発達障害児の常時皮膚の痛みは、慢性痛?! | 王様日記 〜発達障害の息子話

王様日記 〜発達障害の息子話

ADHAと発達性協調運動障害、アスペルガー、LD(書字障害)の小5長男。
小1の次男は、発達性協調運動障害、LD(読字障害、計算障害)予備軍を兄との訓練のノウハウで予防中。
身体訓練、勉強、ソーシャルスキルの獲得の為、
母の観察、実験、考察のブログ。

久しぶりの読書記録。

長男が、いつも皮膚からチクチク痛みを感じていたって事に気がついて、
痛みを感じるって、仕組みは思ってたよりずっと複雑で、色々な要素に左右されるってのが、一つ。

なんせ、骨折してても、命の関わる緊急事態だと、痛みは感じない事もあるし。

切断した足の痛みを感じる事もある(幻肢痛)んだからねw

読んでわかったのは、
痛みの受容体と、伝わり方も痛みの種類によって違う。

痛みと同じ受容機関の刺激で回避出来る痛みもある。

つまり、『いたい いたい は、飛んでけ〜!』って、痛み付近を摩るのは、
『痛みを感じてる受容体に
痛み以外の刺激を認知させる』って言う、
理にかなった行動なんだね。

痛みの感じ方からも、長男は、神経から来てる痛みって分類も出来た。

まぁ、『神経発達症』って言われるくらいだしね。

神経系の発達途上なんだろうか?!

この3冊は、痛みに関する機関とシステムが学べた感じ。

それにしても、我が家はほぼ毎日ストレッチの際、マッサージも伴ってるので、毎日『いたいいたいは、飛んでけ〜』ってしてるはずなのになぁ。。

って、思いながら読み始めているのが、これ↓

脳の可塑性に関しては、別の脳本でざっくり知ってたし、
そもそも、我が家ストレッチのベースはここから来てる。

『脳に動いてない所の刺激を送り続ける事で、脳が作り変わる時にそこの回路を作ってもらう』って考えね。

脳のマップってのは、ざっくりあるんだけど、
明確な区分はなくて、
よく使われる回路は、細かく整備されていくが、
使わない回路は、省力されたり、失われていく。

脳は、結構頻繁に少しづつ常に細胞が死んだり、新しくなったりしていて、
そこの引き継ぎの際に、よく使うところを引き継いで、そうじゃない所を、引き継ぎやめたりするのね。

→だから、伸びれてない筋肉を見つけて、最大に伸びてる状態の体勢で、母が押したり揉んだり負荷をかけて、刺激を送り続けるのを頻繁にやる事でそこの筋肉がどんどん伸びれる様になってくるのね。

→だから、漢字や英単語もある程度の書き写し期間を設ければ、覚えれたりするし、
それを徐々に増やしていけば、単純な記憶力もつけれる。

次男の言語障害もこれを長男より長くやっていくってだけ。

スモールステップでって事ね。

理解や記憶に関しては、8割出来る所から始めないと、本当に進まなくて時間の無駄になるので、
急がば回れで、何歳でも幼稚園レベルからでも戻った方がいい。

→だから、コミュニケーションもアニメからたくさんの場面を解説して、インプットさせていく事で学んでいける。

→老化も使わなかった顔の筋肉や身体の筋肉を普段使わない方向に動かして、一つ一つを目一杯伸ばしていくだけで、浮腫み知らず、疲れも取れて起きたら3秒で動ける元気な身体。
運動してないのに、いつでも良く動ける身体を保てます。

我が家の療育と母の老化防止政策は、脳の可塑性を利用したカリキュラムが多い。

この脳本で挙げられた例は、
痛みを講義していた専門家が事故で慢性痛を体験して、脳の可塑性を利用して、慢性痛から脱却。

それを治療法として、他の患者も治っていくっていう所までしか読んでませんが、
まだまだ本の初期段階ですw

それでも、十分収穫がありました。

慢性痛ってのは、脳が『痛みスィッチ オン』にして、そのまま引き継ぎをするので、
常に『痛みスィッチ オン』が当たり前になって、
『痛みスィッチ オフ』にするのを忘れてる。
または、『痛みスィッチ オン』になってるという存在自体を忘れてるって感じです。

これって、我が家式ストレッチで過緊張の子に脱力を教えるのに、似ています。
『筋肉スィッチ オフ』の状態を実況中継して教えて、『筋肉スィッチ オフ』=脱力の仕方を教えるのです。

まず、現状が『スィッチ オン』である事を確認して、『スィッチ オフ』理想の状態をより具体的に想像する。

我が家式のストレッチの場合は、先に骨格についてる筋肉の画像を見せて、「ここの筋肉を伸ばして、ふわふわにするよ」ってイメージさせます。

筋肉は外からも押して刺激を送ったり、
前後の関節を不規則に動かして、脳を混乱させてスィッチを操作を無効化させたり、細かい振動で力を入れにくい状況を作っていくと、一瞬『筋肉スィッチ 無効化』する時があるんです。

そこで「今!力抜けたよ!あ。入っちゃった。
…今、抜けてる!!いいよそのまま入れないで!」と、実況中継する事で、

『筋肉スィッチ オフ』の状況を脳に覚えさせて、
自分でスィッチを操作出来る事を思い出させるのが、過緊張を脱力させる方法です。

脳が脱力状態をコントロール出来るまで、3日〜1週間くらい。
まぁ、その日から治る時もあります。

慢性痛の場合は、痛みがある時の脳の状態のMR画像と理想的な痛みのない脳のMR画像を見比べながら、自分の脳の痛みを感じてる場所の電気を消してくイメージだそうです。

直接アプローチより、効果は遅いみたいで、
始めから痛みが消える事はなく、
痛みが和らぐ期間も再発する期間も経て、
2ヶ月〜半年で終息するそうです。

長男に当てはめると、
小3の時、交通事故で軽トラックが脛に乗ったまま、停車されて、
電話を受けた母は、状況把握の為に、長男に立てるか試させている。
(痛みに晒さない方が慢性痛になりにくい)

骨にヒビが入ったくらいだったが、
右側の脛内側の半分くらいの範囲と肘が、アスファルトとの摩擦で肉が露わになっていて、

毎日そこの膿を洗い取らないといけないらしく、30分ほどシャワーで叫び声を上げながら、肉を直接洗うって修行を入院中3週間、家でも1週間は叫んでたので、

通算1ヶ月は、毎日痛みに晒されていた訳だ。

脳が『痛みスィッチ オン』を状態化していても不思議じゃない訳だ。

長男に聞いても、「そういえば、事故後からかもしれない〜」との事で、
今は、チクチク痛みを感じたら、そこのスィッチ を切る様に心がけてるそうだ。

治るのは、半年後かな?w

この本は、発達障害の一部にも効果があるとして、本の後半は、発達障害へのアプローチになってます。

読み進めて行くのが楽しみ✨