腰痛・抑うつを主訴に来院していた患者さんです。

72才女性。

脈を診ると、毎回50回/分前後と遅脈(徐脈)でした。

循環器内科で洞性徐脈の診断を受けており、もっとひどくなった場合にはペースメーカーを入れることになると医師から言われていました。

これに対し頸動脈洞刺鍼を行なうと直後に脈拍が60回/分程度になりました。

また脈状も虚脈だったのが弾力性がアップして良い状態になりました。

この効果は数日程度なので2回/週の治療がベストと考えられます。

この治療に補腎の治療と督脈上の取穴を合わせていき、全体的に元気になっていきました。

この患者さんは以前狭心症・小脳梗塞の既往歴があり、心臓に何らかの器質的変化があることも考えられます。

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*五枢会治療セミナー

2011年から再現性の高い治療・有効率の高い治療をマニュアル化し、治療セミナーを行なっています。

興味がある先生・学生の方は下のホームページをご覧になって下さい。

http://5su.muto-shinkyu.com/

 

 

動悸・不眠・不安感・頭痛・食欲不振などを訴えて治療中の患者さんの報告をします。

50才女性。

過去にパニック障害の診断を受けたことがあるとの事。

心療内科からSSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害剤)・抗不安薬・半夏厚朴湯が処方されていましたが、上記症状が改善していないとのことで来院しました。

鍼灸治療を開始して上記症状がほとんどなくなった頃、心療内科で漢方薬以外が中止になりました。

そのころから動悸・早朝覚醒・食欲低下が出現してきました。

身体所見としては数脈(90回/分位)がみられました。

それに対し百会の刺鍼を行なうと脈が78回/分に減少しました。

自覚的にも動悸が軽減したとのことでした。

百会穴は代田文誌先生が交感神経優位を改善するのに有効と提唱された経穴です。

不眠症に効果的ですが、動悸に対しても脈拍が減少するという客観的変化も伴って改善することが興味深いです。

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現在治療中の中でパーキンソン病2名、SBMA(球脊髄性筋委縮症)1名の構音障害が改善しているのでお伝えします。

3名とも特に舌音(タ行・ナ行・ラ行)の発音が上手くできないことが共通でした。

治療は明治国際医療大学の福田晋平先生が全日本鍼灸学会で発表された外金津・外玉液(奇穴)に増音(新穴)を加えて行いました。

ちょうど顎二腹筋の筋腹あたりに相当します。

構音障害は治療直後に改善し、会話が聞き取りやすくなりました。

直後効果だけではなく、継続的に効果が得られています。

SBMA(球脊髄性筋委縮症)の方は以前風邪を契機に誤嚥性肺炎を起こしたことから風邪予防の治療も行っております。

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現在治療中で消化器の調子で腹証が変化する患者さんがいらっしゃいますのでお伝えします。

60代女性、非結核性抗酸菌症の患者さんです。

抗生物質を常時服用しているためか、胃のもたれ感・食欲低下を訴えています。

腹証は腹裏拘急があります。

腹直筋の緊張があることを指摘したところ、スポーツジムで鍛えているからではと患者さんからの反論がありました。

そのため、「体調が良くなった時に再度判定しましょう。」という事になりました。

調子が悪い時には嘔気の訴えもあり、胃内停水が出現します。

治療継続による変化としては腹直筋の緊張が軽減し、腹部全体の弾力性がアップしたことです。

また、胃内停水の出現頻度も減少しています。

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最近思うことは、「仕事のし過ぎは良くない。」ということです。

もっと厳密に言うと、「休みを取らずに長時間仕事をするのは良くない、時間を決めて集中して仕事をした方が良い 」、ということです。

特に開業している人は要注意です。

その気になれば年中無休で仕事をすることが出来ます。

その結果病気になって若くして亡くなった方もいらっしゃいます。

また、学会・セミナーにも全く行っていないため古い考え方・治療法で治療を行なうことになります。

更に、世の中の流れから取り残されていく可能性もあります。

他の自営業者(美容院・理容院・精肉店・魚屋)でも時代から取り残されているお店を街で見かけます。

過ぎたるは及ばざるが如し、特に真面目な方要注意です。

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私は直後効果を出来るだけ出すように治療しています。

そのために幾つか工夫しています。

まず1つの疾患・症状・病証に対して複数の再現性のある治療方法を持つことです。

そのカードにジョーカー的な複数の疾患・症状・病証に対して効果があるものが幾つもあれば強いです。

もし直後効果が出ない場合にすることとして、以下の事をしています。

1)刺激量を変える

2)カード(治療法)を変える

治療法に関しては、東洋医学的・現代医学的・感覚的の3点から立体的にとらえることで3次元的に患者さんの病態を把握して行ないます。

感覚的はさておき、東洋医学的・現代医学的の2点のみでもかなり病態を把握はしっかりします。

例えば内リンパ水腫と痰飲、性ホルモンの低下と腎虚などです。

以上をまとめると、患者さんを立体的に見て複数の病態把握をする。

複数の治療法を導き出す。

その中から最も適した治療を行なう。

効果がない場合は刺激量を変えるか別の治療を行なう。

という手順になります。

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「咳」というとあまり気に留めない症状の一つかと思われます。

放置していても自然に治癒する場合も少なくないと思います。

しかし、難治性の咳も結構あります。

原因としては気管支炎・肺炎・肺癌・肺結核・咳喘息によるものもあります。

その他逆流性食道炎や精神ストレスなど呼吸器以外に原因がある場合もあります。

内科では咳に対し複数の咳止め(コデインを含む)が出されることがあります。

そのため咳がぴったり止まったが体調が悪くなることがあります。

咳は微生物などを排出する防御反応のひとつなので極端に止めない方が良いと思います。

その点尺沢などの施灸による治療では咳が改善して体調が悪くなることはほとんどなく、推奨できる治療法だと思います。

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現在洞性徐脈の患者さんを治療中です。

55才女性、疲労感・めまい・頭痛・腰痛などで来院しています。

20年位前から45~50回/分の徐脈が続いているとの事。

脈は虚脈である。

頸動脈洞刺鍼をすると、脈が強くなる。

体調が良い時は脈の力が強く脈拍も60回位になる。

体質傾向としては脾虚証+痰飲で、その治療も合わせて行っています。

副交感神経優位傾向があるのでその状態が改善されれば更に脈状や体調が良くなることが考えられます。

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現在治療中の関節リウマチの患者さんの経過報告です。

52才女性。30才から手指の痛みが出現し、35才でリウマチの診断を受けています。

現在関節痛はありませんが、手関節・指関節の腫脹と変形があります。

疲労により関節の動きが悪化しますが、その時に裂紋舌が出現します。

この患者さんの場合は裂紋舌が体調不良の指標となっています。

その患者さんによって指標が異なるようです。

次回は脈診が指標の患者さんを紹介します。

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首・肩の痛みで治療中の患者さんから「ここ数日耳が詰まるのですが。」という事を言われました。

耳閉感の原因としては耳管狭窄・耳管開放症・内リンパ水腫が挙げられますが、少し様子を見ることになりました。

しかしあまり症状が改善せず、何となく耳の聞こえも悪いような気がして耳鼻科を受診したところ、突発性難聴の診断が下ったとのことでした。

それ以来、耳が詰まるという訴えに対して聴力低下がないのか確認するようにしています。

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