母のことを

一生大事にしたい、

 

 

母は

私たちを

本当に

大事にしてくれたから。

 

 

 

 

が、

 

 

 

その思いに

立ち塞がる壁が

一つ。

 

 

私たち(介護者)自身の

加齢問題 滝汗

 

 

 

20代で介護を始めたころは

元気いっぱいキラキラ

怖いもの知らずダッシュ

 

 

ですが、

父が老い、

私たち

子どもたちも

頑丈な歳では

なくなってきました ガーン

 

 

ということで、

 

 

いつでも

家族内で

何か起こったときに

すぐに対処できるように

ショートステイ

を探すことにしましたピンク薔薇

 

 

 

色々な希望条件はあるけど、

 

 

心の中で思っていることは…

 

 

 

「母を『お姫様』

のように 大切に

してくれるところ」

 

 

 

(もちろん

ケアマネージャーさんや

施設の方には

言いませんニコニコ)

 

 

さぁ、

母のため

家族のため

最高のショートステイを

見つけよう!!

 

 

 

 

 

image

 

 

 

 



 

 

チューリップ黄アメトピ掲載記事チューリップ黄

 十年 <認知症とは>

 

 


前回①の続きです。

 

 

母の介護の中で

認知症を患っている人と

コミュニケーションを

スムーズにいかすため

話す「速度」大切さに

気づいたと書きましたが、

 

 

介護だけではない場所で

この経験が生かされました虹

 

 

それが

 

 

保育園の

1歳児クラス立ち上がる笑い

 

 

保育園の1歳児クラスは

だいたい

2歳前後の園児たちが

多いですが、

 

 

皆言葉はまだたどたどしい

可愛い状態ですラブラブ

 

 

保育士はできるだけ

彼らが

分かりやすい簡単な言葉、

もしくは

教育上少しレベルをあげた言葉で

話すように努力をしていますが、

 

 

意外に

会話の スピード

は気にしていないです汗うさぎ

 

 

クラス全体に話すときは

もちろん

大きな声で

ゆっくり確実にしゃべりますが、

 

 

私が見ている限り、

個人のやり取りでは

一般のスピードで

話かけています。

 

 

 

 

 

 

ある日、

母のことで

会話のスピードを変えていた私は

家庭での癖が抜けきれず、

知らず知らずのうちに

自分が担当している園児たちにも

ゆっくり 話をしていました。

 

 

すると

不思議なことに、

 

 

こどもたちが

いつもより

私の言うことを

しっかり理解して

行動してくれる

ではありませんか!びっくり

 

 

しかも

よく話しかけにきてくれて

明らかに

会話を楽しんでいるのです

 

 

 

 

 

相手に伝わるように

話すことって

年齢に関係なく

大切なことだと

感じましたヒマワリ

 

 

 

それ以降、

私の一番の推しの動物は

 

ナマケモノ

 

です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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 十年 <認知症とは>

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

長年の母の介護で

後悔していることは

山ほどありますが、

 

 

その中でも

大分後悔してることが

あります。

 

 

 

 

それは

母に話かける

 

 

速度。

 

 

 

 

母が認知症末期に入ってから、

たまたま読んだ

認知症に関する本の中で

 

 

「認知症の人は

話される速度が速いと

理解ができない」

 

 

とあって、

 

 

認知症の初期の段階で

家族や友人との

コミュニケーション中に

 

 

本人は

話の内容が

分からないと焦り、

 

 

まわりから怪訝な顔をされたり

怒られたりしないように

 

 

わざと

分かった振り

をしたりするので、

 

 

話かけている側は

いつものスピードで話続けて

しまうそうです。

 

 

速度かぁ…ショボーン

 

 

盲点でした。

 

 

耳が遠い高齢者の方に

大きな声で話かけている人は

よく見かけますが、

話のスピードこそ重要だったとは。

 

 

母は若年性で

見た目が全く高齢では

なかったからかもしれませんが、

 

 

私は

いつも

同じスピードで話かけていましたえーん

 

 

知識がなかったとはいえ、

可哀想なことをしたな

と思っています。

 

 

 

その本を読んでから

できるだけ

母の脳が理解してくれそうな

速度で話かけていますが、

 

 

やはり

母の反応

が違う気がします気づき

 

 

分かっているのか

分かっていないのか

分かりませんが、

 

 

なんだか

安心して

こちらの話をじっと

聴いてくれているような

気がします照れ

 

 

 

 

 

しかも、

この苦い経験が

思わぬところで

役に立つことに…

 

 

次回、速度②  に続きます。

 

 

 

 

 

 

 

母に食事をさせる前は
必ず消毒をしてもらいます。
 
 
と言っても、
母は自分でできるわけではないので
いつも私がスプレーを持ってきて
 
 
「今から消毒液かけるよ〜」
 
 
と言いながら、
自分の片手で持ち上げた母の両手に
スプレーしています。
 
 
母は言葉の意味が分かっていないのか
いつも消毒をかけられる前に
ボーとしていて、
消毒をかけられると
突然ビクッと体を動かします。
 
 
私はそれを見て
いつも
 
 
「(冷たいものをかけられて)
驚いているんだなぁ〜」
 
 
と思っていました。
 
 
ところがある調子のいい日、
デイサービスから帰ってきた後に
いつものように消毒をかけると
 
 
母は
ビクッと体を動かして
一言。
 
 
 
「こわかったぁ…」
 
 
 
私は
その言葉を聞いて
ハッとしました。
 

今まで長年驚きだと思っていた
母の感情は、
実は驚きではなくて
恐怖を感じていたのだと。
 
 
確かに
私だって
自分の世界に入っているときに
知らない誰かに
何か分からないものを
手にふりかけられたら
恐怖心を感じるでしょう。
 
 
私はこれまでも
認知症の人から見た世界のことを
教えられてきたけれど
 
 
まだまだ
母の気持ちを分かっていなかったんだなぁ
と反省した出来事でした。
 
 
 
 
 
 
 

 




チューリップ黄アメトピ掲載記事チューリップ黄

 十年 <認知症とは>














実家までは家から

自転車で10分ほどにあり、

母の介護のために

毎日通っていますが、

その道の途中に

小さなスーパーがあります。

 

住宅街のど真ん中にあるそのお店を

高齢の人たちが多く利用していますが、

レジを通った後に

買った物数品を

マイバッグに入れ忘れて

台に置いたまま帰ろうとする方たちを

ときどき見かけることがあります。

 

その際は

居合わせた人たちと声をかけ合って、

その品の主を探したり追いかけたりして

いつも助け合っていますが、

 

昨日

実は私もある物を忘れてしまっていて…

 

 

 

それは、 手袋 

 

 

 

しかも義理の母より贈られた、

決して替えのきかないもの 滝汗

 

スーパーを出ようとしたときに

店員さんが追いかけて来てくれました。

冷や汗をかきながら

心から感謝を述べると、

遠くに立っていた

一人の高齢の婦人の方を指されて

その人が気づいてくれたとのことでした。

 

その方にもお礼を言いに行き、

店員さんと一緒に

笑顔で送り出してもらいました。

 

いつも追いかける側の自分が

まさか当事者になるとは

思っていなかったので、

善意ある人たちに囲まれて

暮らしていることに

嬉しさと人の温かさを感じた出来事でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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 十年 <認知症とは>












 

前回の 父娘① の続きです。

 



 

調査員さんが私たちに

突然涙を見せた理由は、

私と母の様子を見ているうちに、

10年前に亡くなった

彼女のお父さんを

思い出したからでした。

 


彼女の話によると、

お父さんと彼女はとても仲が良くて、

お母さんが厳しくて

母娘関係が良好でなかった分、

優しいお父さんが彼女は大好きで、

ずっと"お父さんっ子"だったとのことです。

 


お父さんが病気になってしまって

亡くなる直前に

病院でお父さんの痛みを

少しでも和らげてあげたかったそうですが、

足を撫でることしかできなかったこと、

そんなことしかできない自身の不甲斐なさ、

そして

大切なお父さんを亡くした後

辛さを癒すのに

10年の年月がかかったことを、

調査員さんは語りました。


 

母親への愛情を示される人の数が

圧倒的に多い中で

こんなに慕われ続けている

彼女のお父さんは

どんな素敵な父親だったのだろう、

と感動と共に尊敬の念が

込み上げて来ました。

 

 


 

 

 

 

 

 

 

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我が家は在宅介護をしているため、

介護度の見直しのときは

介護認定の前に調査員の人が

定期的に家に来ます。

 

調査と言っても、

母は認知症の末期で、

うんともすんとも

答えられないので、

いつも私が代わりに質問に答えるのですが、

直近で来られた調査員の人が

(調査員の人は毎回違います)

とても印象に残りました。

 

その人は小柄で優しそうな、

50代から60代くらいの女性でした。

 

終始笑顔で母について質問を

していましたが、

全ての項目の質問を終えたとき、

感極まったかのように

急に涙ぐまれたのです。

 

突然のことだったのと、

それまでの事務的な会話の中に

感動的な部分など一切なかったので

彼女の涙に困惑していたのですが、

実はその調査員さん

以前彼女にとってとても大切な人を

亡くされたとのことで…

 

 

話が少し長くなりますので、

続きは次回に。父娘②

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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 十年 <認知症とは>

 

 

 

 

以前にも書きましたが、

母はドライブ好きです。

 

今日は病院から自宅に

介護タクシーで帰る途中、

車窓に流れる景色を

母は機嫌良く

じっと見つめていました。

 

ある景色を見た時、

急に母が

「あっ」

と、大きな声を出しました。

 

驚いて車外を見ると

母がいつも通っている

デイサービスの建物が

見えました。

 

偶然かもしれませんが、

もしかして分かっているのかなぁ、

と嬉しくなりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

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 十年 <認知症とは>

 

 

 

 

 

 



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久しぶりに母に会いに、

母のお姉さんとお兄さんと

お義姉さんが、

他府県から来ました。

 

母の前回の定期入院が

予想以上に長引いてしまったため

(骨折と発熱)、

約束していた日より大分日にちが

延びてしまったにもかかわらず、

寒い中来られました。

 

三人とも70歳を越えていて

足腰など心配でしたが、

お元気で安心しました。

 

何より、

兄妹間の懐かしい話を

聴きながら、

長い年月が経っても

変わらずにこのように

仲が良い兄妹の間柄に、

亡くなった祖母の陰の労苦

思い出されました。

 

母を含めて

四人にはいつまでも

朗らかに健康で

過ごしていて欲しいです。

 

 

 

 

 

 

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 十年 <認知症とは>

 

 

 

 





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認知症になると、

何にもできない、

まわりに迷惑がかかる、

と、思っている人は多いようです。

 

私も母がいなければ、

そう思っていたと思います。

 

 

しかし、母にしかできないことがあります。

 

それは、

 

喧嘩の仲裁。

 

 

家族間の喧嘩もですが、

社会の中で起こる喧嘩も仲裁してくれます。

 

 

ある日、母の退院時に

介護タクシーを予約しましたが、

いくら待っても来ません。

 

実は、そのタクシー会社、

遅れてくるのが、その日で3回目でした。

電話を何度もしましたが、

電話対応に出られた方も

「タクシーの運転手に電話をかけていますが、

出なくて…」と、困っていました。

 

寒い日だったため、母の体調のこともあり、

一分でも早く来て欲しかったのですが、

結局30分ほど遅れてやってきました。

 

遅れた理由を聞きましたが、

「すみません」を繰り返すだけなので、

母を安全に帰すことを優先させました。

 

 

車内の空気は最悪でした。

 

 

(色々言いたいけれど、

何か言って、焦った運転手が

事故でも起こしたら命に関わるし)

と、心の中で葛藤している私と、

30分も遅刻してしまった上、無言の私に、

何も言えない運転手。

 

 

ピリついた空気の中、

 

 

突然、

 

きゃははははは!

 

と、母が笑い始めました。

 

 

何のこともありません。

母はドライブが大好きなのです。

 

ですので、空気を読まず、

嬉しくなって、声をあげたのです。

 

私は

(もう、お母さん!

私、運転手にすごく怒ってるんだから、

静かにしていてよ!むかつき)

と、思いましたが、

 

母は、

きゃはは!きゃはははは!爆  笑笑い

と、ずっと笑い続けました。

 

その嬉しそうな声を聞き続けていると、

だんだん、怒っていた心が削がれて、

「ま、いっか」

という気持ちになってきました。

 

家に着くころには、

母は満面の笑顔で、

私の心も穏やかで、

運転手も張りつめた空気が柔らかくなったことに

ほっとしたようでした。

(後にタクシー会社から謝罪があり、

理由は、運転手の「勘違い」だったとのこと)

 

 

 

母は空気を読みません。

 

でも、母以上に、

私たちの心を癒してくれたり、

穏やかにしたりしてくれる人は

この世にいません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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 十年 <認知症とは>

 
 
 
 
 

 




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