「難民のことを懸念するのであれば、テロリストへの支援を止めるべき」

'If you are worried about refugees, stop supporting terrorists' - Assad interview

9月15日【RT】http://www.rt.com/news/315431-assad-interview-refugee-terrorists/ より翻訳


「欧州は現在の難民危機の問題の原因に取り組んでいません」

「すべてのシリア国民が望んでいるのは、『治安と安全』です」


シリアのバシャール・アサド大統領が、RTを含むロシアのメディアのインタビューに対して話している。


インタビューの全文はこちらから(英語)


「問題なのは、欧州がシリア国民を受け入れないとか、難民として受け入れるという問題ではなく、その問題に取り組んでいないということです。

難民について心配されるのであれば、テロリストの支援を止めてください。この問題について私たちが考慮しているのはこの点についてです。

これが難民問題全体の中心なのです」


「今、シリア人に何を望むか聞いてみれば、彼らはまず、『あらゆる人と、あらゆる家族の治安と安全』と答えることでしょう」


アサド大統領は政府の内外を問わず、政治的勢力が「シリア国民が望むものを中心に団結するべきです」と考えを明らかにしている。

アサド大統領が「シリアの構成成分」と呼ぶものには、多くの民族やセクトが含まれるが、そこにはクルド人も含まれる。

「クルド人は外国人ではありません」

アサド大統領は、その地方に何世紀にも渡って住んでいる人のグループがいなければ、「同質なシリアなど存在していないでしょう」と付け加えた。


同氏はシリア国内での話し合いは「合意に達するために」継続されるべきで、「シリア国内のテロリズムを打倒するまで」は実行不可能であるとしている。

「何か本物の施策を行いたいのであれば、人々が殺され流血が止むことなく、身の安全を感じることができない状態では何もできません」

「政治的目標を達成する方法として、私たちシリア人が話し合いおよび政治的活動によることを希望しています。そしてこの機会を通じて、あらゆる勢力がテロリズムに対抗して団結するよう呼びかけたく思います」



(翻訳終了)



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【コメント】

アサド大統領は同インタビューの中で、「ヨーロッパは片目は難民のために涙を流し、もう片方の目では銃で狙いを定めている」と話しています。

現在、欧州では難民問題については市民の意見は二つに大きく分かれているようです。

一つは、難民は真面目な市民が命からがら逃げてきたのだから、受け入れるべき(もともと西側がけしかけた戦争が原因だからという人も)という友好的なもの。

もう一つは、イスラム教徒がこれ以上ヨーロッパに流れ込んだら、ヨーロッパの文化が終わり、今ヨーロッパに住んでいる者の生活がさらに苦しくなるから、絶対に拒否するというもの。

後者には、難民にISISが紛れ込んでヨーロッパに入り込むということを恐れている人も含まれています。


イギリスではキャメロン首相が20,000の難民受け入れを表明すると、一部の人からは、「難民の受け入れには賛成だけど国内に難民を受け入れ、その後国内で偽旗作戦を行うつもりでは?」という懸念も出ていました。





モサドの別名


Israeli Secret Intelligence Service

イスラエルの秘密諜報機関







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