こんばんは
じゃあね!また塾でね!


会うとホッとする心理カウンセラー
ジャージコバ認定カウンセラー
せいちゃんです。
この続き。
せいちゃん!
あっ、、、、ゆっ、ゆきのさん?
ゆきのさんは隣の中学からこの塾に来てる。
せいちゃん、塾慣れた?
えっ?あっ、おーん。まぁ、慣れた。
俺は夏期講習から塾に通い出したけど、ゆきのさんはもう少し前から通ってた。
暑いね。
うん。そうだね。
せいちゃん! どこ住んでるの?
倉岡町の、、ちょっと奥。ゆきのさんは?
(めちゃめちゃ田舎なのがバレるのがいやだった。何にもないから)
高岡町の波比目台。セブンイレブンあるでしょ。あの近く。
あっーー。あそこなんだ! すっ、いいね。
(めちゃめちゃきれいな住宅街。。。)
もうすぐ、細道を抜けて商店街。
あっ、俺、商店街に出たら左。帰る方向。
ゆきのさんは?
そっかぁ。私、右。
あっ~、そうかぁ。
じゃあね! また塾でね!
えっ。あっ、あっ。おっ、おん!
商店街、1人、とぼとぼ帰りながら
あれっ?! ん?
何だこの感覚。。。。。
また新しい感じがする。
また、胸がぞわぞわってして
ちょっと熱い。
夜、布団の中思い出す。
じゃあね!また塾でね!
じゃあね!また塾でね!
じゃあね!また塾でね!
じゃあね!また塾でね!
じゃあね~
また塾でね~
寝ようとするけど眠れない。
商店街から細道に入って歩くこと500メートルのところにある塾。
夏期講習も終わり、2学期の塾。
男友達と帰るとき
決まって、ゆきのさんと他の女友達も
一緒に帰った。
俺、1人だけで帰るとき
決まって、ゆきのさんが後ろから追いついてきた。
ゆきのさんと2人で帰るときは
好きなCDとか塾の先生のクセとか色んな話。
商店街までの500メートル。
ゆきのさんと帰るときは
めちゃめちゃドキドキした。
めちゃめちゃフワフワした。
めちゃめちゃ脇汗かいた。
ある日の塾帰り
ゆきのさんが言った。
付き合ってほしい。
えっ。あっ、うん。俺も。
その夜、布団の中
ぽっーーーーーーーーーーとなって
浮いてる感じがした。
俺、女の子と付き合ってるのかぁ~
俺、女の子と付き合ってるのかぁ~
俺、女の子と付き合ってるのかぁ~
・・・
・・・
付き合ったはいいけど
俺、どうしたらいいんだろぅ。。。
どっか遊びに行こうって言ったらいいのか?
俺、遊びに行くとこなんか知らないよ。
ショッピングセンターライフくらい。。
カッコ悪すぎだろ。
手をつなごうとか、、、言えないよ。
恥ずかしすぎて。。。
キス?!?!?
いやいやいやいやいやいやいや、早いって早いって俺。
付き合ったはいいけど
それから逆に
照れて恥ずかしくて素直になれなくて
まわりの友達もひやかしてくるし。
ゆきのさん、一緒に帰ろっか!
って言えないから
先に1人で塾を出て、追って来てくれるを
少し待つ。。
ゆっくり歩く
チラッと後ろ見る
チラッチラッチラッチラッチラッチラッー
あぁ~何で俺、一緒に帰ろうって言わないんだ!!
バカヤロー俺ー!
クレームは真摯に受け止めます。
せいちゃんー待ってー!
あっ!ごめんゆきのさん!先に歩いてた!
一緒に帰る商店街までの500メートル。
これが俺らのデートだった。
一瞬だった。
時々、商店街まで歩いた後、
本屋さんに行くって言って
ゆきのさんの帰る方向の
右に曲がっていく商店街を
途中まで一緒に歩いた。
俺、本屋さん入るから、ここで!じゃあね。
私も本屋さんで見たいのあるから入る。
いい?
えっ。おーん。全然別に。全然!
一緒に本屋さんに入ってしゃべったりした。
もう500メートル以上一緒にいた。
手をつないだり、とか
そんなことはとてもじゃないけど
出来なかった。勇気なかった。
しゃべるのが精一杯だった。
季節は進んで冬季集中講習。俺たちは受験生。
少し風邪を引いた俺。
塾休みたかったけど
無理して行く。
勉強よりも、ゆきのさんに会いたいからだった。
塾、帰り
2人で歩く商店街まで500メートル。
元気ない? しんどそうだね。
風邪引いてさ。けど塾あるからさ。受験やから
勉強しなきゃね。
(本当はゆきのさんに会いに来てるのにね)
大丈夫?
うん。
口数少なく2人、500メートルが終わる。
別れ際。
その時だった。
つづく。

もうすぐラジオ始めます✨
素直になれない男の素直なトーク。
楽しみにしててね✨
誰を生きる?自分を生きる✨
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