3週間入院。
自宅療養を経て、学校の送り迎えをした9月上旬。
9月中旬から一人で行き帰り出来るようになり、歩いてもいいと言われたので、よく松葉杖を担いで学校に行ってました。
松葉杖の腕前もプロ級になり、踊るように蛇行しながら疾走していました。
調子に乗りすぎて、弟と競争し、縺れて転倒。
肘の傷の半分が肉に戻りパニックをおこしてました。
10月半ばに松葉杖と支えが取れました。
膝下の内側を踵まで幅広く肉が見えていましたが、赤く皮膚が出てきた9月半ばくらいから、痛みを訴える事もなくなってました。
さて、リハビリと言っても入院中の最後の5日間くらいなもので、始め2、3日は、肘を伸ばしにくるだけ。
後半3日間は松葉杖の使い方…というか、松葉杖やらせてるのを一緒に見る程度。
「身体動かすのが不自由なタイプの発達障害児で~」と、アドバイスもらおうとしてみたが、
周りを見ても、ご高齢で動かすのが大変な方々。
「日常は動けるが、精度を人並みに上げたい」は、軽い悩みなのだね。
それでも知識を得たかったが、得られず。
なので、自己流。
IMトレーニングの時に定期的に手を叩けなく、動きがぎこちないソウタに色々試してわかった『根本から動けるようにする』方法は、
①全身脱力したまま大人が関節を大きく動かす。
②自分で同じく1つの関節を大きく動かすが、他の部位を脱力させるように揺らしたり、力入ってる状態と脱力できている状態を教えながら、動かさせる。
③一人で出来るようになるのが慣れれば、負荷をかけてもOK。
夏休み前は、ここまで出来、次は、
④そこそこ筋肉をつける
⑤バランスをとる。力加減出来るようにさせる。
⑥ひねりなど、緩急自在に動きの中で力の大小をいれられる。
で、普通の人と同じく動ける身体になる道筋を考えていたが、この事故。
確実に衰える足。
松葉杖の使い方に固定される上半身。
入院中は、傷が痛くない範囲で
①と②をとことんやらせてました。
とにかく、ありとあらゆる動くパーツをゆっくり動かすのです。
早いと反動を使ってしまうので、ゆっくりと同じスピードがポイントです。
筋が伸び方を忘れないように。
で、松葉杖が取れたら、まずは状況把握。
足の筋肉細い。げっそりしてる。
特に怪我した方。してない方も確実に細くなってる。
添え木の時から足の付け根は動かしてたので、回すのは出来る。意外となんなくクリア。
しかし、しゃがんで足だけで立てない。
日常的にビッコひいてる。
走ってみてビックリ。
都市伝説に出てきそうな腰の曲がったおばあちゃんが走ると、きっとこうなるって走り方ww
大丈夫か?
うちの発達障害児。
これを機に歩き方を矯正する!って思ってたけど、事故後ってこんなに落ちるんだ。。
歩き方を治すなら、2ヶ月が勝負な気がする。
それ以降は癖がついて改善出来ないかもしれない。
ソウタの以前の歩き方は、つま先や足の指の蹴りを一切使わないベタ足ベタぶみ。
踵が上がるって使い方した事ない。
つま先立ちは出来ても小指側に体重がかかり、膝が曲がる。
足首が硬く、伸びれないのだろう。
負荷のない寝てる状態ならよく動くように入院中に練習したが、もうどんどん負荷かけて行こう。
まずはうんこ座りで踵を上げた状態キープ手で支えあり。3分間。
これが全然出来なくてウケるw
手で支えてても転ぶし、1分やったら、死にそうに転がる。
これが出来ないなんて、発達障害、マジでなぞww
はじめの2週間は、1分づつ分割してましたw
3週目終わりには、3分連続で、手の支えも指だけ。支えなしに挑戦してます。
必要筋力が出来たのでしょう。
同時にテーブルに掴まりながら、つま先立ち(スロー)も3週目には支えなしで出来るようになりました。
次は、つま先アヒル歩きに移行してみよう。
以前全然出来なかった腿上げは当初からかなり上がった。
入院中の足の付け根回しのおかげで可動域が広がったようだ。
肘の傷に皮膚が出来てきたので、頭の後ろに手を組ませて左右ひねりながら肘と膝を合わせる腿上げに切り替える。
連携がイマイチだが、すぐなれるだろう。
運動療育で聞いた。
回し蹴り練習も可動域を広げるのにいいだろう。
以前から腹筋背筋はそこそこ出来るのに、押しが弱いのが気になっていて、下半身トレーニングの機会に一緒にやろうと、放置していたが、
『押し』と言えば相撲でしょ!
入院中に『シコふんじゃった』見せて事前イメージ作っておいたしw
ズボンの前にスズランテープを膝丈に垂らし、必ずそれが床に着くようにシコ30回。
慣れてきたら、精度を上げて。腰は落としたまま足を上げさせる。
足全体の筋力アップにゆっくりスクワット30回。
ついでに腕も大回し。
握力というか、指だけの筋力アップに柔らかいボール握り。
これが意外に出来ない。
握ってられないのだ。
ギュって入れて、抜くのは出来る。
『出来る限りの力で握り続ける』は、MAXじゃない力を送り続けるのは、調整能力が必要なのだろう。
あと、指を全部均等に力を入れるのが難しいようだ。
小指と薬指だけ力が入るが、残り3本は全然力めてない。
親指、人差し指、中指が均等に力が入ったのを確認したら、回数を数えるようにした。
3週間後にようやく5本指を意識して握り続けれるようになった。
手首を上げるようにも注意する。
手首を曲げると、指意外に手首、肘、などと連携して力が入る。
手首を上げるとほかのパーツの連携が出来ないので、指だけを鍛えられる。
入院中、指の可動域を広げるのに、指先を左右それぞれにつけて1部分づつ20回回したが、待機の指が力入り過ぎて崩れてしまう。
握りが安定したら、再チャレンジさせてみよう。
運動療育の人と話すと
関節の可動が広く出来てからじゃないといい形に筋力がつかないそうだ。
自己流で、『まずは大きく動かさせる』って、合ってたなぁ。。
私、すごいw
どんな療育法だって、誰かが観察して、試して、調整していったんだ。
「出来るように仕組めるはず!」と前向きに観察して試せば、同じ流れに行き着くのだね。
ちなみに、動けないから漢字を書かせるも上手くいき、今は、朝6時に起きたら、30分ほど運動。15分で漢字50問出来るようになった。
よっぽど寝不足じゃない限りフリーズしないし、書き写しも早くなった。
おかげで、テスト中のボーってしなくなり、点数も良くなり、自信もついてるようだ。
ずっと難点だった『処理速度』があがったじっかんがした。