彼らは異類退治をしていた。
これが神話の「祓い」。
二柱は、祓いの神、住吉神と瀬織津姫なのだ。
★前の記事
★目次
☆1 イザナギ神とイザナミ神
イザナギ神とイザナミ神
☆ イザナミ神を追って、イザナギ神が黄泉の国<イザナギ黄泉へ>
☆ 黄泉との境に大岩を立てる<黄泉の大岩>
神話の神は、二柱の天照、饒速日命と御炊屋姫に集約される。
筑紫では高良神と神功皇后となる。
彼らの「祓い」と神話の対比
以下の記事より、この場面に関係あるものだけ抜粋。
1 筑紫で異類が暴れまわる
☆ イザナミ神、カグツチ命を産み亡くなる
☆7 <須佐之男命による高天原の災厄>
↓
2 彼らが筑紫へ移動(異類退治の為)
☆2 <イザナギ黄泉へ>
☆34 <神功皇后、筑紫へ>
↓
3 異類退治
☆2 <イザナギ黄泉で襲われる>
☆4 <イザナギの穢れの祓い>
☆37 <神功皇后の熊襲退治>
☆38 <神功皇后の三韓征伐
☆45 <高良神(住吉神)と神功皇后の熊襲退治>
↓
4 退治をした後、結界を張る
☆3 <イザナギ黄泉の大岩>
イザナミ神、亡くなる
イザナミ神は火の神・カグツチ命を産んだことにより亡くなる。
カグツチ命も饒速日命自身。
では、<須佐之男命による高天原の災厄>と同じ意味になる。
「災厄」をもたらす者だ。
彼らは異類退治をしていた。
しかし、神社の由緒では、悪神として祀られている所がほとんど。
退治した者が、退治された者として伝承が変化している。
神話では、「災厄をもたらした者」がそれを防いだ者となる。
*まとめ記事
*筑紫神社の筑紫神は「命尽くし神」を退治した神。
*媛社神社の伝承の悪神(媛古曽神社の神)は、「命尽くし神」を退治した方の神。
さらに彼は、後に隠される男神天照。
その理由付けとして、神話では悪神とされたのだ。
イザナギ神、黄泉の国へ
イザナギ神は、イザナミ神を追って黄泉の国へ。
彼らは大和で出会い、後に筑紫へと移動している。
同神の高良神、宗像神は、筑紫の神なのだ。
その理由は、異類退治の為。
彼女は神功皇后であり、伝承でも熊襲退治の為に筑紫へと向かっていた。
神話ではこれが、イザナギ神の黄泉への訪問になる。
異類のいる地へと向かったことを意味する。
イザナミ神の変わった姿を見て、逃げ出すイザナギ神。
彼女は黄泉醜女などを使い、追わせる。
剣などで払いながら逃げるイザナギ神。
彼らの「異類(熊襲)退治」に当たる。
それは、祓いの対象。
黄泉との境へ。
イザナギ神は「黄泉の大岩」を置き、黄泉の者を防いだ。
これが筑紫にある「熊野道祖神社」。
くなどの神が祀られ、「黄泉」との境になり、結界になっている。
(地図はGooglemap)
これに関わる者は全て彼ら。
「黄泉の大岩」を置き、結界を張ったのは彼らなのだ。
( つづく )
*参考
岩波文庫「日本書紀」
角川文庫「古事記」中村啓信 著
*記事内の考察や写真、イラストなどの使用は著作権のルールに沿ってくださいますようお願いいたします。
*******************************************
X(Twitter)
古代や神のこと、少しずつつぶやきます。
小分けなので分かりやすいかもです
フォローお願いします
https://twitter.com/sakura15335?t=zywdh8uJGIhzvxAk28C_Tg&s=09