長年の母の介護で

後悔していることは

山ほどありますが、

 

 

その中でも

大分後悔してることが

あります。

 

 

 

 

それは

母に話かける

 

 

速度。

 

 

 

 

母が認知症末期に入ってから、

たまたま読んだ

認知症に関する本の中で

 

 

「認知症の人は

話される速度が速いと

理解ができない」

 

 

とあって、

 

 

認知症の初期の段階で

家族や友人との

コミュニケーション中に

 

 

本人は

話の内容が

分からないと焦り、

 

 

まわりから怪訝な顔をされたり

怒られたりしないように

 

 

わざと

分かった振り

をしたりするので、

 

 

話かけている側は

いつものスピードで話続けて

しまうそうです。

 

 

速度かぁ…ショボーン

 

 

盲点でした。

 

 

耳が遠い高齢者の方に

大きな声で話かけている人は

よく見かけますが、

話のスピードこそ重要だったとは。

 

 

母は若年性で

見た目が全く高齢では

なかったからかもしれませんが、

 

 

私は

いつも

同じスピードで話かけていましたえーん

 

 

知識がなかったとはいえ、

可哀想なことをしたな

と思っています。

 

 

 

その本を読んでから

できるだけ

母の脳が理解してくれそうな

速度で話かけていますが、

 

 

やはり

母の反応

が違う気がします気づき

 

 

分かっているのか

分かっていないのか

分かりませんが、

 

 

なんだか

安心して

こちらの話をじっと

聴いてくれているような

気がします照れ

 

 

 

 

 

しかも、

この苦い経験が

思わぬところで

役に立つことに…

 

 

次回、速度②  に続きます。