初診で来院する患者さんを治療しようとすると、複数の症状を持っている場合があります。


その時どの症状を中心に見ていったらよいか、判定に困ることがあると思います。


そういう時に私が行なっている方法をお伝えします。


まず、第1に最も患者さんが辛い症状を優先します。


特に来院時に痛み(頭痛・腰痛など)がある時や強い症状(喘息・下痢・鼻汁など)が出現している時では、その症状を改善することを主眼に置いて治療していきます。


最も辛い症状を改善することにより、全体のコンディションも改善する場合は少なくありません。


特に痛みがある場合は、うつ状態になったり不眠になったりすることもありますので、痛みの改善は価値があります。


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*五枢会治療セミナー


2011年から再現性の高い治療・有効率の高い治療をマニュアル化し、治療セミナーを行なっています。


興味がある先生・学生の方は下のホームページをご覧になって下さい。


http://5su.muto-shinkyu.com/



耳鳴を訴えて来院するケースは比較的多いと思います。


特に、就眠前に気になり眠れないという場合は治療が必要です。


治療は内耳の血流を改善する治療-椎骨動脈へのアプローチや顎関節に対する取穴を中心に行なっています。


耳鳴がある場合、聴力低下を伴っていることが少なくありません。


一度耳鼻科で検査を受けて頂くことをお勧めします。


高音の領域で聴力低下があるのか、低音の領域で聴力低下があるのかで原因が分かる場合もあります。


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*五枢会治療セミナー


2014年12月21日(日)に不眠症の鍼灸治療のセミナーを行ないます。


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妊婦さんが治療で来院することや、治療中の方が妊娠することがあります。


その時に注意していることをお伝えします。


腹部の刺鍼・腰仙部の深刺を避けることと、下す作用のある経穴を使わないことです。


具体的には、合谷・血海・三陰交などです。


特に胎盤が完成する妊娠14~15週までは不安定であるので十分注意しています。


妊娠16週以降の安定期に入った場合は安産を目的に三陰交は使います。


ただ、刺激量を多くしないように心掛けています。


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*五枢会治療セミナー


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更年期障害で鍼灸を受診する方は少なくないようです。


のぼせ・多汗・手足の冷え・頭痛・肩こり・めまい・動悸・憂うつ感・不眠など多彩な症状を訴えます。


気をつけていることは、更年期障害ではなく、他の疾患の可能性です。


今まで遭遇したケースでは、うつ病・神経症性障害がありました。


不眠・憂うつ感・イライラが更年期障害より強く、鍼灸単独では難しいという印象があります。


(軽症であれば、鍼灸単独でも可能と思います。)


また、バセドウ病(甲状腺機能亢進症)の症状が、多汗・暑がり・動悸・イライラ・不眠なので更年期障害とまぎらわしいです。


疑わしい場合は専門医の受診をすすめて下さい。

更年期障害では、寒熱の調整が重要です。


虚証であっても、のぼせ・発汗亢進が著明な場合、温補法を行なうと悪化します。


鍼中心の治療を行なっています。


冷えのぼせがある場合は、鍼中心で下半身のみ少数穴で施灸を行なっています。

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女性の患者さんが多い治療院では生理痛の治療を依頼される場合も多いと思います。


生理痛は鍼灸治療が効きやすい症状で、三陰交などが効果的です。


痛みが著しく強い場合、鍼灸治療が効きにくい場合、出血量が非常に多い場合は器質的な疾患の存在を考慮します。


器質的疾患で最も多いものとして子宮筋腫が挙げられます。


子宮筋腫は小さいものを含めると女性の20%が子宮筋腫を持っているというデータもあります。


小さなものでは経過観察ですが、大きい場合で周囲の臓器を圧迫していたり、生理痛・過多月経が強い場合などは手術の対象になります。


次に良く遭遇する疾患として子宮内膜症があります。


子宮内膜症は現代医学の治療(低用量ピルなど)と鍼灸治療を合わせていきます。


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患者さんと会話をしていると、何気なく言われたことに対し、こちらの方がビックリするようなことがあります。


「先日急にろれつが回らなくなり、手足がしびれ、少し意識がなくなりました。


でも今は元に戻りました。」


この様な症状の場合、TIA(一過性脳虚血発作)であった可能性が高いです。


TIAを何度も繰り返す場合は脳血管障害が起こるリスクが高いとされています。


血圧の異常・脳の血流低下、東洋医学的には瘀血証が考えらます。


鍼灸治療だけではなく、内科の受診も勧めた方が良いと思います。


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鍼灸治療を受けている方の中に不眠を訴える方はかなり多いです。


ほとんどの方は軽症で、特に睡眠薬も使っていません。


しかし、中には睡眠薬がないと全く眠れないという方もいらっしゃいます。


そしてその中にはうつ病・神経症性障害などの精神疾患の方が含まれている可能性があります。


すでに心療内科に通院していて抗うつ剤・抗不安薬を処方されていることもあります。


鍼灸治療の効果が出にくく、不眠以外に食欲不振・意欲の低下・行動の減少がみられる場合はうつ病を、不安・パニック発作・恐怖症・強迫思考が見られる場合は神経症性障害を疑います。


一度専門医を受診していただくことをお勧めします。


うつ状態・軽度の神経症性障害では鍼灸治療単独でも効果が出ますが、重症の場合は現代医学と鍼灸を併用する必要があると思います。


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足の疾患で最も注意していることは、足の形態に問題がないかどうかです。


扁平足では外反母趾、内反足では捻挫を起こし易い傾向が見られます。


また、ヘルニアなどにより神経の圧迫があると足の筋力が低下することがあり、筋力低下が足の疾患につながっている場合もあります。


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膝の疾患(ほとんどが変形膝関節症)で最も気をつけていることは、膝の関節の変形の程度です。


内反変形・外反変形などがあると改善に時間がかかります。


また、屈曲制限・屈曲拘縮などがないかどうかも確認し、痛みだけではなく膝の可動域制限の改善に努めることも重要です。


特に屈曲拘縮(膝が完全に伸展しない状態)があると、大腿四頭筋・ハムストリングス・腸脛靭帯・前脛骨筋・下腿三頭筋などの持続的緊張を引き起こしますので、これらの症状に対するアプローチも重要です。


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五十肩で最も気をつけていることは、初診時にこれから炎症が強くなっていくのか、炎症が治まってきているのかという事です。


腱板・滑液包などの炎症が強いと、治療してもすぐに痛みが改善しなかったり、むしろ増悪していく場合もあります。


逆に炎症が治まってきている場合は、痛みが改善しやすいです。


特に自発痛・夜間痛がある場合は、治療で運動鍼をしたりせず、患者さんにも安静を指示することが重要です。


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