一般に足冷は腎虚証や瘀血証によると言われています。

しかし実際に患者さんを診ていると、最も多いのは痰飲だと思います。

下肢の浮腫が強く、そのために冷えていると考えられます。

この場合局所の施灸により下肢の浮腫が軽減し、足冷も軽くなったと言われます。

頑固な冷えでは寒いとしもやけになるものがあります。

これは血管運動神経失調によるものです。

根底に瘀血証が存在している場合も多いです。

冷える冷えるという割に、実際に足を触ると全然冷えていない人がいます。

体の不調に対して敏感すぎるタイプで心気傾向があることが多いです。

逆に足を触ると冷たいのに全然気にしていない人もいます。

体の不調に対して鈍感すぎる傾向が考えられます。

このタイプは重症になってから体調不良に気付くので要注意です。

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