遍路4日目、今日は最大の難所焼山寺です。

第12番札所 摩廬山 正寿院 焼山寺(まろざん しょうじゅいん しょうさんじ)へ藤井寺から12.9km

歩き遍路の昔から、「一に焼山、二にお 鶴、三に太龍」といわれ、遍路道の中でも特 に難所であった焼山寺。11番藤井寺からの遍路道は今も残っているが、そこは 徒歩でしか通れず、山道を越えて約6~8 時間もかかるというから、車のない時代のお 遍路さんの苦労が偲ばれる。(文化庁)

昨日、鴨島へ向かう途中の橋で抜かれたカナダ人と朝にバッタリ、互いの健闘を祈って記念撮影。それにしても背が高い、2mはあるか?

だいぶ高度を稼ぎました。

これぞ遍路道、舗装道路を歩くより気持ちが良い。

水大師到着 水を買ってくるのを忘れてしまった為、さほど喉が渇いていないが給水です。

さらに登っていく遍路道

山登りをやってた頃は20kgくらいの荷物を背負って、標準時間の3分の2から走るように2分の1の時間で歩いていたのに、今は9kgの荷物で肩が痛く、早く歩けない。歳のせいか?

長戸庵(ちょうどあん)到着。

ここで一休み。

先客で休んでいた彼は大きなザックだったので持たせてもらったところ20kg以上はありそうな。

野宿ができるようテントやビバーグ用で重い。足が痛いと言っている。

彼は60歳、長野県中野市で定年になったので歩き始めたとのこと。長野なのでちょくちょく山登りなどもしているそうです。それにしても重そうだ。

長戸庵を抜けるとさらに高度が上がり視界が開けてきた。

気持ちの良い尾根道を行きます。

柳水庵(りゅうすいあん)到着

ここの水は冷え冷えで旨かった。

昨日藤井寺で会った80歳の彼が休んでいて、飴をいただいた。

さらに登ると、昨夜は雪が降ったようで白くなっていた

ここが浄蓮庵か?山を登りきるといきなり弘法大師さまが出てきた。

一旦下って集落に出て再度登りです。

焼山寺へあと3.8km

一本杉庵

焼山寺へあと1km

山門が見えた

ここで、昨日買っておいたおにぎりとサンドイッチで昼食です。

昨日出会ったシアトル出身の彼と再会し、彼にはイチゴをいただいた。

焼山寺への途中で出会ったデンマーク人の彼女とも到着をお祝い。

彼女とはこの後、何度も出会うことになった。名前は「ナナ」

歩くのが早いので「ウルトラセブン」と名付け、意味を伝えました。

下山途中の杖杉庵

鍋岩に到着。本来ならこの近くの宿に泊まる予定だったが、満室とのことなのでさらに下ります。

11番藤井寺近くの吉野旅館に泊まると、山を下らずに山道を行ったところの植村旅館まで荷物を運んでくれるとのこと。

空荷で歩けば行けそうですが、植村旅館まではちょっと距離がありすぎるので、荷物を持って歩くと夜になってしまいそうなので、山道はあきらめて麓の道を行くことにします。

1番から2番に行く途中で出会った愛知県から来た彼は吉野旅館に泊まり、荷物を運んでもらい、植村旅館に泊まるとのこと。

猫が100mくらいついてきた

一休み

焼山寺から5km下りました。

さらに道を下って今晩の宿に到着。

本来なら山コースで次の大日寺へ向かう予定でしたが、麓まで下りたので、腿の付け根と肩が痛いので明日はバス移動にするか

しゃれた宿です。

窓が川の方へ大きく広がっているので開放感があり、気持ちよい部屋です。

食堂でドイツ人のフランクと再会です。

彼とはどこで会ったか忘れてしまったが、何度もあっているので、無事下山を祝いビールと日本酒で乾杯。

彼はガルミッシュパルテキヘンの近く出身だったので、ガルミッシュの山に登ったことなどを話した。

ドイツに来たら旨いビールをごちそうしてくれるとのこと。

洗濯機は無料でした

明日の出発が早いので、朝ごはんにとおにぎりを用意してくれました。

明後日の宿は予定通り徳島市内のビジネスホテルの予約が取れた。これで安心。

本日は24.51km、37,174歩でした。