「微笑がえし」に込められたキャンディーズの想いとエピソード~収録の時、スタッフ全員を涙させた愛~ | モトPのありのままの幸せ~♪

「微笑がえし」に込められたキャンディーズの想いとエピソード~収録の時、スタッフ全員を涙させた愛~

皆さん ラブラブ こんちゃ~ 音譜

いよいよ 桜  桜 が 満開と なりました。

実に 美しいですね~。 本当に 感動します。 この美しい季節を 身も心も
桜  桜 と なって 全身で感じたいですね。

さて、今日のお話は 35年前のこの季節に 多くの方々に 美しい
思い出を提供して去って行った人たち(キャンディーズ) のお話・・です。
(何回か前に 予告させて頂きましたが いやぁ 古いですね~[爆])。

2年前、女優の 田中好子さん (スーちゃん)が 逝去された時、彼女
たちのことについて たっぷり書かせて頂いたので、古くから 当ブログを
ご覧頂いている皆様方には、「またかぁ・・・いい加減にしろー むっ 」
と 怒られそう(笑)。

よって まずはお詫び・・・ 完全に趣味の話で申し訳ございません。m(_ _)m
ただ 私の中で温めていた とても感動したエピソードがあるんです。

2月25日に 掲載しようかと思ったのですが、やはり4月4日 を前にした
この時期がいいかなと 思いましたので、今日書かせて頂くことにしました。

もし関心がなければ どうぞ スルーして下さいね。 


※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※


数年前、私は 広島市内のお好み焼きのお店で 友人と談笑していま
した。 BGMは 有線放送・・・流れる曲には ほとんど気にも留めなかった
のですが、ある曲のイントロが耳に入りました。 『微笑がえし』
でした。

聴くのは もう30年ぶりくらいだったでしょうか。
「あ~ キャンディーズだなぁ。なつかしいなぁ」 と 会話を
やめて 思わず 聴き入ってしまったのです。 

私は 音楽的才能はあまりない ど素人・・・。 
でも その歌声が あまりに 美しく ハーモニーにあふれていて 何かが
心に 突然 突き刺さって びんびんに 心に 伝わってきた
 のです。 

彼女たちは こんなに歌がうまかったんだ・・・ と感動して、 聞き惚れて
しまいました。 そして 思い出しました。

「彼女たちは この曲を最後に 解散したんだよなぁ~」 

それからというもの、 なぜ解散したのか、自分は 彼女たちの特別なファン
でもないのに なぜ こんなに心にびんびん響き 涙 しょぼん さえ 出てくるのか
・・・
それは彼女たちの人間性からくるものではないのか と 気になって
しまい、 家に帰って YOU TUBE や ネットで情報を探しまくったんです。 

すると 心を熱く 恋の矢 させる理由 が よーく わかりました。

まずは 以下 ダウン 良かったら 彼女たちの 歌声をどうぞ~。 グッド!

●キャンディーズ 「微笑がえし」


見れない アップ ので再度・・ ダウン

●微笑がえし / CANDIES


保険として別の動画 ダウン を(これはレコードではなく生歌ですね。)

●キャンディーズ/微笑みがえし


彼女たちは、この最後のシングルに すべてを かけていた のです。

彼女たちだけではありません。

彼女たちを取り巻く すべての人たちが 彼女たちのエンディングを最高の
ものにしようと ベストを 尽くしたのです。

作詞を手がけた 阿木燿子 さん そして キャンディーズの曲と言ったら
この人 穂口雄右 さん・・・ 一流のスタジオミュージシャン
その他 大勢のスタッフが 一丸となって 彼らの 感謝と愛情 ラブラブ を
キャンディーズに 注いだのです。

特に 作曲を手がけた 穂口雄右 氏 は 彼女たちの信じられない努力と
成長に敬意を 表して アイドルとしてではなく、アーティストとして 
収録のスタジオに 招いたのです。

それは 何を 意味するのか・・・   驚きました・・・

『楽譜の初見でレコーディングをする』 

というものでした。 つまり 楽譜を渡して 一発でレコーディングする という
のです。 信じられないです。叫び 

“アイドル” と 呼ばれる人たちへの こんなすごい要求は 後にも先にも 
聞いたことがありません。 ビックリマーク

だから、 彼女たちは わずか一回のレコーディングの瞬間・・・つまり人生
最後のレコーディングの時に すべてを出し切ろうと全身全霊を注いだ
のです。

彼女たちは 見事に それを やってのけました。 叫び 
1人なら まだしも・・・ 3人のハーモニーを合わせなければ なりません。
いくら歌手だと言えども、全く知らない曲の楽譜を初めてもらって、一回の
レコーディングで完璧な歌を作り上げることでさえ、大変なことなのに、一
発で 3人の息を ぴたりと合わせたのです。 信じられないです。 叫び

そんな ことができる人たち だったとは・・・・凄すぎビックリマーク

上の動画 アップで使われている 市販されているCDの音源は  その 一発で
仕上げた音源です。 彼女たちは それほどの実力を備えるまでになった
んですね。叫び わずか 4年半で・・・。 それを おくびにも出さない
人間性と謙虚さ・・・ 愛されて 当然ですね。 ますます惹かれちゃいました。  


その提案をした穂口雄右氏は 1998年9月9日に発売されたCD-BOX
に寄せられた 回想録 『現実となったビジョン(6回シリーズ)』 の中で その
時の 経緯と想い を述べられています。

以下 ダウン その抜粋です。 良かったら ご覧になって見て下さい。


第6回(最終回) 「微笑がえし」

 いよいよ「微笑がえし」です。キャンディーズがはじめて1位に輝き、そしてミリオンセラーを達成した作品です。ここでも私は作曲と編曲を担当する幸運に恵まれました。作詞家は阿木耀子さん。そして作曲家の選定は阿木耀子さんの一言で決まったそうです。「キャンディーズはやっぱり穂口さんじゃないかしら」。私は阿木さんに感謝するとともに、このことはとても嬉しいことでした。なぜなら少しだけ作詞に心得のある私にとって、阿木耀子さんの詞はとても魅力的で尊敬に値する作品だったからです。
ここではやはり阿木耀子さんの凄さでしょう。キャンディーズの歴史を折り込んだ歌詞は、単なるポップスの領域を超えて芸術でした。
メロディーがすぐに浮かんだことはもちろんですが、当時としてはめずらしい4部形式に、作曲家としてのプライドが燃えました。

キャンディーズの歴史を折り込んだ最上級の歌詞に対して、作曲家ははたして何をもって答えるべきか。私は「微笑がえし」に、キャンディーズが歩んできたポップスのすべてを組み込むことにしました。
それは、I-III-II-Vであり、Cyclic chordであり、VIからIVに至るChromatic progressionであり、V分のIIであり、16beatを内在した8beatであり、Guiter soundであり、13th-5th Resolveであり、Simple melodyであり、達成感であり、爽快感であり、哀愁であり、明日への希望です。

スタッフの努力によってレコーディングの日程は慎重に検討され、今回はDr.林立夫、Bass.後藤次利、Piano.佐藤準、Guiter.松原正樹、水谷公夫、Perc.斎藤ノブの全員が揃いました。そして綿密に準備されたリズムセクションのレコーディングはたった3テイク。時間にしてわずか45分で完了しました。完璧な演奏です。リハーサル、テストレコーディング、本番。「微笑がえし」のレコーディングは3回しか演奏されていません。

オケが出来て、いよいよキャンディーズです。
実はこの日私は、一つの提案をしていました。それはキャンディーズをミュージシャンとして扱うということです。具体的にいうとコーラスのパート譜は、当日のしかもレコーディングの時点で譜面台に用意する。つまり初見でレコーディングをしたいと申し入れたのです。松崎も心から賛同してくれました。「微笑がえし」は、アイドルとしては最初で最後の試み、つまり初めての楽譜をリハーサルなしで歌う方法でレコーディングされたのです。
6年前、2拍3連もとれなかったキャンディーズ。音程を掴むのにあんなに苦労していたキャンディーズ。そのキャンディーズがスタジオミュージシャンと同じ方法でレコーディングをする。私は緊張と期待でいっぱいになりながら、テープスタートのキューを送りました。

ボーカルレコーディングはおどろく程の早さで終了。まさに初見です。今やキャンディーズはプロのミュージシャンです。
アイドルのラン、スー、ミキはもう私の中にはいませんでした。
スタジオの中がなみだでいっぱいになりました。
あまりに嬉しくて、私は頬に落ちるなみだを拭くことも忘れてモニターに聴き入りました みんな泣いていました。松崎も、酒井さんも、吉野金次も、マネージャーも、アシスタントも、みんな・・・。


「もったいない・・・・」正直な思いです。しかしこのことは5年前に決まっていました。私は覚えています。レッスンの合間に話したことを。
「一番いい時に解散しようね!」誰が最初に言い出したかは忘れました。しかし、17才のラン、スー、ミキは、すでに自分達のビジョンをもっていたのです。「キャンディーズを永遠にする・・・・」
彼女達の思いは痛い程伝わってきました。
私はそんな3人の決意を知って、キャンディーズのビジョンに精一杯の協力をすること自分自身に誓いました。

キャンディーズが「普通の女の子にもどりたい」といって解散を宣言したことはあまりにも有名です。しかし私にとってのラン、スー、ミキは最初から最後まで「普通の女の子」でした。良識があって、優しくて、控えめで、素直で、明るくて。すべては3人の共通した特徴です。その上実力があって、しかも奢(おご)ることは最後までありませんでした。誰からも愛されて当然です。

私は今回の取材で大変難しい質問をされました。
穂口雄右にとってキャンディーズとは何ですか?

私は答えに困りました。

私にとってキャンディーズは、確かに大切な存在、そして大きな存在です。しかし私には、問いかけてくれた人が期待する答えはありません。何故なら、キャンディーズとの音楽も、時間も、思い出も、すべては私の一部分に過ぎないからです。キャンディーズにとってキャンディーズが、人生の通過点に過ぎなかったように。私にとっても何事もなかった過去。
そう「普通のこと」にしておきたい気持ちがありました。

しかしもう一度考えてみると、これは本当のことではあるものの、最も適切な答えではなかったことに気付きました。キャンディーズの3人と私は、ボーカリストと作曲家としてだけ触れあってきました。とても残念なことに、昔も今も仕事以外でお会いしたことは一度もありません。ですからこの質問にも、作曲家としてしかキャンディーズを語る資格がないことに気付いたのです。そして熱烈なファンのひとりであることに。

そう、作曲家穂口雄右にとってキャンディーズとは・・・。
いくら考えても一言にはなりません。

考えて、考えて、残った言葉は。

「現実となったビジョン、プライド、そして未来への軌跡です」
 
            1998年4月4日
            作曲家 穂 口 雄 右 50才



これだったんです。 もう 凄い 叫び ですよね~。
冷静な作曲家をも 虜にてしまうほどの 魅力とは 何なのでしょう。

キャンディーズについて語られるとき、よく『伝説』という言葉が使われます。
わずか 4年半の活動、美しいコーラス、人気・・・ それも 伝説なのだと
思いますが、まさに この最後の曲に隠された誰も知らないエピソードこそ
『伝説』 なのだと 感じます。

穂口雄右氏の証言も 動画で見れます。 以下 ダウン 「微笑がえし」 の エピ
ソードが 語られた 動画 です。 2分27秒 あたりからご覧下さい。
(~5分50秒くらいまで)

●キャンディーズの真実 3 of 4

この動画(4回)のサイトは → キャンディーズの真実    


このようなエピソードから みぃんな キャンディーズを  ラブラブ していた
こと、そして彼女たちも懸命に 応えようとしていたこと よーく わかりますね。

以下の動画 ダウン は、 解散コンサートの前夜(1978年4月3日)の
様子です。 TV番組『夜のヒットスタジオ』 の中で、普段着で 歌っています。

振り付けは度外視・・・ 彼女たちが 自由なスタイルで、思い思いに飛び
跳ねながら 楽しそうに幸せそうに 歌っているこの動画は 彼女たちのピ
ュアな素顔が とても 伝わってきて とても好きです。
いつも 幸せ ラブラブ な気持ちに させてくれます。

ファンに対する 気遣いも忘れません。 ファンも とても嬉しそうです。
ヤンキー風のリーゼントの おにいちゃんも 懸命に 手をたたいています。

もう一つの 動画 ダウン を 良かったどうぞ~。 

●キャンディーズ「微笑がえし」


これは 生歌です。 CD音源と 変わらない 歌声・・・・
本当に 凄いなぁ 叫び って 思います。

この曲を聴くと いつも 涙します。 

ただ コーラスが 美しいだけの理由ではないんです。
でも・・・理由が わからないのです。 何かが伝わってくるのです。
いろんな感情と共に・・・

愛 幸せ 喜び 別れ・・ そして 旅立ち・・・ そして切なさ・・・

努力すること、一生懸命にがんばること・・・ 純粋に・・・・ 大切ですね。
彼女たちに 30年の時を超えて、 改めて教えられました。

ありがとう。 スー さん ランさん ミキさん

皆さんは、どんな 歌を 聴いて 涙されるでしょうか。


皆様今日もご覧頂きありがとうございました。
今日も、美しい想いが、多くの人々の心を揺さぶり続けますように。
愛を込めて
 ラブラブ

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■おまけ ファイナルカーニバルのときの歌声
 バックバンドと随分離れていて、音が随分ずれて伝わってくる中で、モニターもない時代に これだけ 音やリズムをほとんど外さず合わせられる技術は正に神業 ビックリマーク 一人でも大変なのに 3人がピタリと合っています。 これができるグループは彼女たち以外にはいなかったでしょう。後楽園でコンサートをやること自体が彼女達が初めてだったのですから・・・。 普通に歌っている彼女達は どれだけ実力があったか・・・がわかる映像です。 とにかく声援も桁違いに大きく、エコーも半端ではなく 普通には歌えないのですから・・・。
●Candies 微笑みがえし