昨年より2点‼アップして合格点162点でしたね。

令和元年短答式試験結果(法務省pdf)

5点刻みの合格点を放棄したとは…驚きです。

 

今年は、合格者平均点が177.0点と昨年比-0.7点、全体平均点が133.8点と昨年比+2.7点で、昨年より差がつきにくかったといえます。

それでちょうどよいラインで合格点を設定しにくかったからでしょうか、合格者数が2696人(昨年比+35人)と微増し、上記のように5点刻みの合格点を放棄するに至ったのかな…。

 

科目別の平均点を見ると、

憲法14.7点<昨年16.8点

行政法12.1点≒昨年12.4点

民法20.3点>>>昨年14.7点

商法14.2点>昨年12.8点

民訴法17.8点>>昨年14.7点

刑法14.5点<昨年15.7点

刑訴法15.6点<昨年16.1点

一般教養24.7点<27.9点

となっています。
昨年と比べると、

・民法:ものすごく易化

・民訴法:大幅に易化

・商法:やや易化

・行政法:昨年同様

、他はやや難化したといえます。

民法が満点という受験生の話を結構聞きましたし、民法が最大の勝負所だったかもしれません。


いずれにせよ。

昨年とほぼ同じメッセージで申し訳ありませんが、変えようがなく…m(_ _ )m

 

合格していた方、おめでとう!

これまでどおり、ご自身にとっての優先順位の上の方から、できる限り、論文対策を進めていってください。

 

残念ながら不合格だった方…まずはとにかく、心を癒してください

(cf.記事「勉強体力」の1・3・4)。

で、MP=メンタルポイントが回復してきたら、まだしていない方は、記憶と気力のある限りでいいので、是非とも自分固有の短答再現→自分固有の敗因分析をしてください

短答再現については、

・記事「短答再現のススメ」の1.

・記事「H28司法短答結果発表を受けて」の末尾

・記事「知識を増やすことの危険性

敗因分析については、

・記事「知識不足≠敗因

・記事「短答式試験の敗因分析例

を、是非ご覧ください。

自分固有の短答再現→自分固有の敗因分析を(適切に)しないと、全く的外れどころか、合格から遠ざかる有害な勉強をしてしまうおそれがあるからです。

これらをやらないと、来年に向けて何をすべきかも全くといっていいほど分かりません。

どんな勉強よりも、まず第一に自分固有の短答再現→自分固有の敗因分析です。

これをやるかやらないかで、来年の合格可能性が大きく変わってきます。

ここが勝負所なので、なんとか頑張ってください!