現代医学の治療では、「この薬を使うと〇%の人が改善します。」とか、「この手術の成功率は〇%です。」、「この薬を〇ヶ月服用すると改善します。」などと有効率や治療期間を明確にしています。


鍼灸治療でも有効率や治療期間・治療回数を明確にしていくことが出来れば、受診率が向上する可能性はあると思います。


「鍼灸はすごい」、「何千年もの歴史がある」などと具体性のないことばかり言っていてもダメだと思います。


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*五枢会治療セミナー*


2011年から再現性の高い治療・有効率の高い治療をマニュアル化し、治療セミナーを行なっています。

興味がある先生・学生の方は下のホームページをご覧になって下さい。

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現代医学の治療では、薬物治療においても手術にしても再現性があります。

A医師がある時出した薬の効果は別の時出した効果と同じです。

B医師が出しても同じ効果になります。

そのため治療法を教えることが容易になります。

どの病院・クリニックでも同じ治療効果が期待できます。

もちろんプラシーボ効果によって多少の変動はあるし、手術では腕の良し悪しで差がつくと思います。

鍼灸治療においては再現性に対する意識があまりありません。

ある治療を行ない、その効果が何度行なっても出現するのか、別の患者さんでも効果があるのかの確認が出来ていないため、人に伝えることが難しくなっています。

もし、鍼灸師全体に再現性という考えが浸透すればかなり鍼灸治療が発展するでしょう。

例えばC鍼灸師がDという患者さんにある治療を行ない、ある効果が出現する。

E・F・Gという患者さんにも同じ治療を行ない同様の効果が出るのか確認し、出現すれば再現性がある可能性があります。

この確認した人数が多ければ多いほど確実性が増していきます。

更にどういう病態・条件の時に再現性が得られるのか確認しておくことも重要です。

本日は顎関節症における治療直後の診断ポイントについてお伝えします。


自覚症状で変化が出現するのは顎関節の疼痛です。


治療後開口時の疼痛がどの程度軽減したのか聞いていきます。


他覚的所見では、開口量の変化です。


正常が40mmなので、40mm以上なのか、40mm未満なのかもチェックします。


それ以外では、咬筋部や下顎頭の圧痛の変化も重要です。

本日は婦人科疾患(月経困難症・生理不順・更年期障害)における治療直後の診断ポイントについてお伝えします。


自覚症状で変化が出現するのは冷え・のぼせの症状です。


治療後足腰の冷えが改善したかどうか確認します。


更年期障害ではのぼせ・ほてりも聞きます。


他覚的所見では、

小腹硬満・少腹急結などの腹証や仙骨外側・陰陵泉・三陰交の圧痛・硬結が改善することが重要です。

本日は胃の不調における治療直後の診断ポイントについてお伝えします。


食欲不振・嘔気・胃がもたれる・上腹部痛などの症状が対象になります。


自覚症状では症状の程度・出現頻度の変化を聞いていきます。


他覚的所見では、

中脘付近の圧痛・胃内停水の消失・脊柱起立筋(Th512)や腰方形筋の緊張の改善などが目安となります。

本日は頭痛における治療直後の診断ポイントについてお伝えします。


自覚症状では痛みの程度がどの程度改善しているのかを聞いていきます。


他覚的所見では、

頭半棘筋・頚板状筋・側頭筋・胸鎖乳突筋・僧帽筋などの筋緊張が緩和したかどうかチェックします。


特に緊張型頭痛で重要です。


片頭痛では血管圧迫試験の変化を診ます。


神経痛では神経圧迫試験の変化を診ます。

今回は外反母趾の治療直後の診断ポイントについてお伝えします。


自覚症状では自発痛・歩行時痛を聞いていきます。


他覚的所見では、母趾MP関節の背屈・底屈の可動域の変化や内転時の動きが改善しているかどうかを診ていきます。


更に、母趾におけるリスフラン関節の動きが改善していれば、かなり状態が良くなっています。


外反母趾の原因の一つとして扁平足があり、扁平足の治療とその改善も重要なファクターです。

今回は膝痛の治療直後の診断ポイントについてお伝えします。


自覚症状では、

自発痛・階段昇降時痛・平地歩行の疼痛・正座時の疼痛が改善しているかどうかを聞いていきます。


他覚的所見では、

側方動揺の変化・可動の変化・大腿四頭筋の緊張の変化・屈曲拘縮の改善などを見ていきます。


可動域は腹臥位で屈曲できる角度を測定します。


屈曲拘縮は仰臥位でベットから何横指膝窩が離れているのかチェックします。

今回は腰痛の治療直後の診断ポイントについてお伝えします。


自覚症状では自発痛・動作時痛が改善しているかどうかを聞いていきます。


動作時痛では前屈・後屈・回旋などです。


他覚的所見では、腰背部の筋緊張・指床間距離の変化が重要です。


腹臥位で脊柱起立筋・腰方形筋をチェックしますが、比較的上部(Th712位)の筋緊張の変化も見逃さないようにします。


側臥位では多裂筋の緊張をチェックします。


下部胸椎・腰椎の棘突起に沿って指をスライディングし、筋緊張の変化を確認していきます。

今回は五十肩の治療直後の診断ポイントについてお伝えします。


自覚症状では自発痛・動作時痛が改善しているかどうかを聞いていきます。


動作時痛では複合した動き<外転+内旋・屈曲+外旋・伸展+内旋など>を診ていきます。


尚、結髪動作・結帯動作も複合した動きに含まれます。


他覚的所見では、関節の可動域の変化が重要です。


必ず治療前と治療後の可動域を測定して下さい。