前回からの続き。
3年に渡って、兄弟から、現金を盗まれてる母w
感情に任せて説教しても、突き放しても、
泣いて同情誘っても、頻繁に盗まれるもので、
お金を手っ取り早く稼げる完全歩合制給料に変えて、
長男は、落ち着いていたが、
夏休みの携帯没収が効いて、『もしも金1万円』をゲームプリペイドカードに使われ、
次男には、忙しくてずさんになってた財布(一応ロフトベットで、見えないところに投げ入れてた)から、¥5000お菓子とカップラーメンに使われる。
長男には、勉強せず、ゲームの大会に出るって生活案は、却下され。
勉強したいと言われ。
次男にも、食事制限解除しようと提案しても、
暴食によりアレルギーが出ているから、食事制限したいと言われ。
行動とお願いが真逆の兄弟達w
はっきりうんざりですが、
見捨てていい事はないってのを、少年犯罪ものの本で読んでたので、
では、何を変えようかと、考え、読んだ本より家族会議で、新しい習慣を取り入れる相談をします。
まずは、目標を確認。
長男(高1)→勉強して、学者になりたい。ゲームは二の次。
次男(小6)→夜尿症も、腎臓(尿タンパクが出てる)も、アレルギー(花粉、たまーに喘息)があるので、ちゃんと治す為に食事制限したい。
長男アスペルガーは、、説教中は、左脳優位になり、
顔の表情も変わらないし、謝る言葉も決まった定型文。
いい加減にそこは変えないといけない。
反省だけ上手になるのが良くないので、
自分に言い訳作戦を試します。(内観療法というそうです)
別な人が聞き役だったり、手紙を書くと言いそうですが、うちはワンオペ育児なので、
母は何言っても怒らないから、まずは、素直に色々吐露する事から始めようか!
っと、まず、母に謝ってみよう!
長男「お母さんのお金を盗んでしまって、本当にすいません。」
母「じゃあ、君の中の母ならなんて答えるかな?!」
長男「わからない」
母「なんでもいいよ!君の考える母でいいから!
否定する気はないからさ」
長男「許さない」
チーンw
続かない。
本では、言い訳をすると、その言い訳のどこの部分かにフォーカスして話を続けていくので、
その子のフォーカスしてる考えが見える感じだったのにw
母「いやいや!あんた、何回盗んでんの?!
今回、初めてじゃないでしょうが!
それでも、ちゃんと話し合って、いい関係に戻ってやって行ったでしょう?!」
長男「じゃあ、お年玉で2倍で返して」
母「…わかった。
たしかに、今まで、『次やったら、もう、追い出す!!』って、勢いで話して、脅して終わってたけどさ。
安心して!
たとえ犯罪者になっても、うちの子として生まれて育てたから、捨てれるもんじゃないから。
一緒に一生苦しんでやるよ!
で、お母さんは、これから、国立大とは言え、
君達の希望の大学(院も含めて)多分、
1200万くらいを君達が借金しなくて済むように、仕事を詰め詰めで、働きます(完全歩合性フリーランス)!!
それで、家族旅行も行けるくらい、めっちゃ働きます!
で、君達から、盗まれたお金も母が作った子育て環境が悪いと!
働きまくって、寂しいせいだと。
母のせいって事で、飲み込みます!
君達にマイナスはかけさせません!
どうだ?!?!」
一応、ウルウル泣いてましたがね。
感情はすぐ忘れるので信じませんよw
母「小さくて、目標意識のない君達を療育の為に、本気で取り組ませる為に、自立しなきゃいけないって。
一人で生きてかなきゃいけないって、
突き放していかないと、取り組めなかったものでね。
頑張らないと母に捨てられる意識あるだろうけど、今は、やればある程度なんでも出来る様になった経験あるからね。
両手捕まって片足立ち出来なかったり、トランポリンも跳べない小学生が、幅跳びでクラス1位取ったり、短距離走に選ばれたりしてる訳だしね。
次男も出来なかった漢字や英語覚えるのも出来るようになってきたしね。
あとは、これをどういう方向に使うかだね。
使わないって、選択肢も有りで、引き篭もるなら、母と一緒に自給自足生活についてきてもいいよ(老後は山籠りが希望)。
死んだら、財産なんかないから、そこからは、お任せしかないんだけどね。
それでもいいか〜って思ってるよw
他の人じゃ出来ない趣味の共有率高いし、たとえ頑張らない人生を選択しても、結構楽しくやっていけるよw
まぁ、何歳からやり始めても出来ない事はないけど、日本の就職には、新卒信仰があるから、
学歴はそれまでに稼いでおかないと、
なれない職や地位は確実にあるけどね。
でも、中途半端な資格より、農業、漁業林業は、AIに取られない職だし、学歴もなくていい。
そもそも自然好きな君達にはいい仕事だよ。
無理して、行為障害起こしてまで学歴目指さなくていいと思うよ。
心を壊すなら、学歴あっても結局何にもならないからね」
出来るだけ、どっちも楽しいって方向で将来を選んで欲しい。
結局、兄弟共に、勉強は続けて行くつもりだし、
食事制限も続けたいそうだ。
『安心感』…は、まだ、足りないと思うが、
『目標』は再確認出来た。
で、今回、本を読んで試したかったのが、
内観療法から、第三者的視点で自分を見るですが、そこまでいけなかったので、これは、別なタイミングで試したいと思う。
次に、計画を立てて、想定される誘惑の回避策をよりリアルに感情を持って、ロールプレイングする。
内面の話なので、アスペルガーの頭の中に感情的に想定出来るかは、不安しかないけどねw
これは母は、小学生の時からよくやっていて、
兄弟達も日常的にやってほしいので、
勉強を始めるタイミングとかで活用してもらう。
始めは上手く行くのが、思い込み強め長男。
長男「お母さん!身体伸ばした後、『勉強戻らないで漫画読もうかな』って、思った時に、
想定してたのと、一緒だ!って思ってね。
ちゃんと戻れたよ!」
携帯完全開放して欲しいのと、
盗んだ申し訳なさから、順調をアピールしてるだけだな〜っと、思いますが、
それでも、想定で一つづつでも良くない事例を潰せるなら、それに越した事はないしね。
是非、続けてもらおう!
次男は、今まで大袋のチョコ(カカオ70%)を、
今まで、1袋ペロッと無くしていたのを、
3回に分けて食べる事に成功✨
初回とはいえ、なかなかの滑り出し✨✨
長男の普段学習でも気になってたのですが、
長男「やった!終わった!」
って、結構短い時間で終わらせるようになったのですが、
母「日々の事を『終わらせる』意識だと、勉強は無駄な時間になる。
「やった!覚えた!」になるように、
取り組まなければならないし、
その為に、母が決めた回数より多く書く事や読む事が必要なら、それをやらなければならない。
『お母さんが3回書けって、言ったから〜』って、言い訳する時あるけど、
あれは、『他律』的であり、他律的のみ従うと、元の目標から、行動がずれて来てしまう。
自分の目標である『大学受験で通用する勉強』を達成するために『自律』的に考えれば、
『3回やる』に意味を持たず、
『覚えたかどうか?!』に意識をおけるようになるね」
『安心感』、『目的意識』、『自律的自己コントロール』、『内省』。。
色々必要な要素を取り入れつつ、
『犯罪を犯したら、母を悲しませるなぁ』って、
最後のストッパーになれる存在でいる事が大事なんだな。
だから、絶対見捨てちゃいけないのね。