現代医学の治療では、薬物治療においても手術にしても再現性があります。

A医師がある時出した薬の効果は別の時出した効果と同じです。

B医師が出しても同じ効果になります。

そのため治療法を教えることが容易になります。

どの病院・クリニックでも同じ治療効果が期待できます。

もちろんプラシーボ効果によって多少の変動はあるし、手術では腕の良し悪しで差がつくと思います。

鍼灸治療においては再現性に対する意識があまりありません。

ある治療を行ない、その効果が何度行なっても出現するのか、別の患者さんでも効果があるのかの確認が出来ていないため、人に伝えることが難しくなっています。

もし、鍼灸師全体に再現性という考えが浸透すればかなり鍼灸治療が発展するでしょう。

例えばC鍼灸師がDという患者さんにある治療を行ない、ある効果が出現する。

E・F・Gという患者さんにも同じ治療を行ない同様の効果が出るのか確認し、出現すれば再現性がある可能性があります。

この確認した人数が多ければ多いほど確実性が増していきます。

更にどういう病態・条件の時に再現性が得られるのか確認しておくことも重要です。