取材時に広報が同席する理由
取材対応時、広報担当が同席することが望ましいが、それはどういう理由だろうか。
取材時に広報担当が同席することは、取材を受ける側のメリットしかない様にも思えるが、記者側にとってもメリットは大きい。特に担当者やライン長クラスの取材時の広報担当の同席は、これにあたる。
しかし社長取材などの際は、記者が広報担当の同席を非常に嫌がる場合もある。
では取材時に同席する広報担当の役割、メリットデメリットは何だろうか。
◇同席することのメリット
◎必要な際の補足説明が出来る
◎取材後のフォローが出来る
◎取材中に資料の取り寄せなどのアシスタント機能
◎専門用語などの解説
◎不明点などの宿題(調べて回答)を共有できる
○話しの流れの誘導(脱線し過ぎた場合、話し忘れた時など)
○議事録作成
○広報担当者の勉強になる
◎は記者にとってもメリットあり
◎が日頃から多ければ、幾ら社長取材で会っても”広報は入らないで!”と記者に言われることはありません。日頃の付き合い同様、取材時の些細な行動も重要です。
◇やってはいけないこと(結果的にデメリット、記者に嫌がられる理由)
×記者の話を直ぐに制止する
×取材対応者の話を否定や制止
×必要以上に広報担当が取材に加わる
×記者の視界に入り過ぎること
実際に話を止めたくなることは無くもなく、そういった事態を避けるためには、事前に取材対応者と広報担当者が打ち合わせをし、取材の骨子や具体的内容、表現の方向性、話せない事などをよく検討し共通認識しておく必要があるでしょう。
【ご参考】取材時の広報担当の座る位置
就職転職:広報担当者の実績とは
転職時に採用の大きなポイントとなるのは、言うまでもなくこれまでの実績でしょう。職務経歴書などに大きな広報案件を担当した、或いは大きなクライアントを手掛けたと書ければプラス材料になるのは確かだと思います。また多くの露出実績も書ければインパクトもあるだろうと思います。
しかし広報の場合、素材が良ければ露出が出来る訳であり、露出量だけではその担当者の実力をしめすことは出来ません。逆に大きな案件を手掛けたことや、露出量だけを訴求すると軽く見られてしまう懸念があります。
広報担当者の実績に差が表れるのは、地味なことだと思います。しかしこの地味な実務に”どれだけ拘りを持って、柔軟に対応したか”とても重要なことに思います。
例えば、
・記者との付き合い方(付き合い方、アプローチの仕方や工夫)
単に知っている記者が多くとも、記者は常に入れ替わるため、”付き合い方が重要”
・メディア対応で心掛けていること
どれだけ迅速に的確に対応していたか、どういうケースでどの様な切り口で情報提供したか
・ニュース性向上力
ニュース性を向上させるための工夫、どういう切り口を掛け合わせたか
・日頃のスキルアップの取り組み
広報担当に必要なのは吸収力と柔軟性。この取り組みによって将来性に差が出る
・HPやブログなどへの迅速かつ的確な対応
Webツールは今や京強力な武器であり、どれだけ生かし顧客や一般から評価されてきたか
加えてリスクヘッジの認識や回避策も重要
・協力者とのコミュニケーション
企業広報の大半は社内調整。どう適任者を発掘し、味方につけたか
これらは今皆さんがされている当たり前のことです。”華がない”、”大きなことを言いたい”と思うのは間違いであり、この当たり前のことをどれだけ拘りを持って柔軟に対応しているということが広報担当者の真価が問われるのだと思います。大きな担当をしていないと言うことで卑下する必要も全くないと言えます。
特に転職などを考えていなくとも、時々第三者的な視点で自身を見つめ直し、課題を抽出してみるのも大事な点だと思います。
クリックをお願いします!
新人AD堀君に学ぶ広報術
既に完全にブレークしてしまい、書くタイミングを逸している感はあるが、テレビ朝日の「シルシルミシル」のADである堀君から学べることを書きたい。
「シルシルミシル」と言う番組の中で、お初を調べるコーナーがある。例えばラーメンが有名な地区があれば、1軒1軒そのお店のお勧めメニューを食べ、その店舗よりも早くから営業をしていたと思われる店を紹介してもらい、次々に店舗を廻ることで、最初に店を出したところを調べるというものである。
このコーナーを始めるにあたり、予算削減の折からレポーター役にギャラが発生するタレントを使わず、身内で対応すべく、ちょうど新人であったADである堀君を使おうと言うことになったらしい。
決して、彼の何とも言えぬぎこちない仕草やウミガメの様な顔立ちから、何とかこのキャラを生かしてタレントとして売り出そうとした訳ではない事が非常に重要な点である。恐らく”売り出したい”という想いが制作サイドにあったとしたら、現在のブレーク振りはなかったのではないかと推測する。
要は、売りたいがために余りにも直接的なメッセージや表現をすることはかえって逆効果になることが多く、自然体を見せることで受け入れられ易くなり、結果評価されることもあるのではないかと最近特に痛感する事が多い。
売りたい、集めたいから連呼するだけではなく、その情報や手法が相手にとってどう受け取られているかを認識することが重要なのではないだろうか。
また単なる深夜番組であっても広報的に学べることは多々ある。広報マンの価値は、「如何に多くの引き出しを持っているか」だと言われているが、単に大きな案件を手掛けることだけを考えるのではなく、身近なところにも学ぶべき素材は点在しており、常に吸収しようとする姿勢が大事なのではないだろうか。
深夜番組を見てふとそんなことが頭をよぎった今日この頃です。
しかし最近は調子に乗って本までも...。
- とってもおいしいです ~食べ歩きAD堀くんのご当地グルメお初店ガイド 東京編~/テレビ朝日シルシルミシルチーム
- ¥840
- Amazon.co.jp
彼の将来がとっても心配である。

