金利上昇局面に推移するのかな? | 怪しい占い師で、いかがわしい不動産屋で、普通のFPで、まじめなコーチのブログ…

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金利とは、お金を借りるときに払うお金のことです。
住宅ローンは、家を買うときに銀行から借りるお金のことです。

住宅ローンの金利には、固定金利と変動金利があります。

固定金利は、借りるときに決めた金利がずっと同じままのことです。

変動金利は、市場の状況によって金利が変わることです。

市場の状況とは、お金の需要と供給のバランスのことです。
お金が足りなくてみんなが借りたがるときは、お金の価値が高くなります。
このとき、金利も高くなります。
逆に、お金が余っててみんなが借りたくないときは、お金の価値が低くなります。
このとき、金利も低くなります。

市場の状況をコントロールする人がいます。
それが日本銀行(日銀)です。
日銀は、日本の経済を安定させるために、お金の流れを調整する役割を持っています。

日銀は、政策金利というツールを使って、お金の流れをコントロールします。
政策金利とは、日銀が銀行に貸すお金の金利のことです。

政策金利が低いと、銀行は日銀から安くお金を借りることができます。
このとき、銀行はそのお金を消費者や企業に貸すことで儲けることができます。
そのため、銀行は住宅ローンなどを貸しやすくします。
これによって、消費者や企業はお金を借りやすくなります。これを「お金がゆるい」とでも言いましょうか。

逆に、政策金利が高いと、銀行は日銀から高くお金を借りることになります。
このとき、銀行はそのお金を貸すことで損する可能性があります。
そのため、銀行は住宅ローンなどを貸しにくくします。
これによって、消費者や企業はお金を借りにくくなります。
これを「お金がきつい」と表現できるかと。

JIJI.COM『住宅ローン金利、さらに上昇も 8月、大手5行引き上げ
まずは固定金利が上昇し始めました。

このニュースでは、日銀が8月に「お金のゆるさ」を少し減らしたことを報じています。
それはどういうことかというと、長期金利の上限を0.25%から0.5%に上げたことです。

長期金利とは、10年以上の期間で借りるお金の金利のことです。
長期金利は、国債などの価格に影響されます。
日銀は、国債を買うことで長期金利を0%くらいに抑えていましたが、これを0.5%くらいまで上げることにしたのです。

このことは、日銀が今後も「お金のゆるさ」を減らすかもしれないという合図だと受け止められました。
市場では、日銀が「お金のきつさ」に動く可能性が高まったと考えられました。
その結果、長期金利は上昇しました。
長期金利が上昇すると、固定金利も上昇します。
なぜなら、固定金利は長期金利に合わせて決められるからです。

一方で、変動金利は短期金利に合わせて決められます。
短期金利とは、1年未満の期間で借りるお金の金利のことです。
短期金利は、日銀の政策金利に影響されます。
日銀は、政策金利を-0.1%に変えなかったため、短期金利は変わりませんでした。
なので、変動金利も変わりませんでした。

住宅ローンの固定金利と変動金利の差が広がることになりました。
今後どうなるかというと、予測することは難しいですが、一般的に言えば以下のようなシナリオが考えられます。

・日本経済が回復してインフレ(物価上昇)や円安(円の価値低下)が進む場合
日銀は金融引き締めに動く可能性が高まり、政策金利を引き上げるかもしれません。
市場の金利も上昇し、住宅ローンの固定金利と変動金利も上昇します。
そうなると、長期的には固定金利と変動金利の差は縮まってくるかと。

・日本経済が停滞してデフレ(物価下落)や円高(円の価値上昇)が続く場合
日銀は金融緩和に動く可能性が高まり、政策金利をさらに引き下げるかもしれません。
市場の金利も低下し、住宅ローンの固定金利と変動金利も低下します。
両方下がるのですが、金利が低い時ほど固定金利と変動金利の差は広がりやすくなるので、広がる方向に。

今のところ、資源高や円安もあって、日本国内はインフレ傾向が強まっています。
インフレが進み、景気が良くなれば、金利上昇につながることになるとは思いますが、それに伴って収入も増えないとねぇ…

今後の金利動向に注目ですね。

あなたは今の金利は安いと思いますか?それとも…

 

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