一般的には抜鍼後、指頭や綿花で押圧するとすぐに出血は止まると思います。
しかし、まれにそれでは止まらないことがあります。
その様な時には綿花を使って長めに押圧してみて下さい。
それでも止まらない時には絆創膏を小さく切ってその部位に貼って下さい。
30分くらいしたらはがして下さい。
アスピリン・ワルファリンなどの抗血栓薬を服用中の方は、特に出血しやすいので注意をして下さい。
刺絡療法は避けた方が無難でしょう。
一般的には抜鍼後、指頭や綿花で押圧するとすぐに出血は止まると思います。
しかし、まれにそれでは止まらないことがあります。
その様な時には綿花を使って長めに押圧してみて下さい。
それでも止まらない時には絆創膏を小さく切ってその部位に貼って下さい。
30分くらいしたらはがして下さい。
アスピリン・ワルファリンなどの抗血栓薬を服用中の方は、特に出血しやすいので注意をして下さい。
刺絡療法は避けた方が無難でしょう。
艾炷が大きかったり、ひねりが強かったりすると施灸で火傷になる場合があります。
火傷が軽度の場合は紫雲膏をぬると良いです。
重症の場合は皮膚科を受診してもらった方がいいです。
鍼灸の自賠責保険に入っていれば保険からお金が下りると思います。
水疱ができた部位はその後施灸をしばらく休み、皮膚の状態が良くなってから施灸を再開します。
患者さんの体質で水疱ができやすい方があります。
痰飲(水毒)タイプの方です。
このようなタイプの方には七分灸や八分灸にすることをおすすめします。
また、糖尿病の方は灸痕が化膿しやすいので、やはり七分灸や八分灸にして下さい。
施灸をすると「気持ちが良い」という方と、「熱い」という方があります。
一般的に、気持ちが良いという方は寒証のことが多く、熱いという方は熱証のことが多いです。
また、ひねりが強かったり、艾炷の底面積が大きかったりすると、熱くなる原因となります。
それ以外の要因としては、施灸をする前に入浴をしている場合も非常に熱く感じます。
熱いと言われた場合は、七分灸や八分灸をしてみて下さい。
透熱灸において最後まで燃焼させず、70~80%燃焼したところで艾炷を母指・示指・中指で囲み、空気を遮断する方法です。
心地よい熱さになります。
次回は施灸の過誤についてです。
今回は治療法以外のところで改善できる方法をお知らせします。
4)漢方薬の併用
超虚証(ガリガリにやせている方・少し外出しただけでグッタリする方)や重症の方では漢方薬を併用した方が良いです。
体力のある方は病気を治す予備力が旺盛なのですぐに良くなりますが、超虚証の方は病気を治す予備力が不足しているので治りにくいです。
漢方薬と鍼灸を併用していけばかなり良くなると思います。
5)現代医学との併用
鍼灸は生体の持つ自然治癒力を利用した治療法です。
自然治癒力のみでは無理な場合は現代医学も併用することも検討して下さい。
例えばアトピー性皮膚炎・気管支喘息などで重症のケースがあげられます。
これらのケースでは正常な人が分泌している副腎皮質ホルモンの量(1日20㎎)の何倍もの量を使わなければ改善しない状態になっていることもあります。
そうすると、いくら自然治癒力を促進しても追い着かないことになります。
その様な場合は、薬物治療と鍼灸治療で症状を改善してから、薬の量を減らしていくことがお勧めです。
6)貧血の治療
一般的には鉄剤を処方されます。
貧血の治療を開始してから、突然治療効果が高まったケースが何例もあります。
以上をまとめると、何度治療しても症状が改善しない場合はA~Cの方法を取ることで解決可能ということです。
A.治療を工夫する(取穴・刺激量・治療法)
B.薬物療法の併用(漢方薬・現代医学の薬)
C.現代医学的治療法への変更(手術など)
何度治療しても改善しにくい場合の対処法について2回にわたってお知らせします。
今回は治療法に関するものです。
1)取穴の変更
a.文献を調べる→変更
一般的に行なわれている方法です。
「知人の鍼灸師に教わる」もこの中に含まれます。
b.感覚力を高める→変更
あまり知られておりませんが、ほとんどの人(95~97%の人)が、ある程度感覚力を高める事が出来ます。
人が本来持っている能力で、超能力ではありません。
2)刺激量の変更
鍼では太さを変えるだけで治療効果を発現させたり、高める事が出来ます。
また、同じ作用のある経穴を2穴使うことで効果を高めることもできます。
灸では施灸総数を増やしただけで治療効果を発現させたり、高める事が出来ます。
特に多壮灸(15壮以上)では強い効果を発揮します。
3)治療法の変更
パルスを行なう・刺絡を行なう・皮内鍼を入れる・温灸を行なうなどの手段を取ることで治療効果が出現したり、劇的に改善する場合があります。
治療後変化しないだけではなく、何度治療しても症状が改善しないときはどうしたら良いでしょうか?
症状が改善しない場合には幾つかのタイプが存在します。
1)鍼灸の不適応症
難病・腫瘍など鍼灸治療に反応しにくい疾患の場合。
2)鍼灸治療に反応しにくい方
約1~3%存在します。
3)超虚証
軽い虚証(多少胃腸が弱い方)は鍼灸治療で改善します。
中程度の虚証(下痢をし易い・風邪をひきやすい・疲れやすい方)は自宅で施灸をして頂いた方が早く良くなります。
超虚証(ガリガリにやせていたり、少し外出しただけでグッタリする方)は鍼灸治療だけでは改善が困難なことが多いです。
4)貧血がある
貧血があると、鍼灸の反応が悪くなります。
次回は何度治療しても改善しにくい場合の対処法についてお知らせします。
治療後、症状が改善しないときはどうしたら良いでしょうか?
それでは、内科疾患はどうしたら良いでしょうか?
内科疾患ではその症状に有効な経穴に皮内鍼を入れるか、患者さんに自宅で施灸していただいて下さい(せんねん灸でも結構です)。
とにかく、毎回治療後に、「治療をした」という感じを出すようにして下さい。
治療終了時の雰囲気が重要です。
治療中に鍼が抜けなくなった場合はどうしたらよいでしょうか?
これで、スーと抜けるはずです。
時々この方法を用いても抜けないことがあります。
その時は抜くときの方向を色々変えてみて下さい。
ある角度でスーと抜けるはずです。
そんな時は鍼がギザギザに曲がっていることが多いです。
この方法は玉川クリニック東洋医学の藤島功司先生に教わりました。
治療中のトラブルとして、鍼の抜き忘れがあります。
下手をすると、鍼を付けたまま患者さんが帰宅してしまうこともあります。
その予防策として以下のことを注意しています。
①あちこちに置鍼をしない。
置鍼する場所は1ヶ所のみとする。
②置鍼したところを見えるようにしておく。
寒い時はタオルをかけずに赤外線を当てる。
どうしてもタオルをかける場合は赤などのめだつタオルにすると良いです。
③鍼柄に色のついたものを使う。
銀色の鍼柄では刺鍼しているかどうかわかりにくいです。
ところが、色のついた鍼では一目瞭然です。
④置鍼をしない。
究極の方法です。
⑤他の鍼灸師が抜鍼する場合は、具体的に抜鍼部位を指示する。
置鍼を多くしたり、複数の鍼灸師で治療している時に抜き忘れが発生しやすいので意識的に注意されるといいと思います。
鍼をした後、その場所に痛みが残ることがあります。
そんな時はどうしたらいいでしょうか?
教科書には後揉を良くすることと書いてあります。
実際問題としては、痛みが出てしまったら、後揉だけでは痛みが取れないことが多いです。
その様な時には、刺鍼して痛みが出ている部位へ施灸をして下さい。
2~3壮で痛みが取れることが多いです。