司法試験:勝利のアルゴリズム

現在、弁護士・TAC専任講師になった中村充が、受験生時代(2005.11.9まで)から続けているブログです。
司法試験・予備試験・法科大学院入試対策の方法論を中心に書いています。

講座内容・勉強方法に関する質問・相談などなど、大歓迎です!
その際、できれば、受験予定の試験種(司法試験、予備試験、法科大学院入試、中・高・大学受験等)の記載をお願いします。その方が、有益なアドバイスができると思うので。
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そういえば、民訴法のテキスト紹介を忘れていたので、刑訴法と併せて紹介します。


2016年合格目標の同テキストからアップデートした点

1.

まず、4A論文解法パターンテキストの講師作成答案例に、最低ライン・合格ライン(目安)・加点事由等を明示したというのは、これまでの憲民刑の同テキストと同じです。

この作業の中で、憲民刑よりも、最低ラインと合格ライン(目安)が近いことを改めて実感しました。

“下4法はレベルが低い”(からこそ、最低ラインの処理をするだけで合格ライン付近まで達しうる)ことを、視覚的に捉えられると思います。
 

2.

次に、刑法・商法と同様、H27予備論文33位・口述1位H28司法試験187位funky403さんこと塩見典大先生(合格者講義を担当なさっています!)から、

ローの中間・期末試験前の追い込み期間に、ローの授業内容のうち、4Aで学んだことに応用できそうなこと、司法試験・予備試験過去問を解くなかでうまく使えそうなもののみ4A論文解法パターンテキストに書き込んだ

4A論文解法パターンテキストの解説・解答を、ローでの説明の方が納得いくもの等に自分で書き換えた

ものを提供していただけました(塩見先生自身、思っていたより書き換え箇所は少なかったとのことですが)!

これを、私が徹底的に調査・検討・吟味した上で、テキストに反映すべきところは反映しました(°∀°)b

他方、得点効率・汎用性等の観点から、塩見先生の書き換えを反映するより、現状のテキストの記述をそのまま維持した方が良いと判断したところもあります。

また、塩見先生の書き換えを反映しなかったけれども、それに触発されて、テキストの記述・講義での説明の仕方を改善したところもあります。

ただ、以上の変更点は、4A論文解法パターン講義・テキスト全体と比べたら小規模な変更にとどまるといえるので、これまでに4A論文解法パターン講義(民訴法・刑訴法)を受講したことのある方が、改めて2017年合格目標の4A論文解法パターン講義(民訴法・刑訴法)を受講する価値があるかどうかは疑問です。

私も塩見先生が書き換えた箇所は意外と少ないと思いましたし、それを講義・テキストに何らかの形で反映した・する箇所はさらに厳選した上、処理手順といった4A論文解法パターン講義の核心部分は全くといっていいほど変わっていないからです。

 

3.

そして、これまでは、4A論文解法パターンテキストの【巻末参考資料】として各問の学習目標一覧だけを載せていたのですが、各問に、その特徴がすぐに想起できるようなタイトルを付けてみました!

4A受講生出身のスタッフから、「論パタの問題を話題にする・想起するときに、“2-2-1”といったパターンコードでは分かりにくいので、何か識別できるようなものがほしい」という要望があり、なるほど~と思ったからです。

で、どうせなら、できる限りコミカルなものにして、少しでも楽しんでもらいたかったので、例えば4A論文解法パターン(刑訴法)2-1-2には、「☆『俺たちはギフハブにARアプリで盗撮されていたんだよ!』『な、なんだってー!!』」という時事ネタのタイトルを付けてみました…やっぱりかえって話題にしにくくなる?σ(^_^;)

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 「4A論文解法パターン講義 刑訴法第1回」
12/9(金)18:30~21:30

で、4A論文解法パターンテキスト(刑訴法)と4A条解講義(刑訴法)の抜粋版あげるよ~(^O^)/

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記事『H28短答本試験実況分析講義』で、H28予備・司法短答本試験問題のうち、解答プロセスを記事にしてほしい問題を募集したところ、何問かリクエストをいただきました。

その中で、H28予備短答商法第22問が、本記事のタイトルのとおり、短答本試験における現場思考法(短答過去問知識の応用)をお伝えするには最適かと思いました。

そこで、まず問題文をコピペするのでこれを2分以内にご自分なりに解いた上で、その先の解答プロセス(『H28短答本試験実況分析講義』で本問についてお話している内容のダイジェスト版です)をご覧ください。

 

問題文(←pdf直リンク:p11上部に本問があります。)

 

 監査役会と監査等委員会に関する次の1から5までの各記述のうち,誤っているものはどれか。 なお,各記述に係る株式会社の定款には,別段の定めがないものとする。(解答欄は,[№23])

1.各監査役及び各監査等委員は,いずれも,その権限として自ら会社の業務及び財産の状況の調査をすることができる。

2.監査役会は常勤の監査役を選定する必要があるが,監査等委員会は常勤の監査等委員を選定する必要がない。

3.監査役の任期は選任後4年以内に終了する事業年度のうち最終のものに関する定時株主総会の終結の時までであるが,監査等委員である取締役の任期は選任後2年以内に終了する事業年度のうち最終のものに関する定時株主総会の終結の時までである。

4.取締役と会社との利益相反取引によって会社に損害が生じた場合であっても,当該取締役(監査等委員であるものを除く。)が事前に当該利益相反取引につき監査等委員会の承認を受けたときは,当該取締役がその任務を怠ったものとは推定されない。

5.監査役会及び監査等委員会は,いずれも,株主総会に提出する会計監査人の選任及び解任並びに会計監査人を再任しないことに関する議案の内容を決定する権限を有する。

 

 

解答プロセス

 

(1)リード文読み

①冒頭にあるテーマ“監査役会と監査等委員会”を把握する。

②正しいものではなく“誤っているもの”を選ぶことを自分に意識づけるため、“誤”の字に〇をつける。

③“なお~”には、このような美しくない形で書き足さなければならないほどの重要情報がある可能性が高いので、必ずチェックする(※本問では、疑義問だというツッコミをなくすための情報にすぎず、結果的に受験生が問題を解く上では無視してよいが)。

 

(2)各記述

短い記述から読んで・解いていく。

∵全記述を読まず・解かずに正解できる問題が多いので、短い記述から読んだ・解いた方が、長い記述まで読む・解く時間と労力を節約できる。

 

①最短の記述2を読む・解く。

ア 前段(監査役会)については、予備短答過去問(H27-22-ア)から〇と判断すべき。

イ 後段(監査等委員会)については、司法短答過去問(プレ-52-オ)「委員会等設置会社(※現在は“指名委員会等設置会社”)の監査委員は,全員を非常勤とすることも許される。」(=○)を“監査等委員会…の監査委員”に応用して、“○?”(=どちらかというと正しいっぽい)としておく。

 

②次に短い記述1を読む・解く。

ア 監査役については、司法短答過去問(H20-43-オ)から〇と判断すべき。

イ 監査等委員については、司法短答過去問

(H20-45-ウ)「監査委員は,だれでも,監査委員会の職務を執行するため必要があるときは,当該委員会設置会社の子会社に対して事業の報告を求め,又はその子会社の業務及び財産の状況の調査をすることができる。」(=×)

(H22-44-オ)「監査役はその職務を行うため必要があるときは,また,監査委員会が選定する監査委員監査委員会の職務を執行するため必要があるときは,いずれも,子会社に対して事業の報告を求めることができる。」(=)

を、“監査委員…その権限として自ら会社の業務及び財産の状況の調査をすることができる。”に応用して、“×?”(=どちらかというと誤っているっぽい)としておく。

※監査役は独任制(個人プレー)、監査(等)委員はチームプレーという本質的知識(4A条解講義(商法)でももちろん説明しています)を短答過去問等で使いこなせるようにしておけば、正答可能性が高まっただろう。

 

③次に短い記述5を読む・解く。

ア 監査役会については、司法短答過去問(H21-44-イ)「監査役が2人以上ある場合には,監査役は,いつでも,監査役の全員の同意により,会計監査人を解任することができる。」(=「いつでも」が×で、それ以外は〇)を、“監査役会”の“会計監査人の選任及び解任並びに会計監査人を再任しないこと”に応用して、“○?”とできるかどうか…単に“?”でもやむなし。

イ 監査等委員会についても、上記アをさらに“監査等委員”にも応用して、“○?”とできるかどうか…単に“?”でもやむなし。

※監査役(会)や監査(等)委員会は、会計監査人等の監査系の機関の“元締め”的な機関であるという本質的知識(4A条解講義(商法)でももちろん説明しています)を短答過去問等で使いこなせるようにしておけば、正答可能性が高まっただろう。

 

④次に短い記述3を読む・解く。

ア 前段(監査役)については、司法短答過去問(H19-44-オ)から〇と判断すべき。

イ 後段(監査等委員)については、

(ア)監査等委員=取締役(399条の2第2項)という知識(4A条解講義(商法)ではもちろん説明しています)があるなら、取締役の任期についての司法短答過去問(H20-41-ウ)から〇と判断すべき。

(イ)上記(ア)の知識がなくても、監査等委員という制度は複雑でよく分からんものといったイメージを持っていれば、一般株主もそのようなイメージを持っているだろうから、何をやっているかよく分からん監査等委員の信任を頻繁に問う必要があると考えうる。

→監査役より任期は短いだろう(+細かい年数の正誤まで問われている可能性は低い)から、“○?”としておく。

 

⑤最後に、最も長い記述4を読む・解く。

“監査等委員会の承認を受けた”以上、“監査”の専門家からお墨付きをもらったようなものだから、“当該取締役がその任務を怠ったものとは推定されない”というのは“○?”と推測しうる。

 

⑥以上から、

1.×?

2.○?

3.○?

4.○?

5.(○)?

となったので、これらのうち×の可能性が最も高いのは1=正解。

 

 

さらに分析

 

上記の解答プロセスを辿るのに最小限必要だったのは、

(新)司法・予備短答過去問知識

+①②③その知識を“監査…委員”等の類似性(キーワードリンク)から応用する能力

+④監査等委員=取締役(399条の2第2項)という知識or監査等委員という制度は複雑でよく分からんものといったイメージからの想像力

+⑤“監査”という日本語の意味から推測する能力

+⑥記述間で比較をする手法

となる。

かなり様々な知識・能力等が必要なので、正解できなくても合格できる“難問”の部類に入るといえる。

 

ちなみに、『H28短答本試験実況分析講義』に付属するレジュメ(憲民刑だけでも88ページ!)では、本問をいきなり1or5の2択に持ち込む解法テクニックも紹介しています。

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○無料体験講義@TAC渋谷校梅田校横浜校
※梅田校・横浜校では、渋谷校の教室講義をLIVE中継!NEW!
「4A論文解法パターン講義 刑訴法第1回」
12/9(金)18:30~21:30
刑訴法の論文解法パターンは3つだけ!刑法に似て、メカニカルに解ける科目です。
例年、途中から合流する受講生の方が多いですよ~(^O^)/
今の時期から2017年の司法試験系合格はきついのでは…と思う方には、『4A基礎講座』にゆとりと安心を加えた2018年合格目標『1.5年 4A基礎講座(パック)』もご用意しています!

○ライブガイダンス@
TAC渋谷校
「最短で司法試験・予備試験・法科大学院入試合格を目指す!誰でもできる目から鱗の勉強法!」
12/22(木)18:30~20:30
4A論文解法パターン講義等の論文系の講義のシミュレーションもするので、その雰囲気等を感じたい方、私に直に質問・相談等したい方(法的知識や勉強法についての質問や、進路・人生についての相談など、どんな内容でもOK!(°∀°)b)など、興味があれば是非遊びに来てください!


(cf)動画
司法試験は本当に“難しい”のか?

4A基礎講座 オリエンテーション

○「4A基礎講座」とは?

2013/3/14(木)に初年度開講した、私がず~~~~~っとやりたかった講座です!
2016年度(2017年合格目標)の4A基礎講座は、2/18(木)の⓪4A基礎講座オリエンテーション(全1回)を皮切りに、①4A入門講義(全3回)、②4A論文解法パターン講義(全66回)と③4A条解講義(全35回)で構成されています。
⓪4A基礎講座オリエンテーションと①4A入門講義は、これから勉強することの全体像を把握するとともに、実際にどのように勉強していけばいいのか、「4A基礎講座」「4A実践答練」の予習・復習方法やスケジューリング等も含め、具体的にシミュレートするものです。
②4A論文解法パターン講義は、出題可能性がある全パターンの論文式問題(法科大学院入試の過去問が中心ですが、予備試験や司法試験の論文式問題の元ネタになったと思われるものも結構あります)を、たった1つの方法論「4A」に基づき考えながら解くこと(Output)で網羅しつつ、知識の暗記や理解ではなく“使い方”を体得していただく講義です。講義1回当たり、3問前後の問題を扱います。どのように問題文を読み→条文を探して使いこなし→論文答案にしていくのか、論文式問題を解くプロセスを、法的知識ゼロの方にも分かるように講義します。法的知識をある程度お持ちでも、実際に「4A」を使って問題を解く中で、自分自身の誤解に気づいたり、疑問が氷解したという方が多いです。
③4A条解講義は、本試験の徹底的な分析により厳選した、合格のために必要充分かつ即戦力で使える知識を、論文式試験はもちろん、短答式試験対策にもなるよう短期間で集中的に条文単位のテキストで網羅的にInputする講義です。各科目ごとに、4A論文解法パターン講義(Output)→4A条解講義(Input)の順で受講すれば、論文式問題を解く(Output)ための知識の使い方を念頭に置き、目的意識を持って効果的に知識をInputすることができます。
詳細は、http://www.w-seminar.co.jp/shihou/shihou_4akouza17.htmlや、TAC各校舎、書店・大学生協等に置いてある「Wセミナー 2017年合格目標 司法試験」というタイトルのパンフレットをご覧ください。

皆さんから寄せていただいた「よくある質問(Question&Answer) 」も、ぜひご覧ください。4A基礎講座に興味をお持ちの方から寄せていただいた、よくあるご質問について、私自身が回答しています。

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