こんばんは
会うとホッとする心理カウンセラー
ジャージコバ認定カウンセラー
せいちゃんです。
この続き。
揺れる。。。
揺れる。。。
揺れる右は、おじさんの肩が押し付けて
シェービングクリームだろうか臭いが迫ってくる。
揺れる左は、大人の女の人。何だろう、、
桃みたいないい香りがする。
冷房の風は頭の上を駆け抜けるけど
気休めにもならない。
６月の梅雨入り前のこの息苦しさ。
これから３０分かぁ。。。
まだ慣れないブレザーのネクタイと革靴。
押されながらもカッコつける俺、高校１年生。
通学の満員電車は
最寄りの倉岡町口駅を出発する。
高校生になって
田舎の村から
ちょっと都会の町へ電車通学した。
憧れの電車通学。
学校が終われば、コンビニで買い食いできる。
電車に乗って、１つ駅を進めば
テレビで見てたファストフードがある。
中学生のときはほとんど見たことなかった
高校生
駅構内で手をつなぐ人！
友達と話すめちゃめちゃスカートが短い人！
１人、ギターを担ぐ、ピアスした人！
寄り添いすぎ！！な人たち
抱き合ってる！！人たち
えっ！チューしてるやん！！！人たち
多く人が行き交う駅構内には
今まで見たことなかった高校生。
大人に見えて、妖艶に見えて、少し怖くなって
けど、こうやって俺もなっていくのかって
想像できない想像して。
通学電車の駅構内、刺激が思春期を揺さぶる。
俺、高校生。
性欲も強くなり
オナニーもこっそりするけど
いつからか、生活の中にある習慣になっていった。
勉強机の一番下のおっきい引き出しを取り外した下に隠したエロ本。
ビデオの名前に『ビバリーヒルズコップ』って
アクション映画の名前を書いたテープを張り、中身は深夜のちょっとエッチな番組を録画したもの。
そして、エロビデオも見てた。
エロビデオ、、１人でレンタルする勇気もないし
買うお金なんて、その前にそんな度胸ない。
けど、エロビデオを見ることができた。
それは、高校に行く前の春休みだった。
お母さんが
せいー、レンタルビデオ屋さんから延滞の電話来てたから、ちょっとお父さんのカバンの中見て。
えっ？おーん。
ん？ ん！
『湯けむり温泉 イケない禁断若女将物語』
えっ、、これ、エロビデオ。。。
頭が混乱した。
家ではあまりしゃべらないの親父が
勉強ができて賢い父親が
俺をよく他人と比較してた父親が
冗談を言わない父親が
一瞬引いた。ショックだった。
俺なんて追いつかない親父
嫌いだったけど尊敬もしてたから。
親父も見てたのかぁ。。。
こんなことお母さんに言えない。
こんなことお母さんが知ったら悲しむ。
お母さんは怒り出し、喧嘩しだす。
お母さんの声が台所から聞こえる。
どう？あった？
えっ？あっ！おーん。
またB級アクション借りてるわー。
はぁぁ。はーい。早く返すように言うわ。
それから一週間後
たまたま
昼間、家で俺１人。留守番みたいなもので。
ん～
ん～
ん～
ん～
悶々とする。
親父が借りてるエロビデオなんて絶対見るもんか！
親父が借りてるエロビデオなんて絶対見るもんか！
親子で同じエロビデオ見てるってそんな恥ずかしい話ないよ！
親子で同じエロビデオ見てるってそんな恥ずかしい話ないよ！
・・・
・・・
・・・
もしかしたら
親父、またエロビデオ借りてきてるかも。
気がつけば
親父のカバンを開けてた。。。
（クレームは真摯に受け止めます。）
あった！
親父に絶対気づかれてはいけない。
ビデオをセットした。
しかし、、、
中途半端な時間でビデオが止まったまま。
途中でビデオを止めたままかぁ。親父。。
１時間０３分３４秒２２。
この↑時間をメモして
見終わったら、ちゃんとこの時間ぴったりに
戻し
何事もなかったかのようにカバンの中に
入れよう。
そしたら親父にはバレない。
俺も親父も何やってんだかぁ、、、、
恥ずかしい情けない気持ちだけど
どうしてもエロビデオ見て、オナニーしたい。
思春期の性欲はそれを軽く超えていく。
冷蔵庫の機械音響きわたる
１人静まるリビング。
音量を最小限にして
ビデオを再生。
ズボンをそっーと脱ぎ始めた。
その時だった。
つづく。
もうすぐラジオ始めます✨
素直になれない男の素直なトーク。
楽しみにしててね✨
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