昨年より6点ダウンして、合格点156点でしたね。

令和2年短答式試験結果(法務省pdf)

なお、今年も5点刻みの合格点に戻らなかったので、今後もこの傾向は続きそうです。

 

今年は、合格者平均点が173.7点と昨年比-3.3点、全体平均点が128.8点と昨年比-5.0点で、昨年より差がつきやすかったといえます。難問だったときの特徴かな…

合格者数は2529人(昨年比-167人)と、割と減りました。

 

科目別の平均点を見ると、

憲法21.5点>>>昨年14.7点

行政法14.4点>昨年12.1点

民法12.7点<<<昨年20.3点

商法12.8点<昨年14.2点

民訴法15.1点<<昨年17.8点

刑法14.5点=昨年14.5点

刑訴法13.5点<昨年15.6点

一般教養24.3点≒24.7点

となっています。
昨年と比べると、全体的には

・公法系易化

・民事系難化

・刑事系と一般教養は昨年同様

といえます。

“水物”の公法系が勝負所だったという…そりゃあ合格点下がりますわな。


いずれにせよ。

昨年とほぼ同じメッセージで申し訳ありませんが、変えようがなく…m(_ _ )m

 

合格していた方、おめでとう!

これまでどおり、ご自身にとっての優先順位の上の方から、できる限り、論文対策を進めていってください。

 

残念ながら不合格だった方…まずはとにかく、心を癒してください

(cf.記事「勉強体力」の1・3・4)。

で、MP=メンタルポイントが回復してきたら、まだしていない方は、記憶と気力のある限りでいいので、是非とも自分固有の短答再現→自分固有の敗因分析をしてください。

短答再現については、

・記事「短答再現のススメ」の1.

・記事「H28司法短答結果発表を受けて」の末尾

・記事「知識を増やすことの危険性

敗因分析については、

・記事「知識不足≠敗因

・記事「短答式試験の敗因分析例

を、是非ご覧ください。

自分固有の短答再現→自分固有の敗因分析を(適切に)しないと、全く的外れどころか、合格から遠ざかる有害な勉強をしてしまうおそれがあるからです。

これらをやらないと、来年に向けて何をすべきかも全くといっていいほど分かりません。

どんな勉強よりも、まず第一に自分固有の短答再現→自分固有の敗因分析です。

これをやるかやらないかで、来年の合格可能性が大きく変わってきます。

ここが勝負所なので、なんとか頑張ってください!

 

 

最後に、受験率は69.3%でした。

H25以降、82%前後で安定していたのと比べると、大幅に下がったといえるでしょう。

予備試験の運営に関わっている皆さん。

様々な理由で受け(られ)なかった受験生の想い、伝わっているか?