探偵はBARにいる2 ススキノ大交差点 | ゆびにんブログ -指人形10,000体作りま…すん-

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(2013/04/13 制作 No.3248 / 04/11 制作 No.3247)


本日は「探偵はBARにいる2 ススキノ大交差点」の感想! ショウジですショウジ

指人形は、松田龍平さん演ずる「高田」と大泉洋氏演ずる「俺」。

一昨日、狸小路5丁目の札幌プラザ2・5にて鑑賞しました。

ここは以前、東宝プラザという映画館だったのですが

2011年に閉館し、現在は試写会などで使用されています。

映画館だった時は、千と千尋の神隠しやNANA等をここで観ましたね~ (´∀`)

作中にも登場する狸小路で鑑賞!オツだね!と思いつつ、いそいそと行ってまいりました。




「探偵はBARにいる2 ススキノ大交差点」は

オカマのマサコちゃんが殺され

マサコちゃんが熱狂的なファンだったバイオリニストの依頼で

「俺」と高田が犯人を捜すというストーリーになっております。

調査過程でショーパブの人々、客引き、政治家、政治家の支援者、反政治家の団体

ヤクザ、室蘭の人々などが絡んできて、わいわいがやがやとド派手な内容です。




で、感想!

今作については、原作そして1作目と比べていますが

原作ありきのシリーズ作品なので、ここはどうしても避けられません。ご容赦下さい!

まず、ひとことで申しますと


詰め込み過ぎ! (;´Д`)ノ


細かいアクションシーンが立て続けに入っているのですが

最初は引き込まれるものの、あまりにも連発するので次第に飽きてきちゃいました…

高田の飛び蹴りなど、鮮やかな殺陣が観られるので、そこは良いっちゃ良いんですけれど。

もう少し静かに魅せるシーンがあっても良いんじゃないでしょうか?

前作よりも派手にやったろう!と思って増やしたんだとしたら、あまりにも過剰な気が。。。

一作目を越えよう、違う面白さを出そうとするばかりに決壊してしまった印象でした。

風呂敷を広げて、最初よりもコンパクトなたたみ方にしようとするあまりに

結果しわっしわになってしまった… って、わかりにくいですね!w

頑張って作ったんだなってことはわかる。

わかるんだけれど…そういうことじゃないんじゃない?




前作同様、見終わってすっきりとする作品ではありません。

人が死にますので、当たり前っちゃ当たり前なんですが

前作は、事件に関わった人々の感情が丁寧に描かれ

火サス的な女の悲しみが描かれていたのである種のカタルシスはあるのです。

今作は、マサコちゃん自身があまり描かれてないのでモヤッとしました。。

幼少期の回想シーンではなく、大人になってからのマサコちゃんの描写。

あと、マサコちゃんがいたショーパブのフローラのシーンが少ない!

私、原作のフローラと「俺」のシーンが好きなのに!w

アクションや笑いに走りすぎて、登場人物を描くことを忘れてしまったんでしょうか?




さてさて、キャストの感想をつらつらと。

「俺」は、今作では割と大泉洋寄りになっていました。

ベッドシーンとかどうなのって思いましたが…子猫ちゃんたちはまあ嬉しいのかな?w

「高田」は、今作では原作に近い人物になっていました。

前作とキャラが違いすぎるっていう感想を見かけましたが

一作目ではなく、二作目が本来の高田に近いです。

おしゃべりでよく笑って「俺」をからかう感じ。

そもそも原作の「俺」と高田は北大時代の同級生ですから、タメ口だし対等な立場なのです。

映画の年齢設定がどうなってるのかは謎w

龍平さんのファンの方はとりあえず楽しめます。

前作は出番が少なかったけれど、今作はほぼ出ずっぱりだし

アクションシーンは文句なしで格好いいですし、トドにエサをやる姿が見られますよw

私は高田が暴漢から拳銃を奪って、笑顔で銃口を向けるシーンが好きです (●´ω`●)

マサコちゃん役はゴリさんでしたが、もうね…ぴったりです。

悲しい表情が上手いんですよね~

観ているこっちも悲しくなったもの (´;ω;)

渡部篤郎さん演ずる「橡脇」は、ほとんど出番がありません。

篤郎さんファンの方は、家でケイゾクでも見た方がよっぽど有意義だと思います。

余談ですが、SPECには篤郎さんは出演されないんでしょうね。。。

確か中谷さんは出るんだったかな?

そして、橡脇の側近(?)役の筒井真理子さん。

エキストラ参加で実際に拝見した時もお綺麗でしたが

やはり凄みがありましたねえ…まさに春日局といった感じ。

そういえば、筒井さんは「恋の門」で龍平さんのお母上役でしたね~懐かしい…

ショーパブのママ、フローラ役の篠井英介さんはさすがにオカマ役を演じ慣れてらっしゃる!

以前朝ドラ「瞳」でもオカマ役をやっていらして

「おじさんなの、おばさんなの?」という質問に対して

「人間よ~♪」と歌うように言うシーンが印象的でしたw

今作のショーパブでは佐藤かよさんがホステスとして働いているので説得力がありましたねえ。

客引きの「学生」役、近藤公園さんは札幌でのロケに参加しているのにも関わらず

当時全く目撃情報がなかったんですよねえ。。

たぶん皆さんお名前がわからなかったんじゃないかなと思いました。

ぜひとも拝みたかったなあ… ( ´`)

私が見たら一発でわかったのに!w

映像作品で言うと、龍平さんとは昭和歌謡大全集ぶりの共演となりますね。

前作からのキャストで活躍していたのは波岡一喜さんと安藤玉恵さん。

波岡さんは素晴らしいコメディ演技をされていますw

安藤さんは素晴らしいパンチラ、ブラチラでこれまた面白いですw

あとは、一瞬しか出ないキャスト。

オフィスキューフリークの方はすぐわかると思いますが

大下宗吾さんが出演されています。

それから原作者の東直己さん。前作も出てたっけな…?




原作を既読の方は、犯人がすぐにわかる仕様になっております。

あと、原作を読んでいなくても最新のチラシ!(小さい写真で構成されているやつです)

キャスト名をじっくり眺めてから映画を観るとわかるようになっています。

2時間ドラマとかと同じで、キャスト名の順番…それから大きさ…

明らかに違和感のある人がいますので。

オチとしては原作同様の犯人がわかったあとにもう1つの種明かしがありまして

そこが今作のキモになっています。

ここは原作を読んでいる方にもわからない仕様。

でもね~…私はそこが残念だなあと思ったのですよ (´・ω・)

原作みたいに春子が存在していたら

「俺」の情の厚さ、マサコちゃんやフローラの悲哀や優しさ

そういうものがより深く描けたのではないだろうか、とつくづく思うわけです。

「俺」が自分自身の気持ち、そして春子の気持ちにも突き動かされて調査に躍起になる原作

「俺」が依頼人に振り回されて調査せざるを得なくなる映画

私は原作の方が好きだし、前作の続編ならば原作の雰囲気の方が合っていたような

そんな気がします。




ちなみに、一作目の時の感想がこちらでして

「札幌市民の私が太鼓判を押します。損はさせません!」と書いてあります。

例えば、一作目が今公開されても同じことを言うと思います。

だって面白いから!

しかし二作目は…

うーん…私は太鼓判は押せません… (;´ω`)




ショウジが今年観た映画の独断と偏見ランキング。

リンク先に感想を書いてありますので、ご参考までにどーうぞ♪


1位 みなさん、さようなら (シアターキノ)
2位 舟を編む       (試写会@札幌プラザ2・5)
3位 横道世之介      (ユナイテッドシネマ札幌)
4位 テッド        (シネフロ)
5位 自縄自縛の私     (札幌劇場)
6位 探偵はBARにいる2   (試写会@札幌プラザ2・5)
7位 レ・ミゼラブル    (札幌劇場)
8位 コドモ警察      (ユナイテッドシネマ札幌)
9位 アルバート氏の人生  (札幌劇場)
10位 メリエスの素晴らしき映像魔術&月世界旅行 (シアターキノ)
11位 ニッポンの、みせものやさん (蠍座)

特別賞 見世物小屋 旅の芸人・人間ポンプ一座 (蠍座) 
    (1997年の作品なので特別枠です。)

- - - - - - - - - - - - - - - - - - 圏外 - - - - - - - - - - - - - - - - - -

きいろいゾウ    (試写会@札幌プラザ2・5)
ストロベリーナイト (試写会@共済ホール)
ひまわりと子犬の7日間(シネフロ) (観たことすら忘れていたので結局圏外に…w)


* カッコ内は観た場所です。
**「圏外」の理由はお察し下さい。


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今作の主題歌は、鈴木慶一とムーンライダース「スカンピン」でございました。