるヤードに集まって安全祈願祭をやりました。

ヤードにはたくさんの丸太とクレーンが準備してありました。これから4班に分かれてログビルダー マイルス・ポーターさんの指導のもと4棟のログハウスを造り上げる予定です。

最初の作業は丸太の皮むきです。平均13mのスプルース材を250本、1本1本手で剥いていきます。スプルースは米トウヒといわれ、CLBが使っているダグラスファー(米松)と比較すると軟らかく、節は多かったですが皮剥きは楽でした。

午後からはチェーンソーの練習です。使用したチェーンソーは、新ダイワ#500(排気量50cc)。CLBで使っていたハスクバーナに比べると少し重かったですが、バーが細く小回りが利く感じでした。

夜は近くのコテージに遊びに行ったり、

ロッジで団らんしたり、

ロッジのお風呂で疲れを癒したりしました。

カナダBC州 ウッディーライフビレッジログハウス造り初日

8月27日~9月17日まで、カナダBC州のラック・ル・ジューン・リゾートで山と渓谷社が企画したログハウスの理想郷「ウッディーライフ・ヴィレッジ」づくりに参加してきました。企画は㈱FG武蔵内のウッディーライフ編集部とラックルジューンリゾート、旅行の主催は日通航空、賛同はカナダ大使館、後援はチェーンソーメーカーの新ダイワ工業、ゴールドウィン、サントリー、カナダ太平洋航空、カナダ大使館商務部、カナダBC州林産業審議会、ログハウス造りの技術指導は㈲ログホームプランニングと富良野塾です。

雑誌「ウッディーライフ」の№21に参加者募集の広告があり、「これは申し込むしかない!」と思い、資料請求をしてレポートを記載して申し込みました。参加費は食費他すべて含めて25万円。貯金では足りなかったので、毎日、新宿の京王プラザで時給の高いエキストラウェイターのアルバイトをして必死で貯めました。空港でウッディーライフの編集者であるFG武蔵の峯さんに聞くと、500名近い応募者から書類審査により20名が選ばれたとの事でした。初めての海外旅行で色々な心配はありましたが、旅行代理店に勤務している姉に色々聞きながら、パスポートや国際免許証などを用意してこの日のために準備してきました。

成田空港には大学の友人が大勢見送りに来てくれ、なんと餞別までもらってしまいました。友達というのは本当にありがたいものです。空港では農大の先輩で4年生の竹田さんと、同郷長野で信州大学2年生の湯本君と早速打ち解けて、ログハウスの話で盛り上がりました。

飛行機で成田からバンクーバーまで10時間。

ラックルジューンへはバンクーバーからバスで4時間余り。日本から15時間という長旅でした。

途中、ハンバーガー屋さんでランチを食べましたが、マクドナルドハンバーガーの2倍くらいあり、ナイフとフォークが出てきてびっくりしましたが、とても美味しかったです。

ラックルジューンは針葉樹の森に囲まれた美しいふたつの湖を擁するリゾート地で、まだ8月だというのに肌寒く、日本の秋本番といった気候でした。

ここではテント生活になります。当初はロッジの宿泊も考えたそうですが、EXPOカナダやチェルノブイリ原発事故の影響で宿泊先の確保が出来なかったそうです。テント割りは、信州大学の湯本君と福岡で牧場のレストランをやっている長尾さんと3人に決まりました。到着後すぐにテントを張って、初めて使う寝袋でぐっすり寝ました。

サンケイ新聞に私が行く予定のカナダログハウスツアーの記事が掲載されました

8月20日のサンケイ新聞の6面経済記事に私が行く予定のカナダログハウスツアーの記事が掲載されました。といっても私がサンケイ新聞を撮っているわけではなくて、ツアーの資料と一緒にウッディーライフの編集部から送られてきたのです。

このツアーは定員の25倍、500名の応募があったそうです。記事では辞表をふところに今回のツアーに参加する佐藤耕造さん、製材所を経営していて将来は過疎の村にログハウスのキャンプ場やレストランを作りたいという上田康美さんの事が紹介されていました。ログハウスを夢見る選ばれた20人が日本中から集まってくるんですね。今からとても楽しみです。

カナディアンログビルディングスクール最終日

あっという間に最終日になってしまいました。7日間一緒にペアを組んだ安藤さんです。

今日は、ルーフシステムの実習をしました。まずはホゾ作りです。

続いてトラス作り。

仕上げはチェーンソーの刃を入れながらぴったり仕上げていきます。

最後はシーダー材を使った屋根の板葺きの方法の実習をやりました。

自分たちの組み上げたログの前でみんなで記念撮影をしました。

サマーランドロッジに戻って修了証をもらい、

ダンさんと三浦さんが書かれた「ログハウスの造り方」の本にお二人のサインをもらって、サマーランドを後にしました。充実した8日間でした。

カナディアンログビルディングスクール6日目

カナディアンログビルディングスクール6日目。今日は八ヶ岳にある、昨年CLBで建てた内藤邸の見学に行きました。富士見インターから10分くらいの良い所にあります。私は三浦さんの車の助手席に乗せてもらい、行き帰り色々な話をする事が出来ました。

ダン先生とツーショットで撮ってもらいました。

W型のフィンクトラスがかっこいいです。

階段もログらしさを出した凝ったものでした。

お気に入りのフィンクトラスの前で記念撮影して、八ヶ岳を後にしました。

帰ってきてからはチェーンソーメーカーの「ハクスバーナー」の技術の方が見えて、チェーンソーのメンテナンスについて学びました。

カナディアンログビルディングスクール5日目

今日は朝からVグルーブカットをやって3段目が組みあがりました。

午後からはまず桁加工の実習です。これは半割りと同様のやり方でした。

続いて窓の加工実習です。ガイド板を当てて一気に切り落とします。

外側は雨仕舞いのために斜めに切り落とします。

完成しました。

カナディアンログビルディングスクール4日目

朝からシルログ(土台になる丸太)作製のための半割りの実習をしました。チェーンソー1本で半割りからブラッシング仕上げまで全部やってしまったのでびっくりしました。バーを寝かせてのブラッシング作業には、こんな使い方も出来るんだと感動しました。

続いてリカーブカットの実習です。ワイデストポイントにかかるようにマーキングしてから切って行きます。チェーンソーで気を切るには今まではいかにまっすぐ切るかという事を考えていましたが、リカーブカットではいかにきれいに湾曲して切るかという事になります。ブラッシング後はアックス()で修正と仕上げをしました。

今日は3段目の組み上げです。

ダン先生のデモンストレーションは何度見ても凄いです。


CLB技術部長の次山(じやま)さんのデモです。次山さんは三浦さんとともにアランマッキースクールで学び、今は半分は日本、半分はカナダでの生活をしていて、ダンさんの元でログハウス建築を手がけているそうです。

三浦さんいわく、現在日本のトップの技術と知識を有している人材との事でした。

私はまだひよっこなので仕上げはノミを使って失敗のないようにやりました。

カナディアンログビルディングスクール3日目

出かける前にサマーランドロッジの前で、昨日ペアを組んだ方々と記念撮影をしました。

ログヤードに到着後ももう一枚。

ログヤードの全景です。

8時から実習が始まり、昨日やったフィニッシュノッチとVグルーブカットを復習しました。

午後からは講義です。セトリングへの対応と、セトリング予測する公式を学びました。セトリングとは、ログの縮みと重みで圧縮され高さが変わっていくことであり、ログハウスにはそれに対応していく様々な技術が投入されているのです。

サマーランドロッジ内です。部屋は2階建てベッドの4人部屋でした。

カナディアンログビルディングスクール2日目

スクール2日目は見事に晴れ上がりました。まずは昨日の復習のラフノッチからです。けっこう肩の力が抜けてうまくできるようになりました。

続いて「スクライビング」です。スクライバーには水で濡らすとつく特殊な鉛筆を使います。水準器をきちんと合わせて、両手で両側から持って慎重に進めます。

スクーリングには実際のCLBが受注して造っている建物をそのまま使用しました。失敗は許されません。

ダン先生のVグルーブカットのデモです。スクライブの痕を忠実に切っていくテクニックはまさに神業です。

続いて皮剥きの講習です。三浦さんいわく、最初から皮むきを教えると嫌になっちゃう人がいるとの事ですが、根気と体力が必要な大変な作業です。自分でログハウスを造るためにはまずは皮剥きです。日本の建築は秋から冬にかけて水分が抜けた木を伐採して、さらに乾燥して使いますが、ログハウスは春から夏にかけて水分を吸った木を使います。その理由は、水分を吸った木でないと皮がうまく剥けないからだそうです。そのかわりに水分が抜けて収縮してからも建築物としての機能を維持していくように様々な工夫がしてあるとの事でした。

午後は1時半から講義でした。木材の収縮とスクライビングテクニックについて学びました。

今日は夕食時の宴会は無し。夜8時半からも講義が続きました。

カナディアンログビルディングスクール初日

㈱シーエルビー(代表取締役 三浦亮三郎)が主催する、「カナディアンログビルディングスクール86」初日です。あいにくの雨でしたが、荷物をデイバックに詰めて喜び勇んで出かけました。

特別講師はカナダからお見えになったダン・ミルンさん。カナディアンログビルディングの教祖アラン・マッキーさんの弟子で、1983年の日本でのスクール開講以来、日本カナダ合わせて700人以上の生徒を教えているログビルディングの第一人者です。書籍「The Handbook of Canadian Log Building」の著者として世界中のログビルダー、ログファンに名を知られた方です。

ダンさんを日本に招いたのは、このスクールを主催するログハウス建築会社㈱シーエルビーの代表取締役 三浦亮三郎さんです。1982年、カナダのアランマッキーログビルディングスクールを日本人として初めて卒業後、日本での普及活動のためにログビルディングスクールを開講し、今年で4年目になります。三浦亮三郎さんは、あのプロスキーヤー三浦雄一郎さんの実弟で、スキービジネスに携わってきたのですが、怪我をされてスキー界を離れ、ログビルディングの世界に入り、今では日本のログハウス業界をリーダー的存在となっています。

カナディアンログビルディングスクールは、ゴールデンウィークコース、春季週末コース、夏季集中コース、アドバンストコース、秋季週末コース、一日体験コースなどがあり、私は夏休みを利用して夏季集中コース(6泊7日)を受講しました。

スクールの場所は、東京都秋川市(現在はあきるの市)の東京サマーランドの敷地内にある㈱シーエルビーのログヤードです。京王線の八王子駅から東京サマーランド行きのバスに乗って出かけました。八王子から40分ほどでサマーランドに到着し、宿泊は東京サマーランドのロッジでした。

昼食を食べて13時にロッジに集合し、開校式がありました。テキスト、図面、パンフレットなどが配布され、スクールの説明や注意事項の説明などがありました。続いて自己紹介です。今回の参加者は9名。建築会社の社長さん、新聞の配達員、盲導犬協会の方、森林組合の方、ホテル経営者、JRの方と色々でした。学生は私一人でした。

2時からログヤードに移動して実習が始まりました。2人でペアを組んでやるのですが、私のお相手は入間市から来たAさんでした。ダン先生のデモンストレーションを三浦さんが通訳して進められました。チェーンソーの扱い方を教わって、まずは「ラフノッチ」。体は動かさず、肘を固定して手首でチェーンソーを運ぶ感じでとの事でした。

続いて「フィニッシュノッチ」。チェーンソーのスロットルは全開近くして、ブラッシングする感覚でスムーズに仕上げます。

最後はノミで仕上げカットです。慣れてくればノミは使わなくて良いそうです。

私もやってみました。チェーンソーの使い方は薪造りで慣れていましたが、細かい動きはなかなか難しく、オーバーカットしないように気をつけながらやりました。

夜は当然宴会です。アシスタントのJさんと盛り上がって、スクール初日が終わりました。