仁志敏久取材日記 -3ページ目

23日阪神戦




東京ドーム。

8月21日のイースタンリーグ・ヤクルト戦以来の出場。

1軍戦では、7月27日広島戦に8番セカンドで先発し、2打席凡退に倒れて以来の打席となった。


5回裏。

ピッチャー内海の代打で先頭打者として登場。

阪神ピッチャー下柳から、レフト前ヒットを放った。


(東京ドームは)

「久しぶりだなと思いつつ、それはあまり考えないようにした。


そんなに猶予はないと思っているから、チャンスをもらって、

今日打てたことは良かったと思う。」

ライトスタンドは、大トシヒサコール。



試合後は、いつものようにブルペントレーニング室へ。


その後、着替えを済ませロッカールームを出たところで、

試合中に駆け巡ったニュース。

桑田選手の去就問題について、テレビ局のインタビューに応じた。



生え抜きの主力選手が、続々と待ち受ける報道陣の前を、

ノーコメントで素通りする中、

ただ一人足を止め、非常に丁寧に対応していた。


桑田選手については、

「今後決めたことに対して応援していきたい。後々ゆっくりいろいろな話をしたい。」


という趣旨のコメントをしていた。

プライベートでも付き合いがあり、2軍生活を送っている時にも、

話しをしていたという。

桑田選手についての去就が正式に決まり次第、

また改めて、こちらでもコメントを頂きたいと思っています。








22日G球場

本日、昨日に続きG球場で行われた1軍全体練習に参加。




17日の1軍合流決定が戸田への遠征中。

そして、翌日広島へ即移動となった為、

戸田遠征に帯同していない、2軍選手、コーチ、

関係者の方とは、合流後初顔合わせとなった。(昨日2軍は休養日)

G球場入りすると、木村コーチ、工藤選手などと軽く挨拶を交す。


全体練習は12時半過ぎから始まり、

ウォーミングアップ、フリー打撃、

そして、外野フェンス際ダッシュと汗を流した。


練習終了後。


(残り試合について)

「(起用法について)上が決めることだからわからないけど、

自分の仕事をやるだけ。

残り試合があといくつというのは、あまり考えない。

自分なりに、今後のことを考えながら、今やるべきことをやっていく。」


明日(23日)は、8月21日イースタンリーグでの公式戦以来の東京ドームです。





イースタンリーグ成績

17日に掲載した「戸田遠征」の記事の中で、

仁志選手のイースタンリーグでの成績(打率)に誤りがありました。


公式記録。

16試合 55打数 19安打 4HR 15打点 5四球 打率 345 

                                  〔日本野球機構 ファーム公式記録より〕



21日(木)、22日(金)は、G球場にて全体練習の予定です。




19日広島Ⅱ

本日は、1番セカンドで先発出場。

結果は、3打数0安打。


試合は、小久保の逆転HRで、

7-5と巨人が勝利しました。


         

3打席の内容は、


1打席目。  広島先発ピッチャーは巨人戦初登板となる左腕小島。

2-1からの4球目を見逃し三振(外いっぱいの緩い変化球)


2打席目は、3回ランナーなしの場面で。

初球、見逃しストライク。(1打席目に三振に倒れた球と同じ軌道、同じコース)

その後2-1となり、5球目を打ちピッチャーゴロ。


3打席目。6回、代わった梅原の初球を叩き、ショートゴロに倒れた。

                                           


8回に打席が回ってきたところで、代打木村が告げられた。

                                     (G+より)

  

次戦は23日(土)東京ドームでの阪神戦です。



19日広島

1番セカンドで先発出場します。

1番での先発は1軍では今シーズン初。


18時 試合開始。

1軍登録

昨日、戸田での試合終了後。


「1軍に呼ばれた」

と、仁志選手の口から聞きました。


早速、移動試合の今日、広島での試合にベンチ入り。

 

7回に代打で登場するも、惜しくも三振に倒れた。



*読者の皆様にお詫び

{ 私、小川直樹は、広島には行っていません。

1軍登録直後の姿をお伝えすることが出来ず申し訳ありません。

仁志選手が帰京しましたら、また取材させていただきたいと思っています。}

17日戸田遠征

本日、戸田にて行われた、イースタンリーグ・ヤクルト戦。



1番セカンドで先発出場。


ヤクルト先発ピッチャーは右腕高木。


1打席目。

4球続けて見送り1-3。

空振り、ファールの後の7球目をセンター前に弾き返した。


2打席目は、2回2アウト1塁。

初球を打ち上げセンターフライ。


巨人、この時点で4-0と4点リード。


3打席目。4回2アウトランナーなしの場面で1-0からの

2球目を打ちショートフライ。


4打席目は6回2アウトランナー1、3塁。

1-2からの4球目を打ち、この日2本目のセンター前ヒット。

3塁ランナーが生還し打点1。


この回を終えたところでベンチに退いた。


4打数2安打。打点1。


試合終盤には小雨がちらつく中、

巨人が勝利を収めた。


(ヒット2本より)

「打ち上げた他の2打席がなぁ…」


仁志選手。


7月31日に1軍登録を抹消されて以来、この日までに、

イースタンリーグ公式戦16試合に出場。


イースタンリーグ成績。

55打数19安打  打率345 4HR 15打点 



明日、イースタンリーグ公式戦(戸田)には出場せず、


仁志選手は広島へと移動します。 












16日大宮遠征

試合結果。


4打数1ホームラン、1イリュージョン。


1番セカンドで先発出場。

ヤクルト先発ピッチャーは右腕松谷。


1打席目は、浅いセンターフライに倒れる。


2打席目は、2回1アウトランナー2,3塁。


ここで、イリュージョン…(本人談)


0-1からの2球目を打つと、打球はレフトへの大飛球。

犠牲フライには十分の当りかと思われた…。


レフト牧谷が落下地点へ入り捕球体勢に入る。しかし、

ボールはその横、約5メートルセンター寄りにポトリ…。


「空中でボールを消した。」


記録はタイムリー2塁打。


この回が終わって、巨人6-0とリード。



3打席目は3回。ピッチャーは代わって宇野。

2アウトランナー2、3塁。

0-1からの2球目を、

レフトポール際へ3ランホームラン。


「フォークボール。詰まった分切れずに入った。」


試合後、吉村監督も、

「仁志!ナイスバッティング!先っぽか?」

(仁志選手…「詰まりです。」)

「詰まりか?そうか!」


詰まりながらも、ライナーで柵越えを放つあたりは、まだまだパワー健在のところを見せつけた。


4打席目は、5回1アウトランナーなしでサードゴロ。


巨人、この時点で11-0と一方的な展開でもあり、

5回を終え、ベンチに退いた。


4打数2安打。4打点、2得点。


前日、1アウト3塁の場面でランナーを返すことが出来なかったが、

今日、同じ場面できっちりとランナーを返した。


レフトがボールを見失う幸運なヒットを含め、結果を出しているが、

「今日はズレてた。」


バッティングに関しては、自分のイメージとのズレを感じていたとのこと。


(良い時と悪い時)

「平均でいけるようにしたい。感覚的な部分で常に微調整はしている。」



明日、明後日(17日、18日)戸田遠征に帯同予定です。




15日浦和遠征

本日、ロッテ浦和球場にて行われた、イースタンリーグ対ロッテ戦に、

1番セカンドで先発出場しました。


結果は4打数1安打。


1安打は、5回表に放った勝ち越し2ランホームラン。


ロッテ先発ピッチャーは、8月30日浦和に続く2度目の対戦となる

右腕戸部。

前回は、3回打席に立ち、すべて内野ゴロに押さえられていた。


この日も、1、2打席目は、三振、1塁ゴロと打ち取られたが、

3打席目にはきっちり合わせて、レフトスタンドへと運んだ。


(戸部について)

「最初はなかなか合わせるのが難しかった。」


「試合も久しぶりだったから、試合勘がね…」

(ホームランは)

「あれはタイミングがばっちしだった。」


前回出場試合は9月7日(浦和)。


1打席目は、8月13日(神宮)での3打席目以来の三振を喫した。

2打席目も1点ビハインドで迎えた1アウトランナー3塁の場面だったが、

ランナーを返すことは出来なかった。

この辺りは、1週間ぶりの実戦ということで、試合勘の影響も感じられたが、

3打席目にホームランを放った時には、ロッテ側観客席から、


「やっぱり違うよ。仁志は。さすが」


という声も。


尚、その後は、代わった左腕柳田の前にショートゴロに倒れ、

4打席目を終えたところでベンチに退いた。


試合は5-4で巨人勝利。


明日、大宮での対ヤクルト戦に出場予定です。

(試合予定は戸田ですが、大宮に変更になっています。

観戦予定の方は今一度確認のほどよろしくお願いします)




7月2日~7月13日

7月9日(日)


1軍登録を抹消されてから1週間が過ぎていた。


再調整という名目のもと、2軍生活を送っていた仁志選手。

この期間中、バッティングフォームを固めるということを一つのテーマとしていた。


「まずはフォームを固めたい。打席が1度しかないのに、バッティングを悩みながら

やってたら、9割方負けたと同じことだから。」


この日は、ジャイアンツ球場で、桑田投手を相手にシート打撃を行った。



約15分間。桑田投手の投げた球は49球。

長田選手と交互に打席に立ち、非常に良い当りを特に右方向へと飛ばしていた。


「桑田さんみたいにコントロールの良いピッチャーに投げてもらって、

すごく良い練習になった。

変化球も交ぜてくれたし(キャッチャーのサインで)。ストレートだけってわかってると、こうしなきゃとか、

頭でいろいろ考えちゃうけど、見送ったり、実戦に近いかたちで出来たから良かった。」


フォームも固まってきたようで、1軍へ合流する日も近いと誰もが感じていた。


「監督には、調子が上がって来たら教えてくれと言われてる。

1軍に上がる時期については、監督と話して決めることになると思う。」


桑田投手との対戦もよほど充実していたのか、表情も明るい。

この分だと、週末(14日)の神宮3連戦からの1軍合流が濃厚かと思われた…。


7月11日(火)


休養日明けのこの日。

午前中の練習を終えた仁志選手は、一転険しい表情に。


「週末から、イースタンの試合に5試合出ることになった…」


どうやら、また話しが変わってきたようだ。

これで、神宮からの1軍合流はなくなった。


しかし、午後の練習が終わると、

「神宮に行く。

(約束通り、調子が上がってきたことを伝える為)

監督と電話で話したら、神宮から来いって言われた。」


全体練習が終わり、室内に場所を移して、

ティー打撃。

最後の一人となるまでバットを振った。


準備万端。



7月13日(木)



「落ちるのは早いけど、上がるのはゆっくり。落ちたスピードでは上がれない。

昇格してすぐ大活躍っていうのは無理かもしれないけど、一つ一つしっかりやるしかない。


1試合で3勝は出来ないし、1打席でヒット3本は打てないからね。」



最終日。

帰り際の駐車場で沢山の報道陣に囲まれこう語った。


この頃、読売新聞本社では、

原監督が渡辺会長、滝鼻オーナーに対し、

シーズンの中間報告を行っていた。


現在8連敗中。適地での連敗は17にまで伸び、

最下位転落のピンチを迎えていた。



7月14日神宮球場。

ヤクルト戦。


試合前のグラウンドには真新しいスパイク、手袋を身に付け、

真っ黒に日焼けした仁志選手の姿が。



8番セカンドでの先発出場がアナウンスされた。





試合前。


「やることは決まってるから、あとはそれをやるだけだよ。

やること?

それは、5時間後にはわかるよ。」