電車内で痴漢をやっていなくても、女子高生や若いOLなどが現認してもいないのに、後ろに立っている男性をちかん呼ばわりすれば、男性がいくら否定しても逮捕されてしまう。女子高生の単なる勘違いや思い違いが、これほど強い権利を持つことに賛成できない。むしろ真後ろに立っている男性は怪しまれるので、痴漢をする人は横から手を出す可能性が高いのではないだろうか。真後ろにいるから犯人というのは、あまりにも短絡的で無謀だ。
「思い込みでも即逮捕」のしくみを廃止し、被害者による現認、又は犯人扱いされた人の言葉にも平等に権利を与えるようにしないと、まじめに生きてきた一人の家族や人生を、まったくの他人の若い女性の勘違いによって終止符を打つことなどあってはならない。とりあえず、「女性の訴え→即逮捕」だけは今日からでもやめ、駅員室や近くの警察などに任意で来てもらって事情を聞くようにしなければいけない。
ある中学校の教員が、女子高生から痴漢扱いされ逮捕されたことがあった。私も知っている教員だったが、その教員は長年まじめに一生懸命働いてきた人だ。痴漢などやるような人ではない。もちろん否定し続け、翌日釈放された。その後、学校で定年まで勤めあげた。しかし、逮捕された日から新聞や雑誌、情報番組で大々的に扱われ、地域でも有名になってしまった。学校名や名前も全国に広がった。後日釈放されたことなど、テレビ局や新聞が報道するわけもない(社会で教員攻撃ができなくなるし社会やコメンテーター達の盛り上がりもなくなるから)。釈放後、彼は無実なので堂々と日常生活や教員生活を送ったが、本人の精神的苦痛や家族の雰囲気、在校生や保護者の心情を考えると、非常につらくきびしい事件だった。
被害を訴えた女子高生は、もちろん偽証罪で逮捕されるようなことはなかった。単なる勘違い、思い込みで他人の人生を台無しにしたあの女子高生は、いったい何だったのだろうか。
その事件以来、私は電車に乗った時に女性が近くによって来たら手を前で組んだり離れたりしている。駅の階段を上る時、後ろを振り返って超ミニのスカートを履いた女子高生が下着が見えないようにスカートの後ろを手で押さえるが、そのように「見るだろう」と疑われると非常に嫌な感じを受けるので、階段を上る時に前にミニの女子高生がいれば、階段下で1,2周大きく回り、そのミニ女子高生が登り切ってから階段を上り始めるようにしている。なぜそれほどミニを履き、周囲を疑っているのか、その心理を考えるとファッションを通り越して「釣り」や自己満足の一面(他人の目を引き付け、自分は美しい魅力的だと自己満足する面)もあると個人的には想像する。
痴漢をする人やスカートの中をのぞく人は確かにいるので、公共の場で男性が近くにいると嫌な思いをしたり警戒したりする女性はたくさんいるのだろう。それと同じく、女性から無実の罪で人生を崩壊させられたり、スカートの中をのぞくだろうと勝手に疑われたりすることを避けるために、女子高生が近くにいるだけで嫌な思いや苦痛(階段下で時間と労力を無駄に使うことなど)を受けている男性も少なからずいることを知ってもらいたい。男性=神ではないし、女性=神でもない。
痴漢を受けた女性は自分の被害はあるが、その被害以上の取り返しのつかない大きな被害を、自分よりもまじめで立派に生きてきたあかの他人に自分自身が与えるかもしれないことを十分に肝に銘じ、他人を逮捕させる時は現認するなど十分に気を付けるようにしなければいけないだろう。