H27予備試験の短答式試験の自己採点をしてみて150点未満だったという方は、“短答再現”(cf.記事「短答再現のススメ 」)をした上で、敗因分析をする必要があります

その際、敗因分析を“知識不足”だけで終わらせてしまうのは、実にもったいないことです。

今年の短答式試験でも例年どおり、“未知の問題”がたくさん出題されましたよね(それどころか、徹底的に調べても正解がよく分からない問題もあります…憲法第4問イとか)。

どんな勉強をしていようが、本試験では必ず知識不足を感じますから、“知識不足”というのは敗因にはなりえません…少なくとも、敗因分析として不充分です。

(cf)記事(昨年の)「TAC予備試験短答模試(第1回)について 」の中盤

(cf)記事「知識のインプット不足が不安だって?


新司・予備の短答全過去問と今年の本試験問題との類似性を検証するくらいは、客観的にできる単純作業ですから、淡々とやってほしいです。

これをやった結果、

①過去問類似問題で不正解が多かった場合

そもそも過去問をくり返し解いて「完璧」にする度合いが低かったのが敗因

→もっと過去問をくり返し解いて「完璧」度を高める必要がある

②過去問類似問題はほぼ正解していた場合

過去問知識をほぼ「完璧」にはできていたけど、過去問をくり返し解く中で未知の問題での“現場思考力”(未知の問題を解く能力・感覚)までは鍛えられていなかったのが敗因

→過去問を“初めて見たふり”をしてくり返し解く中で、“現場思考力”(未知の問題を解く能力・感覚)を鍛える必要がある

…といった方向性が見えてきますから

(cf)記事「予備試験H26短答式試験 合格発表

(cf)記事「短答過去問をくり返し解く意味


なお、私の個別相談を受けていただければ、さらに具体的な敗因分析までお手伝いできます。

(cf)記事「個別相談制度の利用例 」の1

きついとは思いますが、再現→敗因分析で翌年の勝負が決まる部分があるので、なんとかがんばってください!