臨床をしていると、思わぬ症状に出くわすことがあります。

患者さんから、「何かを見ると、小さな蚊が飛んでいるのが見えます。問題ありますか?」
と聞かれることがあります。

これは飛蚊症という症状です。

飛蚊症は健常者でも見られる症状です。

しかし、網膜剥離・硝子体混濁・硝子体出血・ぶどう膜炎などでも出現しますので
一度眼科を受診していただくと良いと思います。

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*五枢会治療セミナー

2011年から再現性の高い治療・有効率の高い治療をマニュアル化し、治療セミナーを行なっています。

興味がある先生・学生の方は下のホームページをご覧になって下さい。

http://5su.muto-shinkyu.com/

 

現在パーキンソン病の方を10例位見ています。

その中で特徴的なのは、腓腹筋が硬くなっていて腓腹筋痙攣を起こしやすいことです。

腓腹筋痙攣には失眠の多壮灸が有効です。

承山などの局所治療でも効果は出ますが、効果の範囲は狭いです。

失眠の方が広範囲にわたって筋緊張を緩和させることが出来ます。

また腓腹筋の筋緊張を緩和することにより、足関節部における協調運動を改善させることにもつながると考えています。

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一般に足冷は腎虚証や瘀血証によると言われています。

しかし実際に患者さんを診ていると、最も多いのは痰飲だと思います。

下肢の浮腫が強く、そのために冷えていると考えられます。

この場合局所の施灸により下肢の浮腫が軽減し、足冷も軽くなったと言われます。

頑固な冷えでは寒いとしもやけになるものがあります。

これは血管運動神経失調によるものです。

根底に瘀血証が存在している場合も多いです。

冷える冷えるという割に、実際に足を触ると全然冷えていない人がいます。

体の不調に対して敏感すぎるタイプで心気傾向があることが多いです。

逆に足を触ると冷たいのに全然気にしていない人もいます。

体の不調に対して鈍感すぎる傾向が考えられます。

このタイプは重症になってから体調不良に気付くので要注意です。

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女性の更年期前と更年期後では逆転することが2点あります。

1つは寒証から熱証になることが少なくないことです。

証が変化しているのにもかかわらず、以前のように温補作用のある薬(朝鮮人参・附子など)や食事(生姜・根菜類など)を多く摂って、さらに使い捨てカイロまで貼っている患者さんがいらっしゃいますので要注意です。

また、女性ホルモンの影響で便秘症から下痢症に変化する場合も結構あります。

下痢し易くなっているにもかかわらず、食物繊維の入った食品を大量に摂っている場合があります。

両方に共通しているのは、「自分は冷え症だ」、「自分は便秘症だ」思い込み、状況が変化しているにもかかわらず以前の健康法を続けていることです。

したがってこのような患者さんには証に合った治療をするだけではなく、健康法に関するアドバイスも不可欠となって来ます。

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免許を取って間もない状態から患者さんを実際に治療できるようになるためには何が必要なのでしょうか。

1つ目には知識があると思います。

慢性疾患でその病気に関してかなり詳しい患者さんを納得させるだけの知識があるかどうかです。

2つ目はチャレンジ精神です。

100%完璧でなくてもとにかくチャレンジすることが重要です。

3つ目は結果を出していく力です。

何となく治療するのではなく、常に結果を出していくという気概があればプロの領域に入るのは時間の問題だと思います。

免許を取ってから3年間は最も重要な時期です。

その時期にいかに良い指導者に巡り合い、良質の知識を得るかにかかっています。

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近ごろ増えている患者さんとして虚証タイプのワーキングマザーが増加していることです。

以前はワーキングマザー自体が少数派で、体力があるタイプが主流でした。

しかし年功序列制・終身雇用の崩壊に伴い、虚証タイプで子育て中であっても働くという女性が増加しています。

これらの方は常にギリギリの状態で仕事と家事をこなしています。

したがって症状を改善させるだけではなく、体力・免疫力アップの治療を心がける必要があります。

治療としては脾経・腎経を中心に補法を行ないます。

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女性の45才から55才位までが一般的に更年期になります。

この時期は女性ホルモンの減少に伴う自律神経失調症で様々な症状が出現します。

そのためどの症状も「更年期由来」ととらえがちです。

不安感・憂うつ感が続いている場合に患者さんは「更年期だから」と思っていたら、実際は「うつ病」であったケースがあります。

動悸・頻脈がある場合にやはり「更年期だから」と思っていたら、実際は「バセドウ病」であったということもあります。

めまいに関しても「更年期だから」と思っていたら、「良性頭位性めまい症」であったという症例もあります。

「五十肩」と同様「更年期障害」もくずかご的診断になりがちなので要注意です。

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子供の治療は大人に比べて難しいと言われています。

その理由の1つ目は病気の事を表現する力が弱いという事があります。

大人であればどこに苦痛があり、いつからどういう状況でその症状が出現するのか、話すことが出来ます。

子供では病気の事に興味もないため観察することもなく、更に表現力もまだ十分ではないため、的確な情報が得られないという事があります。

この時家族が付き添い、替わりに話していただけるとかなり違います。


2つ目の理由は刺激量の調整が難しいことです。
 
子供の場合大人に比べて刺激量を少なくする必要がありますが、あまりにも少ないと効果が出ないこともあります。

刺激量は年齢により変える必要があり、一般的に年齢が上がると刺激量も上がります。

私は小学生の頑固な肩こりに対しては、小児鍼で擦過するのではなく、刺鍼します。


3つ目の理由はスポンサーが本人ではなく両親であるという事です。

治療を続ける意義を両親に納得してもらう必要があります。

したがって両親が鍼灸を評価しているかどうかが大きなカギとなります。

現在私は両親いずれかが鍼灸治療を受けている場合のみ子供の治療を受け付けています。

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女性の患者さんは一般的に感性で鍼灸治療を判断することが多いと思います。

もちろん先生の知識や経歴も参考にしますが、最終的には治療を受けて「効いた感じ・楽になった感じ・良くなりそうな感じ」がないと難しいかと思います。

したがって治療効果をきちんと出すことが最も重要かと思います。

また清潔感に対して敏感だと思います。

治療院がきれいかどうか、先生の白衣が汚れていないか、消毒がきちんと行われているかなどを気にします。

女性の患者さんは男性一人の治療院には結構警戒するようです。

特にマンションの一室で開業しているところには怖くて行けないという話は良く聞きます。

その様な場合は、女性のスタッフを入れた方が良いと思います。

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男性の患者さんは女性に比べて対応が難しいと言われています。

男性鍼灸師が「男性の患者さんは難しい」と言っているのを何度も聞いているので、説得力があります。

1つ目の理由として、鍼灸治療に対して疑いの目を持っていることが多いことが挙げられます。

なぜ効くのかという科学的根拠を示さなければ納得しない方も結構いらっしゃいます。

家族の紹介でいらした男性(無理やり連れて来られた?)から「なぜ椎間板ヘルニアに鍼灸治療が効くのか説明して下さい。

その説明に納得できなければ治療は受けません。」と言われたこともあります。

したがっていきなり治療するのではなく、病態とそれに基づく治療方針を説明してから治療することが重要となります。

2つ目の理由として主訴以外の症状があっても言いたがらないという事があります。

治療開始から6ヶ月たって「うつ病」であることを言った男性・治療開始して数年たってから頭痛持ちであることを言った男性などびっくりするケースがあります。

一般的に女性は症状をドンドン言う傾向があり(言い過ぎる人もいます)、男性と対照的です。

問診表などが必要となって来ます。


最後に男性の患者さんが楽な点を挙げます。

女性と違いほとんどの人が会社で働いているため、予約時間を守ります。

女性の様に質問をしている間に話が飛んだり、長々と愚痴を言ったりしないです。

女性よりお金に細かくないです(スーパーに行くと、女性は一番安いものを、男性は一番高いものを選ぶことが多いそうです)。

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