膝の疾患(ほとんどが変形膝関節症)で最も気をつけていることは、膝の関節の変形の程度です。


内反変形・外反変形などがあると改善に時間がかかります。


また、屈曲制限・屈曲拘縮などがないかどうかも確認し、痛みだけではなく膝の可動域制限の改善に努めることも重要です。


特に屈曲拘縮(膝が完全に伸展しない状態)があると、大腿四頭筋・ハムストリングス・腸脛靭帯・前脛骨筋・下腿三頭筋などの持続的緊張を引き起こしますので、これらの症状に対するアプローチも重要です。


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*五枢会治療セミナー


2011年から再現性の高い治療・有効率の高い治療をマニュアル化し、治療セミナーを行なっています。


興味がある先生・学生の方は下のホームページをご覧になって下さい。


http://5su.muto-shinkyu.com/


五十肩で最も気をつけていることは、初診時にこれから炎症が強くなっていくのか、炎症が治まってきているのかという事です。


腱板・滑液包などの炎症が強いと、治療してもすぐに痛みが改善しなかったり、むしろ増悪していく場合もあります。


逆に炎症が治まってきている場合は、痛みが改善しやすいです。


特に自発痛・夜間痛がある場合は、治療で運動鍼をしたりせず、患者さんにも安静を指示することが重要です。


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急性の頚部痛で最も気をつけていることは、「寝違え」なのか、根底に「頸椎の変形」や「椎間板ヘルニア」があるかどうかです。


寝違えであれば、運動鍼を行ない数回で治療は終了しますが、頸椎の変形や椎間板ヘルニアでは運動鍼では改善せず、治療回数も多くなります。


その見極めとしては、頸椎のアラインメント不整に着目しています。


もし鑑別に難渋するようであれば、整形外科を受診していただくと良いです。

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腰痛で最も気をつけていることは、腰痛の原因です。


筋肉が原因であれば比較的なおり易いですが、変形性脊椎症であれば、完全に症状がなくならない場合も考えられます。


椎間板ヘルニアの可能性がある場合は、必ず整形外科で検査を受けて頂き状態を確認、治療方針を説明します。


そしてコルセットをある一定期間装着してもらいながら、治療していきます。


最初の段階で見極めが不十分だと、治療が難航し、脱落してしまうことがあります。



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施灸による過誤だと思っていたら、病気であった症例です。


40代女性、鍼灸師。


手指の痛み・背部痛などを訴えて来院しました。


CM関節症・慢性膵炎の診断を受けています。


背部5~6ヶ所位に直径1cm位の痂皮・直径5mm位の水疱が形成されていました。


理由を尋ねると、助手の鍼灸師に毎日施灸をしてもらっており、その助手の方のお灸が下手なためではないかとの事でした。


あまりにも状態がひどいので皮膚科の受診をすすめたところ、「天疱瘡」の診断が下りました。


天疱瘡は自己免疫疾患で、皮膚の刺激により水疱や痂皮が形成されます。


背部への施灸が刺激となった可能性があります。


皮膚を鍵でこするだけで水疱が出来るので、皮膚科医からは鍼灸は禁忌と言われたとの事です。


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前回1つの診断法だと誤信する可能性があるので、複数の診断法を合わせて診る様にしていると書きました。


特に腹証と背甲診の整合性は重要です。


例えば心下痞硬があれば、上背部の脊柱起立筋をチェックします。


胸脇苦満の場合は腰方形筋の緊張を確認します。


小腹硬満・少腹急結の場合は腰仙部(梨状筋あたり)の筋緊張を確認します。

また、治療をした後も腹証だけではなく背甲診にも変化が現れたのかチェックした方が良いと思います。


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良く、「舌診・脈診・腹診など色々な診断法がありますが、どの診断法を重要視していますか?」と質問されます。


どの診断法を重要視しているのかは、「状況に応じて」です。


秒単位・分単位の変化を診る場合は脈診が最も適しています。


1本の鍼でも変化するし、治療前と治療後では大きく変化します。


虚脈・弦脈・細脈などは多くの場合平脈に変化します。


また、心臓の調子を見るには脈診が最も適しています。



逆に長期的な変化を診る場合には、腹診が最も適しています。


身体の状態が良くなってくると、腹部の弾力性がアップしたり、胃内停水・臍下不仁が改善してきます。


(腹診の中では、胸脇苦満・心下痞硬・少腹急結・小腹硬満などはすぐに改善しやすいです。)


消化器の調子を見るには腹診が適しています。



舌診は消化器の状態や全身状態(瘀血証・痰飲など)を知るのに適しています。


黒苔は重症と成書に書いてありますが、今までに2名遭遇しました。


1名はその後(1年以内に)C型肝炎で亡くなりました(まだ、インターフェロンの治療が確立していない頃のことです)。


もう1名は心房細動のある方でした。



1つの診断法だけだと誤信する可能性があるので、複合的に診る様にしています。

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五枢会が目指す治療法には5つの要素があります。


1つ目が再現性のある治療です。


再現性とは、ある症状(病態・病証)に対し、特定の治療を行うと毎回同じ結果が得られることです。


再現性を得るには、病態把握・病証の決定・治療条件の設定(治療部位・治療手段など)が必要になります。


治療手段では、鍼の太さ・刺鍼の深さ・置鍼時間・パルス通電時間・灸の壮数などがあげられます。


再現性のある治療穴を確実に、(できれば多く)、自分のものにしていくかが重要になります。


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前回は五枢会の5つの治療法の中の現代医学的鍼灸と東洋医学的鍼灸についての説明でした。

今回は実験的鍼灸・感覚的鍼灸・マニュアル的鍼灸について説明します。

一般的に治療穴を決定する場合、本を調べたり、人から教わって決めると思います。

特定の治療法では、ある法則性のもとに治療穴が決定されている場合もあると思います。

実験的鍼灸では、効果的な治療穴を自分で開発する手法を学びます。

筋力テストを使って活性化した経穴を見つけていきます。

整形外科疾患・内科疾患どちらにも使えます。

感覚的鍼灸は、異常部位とその治療穴を検知する能力を高めて治療する方法です。

感覚的訓練・筋力テストを習得することにより、患者さんの体に触れることなく異常部位を察知できるようになります。

実験的鍼灸と感覚的鍼灸はアドバンスコースで習得できます。

マニュアル的鍼灸は今までの4つの治療法を実践し、効果的かつ再現性のある治療法をマニュアル化したものです。

マニュアル的鍼灸によって、初心者でも早く・確実に治療できるようになります。

ベーシックコース・マスターコースで習得できます。

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*五枢会治療セミナー*

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今回は五枢会の5つの治療法について説明します。


現代医学的鍼灸は解剖・生理・病理に基づき治療穴を決定する治療法です。


整形外科疾患に最も向いていますが、内科疾患にも使えます。


内科疾患では病因(充血・虚血・炎症など)によって治療法を決めます。


ベーシックコース・マスターコースの中で習得できます。



東洋医学的鍼灸は東洋医学的所見に基づき治療穴を決定する治療法です。


舌診・脈診・腹診・募穴の反応などを総合して体質傾向・東洋医学的診断を行ないます。


体質傾向・東洋医学的に基づき治療穴を決定します。


マスターコースで習得できます。


実験的鍼灸・感覚的鍼灸・マニュアル的鍼灸は次回お伝えします。



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