日本人にとって台湾は近いようで遠い。それは、民族としてではない。台湾好きと言っている人間でも日本の台湾統治を詳しく述べられる者はいないし、台湾の現状を詳しく説明できる者もいない。現在の日本と台湾の関係は「日本精神」というつながりではなく、“うわべだけ”の関係になり下がってしまっている。私がここに「台湾論」という題で書いていこうと思い立ったのは、その“うわべだけ”の関係に我慢ならなくなったからである。日本の教育が日教組の自虐史観・東京裁判史観ではなく、誇りある教育で、さらに、日本国民の国民としての視野が広ければ、私がここでわざわざ台湾を取り上げることもないのだが、悲しいことに取り上げなくてはならない現実が今の日本にはある。
 戦後民主主義で育った国民のほとんどが他国にも自国にも興味がない。終戦の年を1970年と答えるような愚か者まで登場する始末だ。私は、「歴史を知らずして自国を愛せず、歴史を知らずして他国を愛せず」と考えており、その信念をいつも胸に抱えながら研究・調査をしてる。今まで、この場を借りて様々な持論を好き勝手に披露させてもらってきたわけだが、今回は、いつもとは違う気持ちで書いている。その“違う気持ち”を読み進めていく中で気づいていただければ幸いである。
 「台湾論」という堂々としたネーミングは、知人の台湾人に勧められて付けた題である。彼は、私の「出来れば、台湾語で話してほしい」という要望に快く答えてくれ、いつも台湾語で話してくれる。もちろん、私は日本人であるし、日本語以外に調査で日常的に話す言葉は広東語と英語であるため、台湾語は分からないが、何度か聞いているうちに少しは分かるようになってきた。冒頭に書いた「日本精神」は「にほんせいしん」ではなく、台湾語で「リップンチェンシン」と読む。台湾語、いわゆる閩南語(ミン南語/ビン南語*文字化け注意)という言語だが、日本語と近似性があり、これと親しむと台湾と日本のつながりを再認識できる。広東語とも近似性があるため、このまま学んでいけば、台湾語も身につけられそうである。
 この「台湾論」では、なぜ、台湾はこのような状況に置かれているのか、というところから、独立論まで順序立てて取り上げていき、一人でも多く、台湾に対する正しい知識を持った日本国民が生まれてくれることを願う気持ちが込められている。
 先日、台湾留学から帰ってきた知人が台湾の良さを熱く語っていたので、私は少々いぢわるな質問をした。「なぜ、台湾と日本の関係は“親日”という言葉で括られているのか」。そうすると、彼は何も言えなかった。彼は、台湾で生活をしてきたにも関わらず、「複雑な台湾」に足を踏み入れることなく日本に帰ってきたのである。
 皆様には、あえて「複雑な台湾」に足を踏み入れていただきたい。そうすれば、本当の台湾が見えてくる。台湾は日本との近似性が最も高い隣国である。他人ごとのように考えないでいただきたい。背中に火が付くまで気づかない日本国民は目を覚ますべきである。

11月吉日 筆者

 10回目の今回は、8日に行なった鹿児島在住の知人との対談を載せます。彼が東京にくるということで、時間を取ってもらったのです。4時間にも及ぶ対談だったため、だいぶ削って全ては載せていません。  

*私は「K」、知人は「T」とします。


~前略~


K:では、まず、民主党が政権を獲得したことについて率直な意見を聞かせてください。

T:簡単に言えば、残念です。もちろん、政権交代が起きたことは民主主義的と言えば、民主主義的ですが、それ        にしても、残念感が多い。

K:本当ですね。私も同じです。自民党が社会党の村山富一を首相にする・・・いわゆる左傾化しながら政権にしがみついていた現状は、ある意味、見苦しかったですが、それにしても民主党が政権を取ったという現状は歓迎できないです。Tさんは、なぜ、「残念」なのですか?

T:まず、党内不一致であるところです。意見がまとまっていないですし、日本を引っ張ってくれるようなパワーも感じない。あとは、左翼的な法案が問題です。

K:左翼的な法案というと、外国人参政権などですか?

T:そうです。あれは、ひどい。外国人に参政権を与えたいのはわかりますが、まずは国民に説明する必要がある。それをやらずに強硬突破しそうな空気が怖い。

K:マスコミも左翼ですから、国民が知らない間に可決されるかもしれませんね。亀井氏が「慎重にいこう」と言ったのが、ちょっとした救いです。私は外国人参政権について話す時、いつも言うのですが、参政権付与は憲法違反ですよ。

T:もちろん、憲法違反です。左翼は今の憲法が大好きな護憲派なのに、なぜ、その大好きな憲法に違反する参政権付与を叫ぶのかわからない。

K:米兵嫌いなのにアメリカが作った憲法が大好きですもんね(笑。左翼は矛盾してる。平和憲法とか、9条があるから戦争がないなんて言ってますが、それは、視野が狭いだけの話で・・・。

~中略~

K:参政権に話を戻しましょう。私は憲法違反であるという以外に、外国人に参政権を与える必要がないことです。

T:納税が参政権付与の理由になるという理論は完璧に論破されてますからね(笑。

K:私もホームページで論破しました。あの理論は目をつぶっていても論破できる(笑。納税が参政権に関係するなら、生活保護を受けている人から参政権を奪え!と主張しなければおかしいじゃないかと。

T:そうそう(笑。奪え!と主張して初めて、成立する理論ですからね。

K:そもそも、民主党が言う参政権付与の対象は外国人と言っても在日韓国・朝鮮人が中心で、明らかに民団の圧力もあると思います。稲田議員が鳩山氏を追求した時の鳩山氏を見れば、自分の意志だけで実施しようとしているとは思えない。稲田議員の追及に完全に動揺していましたからね。また、「地球が誕生して・・・」とか意味がわからないことを言いだしましたし・・・あの人は病気ですよ(笑。

T:あの追及に屈してしまうようなら外国人参政権付与を言う資格はないですよ。あれに理論的に反論できてこそ初めて参政権付与を主張できると思います。鳩山氏は理論が薄すぎて話にならない。日本の恥ですよ。

K:どことは言いませんが、レベルの低い反日キャンペーンを飽きずにやっている赤い旗の国か、キムチがおいしい国へ行ってくれ!ですよ(笑。

T:日本には必要ない・・・というか、禍根ですね(笑。あっ、在日韓国人などが参政権付与を求めていますが、これについてはKさんはどう考えてますか?

K:彼らに言うとすれば、「帰化すれば参政権は得られるのだから、帰化しろ!」ですよ。あんたらはもう、韓国の参政権をもっているんだから。

T:日本に強制的に連れてこられたことを理由に参政権を求めている人もいますから、面倒ですね。 K:歴史を見れば、はっきりしていますが、今、日本に残っている、いわゆる在日韓国・朝鮮人は好きで日本に残っている人たちですよ。 T:そういうことを言うと、従軍慰安婦を取り出してくるわけですね(笑。

K:従軍慰安婦の問題は、日本軍による強制連行があったかなかったか、というだけの問題です。ただ、強制連行についての証拠は一個も出ていないですよ。悪徳売春婦募集業者を日本軍が取り締まっていたという証拠はあります。韓国や左翼が出してくる証拠は、口を開くたびに言うことが変わる自称元慰安婦のあばあさんくらいですよ(笑。

T:確か、Kさんは、左翼が強制連行問題から別の問題へ論点をすり替えたとか言ってましたよね?

K:ええ。強制連行から強制性・・つまりは、性行為や虐待などにすり替えたのです。強制連行はなかったということが発覚してしまったばっかりに、左翼は焦って論点を変えたんです。

~中略~

T:私はあまり慰安婦についてしりませんので、今度また時間を作りましょう。

K:そうですね。今回は、民主党についての対談ですし(笑。そういえば、菅直人と千葉景子が北朝鮮の工作員の辛光洙(シン・グァンス)の釈放嘆願署名をした問題は大きいですよ。

T:鳩山氏の説明も全く理解できなかったですしね。

K:菅氏はよくわからずに、署名したと言ってますが、これは完全に墓穴を掘りました。鳩山氏は、過去のことだから聞かないよ、と言いましたが、それで済むと思うのか!

T:ただ、それで済んでしまうほど、日本人の意識が低い。

K:それが、一番の問題です。日本国民ははっきり言ってバカ国民ですよ!なぜ、自分の国の将来を気にしないのか。歴史があるから自分がいる、国があるから自分がいる、という当たり前のことさえ自覚していない。私は日本人が一番美しい民族だと思っていますが最近の日本人はダメだ!あっ、漢人の中華思想のような最低の差別感情ではないですよ。

T:漢人の中華思想は異常ですよ(笑。私もマスコミに翻弄されすぎて、判断力がゼロに近くなっていると思います。日本人ほど無関心な国民はいないですね。

K:何も知らないのに、民主党に期待するだの、支持率70%以上だの・・・戦時中に七生報国と言って日本国のために命を落とした英霊が今の日本人を見たら、落胆しますよ。なにか、申し訳ない気持ちでいっぱいですね。

T:戦時中の日本人が一番美しかったというのは、Kさんがいつも言ってますね。

K:「世紀の自決」という・・確か、額田坦さんが編の本だった思いますが、そこに、8月15日が過ぎてから、自決した軍人が少なくとも599人はいたとあります。この自決は、アメリカへの「武人としての意地」の表れなんです。今の日本人には理解できないでしょう。戦犯!戦犯!なんて言っている左翼は、自分が戦時中の人間よりも良い人間だとでも思っているのか!

T:思ってるんじゃないですか(笑。完全に偽善者ですけどね。

K:また、この話も今度しましょうか。さて、「政治家も国民もダメだ!」というわけで、今日はこのくらいで終わりましょう(笑。また、対談できたらと思います。東京に来る時は連絡くださいね。

T:ぜひ、やりましょう。

K:ありがとうございました。

T:ありがとうございました。



*こちらの連載は、『活字倉庫 http://tristan.zatunen.com/simpleVC_20091011230512.html 』でもご覧いただけます。『活字倉庫』では、連載のPDFファイルをはじめ、こちらのブログに掲載した「国防論」、「手記」シリーズのPDFファイルもご覧いただけます
 民主党のマニフェストのメインと言ってもいいほど話題になった「子供手当」。今回は、子供手当の罠を紹介する。
 マニフェストには、「中学卒業まで、1人当たり年31万2000円の「子供手当」を支給します」とある。これを聞いて「いい政策だ」と思う親は頭が悪すぎると言わざるを得ない。普通の人間ならば、「財源は?」と思うものだ。
 では、財源を紹介しよう。民主党が出してきた財源は以下のとおりである。

▲配偶者控除の廃止
▲扶養控除の廃止

 ここでは上の二つを深く考えずに簡単に言ってしまおう。つまりは、「増税になる家庭がある」ということだ。増税になる家庭は「子供が一人の家庭」と「子供がいない家庭(共働きは除く)」である。子供手当はこうした増税がある、負担の大きな政策なのだ。
 民主党は、「子どものいない一部世帯(65歳未満の専業主婦世帯のうち納税世帯)で税負担が増えます」と説明している。民主党推計では全世帯の4%が増税対象になる。しかし、共働きでも片方の給料が扶養控除規定以下の収入の家庭や不妊治療中の夫婦などもいる。それを考えれば、増税対象が4%とは到底思えない。
 また、控除廃止だけでは、子供手当支給に必要な5.5兆円のうち、1.6兆円しか確保できない。残りの4兆円を確保するには、国民に負担を強いる大増税しかないのだ。
 私が、気にしているのは、結婚せずに育児をしている男女や外国人にも子供手当が支給されることだ。国が支給する「お金」であるにも関わらず、結婚をしていない男女や日本国籍ではない外国人にまで支給するのは、非現実的である。外国人への支給に関しては、在日韓国・朝鮮人や在日中国人の存在を意識してのことであるのは明白だ。もし、このまま外国人にまで子ども手当が支給されることになれば、それ目当ての外国人が大量に日本に押し寄せてくる可能性も考えられる。押し寄せてきた場合の負担の矛先は、もちろん我々日本国民である。
 もうひとつ気になるのは、この子供手当に年収制限がないことだ。そのため、所謂「大金持ち」でも子供手当が年31万2000円もらえるのだ。年収400万円の家庭でも年収3000万円の家庭でも同じ金額が支給されるというのはいかがなものか。年収3000万円の家庭への子供手当支給は、本当に必要だと言えるのか、甚だ疑問である。 
 定額給付金支給は、マスコミも民主党も大バッシングをした。しかし、今回の子供手当は大歓迎だ。どう考えてもおかしいではないか。マスコミは報道しないが、自民党の定額給付金支給は世界から評価されていた。経済協力開発機構(OECD)経済局のシニアエコノミスト、ランダル・ジョーンズ氏は、「恐らく即効性がある最も有効な措置」と評価している。そして、大きな経済効果もあり、あの自民党嫌いの朝日新聞でさえ、「給付金、思ったより消費を刺激 域独自策に効果」という記事を書くほどだったのだ。しかし、マスコミが一切報道しないため、国民は定額給付金がバラマキであると勘違いしたままだ。今回取り上げている子供手当のほうが遥かにバラマキであり、しかも、バラまくだけでなく、国民に増税を強いるのだ。これほど、問題のある子育て政策はないだろう。
 上で、「子供が一人の家庭」と「子供がいない家庭(共働きは除く)」が増税対象と書いたが、子供手当が支給され始めれば、数年後には「日本人全員が増税対象」となりうる。国民から「カネ」をむしり取ろうとしていると言っていい。
 2009年7月8日の読売新聞朝刊に、7月7日の常任幹事会での藤井裕久最高顧問の発言が掲載されていた。その言葉は以下の通りである。あまりの無責任さに驚かれると思う。

 「財源にはそこまで触れなくていいんだ。どうにかなるし、どうにもならなかったらごめんなさいと言えばいいじゃないか」(藤井裕久最高顧問)

 最終的には増税を考えているのにも関わらず、良いことしか言わず、国民をだましている民主党をどう思いますか。財源を軽く見て、出来なかったら出来なかったで謝ればいい、と軽々しく言い放つ民主党を信頼できますか。
 これでも民主に期待しますか。

*こちらの連載は、『活字倉庫 http://tristan.zatunen.com/simpleVC_20091011230512.html 』でもご覧いただけます。『活字倉庫』では、連載のPDFファイルをはじめ、こちらのブログに掲載した「国防論」、「手記」シリーズのPDFファイルもご覧いただけます
 「沖縄ビジョン」という構想をご存じだろうか。もし、ご存じでなければ、この機会に知ってほしい。この構想は、危険極まりなく、日本解体への道なのである。
 まず、沖縄ビジョンの主な政策を挙げ、その後に政策を一つ一つ解説していく。

▲軍事基地の縮小
▲地域通貨の発行
▲ビザの免除による東アジアとの人的交流の促進
▲中国語の学習
▲長期滞在中心「3000万人ステイ構想」

 「軍事基地の縮小」というのは、沖縄を無防備にするということである。現在、沖縄の周辺海域は中国船が航行しており、2004年11月10日には、石垣島や宮古島周辺の日本領海内で中国海軍の原子力潜水艦が潜航、蛇行や高速航行を繰り返したこともある。そのほかにも、多くの中国船が沖縄周辺、もしくは本州、四国、九州の周辺を航行しているのだ。また、中国はSLBM(潜水艦発射弾道ミサイル)を搭載する原子力潜水艦を所有しており、いつでも沖縄を侵略できる状態にしている。現状が危険であるにも関わらず、民主党は沖縄の軍事縮小を謳い、沖縄を無防備にし、中国が入りやすいようにしようとしているのだ。
 「地域通貨の発行」は、想像もできないが、通貨と言っても、円やドルと同等の価値が得られるとは到底思えず、さらに、インフレ・デフレの対策は全て沖縄が負うことになる。これは、机上の空論すぎて話にもならないが、危険なのは確かだ。
 「ビザの免除による東アジアとの人的交流の促進」は、東アジア、つまり、中国・韓国・北朝鮮の国籍を持つ者のビザを免除し、たくさんの人に沖縄に来てもらおうということだ。在日中国人の犯罪率の高さなどから考えて「危険」と言わざるを得ない中国人を中国での犯罪歴や財産調査などを一切せずに無条件で入国を受け入れるのは治安悪化を助長するに過ぎない。人的交流とあるが交流でもなんでもないのだ。
 「中国語などの学習」というのは、沖縄が中国人だらけになることを想定してのことである。沖縄ビジョンは簡単に言えば、「沖縄を中国へ献上する」ということなので、中国語の学習は外せないのだ。
 「長期滞在中心「3000万人ステイ構想」」は、人口が約130万人の沖縄に特定の外国人(中国・韓国・北朝鮮)が年間3,000万人訪れるという計画である。観光だけではなく、ビジネスや留学など、幅広い世代の特定外国人を想定しているようで、簡単に計算すると、1日あたり約8万人の特定外国人が沖縄を訪れることになる。つまり、約15人に1人が特定外国人ということになり、前述したビザ免除と同じく、治安悪化を助長するのは間違いない。これを放っておくと、いつの間にか、特定外国人だらけの町ができているということも想像できるのだ。

 ひとつずつ見ていったが、危険性がおわかりいただけただろうか。上の政策を全て実行した場合、沖縄は日本ではなくなる。そして、「沖縄は中国の領土だ」と主張している中国がこの沖縄を略奪するに違いない。略奪と言っても解放軍を使うのではなく、外国人参政権を持つ(沖縄ビジョンが通れば、当然外国人参政権も通ると思われるため)工作員を動かし、政治に入り込ませ、沖縄を合法的に支配してしまうのだ。中国人が政治に入り込んでくれば、多くの沖縄在住者は本州へ逃げてくる。日本人が減ったことで中国人の人口が多くなり、占領完了というわけだ。
 民主党の「憲法提言中間報告」にはこう書いてある。
「国家主権の移譲や主権の共有へ」。
日本の主権を他国へ渡すという意味であるが、他国というのはもちろん、中国である。「日本を中国へ献上する」というのが民主党の大きな目的なのだ。沖縄ビジョンは、「日本献上の“内金”として沖縄を献上する」ということだろう。 

 日本を“中国様”へ献上しようとしている政党のどこに期待できますか。
これでも民主に期待しますか。


民主党「憲法提言中間報告」
http://www.dpj.or.jp/news/?num=601
民主党「憲法提言中間報告」のポイント
http://www.dpj.or.jp/news/?num=602


これでも民主に期待しますか。 *こちらの連載は、『活字倉庫 http://tristan.zatunen.com/simpleVC_20091011230512.html 』でもご覧いただけます。『活字倉庫』では、連載のPDFファイルをはじめ、こちらのブログに掲載した「国防論」、「手記」シリーズのPDFファイルもご覧いただけます。
 10月3日未明、アースマラソンに挑戦している間寛平氏のヨーロッパ後の予定走行経路地図が公開された。それを見て、私含め、ウイグルでの核実験を研究する人間たちは「ウソだろ・・・」と言葉を失った。
 ルート地図は、カザフスタンから天山南路あたりが走行ルートになっていたのだ。現在、その地は、世界で最も危険な核の砂漠地帯と言われており、中国共産党がメガトン級(22メガトン)の核爆発をつい最近の1996年まで繰り返し、多数の人々が被爆死(虐殺)された地なのである。核は、何十年先へも被害を及ぼすため、今も放射線障害を受けた100万以上のウイグル人たちが存在する。そして、ウイグルでの核実験被害は1000キロ離れたカザフスタンでも発生しているのだ。カザフスタンでは奇形の子供が何人も生まれており、実験地ウイグルでは、さらに多くの奇形児が生まれている。ウイグルのある病院では、「診察する10人中8人が奇形児(口蓋裂)」という話もある。(*ウイグルでの核実験については、機会があれば掲載する)
 日本でも、80年代にシルクロードを訪れた女性が白血病で現在闘病中で、同じく80年代に訪れた男性は悪性リンパ腫で死亡している。皆さんの周りに、もし、シルクロードを旅した人がいれば、被爆している可能性がある。すぐに、検査を受けるように言ってほしい。
 話を間寛平氏に戻して、間寛平氏がこの地を走れば、彼は必ず被爆し、肺がんになる。深呼吸によってプルトニウムを含む砂が肺細胞に吸着するからだ。これは、アースマラソンを中止しなければならないほどの大きな問題なのである。しかし、この被爆の危険性を高田純理学博士がアースマラソンの公式ブログの日記コメント欄へ投稿したが、掲載されなかった。アースマラソンの人間たちは何を考えているのだ!
 大阪では31日、なんば高島屋前(北東角の横断歩道前)で「シルクロードは危ないよ!カンペイちゃんコースを変えよう!」というチラシを配る予定だという。
 我々も声高に「コースを変えろ!」と言わなければならない。そうしないと、将来、肺がんの闘病生活を送る間寛平氏を見ることになる。

間寛平さんを被爆から救え!!

 民主党という政党が政権をとってから、私は大忙しだ。批判をしても次々と材料が出てきて、終わりそうもない。資料を読み、同じ保守の人間の理論に耳を傾け、時には匿名掲示板で民主党信者になりすまし、「民主党がどれだけいいか」という信者の意見も調査する。最近は、小沢氏が政治資金で購入した個人名義の不動産(詳しくは第5回三章のこと)の数々を見に行った。霞が関の不動産王と呼ばれるだけのことはあり、ほとんどが一等地で高級マンションであった。この疑惑を徹底的に叩けば、小沢氏ともども民主党は失脚するのだが、日本のメディアは民主党が大好きであるため、叩かない。日本のマスコミはすでに死んでいるのだ。
 今回の「鳩山よ、日本をされ」というタイトルに、何かしらの期待をしている人がいるかもしれない。できるだけ、それに答えたいと思う。この「鳩山よ、日本をされ」は「小沢一郎講座」と同様にシリーズ化するつもりである。
 さっそく本題へ入る。まず、シリーズ一回目として鳩山由紀夫のニコニコ動画(ニコニコ討論会)での発言から彼の売国性を解説していく。と思ったが、解説の必要がないと思う。理由は下記の発言を読めばすぐにわかるだろう。
 鳩山氏は、2009年4月18日、人気動画サイト「ニコニコ動画」が主催するニコニコ討論会に出演した。ここで彼が何を話したかをざっと挙げるが、全て売国・国賊に満ちている。下の三つの発言を読んでいただければ、「普通」の日本人であれば、「鳩山よ、日本をされ」と思うだろう。もし思わない人がいれば、私はこう言う。「日本をされ」。
では、読んでいただこう。

▲日本列島は日本人だけの所有物じゃないんですから、もっと多くの方々に参加をしてもらえるような、喜んでもらえるような、そんな土壌にしなきゃダメですよ。

▲日本人が世界の中で一番自信を持ってるはずなのに、なんで他国の人たちが地方参政権ひとつ持つことを許せないのか、と。少なくとも韓国はもう認めている訳ですよね。彼らが認めていて我々が認めないというのは、非常に恥ずかしいと思いますね、私は。

▲私は定住外国人の参政権ぐらい当然付与されるべきだと、そう思っています。

 これを聞いた時、不謹慎であるが、「いなくなれ」と思った。しかし、多くの、日本に愛情をもち、日本人であることに誇りを持っている人間は、「いなくなれ」と思ったはずだ。誰でも「日本列島は日本人だけの所有物じゃないんですから」という鳩山氏の発言は、さすがに聞き流せないだろう。私は「日本列島は日本人だけの所有物」だと思っている。皆さんもそうだろう。
 おそらく、鳩山氏は在日韓国・朝鮮人がいるから日本列島は日本人だけのモノではないという考えなのだろう。頭が悪い以外に表現がない。日本を貶めているのはこういう理解不能な左翼なのだ。最大の禍根である。
 日本列島発言以外にも気になるのは、「少なくとも韓国はもう認めている訳ですよね。彼らが認めていて我々が認めないというのは、非常に恥ずかしいと思いますね、私は。」という発言である。あなたに恥ずかしいと言われる筋合いはない。というよりも、「今の日本の恥はおまえだ」。私は鳩山氏が首相であることが恥ずかしくてしょうがない。そして、それに期待している日本人がいることも恥ずかしい。
 発言に踏み込んでいけば、韓国は外国人参政権を認めていると言うが、鳩山氏は韓国の参政権付与の審査はとてつもなく厳しいということを知らないのだろうか。審査が厳しいため、日本人で参政権を持っている人は多くみても50人程度だという。しかも、韓国がやっている参政権付与と民主党がやろうとしている参政権付与はシステムが違う。先に言ったように韓国には審査があるが、民主党の考える参政権付与は、おそらく審査というものを設けない。つまり、定住外国人であれば、無条件で参政権が得られるということになる。韓国の厳しい審査付きと民主党の審査なし無条件を比べるのは頭が悪い人間だからこそできるウルトラCだ。これに関しては、拍手を送ろう。その頭の悪さに対して。
 私は、日本列島を売り渡してまで「友愛」をする必要は全くないと思っている。鳩山氏が友愛などを語るのは、日本人ではないから、しょうがないのだが、それにしても危険すぎる。日本人ではないというのは、彼の中にある「日本人」という細胞は完全に消滅しているからである。鳩山氏は、ただ単に日本語を話し、日本国籍を有しているだけの人間で、つまり、「ギリギリ日本人」だ。早く、ギリギリ日本人を卒業して日本を出て行ってくれないものか、と切に願う今日この頃である。

 愚かな日本国民は「日本列島は日本人だけの所有物じゃないんですから」とさらっと言ってのける売国・国賊人間を首相にしてしまった。国民の無関心がここまで来ると、呆れるほかない。政治は難しいと言って勉強しない人間は、日本がどうなってもいいのか。日本が中国の属国になってもいいのか。
 民主党に入れた愚民の皆さま、こんな売国・国賊人間がトップの民主党のどこに期待できるのですか。そして、こんな禍根が首相で恥ずかしくないのですか。



これでも民主に期待しますか。 *こちらの連載は、『活字倉庫 http://tristan.zatunen.com/simpleVC_20091011230512.html 』でもご覧いただけます。『活字倉庫』では、連載のPDFファイルをはじめ、こちらのブログに掲載した「国防論」、「手記」シリーズのPDFファイルもご覧いただけます。



 今回は、以前、コラムでも取り上げたことのある外国人参政権について書く。そのコラムでも言ったように、「日本を愛し、守りたい」私は外国人参政権に反対している。反対する理由は簡単だ。日本人ではない人に参政権を与える必要性がなく、さらに、参政権は日本国民のみに与えられている固有の権利であるからだ。もっと単純に言えば、日本は日本が運営しなければならないからである。
 左巻きの人がよく「在日外国人も税金を納めているのだから、参政権をあげなければ不公平だ」と言うが、「そうですか。頭が弱いですね」としか言えないほど呆れる理論だ(と言っても、理論にさえなっていないのは言うまでもないが)。「納税=参政権」というのはとても簡単で、主張しやすい考えだが、これは、参政権を有する日本人の中にも税金を払っている人と払っていない人がいるという一般的な事実を無視している。「納税=参政権」という構図にしたければ、憲法改正し、納税している国民のみに参政権を与える、そして、納税していない者にはどのような理由があろうと、参政権をはく奪する、と明記しなければならない。もちろん、そのようなことができるわけでもない。さらに、憲法には納税と参政権の関連性は明記されていない。つまり、今挙げた二つの理由だけで考えても納税は参政権とは関係はないと断言できるのだ。
 では、ここでタイトルにある「危険性」をひとつ紹介する。日本にいる中国人の「暴走」である。ご存じの通り、日本での中国人による犯罪のパーセンテージはかなり高い。これは、中国の東北地方(吉林省や黒竜江省が多い)から来た「黒社会」、いわゆる「マフィア」が日本に来て、ヤクザと組んで大きなコミュニティーを築いているということと、中国からの不法入国者が生活するために日本で罪を犯している(中国での貧困生活に比べれば、日本の刑務所は天国であるため)ということが理由に挙げられる。中国マフィアに関しては、私の専門研究のひとつでもあるので、機会があれば特集を組みたいと思う。
 ここでは、上に挙げた以外の「暴走」を例に挙げる。2008年4月26日に起きた長野での聖火リレー事件である(私は長野 四.二六事件と呼んでいる)。この事件は、簡単に言えば、「Free Tibet」を合法的かつ平和的に訴えていた日本人や在日チベット人が中国人から暴行、スリなどの被害を受けた事件である。日本人へ暴行した中国人たちは政府の「一声」で集まり、しっかりとした「日本人への暴行」マニュアルも昼食も交通費も、そして、五星紅旗も支給されていた。この暴行の指揮をしていたのは「全日本中国留学生学友会」の李光哲という人物である(おそらく中国の工作員)。中国人たちは日本人を五星紅旗で包み、その上から殴る蹴るの暴行を働いた。それ以外にも旗のポールで殴ったり、日本人に向けてペットボトルを投げつけたりもした。そして、忘れてはならないのは中国人の得意文句である「小日本人」。この言葉も叫んでいたという(現地にいた日本人への取材より)。ある情報筋によれば「アメリカは殺人国家だ。シカゴ五輪招致に反対しよう」と書かれたプラカードを持った中国人もいたらしい。言っていることは間違ってはいないが、「あなたの国家もアメリカに肩を並べるほどの殺人国家ですよ」と言いたい。
 話を戻して、この「暴走」中国人たちに参政権を与えたとしよう。そうした場合、地方の政治がめちゃくちゃになるのは誰でも予想できよう。参政権を持った中国人たちは、赤旗を持って、もっと権利をくれと暴動を起こす可能性が十分あるのだ。もうひとつ重要なのは、中国人や韓国人が多く住んでいる地区が日本にはいくつもある。最近は、池袋にチャイナタウンをつくるなんて言い出している。この池袋チャイナタウン構想には私は断固反対で、前述した中国マフィアとの関係や中国人犯罪の関係、そして、長野での暴走を見て、中国人のための街とも言っていいようなものを作るのは日本の治安悪化を助長するにすぎないと言えるからだ。外国人参政権も同じで、日本の治安悪化を助長するに過ぎないと言える。
 長く中国関連の話をしたので、一応、要約しておく。「在日中国人の中に中国政府の命令で日本人に暴行を働くような人間がおり、その人たちに参政権を与えた場合、それを武器に「権利」を求める暴動を起こす危険性がある」ということだ。また、「中国政府が参政権を持っている中国人に対して、長野での暴行命令よりもさらに具体的な命令をし、大きな暴動を日本で起こさせる可能性も否定できない」のである。一定レベルの国家や一定レベルの国民ならば、上記の文章を読んだだけで、外国人参政権に反対という立場になっただろう。では、さらに反対派が増えるように日本国憲法の条文も例に出すことにする。
 我が日本の最高規範である日本国憲法には「公務員を選定し、及びこれを罷免することは、国民固有の権利である。(憲法第十五条 )」とあり、これは「参政権は国民固有の権利」という意味で、「日本国民にしか参政権はないですよ」と書いてあるわけだ。しかし、これを左翼に言うとマクリーン事件の判決や独特な解釈を取り出してくる。そんな理論がまだ通じると思っているのか、と言いたい。まず、「九条があったから日本は戦争をしていない」という理解不能な妄想をしている護憲派左翼が、なぜ、憲法違反の外国人参政権付与を叫ぶのか、本当に理解できない。「憲法改正反対!」と叫んでいながら、憲法違反の外国人参政権付与も叫んでいるのだ。もしも、理解できる人がいれば、連絡してほしい。
 この護憲派妄想左翼を仲間に持つ民主党は、この外国人参政権付与を今年の政策集「INDEX 2009」の中に盛り込んでいる。ただ、鳩山氏が表紙の持っているだけで不幸になりそうな「いいことしか載せていない偽装マニフェスト」には掲載していなかった。これを朝日新聞は、「党内で意見が割れているため、マニフェストには載せなかった」と書いたが、それは違う。「INDEX 2009」の最終ページには、こう書いてあるからだ。「この政策集は、民主党の政策議論の到達点を2009年7月17日現在でまとめたものです」。「到達点」ということは、「議論の結果であり、これを必ず実行する」と読みとれるわけで、それをマニフェストに載せていないのはおかしいだろう。ここで言える、載せなかった理由はひとつだ。「左翼の政策だから載せられなかった」ということである。こんな偽装マニフェストを掲げて国民を騙し(まあ、騙される国民もかなりのパーセンテージで悪いのだが)、政権を獲得した民主党のどこがクリーンなのだ。過去まれにみる「ドス黒い」政党ではないか。
  最後に、外国人参政権に断固反対になった(なっていてもらわなければ困るという意味で)読者の皆様を勇気付けるようなデータを二つほど紹介しておく。二年前の2007年10月19日に放送された「太田光の私が総理大臣になったら...秘書田中。」で行われた投票結果である。投票結果とは、山本モナ氏が提案した「10年以上住む外国人に地方選挙権をあげます 法案」に対する視聴者投票結果で、賛成が27%、反対73%だった。これを見て分かるように外国人参政権付与に反対する日本国民は7割を超えるのだ。これが現実である。また、リアルタイム 世論調査.net[http://www.yoronchousa.net/result/2781 ]が行った「【外国人参政権】についての調査」では、回答総数478人中422人(88.28%)が外国人参政権に反対している(グラフを掲載)。この他の世論調査でも反対派が圧倒的に多い。この現実を我々は受け止め、民主党に対して、断固「NO」をたたきつける必要があるのだ。
 こんな危険性を秘めている、ということの前に、そもそも、憲法違反であり、そして、マニフェストにも掲載していなかった外国人参政権付与を着々と進めている民主党を信頼できますか。
これでも民主に期待しますか。


中国を批評せよ ~中国批判コラム~

参考:リアルタイム 世論調査.net「【外国人参政権】についての調査」
[http://www.yoronchousa.net/result/2781 ]

*こちらの連載は、『活字倉庫 http://tristan.zatunen.com/simpleVC_20091011230512.html 』でもご覧いただけます。『活字倉庫』では、連載のPDFファイルをはじめ、こちらのブログに掲載した「国防論」、「手記」シリーズのPDFファイルもご覧いただけます。

また、中国政府の非人道的な弾圧が起きました。というか、毎日起きていますが。
 今回は、政治改革を訴えただけで懲役10年を言い渡された郭泉氏を紹介します(16日、江蘇省宿遷法院が「国家政権転覆罪」で懲役10年を言い渡した)。
 郭氏は南京師範大学文学院の元副教授で、そのほかに南京市経済体制改革委員会の秘書や中級人民法院の裁判官を歴任した人物です。2007年11月に中国最高指導部・全国民宛てに公開状を発表し、「多党選挙による民主制度」、「党の軍隊から国家の軍隊への移行」などを提案しました。公開状発表直後に、大学側から副教授の職位を剥奪され、公安当局から取り調べや家宅捜査などを受けたといいます。
 しかし、郭氏は当局からの圧力に対抗するように、中国の社会・政治問題を批評する文章を書き続けたために、2008年11月に「国家政権転覆罪」容疑で逮捕され、10年の懲役判決に決まりました。
 
 自由がないということを再認識する判決です。
郭氏に政治改革は「近代国家への道」です。しかし、それを受け入れない中国政府は絶対に近代国家にはなれません。

 民主党を見ていく上で、小沢一郎という独裁者の存在を無視するわけにはいかない。第5回目の今回は、様々な疑惑を抱える「本当ならば、とっくに政治生命を絶たれているはずの政治家」小沢一郎を紹介する。「小沢一郎講座」は連続企画で、「小沢一郎講座2」、「~講座3」と続けるつもりである。
 まず、導入として小沢一郎と韓国との関係のほんの一部分を紹介しよう。導入なので比較的やさしいものを持ってきた。小沢氏は日本で唯一韓国国籍の女性を秘書にした人間である。秘書の名前は、金淑賢(キム・スクヒョン)で国際担当秘書だった。もしかすると多くの人は、「韓国人の秘書を付けたということだけで反応するのは、考えすぎではないのか」と思っているかもしれないが、そのような人がいれば「平和呆けは国家、そして、あなたを滅ぼす」と言いたい。よく考えていただきたいのは、この女性が反日活動家であるという事実である。また、日本の国家機密が韓国人秘書を通して、日本から漏れていた可能性も十分あるということも忘れないでほしい。
 さて、ここからが今回の本題である。今回は、小沢一郎の数々の疑惑の中からマスコミが一切手を付けなかった事件を告発しよう。様々な疑惑の中から紹介するのは、小沢一郎の「個人名義の不動産」だ。これは、週刊現代(2006年6月3日号)が「民主党代表 小沢一郎の“隠し資産”を暴く 6億円超」という記事で、「小沢氏が政治資金で6億円の個人資産(不動産)を個人名義で購入した」という旨の記事である。
 マスコミが一切手を付けなかったのは記事が出てからの「出来事」で、その「出来事」とは、記事に反論した小沢氏が講談社とジャーナリストを名誉毀損で訴え、敗訴したという「出来事」だ。小沢氏側が提示した訴状内容は、「小沢一郎個人に対し、3000万円支払え」、「民主党に対し、3000万円を支払え」、「謝罪広告を週刊現代、全国主要新聞に掲載せよ」というものだった。小沢氏は、この6億円超の個人資産が「個人のモノではない」、「個人としては何の権利も持っていないことを相互に書面で確認している」と主張し、その確認書面を証拠として発表した。もちろん、これには法的拘束力はなく、証拠になるような代物ではなかった( 確認書の写真を掲載)。そして、購入時の領収書も公表したが、一部のマスコミにちらっと見せただけで、コピーも写真もとらせず、しかも、記者の「それは本物か」という質問にも答えようとしなかった。おそらく、訴えるために、わざわざ作ったのだろう。個人としての権利がないのであれば、なぜ、「小澤一郎(本表記)」という個人名義で購入したのか、説明してみろ、と言いたい。
 うれしいことに、この訴えは、東京地裁で全面敗訴、そして、東京高裁でも棄却、その後、最高裁への上告を諦め敗訴が決定したのである(東京高裁は2008年6月4日)。
 「一国の総理になるかもしれなかった人間が政治資金で個人資産を購入し、それを告発されたことに反論し名誉毀損で訴えた。しかし、その結果は敗訴」。こんなに大きな出来事を左マスコミは「小沢氏が同胞である」から報道しなかった。小沢氏が保守であったら、散々批判しただろう。小沢氏は大事件の報道さえされないほどの左の味方を持っているのである。自民党時代に持っていた(と思われる)「保守」は、権力とカネがほしいという気持ちだけで捨て去り、左翼に取り込まれていった小沢氏は、政治的な信念もなにもない。田中角栄の弟子のような人間だが、田中氏とは違い目標がない。信念も目標もない人間が権力とカネを手に入れたらどうなるか。これは、想像もできないほど危険なことなのである。
 こんな危険人物、そして、疑惑を抱える人間がトップにいる民主党を見てどう思いますか。
これでも民主に期待しますか。




中国を批評せよ ~中国批判コラム~


*こちらの連載は、『活字倉庫 http://tristan.zatunen.com/simpleVC_20091011230512.html 』でもご覧いただけます。『活字倉庫』では、連載のPDFファイルをはじめ、こちらのブログに掲載した「国防論」、「手記」シリーズのPDFファイルもご覧いただけます。

 中国のサイトを見て回った時に、山東省青島市で自爆事件があったという書き込みを発見した。書き込みの内容は、16日の午前にある男性が道を歩いていたところ、持っていたカバン(詳細不明)が爆発したという。男性は即死であったが、近くの車が一部破損した以外、被害はなかったとも書かれていた。

 事件の写真を入手したので掲載しておく。これを見ると、近くの黒い車を巻き添えにしようとしたのでは、と感じる。

 この書き込みは、私が見てから5分もしないうちになくなっていた。つまり、中国政府が削除したのだ。私は運よく見れたというわけだ。いつも思うが、中国政府はほとんどの事件を隠そうとする。我々チャイナウォッチャーが事件の詳細も知れる術はないのだろうか。



中国を批評せよ ~中国批判コラム~

中国を批評せよ ~中国批判コラム~