実家までは家から
自転車で10分ほどにあり、
母の介護のために
毎日通っていますが、
その道の途中に
小さなスーパーがあります。
住宅街のど真ん中にあるそのお店を
高齢の人たちが多く利用していますが、
レジを通った後に
買った物数品を
マイバッグに入れ忘れて
台に置いたまま帰ろうとする方たちを
ときどき見かけることがあります。
その際は
居合わせた人たちと声をかけ合って、
その品の主を探したり追いかけたりして
いつも助け合っていますが、
昨日
実は私もある物を忘れてしまっていて…
それは、 手袋 。
しかも義理の母より贈られた、
決して替えのきかないもの
スーパーを出ようとしたときに
店員さんが追いかけて来てくれました。
冷や汗をかきながら
心から感謝を述べると、
遠くに立っていた
一人の高齢の婦人の方を指されて
その人が気づいてくれたとのことでした。
その方にもお礼を言いに行き、
店員さんと一緒に
笑顔で送り出してもらいました。
いつも追いかける側の自分が
まさか当事者になるとは
思っていなかったので、
善意ある人たちに囲まれて
暮らしていることに
嬉しさと人の温かさを感じた出来事でした。
アメトピ掲載記事