週刊文春が、先週もタマホーム社長のコロナに関する言動を報じています。
昨年、新型コロナ流行が始まった頃に、お湯を飲めばコロナウイルスが死ぬなど様々な迷信が流布されましたが、それを信じてしまったのでしょう。
ある意味社員想いの社長さんですが、温室育ちの2代目で、経営者の資質が高くないのかもしれません。経営者には温情だけでなく、冷静冷徹な視線も必要です。
ただ、あくまで昨年春時点の話であって、現在も会社としてワクチンの接種を禁止している、感染予防対策をさせないという話ではありません。
飲み会を推奨したのも、おそらく昨年の話でしょう。昨年夏頃は飲みに出ている人も多く、秋にはGOTO Eatキャンペーンがされていました。(GOTO Eatはその後の感染拡大の一因となりましたが。)
文春には社長に対する過剰な敬語の話も出てきますが、オーナー一族は大株主でもありますので、致し方ない面もあるでしょう。
例えば昨年2月の動画では、玉木氏はこう語っている。
〈ある学者さんから聞いた話ですが、新型コロナウイルスはマイコプラズマの菌に、エボラとHIV、いわゆるエイズですね、エイズの菌を混ぜて作ったウイルスだと言われております〉
また昨年4月の動画では、こう語っている。
〈「コロナになったら死ぬんじゃないか」とかですね、不安になっていると思います。そういう時どうすればいいか。秘密の言葉を、こっそりと教えたいと思います。それは「大丈夫、大丈夫」ということです。「大丈夫、大丈夫」。心の中とか、自分に向かって、家族に向かって、『大丈夫、大丈夫。大丈夫、大丈夫。大丈夫、大丈夫』と言うと、本当に大丈夫になってきます〉
他にも、「人づくり部」(人事部署)が昨年、社内メールで社員に対してこう呼びかけている。
「コロナは耐熱性に乏しく、26―27度の温度で殺傷」
〈コロナウィルスは非常に熱に弱いことがわかりました。耐熱性に乏しく、26―27度の温度で殺傷します。(略)外出時も暖かいお茶などをポットで持ち歩いて飲んで下さい。※ポットを持って出かけられない時は、出先で熱いお湯や白湯を調達して頻繁に飲むようにしてください〉
以下は、7/29タマホームのプレスリリースです。
新型コロナウイルス感染症に関する医学的知見が確立していなかった状況において、危険性について警鐘を鳴らし、徹底した感染防止対策を呼びかける趣旨で発信したとのことです。
https://www.tamahome.jp/qkeioebqx4/wp-content/uploads/2021/07/0729.pdf
このたびは一部週刊誌による報道で、弊社の事業活動にご理解・ご支援いただいている多くの皆様に多大なご心配・ご迷惑をおかけし、心よりお詫び申し上げます。
2021年7月29日発売の「週刊文春」および7月28日付の「文春オンライン」において、弊社および弊社代表取締役社長に対し、誤った印象を与える記事(以下、本件記事)が掲載されております。
弊社は、2020年1月より本社に対策本部を設置し、新型コロナウイルス感染症の拡大および感染拡大に伴う影響を最小限に止めるための対応および情報収集に努めてまいりました。本件記事においては、同年2月及び同年4月の弊社代表取締役社長の従業員向けメッセージが引用されております。同年2月のメッセージは、当時、新型コロナウイルス感染症に関する医学的知見が確立していなかった状況において、その危険性について警鐘を鳴らし、徹底した感染防止対策をとっていただくよう呼びかける趣旨で発信されました。また、同年4月のメッセージは、感染者が拡大し、初回の緊急事態宣言が発令される中で、不安を感じている従業員を少しでも安心させたいとの考えから発信されました。