日本での電線の密集具合は、感心するほどものすごい。美しい風景を横切るように電線を張ったり、場所によってはまさにクモの巣上状態だ。景観のことなど全く考えずに工事しているのだろう。

 京都嵐山にある竹林の小径をライブカメラで見ると、まず目につくのが電線だ。ここまで電線を張るか。

 東京には110万本の電柱が乱立しているが、ロンドンの無電柱化率は99.9%だという。美観的問題もあるが、歩道や狭い道に電柱が林立しているととても危険だ。日本全国が電柱だらけなので、これをヨーロッパのように地中化していくことはもう不可能なのだろう。

 そうであれば、せめて観光客が集まるような歴史的景観地域や嵐山の竹林のようなごく狭い美しい自然の場所ぐらいは、電柱を地中化してもらいたいものである。それさえしない理由はなんなのだろうか。考えたが私にはわからない。