右肺門部腫瘤の手術まであと3日です。

 

昨日のブログで診断内容を載せました。

 

全体的には思っていたよりマシ? な内容でしたが、

いま通っているN病院の先生は悪性を疑っています。

良性の腫瘍なら、PET検査のSUV値がここまで高いだろうか

とのことです。えーん

 

最初のH病院では、1度肺癌の告知をうけました。(追加の特殊検査で撤回されました)

 

 

 

 

 

 

1度癌です、と言われて気づいたことがあります。

父親は肺腺癌にかかりましたが、

最後まで父親の心情を本当の意味で理解することはできなかった、

そう思い、後悔します。

なかなか難しいことかもしれませんが

やはり癌と言われた患者のつらさは

もっと上のところだと思いました。

 

でも、癌になった親や家族を支えている皆さんのブログを読んでいると

「しっかり一緒に寄り添って、励まし支えているのはすごいなぁ」と感じます。

自分は全く足りないところだらけでした。一人息子なのに。

いまでも遺骨の前で謝っています。

母親が危篤になって実家の病院にかけつけたときは

母親の手を握りしめました。

父親の時は、癌と言われた時から死ぬまで

手を握りしめたことはありませんでした。

恥ずかしさがあったのかもしれません。

不安な気持ちで過ごしていた

父親の手を握りしめてあげればよかったと、いまでは後悔しています。

以下は書面通りの文章です。

 

【診断名】

右肺門部腫瘤

 

右肺門に4.5㎝程度の腫瘤を認めます。

H病院の気管支鏡検査では神経原生腫瘍が疑われました。

当院(N病院)でも気管支鏡検査を行いましたが、腫瘍性のものか、非腫瘍性のものか確定診断を得ることはできませんでした。

ただしPET検査ではSUV5.53と高集積であり、悪性病変の可能性を完全に否定できません。

 

今回は腫瘍を切除し確定診断を得ることを目的に考えています。

悪性病変の可能性も考慮し完全切除を目指して中下葉切除を行う予定です。

切除肺は病理検査へ提出し診断を行います。良性と判断されることもあります。

 

手術日     7月14日

手術時間   約6時間

手術方法   胸腔鏡手術 側方開胸手術   (1本肋骨折ります)

 

 

との結果でした。2つの病院で確定診断に至らず。

確定できなかったので「右肺門部腫瘤」となっています。

 

 

 

 

 

 

 

ぜんそくの可能性があったので造影剤CTはしてませんでしたが、

腫瘍のまわりに血管があるため、造影剤CTを受けました。

もちろん受診前にぜんそくかどうかの検査も行いました。

 

以下は2回目に行った造影剤CTの報告書です。

 

 

前医CT(5/1  H病院での通常CT)と比較しました。

右肺門部の分葉状腫瘤のサイズ・形態・内部濃度に変化はありません。

境界明瞭辺縁平滑な類円形です。

単純CTではほぼ均質な低濃度、造影CTでは弱い漸増型造影を呈し、この点は神経原生腫瘍としては非典型的です。

ただし遅延相でリング状の淡い造影を呈し、この所見は神経原生腫瘍で矛盾ありません。

少なくとも周囲の血管や気管支は圧排されているのみで、強い浸潤はきたしていません。

左肺門部や縦隔内、鎖骨上●などに同様の腫瘤は認めず、リンパ節腫大も指摘できません。

肝内に転移を疑う充実性腫瘤は認められません。

肺野に転移や原発性肺癌を疑う所見は指摘できません。

脾臓・胆道系・腎臓・膵臓に特記すべき異常は認められません。

胸水および腹水は見られません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

おはようございますくもり

昨日は18時以降にかなり雨が降りました。

夕方はプランター用の土を掘りに出かけようと思います。

パセリとバジルの苗を植える予定です。

時期的に遅いかもしれませんが。よくわかりません。

ちなみにいま紫蘇の苗を4つ育てています。

去年の紫蘇の種から育ちました。

なんだか子供を育てているよな気持ちになりますふたご座

 

 

 

 

確定診断の結果がよくなかったらどうしよう、そんなことばかり考えてしまいます。

そう思いながらカレンダーを見ていると気づきました。

去年仕事を辞めた日でした。

1か月半後に長野に引っ越したので、もうすぐ1年になります。

会社員生活に区切りをつけました。

ここで自営業をする予定です。

 

卒業して22歳ぐらいから38歳まで

会社員として7業種の営業をしてきました。

どんなモノを扱おうが、どんなサービスであれ

大きな木の幹となる、基本的な考え方・姿勢は何もかわらない、

そう思います。

 

 

 

26年9月に母親が亡くなり、

27年1月に父親が亡くなり、

自分の命にも限りがあることを痛感しました。

自分が死ぬ間際に

「辛いこともあったけどなんだかんだ楽しい人生だったな、

してみたいと思っていたことも挑戦したし面白かったな」

 

そう思って死にたいです。

だから、学生の時からしたいと思っていたことを仕事にしようと思います。

 

だから確定診断の結果が心配です、不安です。

胃腸炎をおこしている嫁のことも心配です。セキセイインコ青

 

6/22

気管支鏡検査も終了したので19時50分に夕食が運ばれてきました。

自分だけ遅めの夕食ですお弁当

 

看護師さんから1Fのローソンは20時までと聞いていたので、

夕食はそのままにしてローソンへ。

 

体に良くないな、と思いながらもコンソメ2倍味のポテトチップス

とナッツを買いました。

夕食を食べ終え、看護師さんがもうこないことを確認してから

ポテチを食べようとしました。

しかし、ここは4人部屋。

夕食食べている時には、他3人はすでに就寝中真顔

ポテチを食べる音で起きるのではないか?

うるさいと文句を言われないかな?

 

ポテチは断念して、ナッツを寝ながら食べようとしましたが、

カリカリ音が出ます。

唾液で溶かすように静かに噛みながら食べます。

真夜中に、山の中で敵に見つからないように食事をとる兵士のようです。

胸には心電図、片耳にはテレビのイヤホンで食べにくい。

 

歯を磨いて22時には横になりました。(22時消灯)

が、ここからです。

 

向かいの患者が23時にナースコールをしました。

看護師が来ました。

患者「いま何時?」

看護師「23時です」

患者「何分や?」

看護師「6分です」

 

向かいの患者が0時にナースコールをしました。

看護師が来ました。

患者「いま何時?」

看護師「0時です」

患者「何分や?」

看護師「3分です」

 

向かいの患者が1時にナースコールをしました。

看護師が来ました。

患者「いま何時?」

看護師「1時です」

患者「何分や?」

看護師「10分です」

 

これが5時まで1時間おきに続きました・・・・チーン

 

わたしは全然寝付けませんでした。

看護師も次第にイラっとしていたように感じました。

携帯もたない人は時計必須ですね。

 

 

 

6時に病室を抜け出し、ラウンジへ。

朝食前に音を気にすることなくポテチをバリバリ食べて気分を上げましたウインク

食べている間、病人であることを忘れさせてくれました。

 

 

 

わたしの左横の患者は99歳の男性でした。

退院する前に少し会話しました。

99歳まで生きる秘訣は何ですか?と質問しました。

食事では肉も魚も食べているそうです。

塩分は控えめにしているとのこと。

普段は体を動かしていることが多いそうです。

入院中、起きているときは誰かと会話しながらずっと折り紙をおっていました。

 

特別なことは聞けませんでしたが、

99歳にしては明るい印象です。

大事ですね。

勉強になります。

 

あと6日後にわたしの病名が確定します滝汗

 

 

 

6/22

EBUS-TBNAによる超音波気管支鏡検査です。

 

11:00  病院にて入院手続き

 

14:00  検査開始滝汗

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

のはずが、呼吸器内科の先生から

「機械の準備で・・・・・もうしばらくお待ちください、申し訳ございません」と言われました。

よくわかりませんが、機械の準備ではないな、と感じました。

 

待たされ、待たされて16:40頃にようやく開始ムキー

待っている間に、ホリエモンの「多動力」を読んでいました。

 

検査開始直前、まわりを見ると10人ぐらいいたような。

通常こんなに多くないですよね?

話し声から判断すると呼吸器内科・外科の先生だけで複数人いました。

 

EBUS-TBNAのチューブが口から入ってから、ずっと苦しい時間が続きました。

 

 

検査が終わり、飲食は19:40からOKとなり、

11時間40分ぶりにお茶を飲みました。

 

5月初めから2か月にわたって繰り返し検査があり、

ようやくほんとの最終検査が終わりました。

結果は7/4です。最終審判が下されます。

 

検査入院した4人部屋でのことは話さないといけませんね!

 

 

 

 

 

 

 

 

でもブログの間隔があいてしまいそうなので

次回にします、お決まりのパターンです。

はっはっはっはっ!笑います、できるだけ笑います。

麻央さんのことばにも似たようなことがあったかもしれませんが、

ずっと病気に染まった人生にはならない、そうしたい。

色々な方のブログを読んで共感したことたくさんあります。

今生きている人の人数より、今まで亡くなった人の人数のほうがはるかに多い。

そう考えると、自分の場合死への恐怖が少し和らぎました。

今までの人数から考えれば、

今この世で生きていることがどれだけありがたいことか。

がんばろ

 

 

 

 

病気のことをブログにアップしていきますが、

それだけだと、自分の気持ちが下がりそうなので

自分のブログタイトル「日々のこと」通り、

毎日のなにげないこともブログにアップしていこうと思います。

(・・・と思います。だからまだ自信がない)

 

 

 

 

 

 

 

この写真は数年前、

京都で働いていた頃、

会社帰りに

烏丸御池付近のスーパー「フ●●コ」の

パン売り場で撮った写真です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

袋にも入っていなくて、じか置き。

 

 

以上、衝撃写真でした。

5/26(金)

超音波気管支鏡ガイド下針生検(EBUS-TBNA)による気管支鏡検査しましたが、

通常の事例でない可能性があり、とった細胞を使って追加特殊検査をしました。

その結果を聞きに行きました。

 

 

 

病理診断は「肺内の神経鞘腫(schwannoma)」

 

 

 

肺にできることは珍しく、

1951年から80例ほど、

肺腫瘍の0.2%の確率

 

「基本的には良性腫瘍ですが

とった細胞は腫瘍の外側なので確実に良性とは言い切れません。

良性→悪性へ、術後に再発の報告がないわけではありません、

はやめに手術をしたほうがいいでしょう」とのこと。

 

手術するならここがいい、とこの先生から聞いていた病院の紹介状を依頼しました。

自分と妻は少しホッとしていました。

 

 

 

 

 

6/5(月)

県内でガン手術するならここ、と言われている病院の呼吸器外科へ。

 

 

 

画像データを見て

先生「PET検査で腫瘍部分がこんなに赤く(異常集積)なるかな・・・・・

ぜんそく持ちだと造影剤CTできないから肺付近MRI撮りましょうか」

 

自分「・・・・・・(えっ?)はい」

 

 

5/24に頭のMRIとりましたが、

6/14(水)に肺内の腫瘍部分がわかるように撮ります。

 

 

 

 

 

6/9(金)

呼吸器内科へ

 

 

画像データを見て

先生「神経鞘腫でこんなに赤くなることはないですね、

見たことないです。」

自分「・・・・・・(悪性腫瘍=ガンと言いたそうでした)」

先生「今度は超音波を使った気管支鏡検査しましょう」

自分「今度は、って5/18にも超音波を使った

気管支鏡検査したわ、あほか、あほあほ(言ってません)」

 

 

また6/22(木)に気管支鏡検査で け・ん・さ入院です。

 

 

帰ってからは気分も下がり、

検査に疲れてきました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

5/24 10:30から頭だけMRIを撮りました。

 

CT検査やPET検査は静かだったのに、MRIはこんなにうるさいとは

予想してませんでした。でも音がうるさい分、「撮ってる」感はあります。

台の上に上がる前に

「目を開けててもいいですか?」と聞きました。

 

「いいですけど、閉じてたほうが楽ですよ」とのこと。

 

そりゃそうだと思いました。

 

頭のみMRI撮って、金額は3500円(税込)でした。

診療明細書の項目に「CT・MRI 2回目以降」とあったので

2回目からは値段が安くなるのでしょうか??

ちなみにはじめて撮ったCTは5530円(税込)でした。

 

撮ってる間、やっぱり目を開けながら考えていました。

「自分の友達でMRI撮ったことある人いないだろうな・・・」

「去年健康診断しとけばよかったな・・・」

「これからどうなるんだろう・・・」

「芸能人がテレビ番組でMRIやCT検査受けてる映像は見るけど、

まさか自分が今受けてるとは・・・」

 

 

MRI検査が午前中に終わり、14:00から呼吸器内科の先生と

内視鏡検査とMRIの結果について話をするはずでした。

 

ところが、午前中のうちに呼吸器内科でしばらく待っててくださいと言われ、しばらくすると

「②番へどうぞ」

 

②番の部屋に入ると先生がいました。

 

先生からは5/18の内視鏡検査で、肺がんの種類とステージを判断しますと言われていました。

 

 

「内視鏡検査をしましたが、通常ではない事例の可能性がありますので

追加の特殊検査に入っています。判明しましたらこちらからお電話します」

 

「・・・・・・。」

 

 

 

午後から内視鏡検査のため1日入院しました。

麻酔をして口からチューブが入り、何度もむせるのですが

我慢していました。

肺にある腫瘍は肺の真ん中のほうの気管支の外側にあるそうです。

 

「けっこう奥のほうなんだね」

「患者さんはぜんそく持ちかな」

「ここら辺だね」

 

そんな会話が聞こえてきます。

 

チューブを抜く前に「はーい、終わりますねー」この声を聞いた瞬間、

気を失いました。

ほっとしたんだと思います。

 

気が付いたときには病室でした。

妻と義理の母がいてくれました。

 

どこに何が置いてあると教えてもらい、遅くなるので帰ってもらいました。

麻酔の影響でまたすぐに寝てしましました。

 

夕方目が覚めました。

検査時に気管支の中から腫瘍箇所に針を刺したので、つばを吐くと血が混じります。

そのたびに不安になります。

 

その日の夜は少ししか寝れませんでした。

呼吸器科患者の階なので、咳をする人が多い。

高齢者なので朝早く起きている。

5時半からテレビをつけている。

 

夜中に怖い夢を見ました。

 

ベットのすぐ横に入院患者2人が夜中に立っている。

 

自分のかけ布団をはがそうとする入院患者がいる。

 

自分が寝ているベットの上を這ってくる入院患者。

 

怖すぎてベットのそばにある救急ボタンを押すが看護婦が全然来ない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

すべて夢でした・・

滝汗