最近、以下のようなコメントをいただきました。

「年内たんとう完成をめざし、刑法がもう少しです。もう少し、あと少しなのに、失速です(;_;)/~~~

勉強体力というものが、きっとありますよね。

集中力、持続力、回復力。

次の日に持ち越さない先生なりのパターンとかありますか。

わたしは、よく寝る。
甘いものも食べる。
くらいです。

それでも、つかれがたまると、たんとうの解く速度が遅くなります。」


専業受験生だった私は、時間が無尽蔵といっていいほどあったので、疲れたり、やる気が出なかったりするときは、疲れ・やる気が回復するまで、勉強せずにゴロゴロしたり遊んだりしていました。

なので、勉強疲れを次の日に持ち越さない「パターン」まで構築したことはありませんし、必要も感じませんでした。

そういう弱い自分も全て込みで、優先順位の上から順にやっていって、できたところまでが自分のベスト、それで落ちたら仕方ない…と考えていたからかなあ。


なので、どれほど有益なアドバイスができるか分かりませんが、いくつか思うところを書いていきます。


1.寝る

コメントしてくれた方もおっしゃるように、可能ならば、やはり疲れ・やる気が回復するまで寝るのが一番有効だと思います。

私は受験生時代、自宅の寝床(ふとん)で寝っ転がって勉強し、ほぼ時間帯を問わず眠くなったらすぐ寝て、起きたらそのまま手が届く範囲に完備している過去問集等に手を伸ばして勉強を始める…というのが基本的な勉強スタイルでした。このスタイルの方が、勉強時間はやや短かったかもしれません(勉強時間にはあまり意味がないと思っていたので計ってません)が、眠いときに無理して勉強した数日間と比べて、よほど勉強効率(解けた問題数等の客観的データで算出)が良かったからです。

最近の研究では、睡眠が脳内の毒素・老廃物を洗い流すといったものもあるようで(脳のことはまだほとんど解明されていないので、盲信は危険だと思うけど)。


とはいえ、今どきのほとんどの受験生は、そんな自由すぎる勉強スタイルはとれないでしょう。

私も今や仕事をしている身ですし、睡眠時間を削るのが常態化しています。

それでも、やるべきことはやらなければならないので、現在の私は、

①疲れとやる気が回復しやすい睡眠時間帯を模索する

②眠くてもできる仕事を常にストックしておいて、眠くなったらそれをやる

といった対処をしています。

①については、私は基本的には早寝早起き派(ex.23時~翌3時睡眠)なのですが、季節等によっても変わってくるので、今なお模索中です。

②については、眠くてもできる仕事をしていて眠気が覚めないときは、10分間とか短時間でも仮眠します…その余裕すらないときには、何か口に入れる(ex.コーヒー、ガム)とか音楽聞く(周りに迷惑かけなければ自分でも歌ったり)とかして、そのまま続けざるを得ませんが。


2.身体で勉強する

私は受験生時代、スポーツとかのいわゆる“運動”をやる気は出ませんでした(やる気持ちと時間があれば、やるといいのかもしれません)。

しかし、私は、短答過去問を解くとき、短距離走みたいなイメージを持って、左手にストップウォッチを持ち、スタートさせたら本試験と同様、前傾姿勢で問題文に没入し、シャーペンもできる限り素早く走らせ、解けたらそのタイムを記録して「よっしゃ自己ベスト更新!」とか声に出してました。

で、解説を読みながらうんうん唸って考えたり悩んだりしたこともありましたが、それよりも、悩んだところは付箋を貼って飛ばし、「よし次!」(これも声出す)…というふうに、できる限り頭を使わず、“身体を使って”勉強する感じにした方が、スッキリと充実感がありました。

司法試験系は、そういう意味でも、体育会系に近いと思います。



3.食う

私は、不健康な食生活をしていた時代と比べて、健康的な食生活をしていると、身体や気分が明らかに軽く、仕事の効率も目に見えて上がっています。

若いときはそんなに気にしなくてもいいのかもしれませんが。

ただ、健康的な食生活がストレスになるようなら、不健康な食生活の方が勉強効率が高いという人もいるかもしれません。

いずれにせよ、コメントしてくれた方もおっしゃるように、少なくともたまには甘いものとか食べたいものを食べるのは、勉強効率を上げるためにも効果的だと感じます。



4.遊ぶ等

短時間でストレスを解消できる遊び等を模索するのも大事です。

今の私は、移動時間に、このブログのコメント返信や2ちゃんまとめサイト閲覧、将棋(対COM)をしたり、自宅で録画したアニメを見ながら仕事したり(意外と仕事効率良い)とか。