ペアローンは便利だけどねぇ… | 怪しい占い師で、いかがわしい不動産屋で、普通のFPで、まじめなコーチのブログ…

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ペアローンてのがあります。
日本の物件が高すぎるのか、給与が少なすぎるのかはわかりませんが、一人の稼ぎだけでは返済が難しい物件が多いですねぇ。

そこで、夫婦二人で稼ぐことができる方々は二人の収入を合算して、それで融資を引き出そうと。
一見よさそうですが、もちろんリスクも。

ペアローンには、以下のような危険性があります。
・離婚や死別などで夫婦が別れた場合、ローンの返済責任が残ります。
ペアローンでは、夫婦がお互いの連帯保証人になるため、一方が返済できなくなったらもう一方が全額を負担しなければなりません。

・ローンを一本化することが難しい場合があります。
ペアローンでは、夫婦それぞれが別々の契約をしているため、借り換えや返済期間の変更などをする際には、両方の同意が必要です。
また、一方がもう一方のローンを引き受ける場合には、贈与税が発生する可能性があります。

・団体信用生命保険(団信)だけではリスクをカバーできない場合があります。
ペアローンでは、夫婦それぞれが団信に加入する必要があります。
しかし、団信は亡くなった方のローン残高しか完済してくれません。
もう一方のローンは残ります。
そのため、団信以外にも生命保険や医療保険などに加入しておくことが望ましいです。

・契約時のコストが高くなる場合があります。
ペアローンでは、住宅ローンを2本組むことになるため、事務手数料や登記手数料などの諸経費が2倍かかることもあります。

・借入額が大きくなりすぎる場合があります。
ペアローンでは、夫婦の収入を合わせて借入額を増やすことができます。
しかし、それによって返済額も大きくなります。
将来的に収入が減る可能性やライフスタイルの変化などを考慮して、無理のない借入額を決めることが重要です。

TheGoldOnline『恐ろしい…「きっかけは離婚でした」世帯年収1,300万円のパワーカップル、住宅ローン破綻の悲惨な末路
この記事では、リスク最初で説明した夫婦が何かの原因で、夫婦で亡くなった場合に当たるかと。

年収1300万あれば、毎年の返済額は年収の20%と考えれば、260万程度はいけるかと。
実際、返済額は15万/月を超えると記事でありますが、変動金利で35年フルローンでもそんなもの。
変動金利のリスクもありますが、支払い余力はありそうなので、すぐにどうということはないかもしれません。

ローンを組むときに分かれることを考えるなんてことは非現実的といいますか、想像なんかしないもんです。
そして、多くの方は家を買うのがゴールだと思っています。
ホントは家を買ってからがスタートで、ゴールは返済終わる時。

家買っちゃうと、達成感がでちゃって、それまで我慢してたものや意見がポロポロと。
家を買うって目標に二人で邁進してるときはそんなことはなかったと想像するんですけどね。
それでも、ゴールが返済終わるまでなんだと思っていれば、遠すぎて途中で折れちゃうこともあるかもしれませんが、ゴール目指して協力し合えたのかもしれませんね。

何事も、諸行無常であります。
今日は仲が良かった二人の気持ちが、明日にはすれ違うこともないとは言えません。
なぜ、家を買うのか、買わねばならないのか、その目的は何か、買って何が手に入るのか、etc.みたいなことを買う前によ~く考えてくださいませ。

あなたが家を買う目的は何か知ってますか?それとも…

 

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